それと、怒涛の展開が多いのでもしかしたら読みにくいかもしれません。
読みにくいわ!という方は2期がもう直ぐなので、毎日三食、早寝早起き、適度の運動をして2期もの方を待ちなさい
構わん読む。という方はこんな駄文ですみません。お詫びにFGOを勧めましょう。今なら大人なノッブがガチャにでて、銀髪病んでる系美女が手に入るイベントがありますのでやりましょう?(勧誘)
小さい頃、僕はお爺ちゃんの目を盗んで、森に入った、あの頃の僕は好奇心から奥に奥にと進んでいき気づいた頃には帰り道も分からず森の奥深くで泣き出したのだ、その声につられてゴブリンが現れ抵抗はしたがまだ4歳の僕では体格でも身体能力でも負け
僕は頭を殴られ気を失う直前に目に入ったのは綺麗な金色の女性が颯爽と現れてゴブリンを倒してくれたこと
目覚めた時には家にいて、お爺ちゃんにあの時の女性の事を話しても何も知らなくて、気絶していた僕は村の入り口に倒れていたそうなのだ……夢かとも思ったけど、何故か僕の手には翡翠色のクリスタルのアミュレットを握っていたのだ、何となくだけど、気絶する直前にあの女性が僕に何かを握らせたのは覚えていた
そして『……言う………けど…もし……ズ……たら…て……んね……て』
何を言っていたのか、全くわからなくて、結局今でもわかっていない。ただわかるのはその女性はとても悲しそうに言っていたということだけ
♠︎♦︎
「ただいま帰りました」
この1ヶ月で見慣れた廃教会にある隠れた部屋に入るとそこにはベッドで丸まって寝ている僕が入ったファミリアの主神『ヘスティア』がいた
「フォウ、僕は今から料理に取り掛かるから丁度いいタイミングでヘスティア様を起こしといて」
「フォ!(任せとけ)」
買ってきた食材を丁寧に調理していく。今夜のメインは肉屋のおっちゃんがオススメしてくれた、肉である。それに調味料をふりかけ、揉みほぐして味を染み込ませたらそれを焼く。今夜は特に手間をかけるつもりはないから単純だけど、それでも美味い。
最後のサイズは僕たちの半分くらいの肉を焼いていると(フォウ君用)、それを察したフォウ君がヘスティア様の顔を舐め始めた
「…ん……んぅ…なんだ、フォウ君か……ハッ!?この匂いは!」
「よく眠ってましたね。今夜のご飯は肉屋の人がおススメしてくれた肉ですよ」
丁度焼き終えた肉を野菜と果物を乗せた皿に入れて、テーブルに乗せる
「ヒャッホウーー!ベル君が作った料理だぁ!」
オーバーリアクションな気もするが、うちの神は大体はこんなテンションだ
「さて、揃いましたし頂きましょうか」
そこからは今日あった事を報告しあって他愛もない会話をしながら笑い合う。とても暖かい僕の好きな時間だ
「あぁ、そうだヘスティア様。明日の夜の予定はあります?」
「明日の夜かい?…うーん…ごめんね。明日はバイト先の打ち上げがあるんだ」
「そうですか…それは残念です」
「代わりと言ってはなんだけど、今度何処かに出かけよっか」
「そうですね。僕も買いたいものもありますし…いつにします?」
「そうだねぇ……あ!そうだ、近々オラリオでモンスターフィリアがあるんだよ」
「あぁ、魔物を調教して戦わせ合うアレですか…いいですね。楽しそうです。ではその時に」
「うん!」
そこからはどんな屋台があるのか、何を買って食べようかと言った会話をした後、眠りについた
「フォフォウ…キュー…(僕も喋れたら…あの会話に入れるんだけどな〜)」
翌日の早朝、ヘスティア様に朝ご飯のサンドイッチを置いてバベルの塔に向けて走り出した
「…………」
道中、視線を感じてバベルの塔の最上階を見上げると、何となくあの神と目があった気がしたので、軽く手を振った
「ベルさん」
「ん?」
ふと、名前を呼ばれたので後ろを振り向くと、そこには顔馴染みになった豊饒の女主人の店員さんで、リューさんやアーニャさんと一緒に何かと話しかけてくれるシルさんがいた
「あれ?シルさん。どうしたんですか?まだ仕込みをするには早い時間だと思うんですけど」
「なんとなく、ここにいたらベルさんに会える気がして、待ち伏せしてました」
こんな綺麗な人に微笑みを浮かべられながら照れる事を言われると流石にくるものがある
「あれ?今日はフォウ君はいないんですね?」
今朝からフォウ君は既に何処かに出掛けたようだった、何も初めての事じゃない。偶にフォウ君はこのように何の前触れもなく何処かに消えるのだ、前はオラリオ中を走り回って探してその際にデュオニュソス様のとこの眷属のフィルヴィスさんとシルさんが手伝ってくれた。
結局フォウ君は見つからずもしかしたら帰って来ているかもと思い帰ると、帰ってきていたのでフォウ君がいなくなっても帰ってくるとわかっているので気にしなくなった。(シルさんとフィルヴィスさんにはお礼にお菓子を送った)
「はい、また何処かに出かけました」
「そうですか、あ、それとこれ」
シルさんが僕に可愛らしい布で包まれた四角いものを差し出してきた……またか…
「はい、お弁当です。」
ここ最近、何故かシルさん(偶にリューさん)は僕に弁当を渡してくるようになった。流石に毎日じゃないが、それでも2〜3日のペースで渡してくるのだ
「わざわざすみません。でも本当にいいんですか?面倒じゃありません?」
「そうでもないですよ。二人分のを作るのなんて朝飯前です!だてにあの店で働いてませんよ。まぁでも寝坊しちゃった時は作れませんでしたけど」
…本当、申し訳ないなぁ……
「ありがたく頂きます」
「はい。美味しく召し上がってください。あ、今夜は店に来るんですよね?」
「そのつもりですよ。その時に弁当は洗って返しますね」
「別に洗って返さなくてもいいんですよ?」
「いいえ、流石にそこまでご迷惑をかけるわけにはいけませんよ…あ…」
気がつくとゾロゾロと冒険者がダンジョンに向けて歩き出していた
「それじゃあ僕は行きますね。お弁当大切に食べます!」
「いってらっしゃい〜」
『ォ……』
最後の一匹のミノタウロスを倒し終えて、一息つき辺りを見回すと大量の灰が至る所に積もっていた
「……我ながら…後先考えず倒したなぁ……はぁ…リリがいてくれれば楽だったんだけど」
ダンジョンに来て数日、ダンジョンに潜ろうとしたところを体中に魔力を纏った犬人が話しかけて来たのがリリだったのだ
「サポーターいないと魔石もそんな大量に持てないし…こんな風にいちいち灰の中から魔石取り出すの面倒なんだよなぁ……あ、ドロップアイテムみっけ」
今日で2つ目。アスフィさんと共同開発したこの指輪型の魔道具は少しだけかもしれないけど、効果は発揮しているようだ
…………
「…なんだろう…なんか気分が優れないというか、嫌な感じがするというか……帰ろう。ご飯食べて心を切り替えよう!考えるのはその後だ!」
今日は何を食べようかと考えながら僕は帰路についた、それと今日の収穫はドロップが沢山あったので8万3000ヴァリスでした、やった記録更新したぞ
「ただいま帰りましたー」
「フォウ!(おかえり!)」
ホームに帰ると部屋にはフォウ君だけのようで、恐らくヘスティア様は打ち上げに行ったのだろう
「フォウ君、今日の夕ご飯は豊饒の女主人で食べるから行こうか」
今は空が夕焼け色に染まりあと少しで夜の帳が降りて来るだろうから急ごうか、お腹のストックも減ってきたしね
「フォフォウフゥー(ミアお母さんの料理は美味しいからねー)」
フォウ君を型に乗せて街行く人々を眺めながら歩くと正面からフードを被った大柄な誰かが僕に視線を向けながら歩いてくるのに気づいた
っていうか、体格的に思い当たるのは一人しかいない
「…ベル・クラネル…時間はあるか?」
「まぁ、多少なら大丈夫ですよ。オッタルさん」
フレイヤ・ファミリアの団長にしてオラリオ最強の『猛者』オッタルだ
僕たちは人目の付かない路地裏に入った
「…先日、ロキ・ファミリアが新種の魔物と遭遇した」
「新種か……姿は?そしてそいつに特殊な何かはあるか?」
「…虫型の魔物で姿は芋虫のようだと、それでそいつはなんでも溶かす酸を吐き出すとのことだ、そして……」
オッタルさんは懐から小さな何かを取り出した、それは…
「ッ!?この魔石は!」
普通の魔物から取り出す魔石とか一風変わって、黄色の魔石で中には奇妙な形が動き回っていた……
「……それがなんなのか、お前は知っているようだな」
「あぁ、僕はこれがなんなのか知っている。これがあるって事はかなり厄介なのがダンジョンに生まれたって事なんだろうね」
まさか兄さんから学んだ知識の中にあるものの中で取り分け面倒で厄介な類のものだとはね
「……それは?」
「…精霊だ……しかもダンジョンの中にいるだろうからダンジョンの中で死んで、ダンジョンに取り込まれて、その在り方を変えられた精霊。言うなれば堕ちた精霊又は穢れた精霊と言ったところかな。この魔石は精霊の力を持った魔物の魔石だ」
学んでいて良かった、もし知らなかったらこのオラリオは厄介な事になっていたぞ
「……そうか、その魔石はやる。俺は戻る。フレイヤ様に報告しなくてはならないのでな」
「…フレイヤ様によろしく言っといてくれ。それともしかしたら貴方の力が必要になるかもしれないからその時はご助力してくれるとありがたいと」
「承知した」
オッタルは路地から出ていくのを感じると僕はその場で壁に寄りかかり
「はぁ〜………面倒ごとが向こうからやってくるなぁ……これは本格的にレベルを上げないと、最低でも4にならないと精霊に有効打は与えられないな」
レベル4になればスキルと魔法でレベル6相当のステイタスになるからね
精霊に魔法ではダメージは全くと言っていいほど通らない
「フォウ?(大丈夫?)」
「ふふ…ありがとう。それじゃあ行こうか」
僕は魔石をポケットに入れると豊饒の女主人に向けて歩き出した
ドアを開けて中に入ると、既にダンジョン帰りの冒険者達が酒、肉を喰らい。今日の出来事などを話して騒いでいた
「にゃにゃ!?ベル坊じゃないかにゃ。久しぶりにゃー」
「どうもアーニャさん。お久しぶりも何も、まだ3日しか経ってないじゃないですか」
「ミャーからしたらとても長かったのにゃ。さ、席に案内するからまた沢山食って金を落とすにゃ」
「あ、あはは」
僕は大食感じゃなくて、スキルを使ってるだけなんだけどなぁ
店内の視線は僕に集中しているようだった、耳をすますと、ズルをしてレベルを上げただのガキが調子乗りやがってなどと、好意的な発言はなかった
まぁ仕方ないよね。あの剣姫でも1年かかったレベルアップも僕は1ヶ月(正確には
有り得ないような事を成したのが僕なのだ
といってもただ単に始めてダンジョンに潜って6階層まで行ってウォーシャドウと戦って、苦戦と呼べるほどの相手じゃなかったから7階層の群れのキラーアントと丸一日戦うのを数日続けたらステイタスが大体がカンストしただけなんだけどなぁ
そしたらシルバーバックの強化種(公にはただのシルバーバック)と戦ったらレベルが上がったのに…友人にその事を話したら泣かれたので無理はしないようになったけど、やっぱりステータスの上がるスピードは下がった
「おぉ、ベルじゃないか」
「どうもミアさん」
「元気そ……なんか考え事かい?」
「え?」
「なにか思い悩んでる顔だよ。そんな顔してると娘達が心配するじゃないか」
……顔には出さないようにしてたんだけど、ミアさんは騙せなかったようだ
「……大丈夫ですよ。ただ少し厄介ごとの対抗策を考えていただけなので」
「・そうかい何かあったら私に言いな少しなら手助けしてやるから。さ、じゃんじゃん食いな!」
そう言ってミアさんは僕の前に大きな魚の煮物と大盛りのパスタを置いた
「……さて、食べますか」
そこからは僕は満腹になってもスキルを使って貯めて、また満腹になったら貯めての繰り返しをした
《スキル》
『貯蔵』
・あらゆる物を貯めることが出来る
・貯められるものと量はレベル依存
*現在貯めているもの
・魔力(魔力放出しても丸一日持つ程度の量)
・体力(3日までなら全力戦闘を続けられる量)
・食(最大容量としては1週間は断食できる)*尚、ベルはかなり燃費が悪い
・余分な基礎アビリティ
力:254
耐久:0
器用:0
敏捷:168
魔力:527
僕はこのスキルのお陰で助けられた所はかなりあった、強化種戦の時とオッタルさんとの模擬戦…と言っても僕は手も足も出なかったしかなりの大怪我を負った、オッタルさんは手加減していたけど、貯めた体力と魔力全て消費して半日食らいつくのが精一杯だった(これのせいで僕は疲れから約一週間寝ていて、レベルの報告が遅れた)
ガヤガヤ
ん?なんか騒がしいな
「ほな!遠征から無事帰還した事に!かんぱーい!!」
朱い髪にキツネ目の女性…たぶん女性が一つの大きなテーブルを囲っている団体達と一緒にジョッキを鳴らしていた
……ロキ・ファミリアか…剣姫はどれだ
「………」
いた、綺麗な金髪の女の子が一人だけ酒ではなくジュースを飲んでいた
違う……あの人じゃない。あの人の髪の色と違う。雰囲気は似てるが何かが違う……親族か?……あの人じゃないのは残念だけど、もしかしたら……僕は漸くあの人に会うことが出来るかもしれない。
漸く、漸くだ!あの時助けられてからあの人を探した!村から出られないから商人に聞いたり外に出た村人に聞いたり、助けられた場所付近を散策して何かあの人の情報になりそうなものを探してきた!
14年も探してきた!やっとだ!やっとなんだ!!
だが、今はまだ剣姫に近づくべきではない。見ず知らずの奴からいきなり貴方の親族の方は何処にいらっしゃいますか?と聞いて、教えてくれるような馬鹿はいない。それは子供だけだろう
少しづつ実績を重ねて、剣姫に近づいて聞くんだ
なんでもロキ・ファミリアは遠征する時に他のファミリアの実力者に協力を申し出ると聞いた、ならばそこに漬け込む。
だがそれには急いでレベルを上げる必要がある。精霊の件もあるんだ、悠長になんてしてられない。早速食べ終わってからダンジョンに潜るか
問題はなんの魔物を倒して効率よくレベルを上げられるアビリティまで上げて偉業と呼べるほどの魔物を倒すかだ、第1候補としてはゴライアスだろう。だがゴライアスは一週間前に倒されたと聞いた、ならば後一週間まつ?そんな暇などあるか!
ならば第2候補の
そうと決まったら食ったら帰って神様に書き置k「あの、フローガ…さん」……ん?
声をかけられ声が聞こえた方を見るとそこには…
「えっと…聞きたいことが…あるんだけど」
此方を見つめる綺麗な金の瞳が目に入った
『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインが僕に話しかけてきたのだ
「…えぇ、良いですよ。僕なんかが話せる内容なら」
カモがネギを背負ってきたとはまさにこの事!今このチャンスを流せば聞く機会は限りなく少なくなるだろう
「おい!アイズ!誰だそのガキは!…あぁ?……てめぇ、新しい
いきなり怒声に近い言葉を発しながら近づいてきたのはロキ・ファミリア幹部の剣姫と同じく第一級冒険者の
「えぇ、そうですよ。『凶狼』さん」
「………てめぇには聞きてぇことがあったんだ、ちょうどいいこっちに来い」
僕は貴方じゃなくて剣姫に用があるんだが…断って気分を害するのも悪手だ、大人しく従った方がいいだろう
ローガさんと後ろをついて行くと僕の後ろに剣姫も付いてきた、そしてロキ・ファミリアの者達が宴会をしていた席に近づくと全員の視線が僕に向いていた……
ローガさんが座っていた席に座ると僕を見据えて
「教えろ…てめぇは本当に僅か1ヶ月でレベルアップを果たしたのか?」
なんだ、そんなこと……というわけでもないな。これは単なる確認聞きたいことは別のことかな
「えぇ、正確にはもう少し短いですけど、それくらいの期間でレベルが上がったのは本当ですよ」
「……じゃあ聞く、お前……一体どんなズルをした?」
ロキ・ファミリアの者達どころか、他の酒盛りしていた冒険者とシルさん達も此方の話を聞いていた
「…まぁそう思われても仕方ありませんよね。ですが、僕は誓ってズルはしてないですよ。ただ単純に毎日自分が勝てる可能性が1パーセント程の相手と戦ってきただけですよ」
「どういう事だ?」
「…バレたら受付嬢の方に怒られるので黙っていたんですが、僕はダンジョンに潜った初日に7階層のキラーアントの群れと戦って勝ちました」
僕がその事を話すと、店中の者達から驚きの声と驚愕の表情が上がった
「何言ってやがんだ!初日にキラーアントと戦っただと!?その話が本当だったとして、何故お前はそれで生きている!恩恵刻んだばかりの奴がキラーアントと戦えるわけがねぇ!ステータスに差がありすぎて、蹂躙されるだけじゃねぇか!」
「自分自身そう思ったし勝てるとは思わなかったですよ?それでも自分はやらなくてはならなかった、急いでレベルを上げなくてはならなかったんだよ」
「ッ!?」
「キラーアントは倒せない?誰が決めた?そいつは頭を使ったのか?策を張り巡らせたのか?」
「魔物と人とではステイタスという差が出る以上それはそう簡単には覆せない」
突然、静かに黙って聞いていた美の神とも張り合えるくらいの美しいエルフで、ロキ・ファミリア古参で世界で数少ないレベル6の冒険者でありエルフの王族。『
「それは理解してますよ。だがそれはいつだって覆せる。レベル1はレベル2に勝てない?そんなことはない。僕はそれでレベルが上がった」
「なに?君はシルバーバックを倒してレベルアップをしたんじゃないのか?」
「まさか、ただのシルバーバックなんかでレベルが上がるわけないでしょう」
シルバーバックではあるが、それの強化種なんだ
「つまり君はギルドに嘘の報告をしたと?」
「嘘は言ってないですよ。ただそのシルバーバックが…『強化種』であったという違いはありますが」
又もや全員が驚いていた
「……なるほど…そして、君の後ろには誰がいるんだい?」
……へぇ。やはり鋭いなロキ・ファミリア団長。『
「……鋭いですね。流石はロキ・ファミリアの団長といったところですか」
「まさか、カマをかけてみただけだよ」
「ダウト。完全に確信を持って言いましたよね」
「……面白いね君は…」
「貴方ほどの切れ者にそう評価されて光栄ですね」
「………」
「………」
互いに目を合わせた状態を何秒かはたまた何分か
「…改めて僕の名前はフィン・ディムナだ」
「ベル・クラネルです。ディムナさん」
軽い握手をした
恐らく周りの者達は一体何事と思っているだろう。側から見たらピリピリした雰囲気を2人が発していたら突然握手をしだしたのだ、驚くだろう
「それじゃあ話は戻るが……君の後ろにいるのは誰かな?」
「……それはここでは言いにくい話なので、耳打ちでご勘弁を」
僕はディムナさんに僕の後ろ盾になってくれている2柱の神の名を出した、別にその神様達からは話すなとは言われてないのでね
「ッ………そっか、君を敵に回すのは愚者のすることのようだね。ベートの非は詫びる」
「構いませんよ。気にしてないので」
「いや、それでもだ…何か僕で良かったら助けになれることはないかな?」
「そうですね……できるなら本人に聞きたかったんですけど、貴方はどうやらあの子を小さい頃から知ってるようなので」
僕はまたディムナさんに聞こえるくらいの声音で話した、剣姫の姉か母親はどこにいるのかを
「……何故、そんな事を聞くんだい?」
「もしかしたらその人は僕が14年も探し続けてきた、命の恩人なので、お礼とお返ししたい物があるんですよ」
「14年もか……すまないが、その人はオラリオにいないよ。いや、
妙にディムナさんの言葉は心にストンと入った、本来だったら怒鳴り散らして居場所を聞くほど激昂するかと自分は自分の行動を予測していたんだが、まさかの潔く受け入れたのだった
……あぁ、そうだよ。もしかしたらとは思っていたさ14年も探して何の情報もなくて、あの時のあの人の悲しそうな声。もしかしたらいなくなるんじゃないかと心の何処かで思っていたんだ
ただ、それが僕は受け入れたくなくて、考えたくなくて、ずっと自分の心を見て見ぬ振りをしてきたんだ
もしかしら剣姫の親族じゃないかもと考えたがそれはないという確信がある……
「………そっ…か…」
「すまない…」
「いや、もしかしたら…とは思っていました……うん。ありがとうフィンさん。これで僕は付いていた重りと執念が取れました」
「………」
「お礼と言ってはなんですが……あなた方、ロキ・ファミリアの人達が遭遇した新種に関する情報を僕は知っていますので、お教えしますよ」
『何!?(なんだって!?)』
フィンさんも目を見開いて驚いていた
「あれは新種ではないのか?」
「新種といえば新種ですが、その魔物の情報はあっても実物は現れないように細心の注意を払っていたそうですよ。九魔姫さん」
「……リヴェリアでいい。では聞かせてくれあれは一体なんなのだ?」
「あの魔物は言うなれば、『餌』ですね」
「餌…だと?」
「それを生み出しているものが、魔力が減った際にその魔物から魔力を吸い取り補給するためでもあり。自身を強くするための魔石を生み出す為の魔物ですよ」
「………」
「なぁ、自分は一体何処まで知っとるんや?」
一番先に突っかかってくるだろうと思っていた神はやっと言葉を発した
「知ってる事しか知りませんよ」
「では、あの魔物を生み出しているというも「それはここでは話せない内容なので、また後日僕から聞くか、オッタルさんに聞いてください」…オッタル?何故そこでその名が出てくる?」
「オッタルさんには既に教えているから。こう見えて僕、他のファミリアと交流あるんですよ?」
「……頭が痛くなってくる事ばかり出てくるな」
「だけど、知っておかないと手遅れになるかもしれませんよ?」
「?」
「さて、僕はそろそろ帰ります。うちの神が寂しがってるころなので、フォウ君、帰るよ」
「フォーウ(話は終わった?)」
いつのまにかフォウ君はシルさんに抱きかかえられていた
「さ、帰ろうか」
「待って」
「ん?……あ」
やっべ、最初僕に話しかけてきたの剣姫なのにその剣姫を蚊帳の外にしていた、でももう僕は剣姫に用はないし
「えっと……ここじゃ話しにくいから外に行こ?」
そう言うと僕の腕を掴んで外に僕を連れ出した、支払いは済んでるのでご心配なく2万4000ヴァリス飛びました
外に出る直前、他の冒険者の声が聞こえて、あいつはただの死にたがり、フレイヤファミリアと関わりがある。剣姫と禁断の関係だの僕の印象は悪感情はなくなったが、化け物を見るような目で見られた
それと、僕は剣姫とはそんな関係じゃないぞ?会ったの今日が初めてだし、僕の好みは料理ができて一緒の時間を共有できて、一緒に居てくれる人なんだよ。だから剣姫は無理であろう。料理はわからないけどファミリアが違うので、無理なんだ
そして、僕は外に連れ出されると、店の入り口のすぐ横で掴んでいた手を離し僕の方を向いた
「…えっと、ごめんなさい。急に連れ出して」
「構いませんよ……それで、どうしたのですか?」
ほら、フォウ君が眠そうに欠伸してるから早く帰りたいんだけど、僕の男の性がこんな綺麗な人といれるならもう少し話したいと思っている
「…えっと、昨日はごめんなさい」
「?……何のことですか?」
全くもって心当たりがないんだけど
「…5階層でのミノタウロスのこと」
「……あぁ、あれですか…なるほど、その事なら大丈夫ですよ。幸いあのミノタウロスで怪我を負った、やられたという人はいませんでしたし、自分もあの程度なら倒せる魔物でしたので」
「それでも…迷惑をかけちゃったから」
それを言えば、僕は貴方の大切な家族を亡くなってるとは知らなかったとはいえ辛い事を聞こうとしてたんだ
「……本当に大丈夫ですから。あの時の視線は貴方だったんでしょう?それはつまり貴方はわざわざ下の階から逃げたミノタウロスを追いかけてきた、そしてそのミノタウロスは僕が倒した。あまり言いたくありませんが、他の人に魔物を擦りつけるような人がいる中貴方はしっかりと倒そうとしわざわざ僕みたいな一冒険者まだしっかりと謝れる貴方は立派な人だ」
「…ありがとう」
「……あ、すいません。僕なんかが貴方にこんな偉そうな事を」
「ううん……嬉しかった」
店の明かりで照らされた剣姫の表情は僕が見てきた中でとても綺麗で神秘的な微笑みだった
「綺麗だ……」
……剣姫は表情が変わらなくて人形姫と呼ばれていたようだけど、これを見るととてもそうは思えないな
「え…」
「それじゃあ僕は帰りま……」
…そうだよ、これはこの人こそが持つに相応しいんだ
「剣姫……いや、アイズ・ヴァレンシュタイン」
「…あ、な、なに?」
僕はあの人が僕に握らせ14年間もの間肌身離さず持っていた、翡翠色のクリスタルのアミュレットを首から外し掌に乗せてヴァレンシュタインさんの手を掴み握らせた
その時、店の入り口から3人ほどが飛び出そうとしたが、フィンさん達が抑えた
「…これは僕の命の恩人が僕に渡してきた僕の大切なものです。
これは貴方が持つべきものです」
「こ…これ…お母さんの」
やっぱり、これはこの人の家族のものだったか……本当にもういないんだな……
「どうして…、貴方が、これを?」
「…先ほども行った通りこれを僕は渡されました……先ほど僕が探してきた女性が貴方の母親だと知ったので、渡しました。何故、これをあの人が僕に渡したのかはわかりません…」
今のヴァレンシュタインさんからは喜び、悲しみ、疑惑、戸惑いと様々な感情が読み取れる表情をしている
「………」
今、迂闊に話しかけるのは悪い気がする。
「フォウ君帰ろうか…」
「フォ(…家族…か)」
僕はその場を後にすると、夜空を見ながらいつも付けてたものがなくなって少し悲しくなったが、渡るべき人の手に渡ったのならそれでいいと思った
「さぁ!明日からダンジョンに潜るぞぉ!目指すは宝財の番人!」
「フォーウ!…フォウウ(おぉ!…でもなんか、起きそう)」
❤︎♣︎
ベルがその場を後にすると、ロキ・ファミリアは打ち上げを終わらせ急いでロキ・ファミリアのホームに戻った
そして、今団長の部屋ではアイズとそれの付き添いでティオナの2人を除いた酒場でのメンバーで話し合っていた
「…フィン…あいつは一体何者なんだ?アイズとどういう関係だ?」
アイズに想いを寄せる狼は団長であるフィンにベルが何者であるかを聞いた
「…正確にはアイズじゃなくて、アイズの母親と関係があったのかな。なんでも彼はアイズの母親に命を助けられて、14年も探し続けて来たようなんだ」
「14年?……それはおかしいやろ?アイズの母親がいなくなったんは15年前やで?辻褄が合わへんやんか」
「うん。それは僕も思ったさ。でも彼は嘘はついてなかったんだよね?……とすると」
「……もしかしたら『アリア』は生きてるっちゅうことやな?』
「それはわからないけど、可能性は出てきたね」
「……アイズさん…」
全く言葉を発さずにただ眺めていたエルフ。レベル3『
「…さて、そろそろ本題に入ろう」
「……例の新種の件か」
「あぁ、更に彼はこういった『手遅れになる』と…あれはオラリオというより僕たちの誰かに向けて言ってるように聞こえた」
「……ほんま何もんなんやあの子は…」
「近々、僕1人で彼に会いに行くよ」
「団長が行かなくても他の誰かに行かせれば」
「対等である僕が行かないといけない」
「対等だと?フィンとあいつがか?」
「そうだよ。戦ったら負けはしないだろうけど、油断してるとすぐに彼のペースに呑まれそうになる…そんな感じがするんだ」
彼をただの冒険者だと思って近づけば抜け出せなくなり彼の掌で踊らされる。そんな気がして一滴の冷や汗が流れた
「フィン、うちも行くで」
「良いのかい?彼の所属してるファミリアは君が毛嫌いしている神ヘスティアと会うかもしれないよ?」
「そんなん気にしとって、子供達が取り返しのつかん事態になるより嫌いな奴に恩がある方が百倍マシや」
フィン達は自分達の主神が普段はオヤジみたいになるが、とても子供思いで優しい神である事を知っている。ロキの発言に暖かい思いが伝わった
その時、団長の部屋に控えめにノックがされた
「ん?入れ」
入ってきたのはアイズとティオナだった
「フィン…私も連れて行って」
彼女の口から出たのは予想通りの発言だった、扉の前で聞き耳を立てていたのを彼らは気づいていた
「…何故だい?」
「ベルに…お礼が言いたい」
アイズが1人の男を名前を呼び捨てで行ったことに狼と妖精は雷に打たれたかのような衝撃が走った
「…おれは…まだ、さん付け…なのに」
「そんな…アイズさんが…男を…」
「……はぁ、ダメと言っても勝手に会いに行きそうだね。わかった、いいよ」
「うん、ありがとう」
アイズが嬉しそうな雰囲気を出しながら退出するのと、他の者達も退出し残るは首脳陣と主神のみとなりフィンとリヴェリアはこめかみを抑えた
「…一体、アイズの中でどんな心境に達したというのだ」
「わからないね僕は男だから」
「……女ならわかるみたいな言い方をするな。だいたい出会ってすぐにそうなるとは限らんだろう」
「世の中には一目ぼ「あぁぁあぁ!!それ以上言うんやない!」……わかったよ」
「ガッハッハ!アイズにもとうとうそれを知ったということかの?」
「うちは認めんで!!」
「まぁ、噂では彼と親密な女性は多いとは聞いたよ」
「な!?つまり女遊びをするような不埒な輩にアイズたんは?!」
「いや、なんでも女性の方からのようだよ」
「……それなのに恋人になってないというのか?」
「なんでも目的があるからそれが解決したらだってよ」
「……なぁ、その目的…終わったよな?……さっき…」
「……たぶん…」
「…何人?」
「最低でも4人」
「…ふぅ……爆ぜろリア充!」
「なんだいそれは?」
「少し前に神々で流行った言葉や……にしてもアイズたんには悪いがアイズがその想いを抱いちゃったとしても可能性は低いやろな。うち的には嬉しいが」
「……ちょっと待てフィン。なんでお前はそんなに彼について詳しいんだ?」
「ん?あぁそれはね…ティオナが彼のファンなんだ…彼女から聞いた」
「ファン?どういうことだ?」
「ティオナはどうやら彼が強化種のシルバーバックと戦っているのを見ていたらしいんだ、それでその姿が好きな英雄譚の主人公と似ていたからそこから彼のファンになったんだと」
「……まさか」
「…うん…ティオナも……」
「……うち、娘取られた親の気持ちがわかった気がするわ」
「ガッハッハッハ!!青春じゃのぉ」
ロキ・ファミリアのホームを照らすは夜空に輝く月と星。そしてそれを眺めながら何かを想う金髪の少女が外にあるベンチで首にかけたアミュレットを右手で掴んで座っていた
「…ベル…クラネル……」
……あれ?本来だったらベルを好きになるのは少し大人なヘスティアともう1人だけだったのに何故かこんなに増えてた……あるぇ?
弁明させてほしい……俺は悪くない。悪いのは俺の指なんだ
そういえば2期楽しみですねぇ!
ようやっとアポロンファミリアとの闘争とわからないけどもしかしたらウィーネも出てくるかもしれない!
更にベルを想って(戦いたい)生き返ったメインヒロイン?であるアステリオス君も出てくるかもしれないじゃん。
もしかしたら小説読んでない人もいるかもしれないので、あんまり多くは喋りませんけどね(といっても、作者もダンまち小説読んだのかなり前なのでうろ覚え過ぎて殆ど覚えてない)
ただ一つ言えるのは……世の中上手くいかないということですね。ベルの心身ともに成長が見れるぞ……
あ、そういえば良かったらアンケートに答えてくれると嬉しいです。………え?なんか変なのがいる?何を言ってるんだい?ちゃんとしたヒロイン達じゃないか(鬼違)
メインヒロインは…だれだ?
-
少し大人なヘスティア
-
ポンコツエルフ。フィルヴィス
-
胃から掴み始めたシルとリュー
-
どうすればいいかわからないアイズ
-
メインヒロイン?ミノたん