三ノ輪白銀は異質な勇者である   作:璃空埜

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どうも、璃空埜です。

改めまして銀ちゃん誕生日おめでとう!!


(ちょっとした注釈……この作品は本編以前のお話なのに加え、以前お話しした四国旅行で書いたことも含みます(それにつきましても後々投稿予定です))

それでは、どうぞ!


短編
三ノ輪銀 記念誕生日SS  プレゼント


ーーーーーーーーーー四年前 

ーーーーーーーーーー三ノ輪家

 

と……言うわけでとなんと言うかと言えばと……。

 

「……どーしたもんかねぇ……」

 

ううむ。久々に悩ましい問題だなと言えば問題だがいつもの事なんだよなってか、俺……いっつもこの事で悩んでるよな。

……本日は11月3日。我が愛する妹、銀の誕生日まで後一週間……。

 

「むむむ……」

「うぁ……」

「っとと……どうした、金?」

「ぅ……」

「よ~しよしよし。ぐずるなぐずるな、俺はここにいるからな~」

 

背中に背負った生まれたばかりの末っ子、金をあやしながら手際よく料理を作りつつ銀の誕生日プレゼントのことに頭を悩ます。

 

「ケーキは去年作ったし、基本的に作れる菓子は一通り作っちまったしな……しかも、今年は来年の準備でろくな用意が出来ないで一週間……新しい料理をするにもな~……。かといって、どこかに連れていこうにも……この前無理言って讃州にいかせて貰ったから頼みにくいんだよな~…………」

 

参ったな…………具体案がまとまらない。何か手作りの物を作ってもいいんだけど……昔、手作りの道具袋を作ってプレゼントしたんだが一週間足らずで壊されてしまった。まぁ……色々あったし、その後銀に泣きがら謝られたし、というかそもそもあいつや俺の体質を考慮してなかった俺が悪かったから怒ってなかったし、一応修繕して今はなんか銀の部屋に大切にしまってくれてるからいいんだけど……銀や俺の体質ゆえに物は壊れてしまうからやめよう、っていう案がそれ以降定着したんだよな。

 

「……つってもな…」

 

……今年の誕生日が過ぎちまうと、今度から俺は高知の中学に通うことになるから録に祝えなくなるんだよなぁ………。

 

「ん~…………」

 

一通りの料理を盛り付け終えたところでふと窓の外へ目を向けてみると……

 

「げ」

 

空はいつの間にか曇天となって今にも雪が降りそうだった。

 

「ったく……中干しに変えないと…………」

 

冬が目前というか変わりかけの頃といえどもさすがに早すぎんだろ…………今年は異常気象か?

 

…………ん?雪……雪、雪………………

 

「……いいもん閃いた!」

「ん~!!」

「っとと……ごめんな金、驚かせちまって…………」

 

よぅしっ!閃いたのなら早速行動に移すとするか!

 

 

ーーーーーーーーーーそして、一週間後

 

 

「銀~?まだ起きてるか?」

『へ?お、お兄ちゃん!?ちょっ……ちょっと待て!!』

 

本日は銀の誕生日……っつうわけでありまして家族全員で銀を散々甘やかして1日を過ごした夜、銀の部屋の扉をノックする。すると、何やら少しドタバタとしたあと……

 

「お、お待たせ……」

「いやにドタバタしてたな、どうしたんだ?」

「お、女の子には色々とあるんだ!」

「……あんまり女の子の格好をしないやつが何言ってんのさ」

 

「な、なにおぅ!!」と顔を真っ赤にした銀がポコポコと胸をたたくけど全然痛くない……本気を出したのならそれなりに効きそうだが。

 

「はいはい、落ち着けって。そんなことしてたらプレゼントやんねーぞ?」

「わわっ!」

「プレゼントっちゅう単語聞いたらやめたなお前」

「しょうがないだろ?今年は料理じゃなかったみたいだし……結構楽しみにしてたんだから、さ」

 

そうやって少し口を尖らせながら照れたようにそっぽを向いてしまう銀…………うん、めちゃくちゃカワイイな、カメラがありゃそれこそ乱写してたろうが。

 

「それで?それで?プレゼントは一体?」

「急かすな急かすな。んなに慌てなくてもプレゼントは逃げねぇよ」

 

照れた顔から一転してキラッキラした瞳をこちらへと向ける。軽く苦笑いしつ、そんな銀を手で制しながら一旦部屋のなかに入れてもらい、銀の部屋に来たときに座る定位置の座布団に腰掛ける。

 

「それで、ホイ。プレゼント」

「おおっ!ありがと、お兄ちゃん!!早速開けてみてもいいか?」

「ああ、その為に持ってきたんだからな」

 

銀は俺の言葉を待たず嬉々してプレゼントの包みを解いていく。

ったく、そこまで慌てなくてもプレゼントは逃げないってのに。

 

「どれどれ~?これは……マフラー?」

「おぅ」

「あれ?でも、物系は……」

「大丈夫だ。お袋にも事情は話してあるし、何かあったら直してもらえるぞ」

「何かあるの前提で根回ししてる!?」

「お前のこんだから、何もないなんてねぇだろ……」

「…………そりゃそうだ」

 

「たはは…」と照れた笑いをしつつも、嬉しそうに取り出した赤いマフラーを撫でたり、見つめたり、スンスンと……おい、そこまですんのか?

 

「……まぁ、気に入ってくれたようで良かったよ」

 

匂い嗅ぐのはどうかと思うがな。

そうして、銀は嬉しそうにそのマフラーを首へと巻き、

 

 

「えへへ~♪アタシ、これ絶っっっ対大切にする!!」

 

 

満面の笑みでそう言ってくれた…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーそれから三年後

 

ーーーーーーーーーーーー高知のとある中学に付属する寮

 

「っくしゅん!!」

「おいおい……昨日夜中までゲームでもしてたのか?この時期冷えるからあまりよくねぇぞ?」

「ぐずっ…………仕方ないじゃない。新作のゲーム、ストーリーもかなり面白いしやりこみ要素も多いしそれでいて難易度も中々。これをやらずにはいられないわ」

「そりゃ確かに気になるな……くっそ、バイト先が休みにならにゃ買えたってのに…………」

「…………でも、あなたの言う通りね。さすがに冷え対策はしてるとはいえ……」

「………………ちょっと待ってろ」

「?」

 

 

             数分後

 

 

「ほい。これやるよ」

「?いいの?確かこれって……」

「いいんだよ、誰かのために使うってのならアイツも喜ぶし、同じ赤なら俺よりもお前の方が似合う。でも、俺にとっても大切なもんだから丁寧に扱ってくれよ?……ほつれたりしたら直すけど」

「…………そう。それならありがたくもらうわねーーーーーーーー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーこの、“赤いマフラー”」

 

 

 

                                               END




以上、初のSSでした。

ゆゆゆいverは残念ながら間に合わず……次のキャラの誕生日までには何とかする予定です。

又、少し早いですが……亜耶ちゃん、お誕生日おめでとう!(忘れてないですがSSの内容が思い付きませんでした……ごめんね、亜耶ちゃん……)

ではでは、短いですが次回の投稿作品もご期待下さい。





……実はちょっと今後の伏線あったり(ボソッ)

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