幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師

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第57話 シス大戦

 

集まった面々を見る。帝国から借り受けた第203航空魔導大隊及び他数大隊。こちらからは、特殊戦略空挺大隊∞。そして、揚陸要員である、トルーパーおよそ1万4000人。ジェダイが私こと、黒帯 帯一、アナーキン、奈緒、雪。

本国からは更にトルーパー50万、ジェダイ1000名が投入される。

 

ことは、急を要する。巨大なカイバークリスタルを使用したシスの対宇宙兵器、あれの完全なる沈黙を行わなければならない。カイバークリスタルは、フォースを過剰に供給された場合爆発の危険性がある。

 

SWでは、その力によって星系ごと完全に破壊することすら可能である。今回のこの兵器は暴走した場合惑星そのものを死の星へと変化することが可能な代物だ。

 

よってここに、日本国始まって以来の総力戦を行おうとしていた。

 

 

side黒帯

 

この星始まって以来の危機だ。存在Xを謀りその力を利用し最後には存在Xの干渉すら絶つという暴挙をやっていることから、非常に強力なフォースを纏っていることだろう。

 

「私たちはこれから北米大陸南部、テキサスに揚陸作戦を行う。本隊は既に攻勢を始めているが戦況はこちらのやや有利といったところであろう。それほどまでに、シスの力が強化されている。ここに、いる帝国魔導師の方々と共に、奴等の本拠地を急襲し、寺院を内部から破壊する。

それにともない暴走するエネルギーを上空に飛ばし、宇宙空間に逃がす。」

 

デグレチャフが横に並び立つ。

 

「諸君、聞いての通りだが、現在戦争をするという状況では無いようだ。そこで我々は、シスという人類の敵に対して攻撃を行おうとしている。

この戦いは今までの戦いとは全くの別次元の戦いとなるだろう。だから、私はここにいるものたちに一言言いたい。生き延びろ!!それが私から諸君らに言えるすべてだ。」

 

やはり脳の幼体化、が始まっているのかデグレチャフは、言葉が少しずつだが不安定になってきている。かのじょを戦場に連れていって本当に良いのだろうか。

 

そんなことを私が考えているとアナーキンが、前に出ていく。

 

「皆さん覚悟は出来ているでしょう。これから行くのは、この星から戦争を終わらせるための戦いだ。それだけは覚えておいてほしい。」

 

何を言っているのだろうか。戦争がそんなに簡単に終わる筈が無いのだがな。

 

 

sideジョホナ

 

「マスタージョホナ、戦況報告です。現在ジェダイたちが率いる部隊が我々の拠点を破壊しようと躍起になっておりますが、膠着状態となっております。今の我々の力ならばジェダイを倒すのは容易い。」

 

「そうか。では、前線を押し上げようか?貴様のいうその言葉が真実ならばな?なにを企んでいる?私が貴様の考えていることを解らないとでも?」

 

ヤツの背中には冷や汗が流れているだろうな。私を殺そうとするならば、もっと狡猾にやらねばなるまいに。

 

「まあ良い。今は少しでも戦力が必要だ。ただし、次は無いと思え。ルーナ、兵器の起動準備に入ってくれ。」

 

私の後ろからルーナが現れた。

 

「わかりました。しかし、時間がかかりますよ?2時間は、確実にかかります。それまで時間を稼がなければ、我々には戦力がありませんから、これが頼みなのです。」

 

「わかっている。必ず奴は此を止めに来るだろう。その時は共に奴を倒し復讐を果たそうではないか。」

 


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