「転生する程度の能力」聞いてそのまま死んだら転生する能力である。いや、確かに本は書いてるけど……まぁ、それは置いといて。
よくある、俺TUEEEEな転生者と違って戦いには全く使えんけどまぁなかなか楽しい能力ではあるとは思うようん。
まぁ、年間数千人規模で飛ばされてる転生者の中の一人として東方Projectの世界に転生して古代スタートすぎてえーりんすら産まれてないのは最初は驚いたけども。
うっ……。昔を思い出したら百足に食われたトラウマが。
いや、違う。現実逃避してる場合ではない。古代スタートして、恐らく原作がとっくに開始してる所まで来たのは良い……いいんだけど。問題は俺が記憶保持で転生してることを知られたらやばいやつがチラホラいるんだよなぁ。
なんとか、今の所は気づかれてないとは思うんだが。こんなことになるなら、原作キャラだヒャハー状態になるんではなかった。
ぶっちゃけ言うと、変態or病んでる奴が一部いるんだが!?なんか、さり気なく妖怪にされそうになったり誘われたり色んな意味で襲われそうになったり、食べられたり、監禁、洗脳、etc。
そう、つまり俺の今生の目的はバレないで来世の俺にぶん投げ作戦である。ぶっちゃけ、前世もそんな感じでしたはい。
そんな俺の仕事は、本書きである。そう、合計すれば数千年規模過ごしてる俺の人生経験からすると本はその経験を元にさらっと書くことが出来る。地味に人里で人気なもんで一軒屋で一人暮らしして金に余裕があるくらい人気があるし人里で先生とか呼ばれるくらいには人気がある。……本を刷るのが大変で金を払って刷って貰ってることが多いけども。小鈴ちゃんにはほんとにお世話になってます、今度俺作の等身大雲山のぬいぐるみをあげよう。一人暮らし歴がいろんな意味で長い俺は女子力五十五万ぐらいだぜ?幻想郷の女子(人里民以外)は、女子力が低すぎだからなもう少し俺を見習って……
「それで、この鬼と人間の本なんだけど。何処かで聞いた時ないかい〇〇〇?」
「いえ、私が3週間くらい頭を捻って書いたものなんで個人的には恐らく初ですねハイ。……あと、私の名前は五辻 空です。」
「いや、それが私が今から千二百三十一年と五ヶ月七日と八時間五十五分と四十六秒くらい前から経験したことに多少違いはあるがそっくりなんだよねこの素晴らしい本の内容が。」
「鬼の四天王と名高い萃香様にそう言って頂けるのは嬉しいんですがたまたまですハイ。」
「そういえば、あいつも本を書いて仕事にしてたな。」
「是非会ってみたいものですねハイ。」
ミスった。地底に行ったとか言ったの誰だよ、地上にいるやん。書いちゃったやん。なんで酔いどれ幼女に正座で圧迫面接を受けてるんだ俺は。ヘルプミーエーリ……嘘です洗脳もとい調教魔はちょっと。ゆかりんはポンコツだし。霊夢君に決めた。速くしないとやばい、嘘をつかないように話してるけどいつかボロが出るぞこれ。
「空さん。本を取りに来まし……失礼しました。」
うぉい、小鈴ちゃん。絶賛人里の中で妖怪に襲われてるんですけど!!けーねor霊夢を呼んでください何でもしますから。
「それで、どうなんだい空。本当は知ってるんじゃないか?」
「いやーそれが、そのー。」
やばいやばい、なんかこう上手く誤魔化せないのか!?誰か、ん?なんか死んだじっちゃんが見えるなになに『そういう時は、とりあえずなんかこう上手く服装とかを褒めて誤魔化すんじゃ。』じ、じっちゃーん。ざっくりし過ぎてるけど俺、頑張るよ。
「あのー、そのー頭に付いてるリボン可愛らしいですね。」
「このリボンは、あいつがくれたんだよ。私とあいつが出会って一年記念日の日に。まさか、覚えてないのかい?」
地雷だったー!!覚えてないよ、千と数百年前なんて何世前だよ。じっちゃん、他にはないのかじっちゃん……あ、サムズアップして消えてきやがった。くそ、なにかないのかこの状況を覆せる一手は!!
「あー、そういえば、その角に巻いてる布も素敵ですね。」
「これはね、あいつが何時も着てた着物の一部だよ。大半は破れたり血に濡れたりしてたけどこうすればあいつがいつでも隣にいる気がするだろ?」
重いよ。いや、そうじゃない。確か、萃香の時は鬼と仲良くしてるのがバレて人間からメッタ刺しendだったはずだけど……。違う、昔を考えてる暇はない。
「それで、本当の所はどうなんだい。」
「ハ、ハハハ。……はっ!そういえば、霊夢が今日神社で宴会をするって言ってましたよ?」
「………ふーん。まぁ、これ以上は無駄そうだし今日は諦めてあげるよ。」
はー、死ぬかと思った。てか、よくよく考えたらあいつ「覚えてないのか」とか言ってたけどもしかしてバレてんの?ヤバくね、今世何処でミスった。あまりヤバそうなら自殺も辞さないぞ俺は。
「じゃあね空、また来るよ。」
「ま、またのご来店お待ちしております。」
二度と来んな!!おっと失礼。とりあえず、今日も何とかなったしとりあえず小鈴ちゃんには等身大雲山三体な。おっと、返品は要らないよ俺からのほんの気持ちだからな!
小鈴ちゃんに、雲山(等身大ver.イケメンver.デフォルメver.の3種類)を押しつ……プレゼントしたある日の帰り道人里のとある団子屋にて【幻想郷スペシャル〜あの幻想郷の賢者が手がけました〜】え?あいつ、気軽過ぎない?仮にも賢者じゃないのかよ。でも、悔しいちょっとどんな品なのか気になる。団子屋だし、団子なのか?
「おやっさん、この【幻想郷スペシャル】?を一つちょーだいな。」
「ほいよ、先生。でもこの品は少し時間がかかるけど大丈夫か?」
「あー大丈夫大丈夫。本でも読んで気軽に待つよ。」
平和だなぁ。何時もこんなふうに過ごしたい、最近はボロが出始めたのか分からないけどやばい奴らに目を付けられ始めてるからこんな静かな一日は久しぶりやわ。そういえばあっきゅんに呼ばれてたなぁ。まぁ、いつでもよいみたいだし今日じゃなくてもいいんだけど、どうせなら行こっかなー。
「はい、お待たせしました。こちら、【幻想郷スペシャル〜あの幻想郷の賢者が手がけました〜】です。」
「お、どうも。まさか、団子屋なのにショートケーキとか。団子関係なさす…ぎ?」
うん?ちょっと待て待て。今、誰がこのショートケーキを持って来た。なんか、BBAの声が……
「はぁい、空。今日もいい天気ね。」
「チェンジでお願いします。」
「なんでよ!私が作ったのよコレ。」
「え……。お前料理出来たの?」
確か前前前世いや、前世×7くらいの時に料理作って貰った時はヘドロみたいなのが出てきた気がしたんだが。あれ食べたら、意識飛んだ気がしたんだが。
「当たり前でしょ?賢者の名はダテじゃないのよ。」
「いや、まぁお前が言うならそれでいいようん。」
「それで、どう味の方は?」
恐る恐る食べてみるが…あれ?ドヤ顔で言うだけあって普通に美味い。美味いんだけど、なんか違う。アリスからも貰ったことはあるけどなんか、どことなく違う気が……。
「……血?」
え、血じゃねコレ?なんか、赤いソースかかってるなぁとか思ってたらまんま血やん。前、似たように自分の肉やら髪やらを俺に食わせてきた奴がいるせいでその辺には敏感に出来てるんだぜ……っておい、その蕩けた顔辞めろ。なんで、一口食べるたびに身体が震えてんだおい変態やん。
………………なんか、足元濡れてませんか?
「…ただの変態じゃねーか。」
「はぅ!!」
「ヤバめの変態じゃねーか!!」
「あぁん!」
おい、なんで腰砕けてんだよ。絵面がやばいだろーが、人里のど真ん中やぞ。
「おかーさん、あの人達何してるの?」
「だめよ、見ちゃいけません。」
「……先生、どうしました?」
逃げよう。
「おやっさん、これ代金な。じゃあまた!!」
「おい、先生。コレどうすればいいんだよ!」
「そんな奴はほっとけ!」
「あん!」
もうやだ、あのドM賢者。あいつ絶対前世関係ないやん。あれが賢者とか幻想郷の将来に不安しかない。しかも、あれで胡散臭いキャラとか絶対嘘やん。
もうやだねます。
書いてて思ったんだがヤンデレキャラ出すと主人公君が逃げれるビジョンが出ないんだが……。強く生きて。