やはり俺が部のデスマで異世界転生するのは間違っている   作:れぐるぐる

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皆さんこんにちわ、れぐるです
デスマが好きすぎて好きな男性キャラ(個人的)ランキング一位の八幡を転生させてしまいました...
酷い駄文ですが、読んで言って貰えると嬉しいです
それではどうぞ!


プロローグ

また...夢を見た。俺の"本物"だと思っていた奉仕部でのあのひと時の夢だ。

俺がいて、雪ノ下がいて、由比ヶ浜がいて...

3人で、ゆっくりと時間の経過を感じている...あのひと時の夢だ。

奉仕部で俺は、沢山間違え、沢山拒絶されたかもしれない。自分を犠牲にし、依頼者の望みを叶える。聞こえはいいかもしれないが、やっている事は酷いものかもしれない。そのやり方は欺瞞であり、そして偽りであるかもれしない。だけど、俺はそのやり方しか...知らなかった。そうする事しか...出来なかった。それでも俺は、自分が大好きだ。例え俺以外の誰かが...部外者だろうと知人だろうと肉親だろうと...俺を否定するやつの言葉など、今までの俺は耳を傾けようとしなかった。

『その言葉は所詮偽りだ。お前らに俺の何がわかる』

そう考え、そして行動してきた。

だが、奉仕部の2人...雪ノ下 雪乃 由比ヶ浜 結衣...あの2人は違った。

そのことに気づいたのは...気づいてしまったのは、修学旅行での一件...奉仕部で受けた、戸部からの、

『海老名さんに告白するから手伝って欲しい』

という依頼。そして、俺個人が受けた、海老名さんからの、

『戸部くんからの告白を阻止してほしい』

という依頼。

この2つの依頼に俺は、俺の思いつく最善策..."嘘告白"という偽りに塗れた方法を用いて解決まで導いた。

だが、このやり方は先に述べたように自己犠牲から成る、欺瞞であり偽りの解決である。解決はした...だが、誰も救われなかった。

だが俺は間違っていない...そう、信じて疑わなかった。しかし、この方法に奉仕部の2人...雪ノ下と由比ヶ浜は

「あなたのやり方、嫌いだわ」

「人の気持ちもっと考えてよ!」

完全なる拒絶の言葉を、俺に放ってきた。

俺にとって、雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣という少女達...そして、奉仕部という部活...あの場所は、限りなく"本物"に近いものだった。

あと少しで完成するようなパズル...それが、奉仕部であり、俺はもうその少しを埋めるためのピースを握っていた...そう、信じてやまなかった。

だが、実際はどうだ。いつまでも自分のやり方に固執し、大切であった2人の気持ちも考えず、自分を犠牲に事なきを得ていた。

俺はあの2人を守るために自己犠牲をしてきたと思っていた...しかし、結果このザマだ。守るために使っていた方法を、守ってきた奴らに否定される...余りにも、惨めじゃないか。そうして、"本物"だと思っていた場所、時間、関係...それらを放棄しまた、自分の殻の中に閉じ篭った。

所詮俺は、あの部活にとって...あの2人にとって、都合のいい働き手にすぎなかったんじゃないか。何故俺はこうも間違えてしまうのか...そう思わずには、いられなかった。

そんな時、あるMMORPGに出会った。中身は従来の物と変わらないはず...だが、何故か強く惹かれていった。あの仮想世界が"本物"になんじゃないか...仮想世界こそが、俺の求めていたものじゃないか...そう考えてしまうほどに、俺の心は壊れていた。

その後、俺は仮想世界に囚われたかの様にネットの荒波に呑まれ、今ある現実に目を背け始めた。奉仕部の壊れてしまった関係、俺に向けられる沢山の非難の視線...

修復不可能なまでに堕ちてしまったその現実に目を向ける事なんて、俺には到底出来なかった。

これが何時か覚めてしまう夢ならば...そう願い続けることしか、落ちてしまった俺には出来なかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

キーボードを叩く音だけが鳴り響く光が差し込まない真っ暗闇の部屋の中で俺は、WW...通称WAR WORLDというゲームをやっていた。

「んあ...しまった、寝落ちするところだった...やっぱゲームやってる間は、俺は輝けるな...きっと本物もここに...って、1人でなに言ってるんだろな、俺...」ハァ

そう独り言をこぼし、大きい溜息をつきながらスマホの画面をつけ、現在の時刻を確認してみると、既に0時を優に超えていた。

「やっべ、もうこんな時間か...って平塚先生、またこんなに電話寄越してきて...通知が電話しかないんですがそれは...これだから恋人が出来ないんだよ...」

ロック画面を埋めつくしていた沢山の不在着信通知を見て、俺の心は少し軽くなった。

また学校に行こうか...最近では、少しそう思えるようになって来るまでには心に余裕が出来ていた。

許してもらえないかもしれないが、またあの2人に会いたい。会って、話がしたい。

「この感情は偽りなのかどうか...ってやめだやめ。この討伐クエ終わらせたら寝るか...って、またアイテム無限増殖バグ出てきたんか...まーた詫びアイテム...運営も大変だな...よし、じゃあさっさとやりますか」

そしてまた、PCに体を向け直し、黙々とゲームをやり始めた。

 

ー10分後ー

 

無事討伐クエも終わったので、仮眠を取ろうと考えていると、ゲームから1件の通知がきていた。

「ん...?この時間から通知なんて珍しいな...なになに...はぁ?」

『今から1時間、予告無しの時限クエストが開始されます。普段の時限クエストよりも報酬が豪華なため、ユーザーの皆様はこの機会をぜひお見逃し無く!』

「...やるっきゃねぇ...か...」

睡眠時間減少のお知らせであった。

 

ー周回中ー

 

当初は少し様子を見て、あまりメシウマじゃなければ周回はしないと決めたのだが...思った以上のメシウマクエストだった。のだが...

「ほっ、ほっ...くそ、動かすのめんどくせ...なんか睡魔も襲ってくるし...だが俺は...こんなメシウマなクエスト...逃さ...な...ぃ...」zzz

...睡魔には勝てなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ん...んぅ...ここは...は...?ゴシゴシ いやいや、なんだここ...疲れてんのかな俺...いや待てなんだこの一人称...なんで?なんでWWのステータス画面に似てるやつ出てんの?...いや、どうせ夢だ。とりあえず夢から覚めるまではこの世界を満喫するか...」

...変な所はポジティブな俺である。こらそこ、人生負け組ニートさんとか笑わないの!俺も必死に生きてるんだから!ハチマンウソツカナイ。

「違う違う。こんなこと考えてる場合じゃない。ゲーム通りならこれがアイテム欄で...ん?全マップ探査に流星雨...?両方使い捨てマークがある...それ以外は何も無いが。それとステータスは...えーと、名前は"ハチ"でステータスは...Lv1の全ステ1固定...何このクソゲー...ま、まぁそう悲観せずに行くか...まずはマップ探査を起動っと。えーとここは...っては!?敵多すぎるだろ!リザードマンの精鋭...Lv50前後の数300以上...バカか。いやだが地形的にこっちが見下ろす形...まずバレないはず...」

そして俺は、バレないように岩陰に隠れ様子を伺ってみようと決め込み、早速岩陰に隠れながら観察していた...のだが

「ん、大丈夫っぽいな...とりあえず撒いてどうにかすrヒュン...は?」

バレていないはずなのに、ピンポイントで俺を狙ったかのように、矢が飛んできた。

「いやいや嘘だ嘘嘘嘘嘘...ここはバレてないはず。まぐれで1発飛んできただけ...ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン...これはまずいですね、逃げろぉぉおおお!」

後ろを振り返り全力疾走。そう心に決めた俺に、1本の矢が頬を掠めた。

「は...?なんだこれ、鉄臭っ...えっ...血...?え...?い゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」

なんだこれなんだこれなんだこれ...まずい、逃げないと...逃げないと...!ゲームのはずだろ!?夢のはずだろ!?なんでこんなに...こんなに...!

「死にたくない死にたくない死にたくない!ちっ、本気で走るしか...!おおおおおおお...!くそ、何だよこの矢、追尾式かよ!?なんでこんなに狙えんだよ!!ちくしょう、こんな意味のわからないところで...そうだ.流星雨!ダメもとで...!"流星雨""流星雨""流星雨"!!...なんも起きねぇのか...ゴゴゴゴゴってうお!?なにあのデカさ!?」

流星雨を唱えた瞬間、空から大量の大きすぎる岩...隕石のようなものが降り掛かってきた...!

「まずいまずいまずい、余計にまずい!逃げないと...!あああああああああああああ!」ドゴォンドゴォンドゴォン

「生きてろよ...俺ェ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ん...んぅ...生き...てる...?おぉ、生きてる...ってえ...?Lv310って...しかもなんでリザードマンが...くそ...手足が...動かない...HPも残り少ねぇし...ここで死ぬしか...」

これは大人しく諦めるしか...

「ーーーーーーーーー、ーーーーーーーー」

なんだ...?何か喋っている...?

「えっと...なんだ...なんて言ってるんだ...?そうだ、言語が分かるようになるスキルが...あった、翻訳スキル...Lvアップで増えたスキルポイントで習得...!カンストさせて...ON...!」

なんかゲームの知識が役に立っている気がする。なんでだろう...

「ーーー、ーーー...我と...戦え...膨大な魔力を持ちし勇者よ...この剣を使い...さぁ、立て...!」

お、おぉ!?日本語喋ってる...ていうか、勇者...?それ、もしかしなくても俺の...

「早く...しろ...!!」

「わ、わかった」

ふぅ、落ち着け俺...中二の頃によくラップを剣に見立てて振り回してたじゃないか...その時の成果がここで...!ガッ...発揮される訳ありませんよね、すいません。

「おぉっ...!?一撃が重い...!ラップとは比べもんにならねぇ...!ふぅ...はぁっ...!おぉらああああああああ!ザクッ ...あれ?」

「さ、流石勇者...だ...もう、俺の人生に悔いは...ない...!」ガフッ

な、なんだかよく分からないが、身体が勝手に動いて倒せた...

「は、はぁ...なんなんだこの世界...!?夢だと言ってくれ...!なんで俺の夢はこうも...こうも俺を傷つけるんだよォ...!もう...俺が悪かった。だから...!やめてくれ...!あの2人に...雪ノ下と由比ヶ浜に会わせてくれ...!謝りたいこと言わなきゃならないこと...沢山あったんだよォ!なんで...なんで俺ばっかり...俺...ばっか...り...」ツー

作られた地に作られた空、作られた者達に作られた自分...沢山の偽りに溢れたこの景色を見て俺は、修学旅行以降流したことのなかった涙に乗せて、後悔の念を零し始めそして...意識が途切れた




如何でしたか?
八幡の心境は難しいですね...
これからは気が向き次第やっていきますので、見かけたら読んでいってください!
それでは次回まで、ばいちゃー
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