【日本側・前線指令部】
さて、戦争が始まる。
しかし、戦争が始まるというのにここ指令部は実に物静かなものだった。何故ここまでなのかと言えば、宇宙空間から簡単に覗き見出来てしまうために、相手がどう出てくるか既に解っているからだ。
一触即発、のはずなのだが相手の動きは宇宙からは筒抜けだ。これで負ければ恥ずかしい以外何者でもなかった。
『現在ヴァ軍は満州南部を南下中。補給をかねた略奪・収奪を行いながら戦線を前進させております。
なお、敵のこちらが話から右翼6万・中央14万・左翼8万ほどの戦力であると報告が上がっております。』
秋山「現在旅順にある敵方の要塞を目指し着々と戦力が要塞へと結集しつつある。合流を行うことによって巨大な要塞線を、構築する恐れがありますな。その場合旅順港内にある軍艦を叩くには、203高地の攻略が必要です。何せ我々は、あえて宇宙空間からの攻撃は縛ってあるからな。」
児玉「それは、まあ皆わかっていると思うが、これも我々の作戦の内だ。
この戦争を敢えて長引かせるためにまずは一年、戦線を要塞線に張り付けじわじわとなぶり殺しにしていこう。その内に敵方が戦線が延びきってしまい補給が儘ならなくなり先に悲鳴を上げてくる。
我々はどっしりと構えて敵を迎え撃とう。」
乃木 「要塞線にの攻略はこの乃木に任せて頂ければ3日で落とします。
ただし、あくまで軍全体で行動するのですから攻略命令が無い限り敵を兵糧攻めにしますそのため敵に要塞線は敢えて築かせません。
これも兵たちの経験のためです。戦争はピクニックや旅行ではありませんので敢えて残酷な方法をとるのも勉強です。」
児玉「確かに兵の勉強も必要だが実戦でやることであろうか?」
乃木「実戦でやるからこそ要塞線の攻略方法を学べるのです。戦争は日々進化するのですから。
更に言えばジェダイのかたがたがいつでも我々を守れる訳ではない。」
好古「要塞線の攻略の勉強ですか。ならば、我々は補給線の寸断の勉強をしたいものですな。」
鏑木「そこまでで良いでしょう。あまり、話をしすぎると空気が悪くなりますよ。ただ乃木大将の言うことも一理あります。
我々ジェダイも人間ですので限界はあります。
それと、勉強ではなく戦争であるという事をもっと意識していただきたい。でなければ負ける可能性も無いわけではない。」
この場は、この話で止まってしまった。まあ、確かに戦争をする雰囲気では無かった。この後、指令部はまるで生まれ変わったように真面目に戦争に向き合っていた。
【ヴァシリエヴィチ 半島攻略軍】
彼らは、非常に困惑していた。日本が今まで欧州の国とは一度たりとも本格的な戦争を行っていないせいもあり、資料が不足していたのだ。
クロパトキン「かの国はどのような戦闘を行うか解るものはこの中にいるか?」
リネウィッチ「例えどのような闘いかたをしようとも我々が勝つのは揺るぎない何せ数が我々の方が遥かに多いのだから。ただし祖国からの潤沢な補給が有ればだが。」
クロパトキン「それは、解っている問題は相手の国はどのような国なのかあまり深く知られていないのが問題だ。我々が知らない闘いかたをしてくるかもしれない。それに、向こうはこちらの情報が大量に入っていると聞く。こちらが一方的に出血を強いられるかもしれない。何せ、得体の知れない存在だからな。」
グリッペン「我々騎兵に後退の文字はない。後退するというならば我々には事前に話をいれていただきたい。我々は、敵地の奥深くに食い込み敵の確固撃破が本来の目的だからな。それが騎兵の強みだ。防御戦では、機動性が削がれてしまう。」
クロパトキン「解っている。それは、重々承知の上だ。皆気を引き閉めて事に当たって欲しい。戦に人種は関係ない。あるのは勝者と敗者だけだ。」
両軍衝突まで後10日
秋山好古
日本騎兵の父 この世界だとガンシップ(ヘリ見たいな空中浮遊する人が大勢乗れる乗り物)やスピーダーバイク(空中浮遊するバイク)を使用しての機動戦術を得意とする。ただし後に戦車部隊の創設に大きく関わることとなる。
児玉源次郎
前線指令部総参謀長兼最高司令官源さんと呼ばれる軍人 守勢に回った場合無類の強さを誇る。はっきり言って膠着状態を作るにはうってつけの人材ただし攻勢側には難あり。
乃木希太刀
最古参の軍人の一人第三軍を率いる歴戦の強者要塞線攻略は非常に優秀であるが、忠誠心が強すぎて扱いが難しい。ジェダイとの中は天皇直属の組織と言うこともあって肯定的に見ている。
クロパトキン
ヴァシリエヴィチ満州軍総参謀長兼最高司令官防御戦術とヴァシエ伝統の引き付け攻撃を中心に作戦を立てているしかし、それが後々響くこととなる。
リネウィッチ
ヴァシリエ軍次参謀クロパトキンを信頼しているが、引き付け攻撃にはあまり賛同しかねている。攻勢が得意。
グリッペン
ヴァシリエ軍騎兵部隊最高司令官、引き際の見極めと攻勢の見極めにたけた人物。しかし、この戦いではその判断は遅すぎた。