やはり俺が部のデスマで異世界転生するのは間違っている 作:れぐるぐる
なんか今までので1番人気があるっぽいので続い書いていきます!
それでは、スタート!
...あっ、八幡が八幡してません。
「ん...んぅ...?いつつ...あれ、ここは...そうか、寝てたのか俺...って、寝たのに夢から覚めてないのね...」
あの後、リザードマンとの1VS1の戦いに無事勝った俺は、走ったり戦ったり泣いたりと色々忙し疲れたからか不貞寝してしまっていた...今は、あれから少しの時間が経ってしまっている...という感じだ。俺の体内時計だからなんとも言えないが。
「涙を流したのも割と久しぶりな気がするな...なに?泣かないのが普通?ばっかお前、あんな非現実的な事があんなに連続して起こるとかそりゃ泣きたくもなるわ」
自分で使った流星雨で死にかけ、リザードマン相手に自分でも驚いてしまうほどの剣技の手練さを体感してしまっては、もう何がなんやら...全く現状を把握できる気がしなかった。寝てしまう直前も、夢であってくれと強く願ったのだが...
「はぁ...夢だと思ってたんだが...これは夢で済みそうにないな。とりあえず、走ってる時に視界の左端でチラッと見えたんだが、相当アイテムドロップしてたっぽいしな...称号と一緒に確認しておくか...」
万が一の場合があるかもしれない。把握してないものがあると困った事があるかもしれないと思い、リザードマンの大群からドロップしていたと思われるものをアイテムBOXから覗いてみた。
「ほう...このアイテムBOX、所持上限がないからバカみたいに入るのか...どっかの運営もこんな感じにして欲しいよなぁ...有限なものほど、その限界が来た時の絶望感の大きさ。あれはいつまでたっても慣れなかったからな...これはありがてぇ...だがしかし、量が多すぎてめんどくせぇ。まとめてみるとするか」
ぐっ...この量は本当に面倒くさいぞ...?俺、異世界に来てまでハードワークするのか...ん?これは自分のためだからノーカンだって...?一理あるな。
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BOX内を整理し始めはや十数分。大方整理することが出来たので、確認を再開することにした。
「んー...なんだか色々ドロップしたっぽいな。リザードマンの遺品らしいものだったり貴重品っぽいのだったり金になりそうなものまで...ってなんだこれ。まとめた時は気づかなかったが同じものが沢山ドロップしてるな...」
実は俺、1度スイッチが入ったらやる気を出しすぎてほぼ無意識になってしまうのだ。実際、通常ならあのアイテムBOXの量からして、1、2時間は平気でかかる量だった。ふっ...これが専業主夫志望の力...!あっそれはどうでもいいですか、すいません。
まぁ話が逸れたが、要するに集中しすぎて周りが見えていなかったので何がドロップしたのかはまるっきりわからないのである。
「すっげぇ気になる...ん、どれどれ...っては!?『リザードマンの遺体』!?ばっかなんだこの持ってるだけで呪われそうなアイテム!しかも全員分かよ!ばっかじゃねぇの!」
この世界...なんでもありである。魔法で地形変更する上に遺体がドロップ品とか...色々終わっている。...いつまで流星雨を引きずってるのかって?ふっ、聞いて驚け...いつまでもだ!
「くっそ、全部捨てたいのは山々なんだが...これ見た感じ捨てることが出来ないっぽいな...気を取り直してっと...他のを見てみる...んん?え?いや待って?聖剣?魔剣?は?えぇ?なんで?なんでリザードマンが持ってるの?ってか称号もめちゃめちゃ多いし...いや神殺しってなんだ...?いや待て、ということは...狩ったのはリザードマンだけじゃない...?」
流星雨のあの範囲なら、この予想はあながち間違いではないと思う。通りすがりの通行人...それも、勇者級のパーティーが通っていたとしてもおかしくはない。何せこの場所は...
「ゲーム内の設定がそのままなら...!さっき使った時に習得できた全マップ探査をスキルMAXにして...よし、『全マップ探査』!」
ふむふむ...あぁ、予想通りだ。ここはWAR WORLDでも後半に出てくるあの場所...!
「竜の谷...か。やっぱり、偶々通った勇者のパーティーまで巻き込んでしまった可能性が高いな...いやほんと、自己防衛のためとはいえ本当に申し訳ないです。お悔やみ申し上げます」
...後で墓場を立てていこう。それで救われるとは到底思えないが...
「ま、まぁ、気を取り直して...ん...?なんだこれ...えーと、『奈落の水袋』...?おぉ、ちょうどいい、色々疲れて喉が渇いてたんだよな〜」
よし、早速使ってみるか。えーと...アイテムを押して...シュウッ...ポトッ...おぉ、何も無いところから落ちてきた。
「よーし、んじゃ飲んでみるか。コクコクコク...ぷはぁ!うめぇ!水がこんなに美味く感じるのは中学生以来だ...けどなぁ...やっぱマッ缶飲みてぇ」
少し、千葉に居た頃のことを思い出した。
「小町...引きこもってから毎日俺の心配をしてくれてたな...今考えると、あいつはずっと俺の事を...なのに...なのに俺は...!待っててくれよ、小町...!お兄ちゃん、頑張って生きて戻ってくるからな...おっ、今の八幡的にポイント高い...うぅっ...小町...!」グス
やはり、愛しの我が家は恋しいものである。失ってから気づくというのはよく聞くが...本当にその通りだな。
「いや...落ち着け俺...ふぅ...よし、じゃあ出発するか!じゃあ景気付けに、思いっきり流星雨を撃ち込んでやるか...!」
全マップ探査が使えたから、きっと流星雨も...おっ、あったあった。スキルMAXにして...よし、これでいいな!
「これくらい遠ければ大丈夫だな!じゃあいっくぞー!せーの...っ!『エクスプロージョンッッッ』!」ポチッ
ふふん、いつか言ってみたいと思ってたんだよなぁ...ゴゴゴゴゴおっ、きたきた。...あれ?さっきよりなんかでかい気が...はっ!そういえば全マップ探査をアクティベートした時...そうだ、使い捨ての時より効果範囲が...まさか...!
「レベルMAXにしたらこんなに変わるのかよ!?あああああああやっべええええええ!またかよおおおおおおおおお!」
うおおおああああああああああダッシュダッシュダッシュ!!!
「あああああああああああああああ!ヒュンうおっ!?岩飛んでくんな!っては!?ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン俺の馬鹿野郎!!!」
次こそ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!
「ん!?あっ、あそこは別マップ!?助かった!確かマップ移動をすると他のマップのイベントはそのマップに干渉できないはず...!おおおおおおお!間に合えぇぇえええええ!」
あと200...100...50...!っていクソでか岩!?おおおおおおおお!
「はああああああああ!おるぁああああああああ!」
な、なんとかギリギリ間に合った...っと、後ろどうなって...あっ
「これもう竜の谷入れないんじゃね。いやまぁ俺は悪くない。悪いのは威力が高い俺の流星雨が悪い。...よし、じゃあ改めて...気を引き締めていくか!」
だけど制服はちょっと...あっ、そういえばさっき、衣類もドロップしてた気が...
「ん、なになに...『黒いローブ?』ポチッとな。ポチッてなにこれカッコイイ!じゃあ早速羽織って...手鏡手鏡...やっぱドロップしてたし...よーし...かっけえええ!失われた中二心が...!...失ってないだろって?やかましいわ」
はぁ...あんま締まらないが...とりあえず近くの村...確かシガ王国があるな!よし、そうと決まれば早速...
「ふっ...封印されし我が右手が疼いている。ここが帰路だ、終点の地だ...と。よし、決まった。行くかー!」
こうして、俺の異世界生活は始まった。
...中二病で悪かったな!
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それでは次回まで、ばいちゃー