ソードゲンソウオンライン   作:ヘタレ寝癖人間

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第五十話:最後のケンカ

俺は今セントラル・カセドラルの壁に剣を差して宙ぶらりんの状態である

しかも片手でアリスを掴んでいる

アリス「その手を放しなさい!裏切り者に命を救われ生き恥を晒したくはありません!」

シ「別に裏切ってねーよって暴れんな!」

アリスが体を揺らし始めた

シ「バカか!あいつらは生かしとかなきゃなんねーだろうが!どうせ上のおっさんがなんとかしてくれる!今は助かる事を考えろやバカ!」

アリス「いつもどおりですが何故いつも愚弄するのですか!」

シ「あ?バカだからに決まってんだろ!んなんもわかんねーからバカなんだよ!バーカバーカ!おっさんが負けることはねーと思うがそれでも万全をきして生きて95層に登る!それが整合騎士の役割りだろうが!今やるべき事だろうが!分かれよバカオブバカ!」

アリス「8回もその屈辱的な侮言を口にしましたね!」

シ「いちいち数えんなよ!」

等と言っているとマジで腕が辛くなってきた

シ「いいからとっとと剣を壁に刺せ!」

アリスは渋々剣を壁に刺した

アリス「・・・・・・・シュウは知っているのですか?あの罪人の真意を・・・・・」

シ「・・・・・・・あぁ、知っている・・・・」

俺はゆっくり話始めた

シ「あいつらは何もここを潰す為に登ってんじゃねー。ダークテリトリーからここを護るってのは俺達と同じなのさ」

アリス「では何故彼等は彼等の剣で血を流すと言う最大の禁忌を犯したのですか!」

シ「・・・・・・・それは教会と禁忌目録が間違ってるからかな?たとえ禁忌目録で禁じられてなくても人を貴族の権利だけで弄んで良いと!?・・・・・・・あいつらはアドミニストレータを倒してあいつの間違いを証明するために登ってるのさ!」

俺は力が抜けて落ちてしまった

シ(マズ!)

しかしいっこうに落ちない

目を開けるとアリスが腕を掴んでいた

アリスが俺を持ち上げた

俺が壁の継ぎ目に剣を刺すとアリスは手を話した

アリス「・・・・・・・とりあいず貴方を信じます。まずは95層まで登りましょう」

アリスが神聖術で楔を作った

アリス「これを使いなさい」

シ「お、サンキュ!」

俺は楔を腰のベルトに取り付けアリスにもう片方を渡しアリスも腰に付けた

次に俺は神聖術で釘を作り上の溝に刺した

その後それを掴み剣を納めて釘に乗った

もう一度同じことをして釘に乗った

シ「よーしよし。アリス!お前も同じことして来い!」

アリス「無理です」

シ「は?」

アリス「無理ですと言ったのです」

シ「いやいやいやいや・・・・お前整合騎士だろ?!」

アリス「こんな事始めてですから・・・・」

シ「はぁ、分かった・・・・。なら引き上げっから足場に足を着けろ」

俺は体制を取った

シ「うし、剣を抜け!」

アリスが剣を抜くと重くなった

シ「重!」

アリス「な!一様私も乙女ですよ!少しは言動に気を着けなさい!」

シ「うるっせー!」

アリスが釘に乗るのを見て力を抜いた

シ「うし、もう一個上に上るからな!」

アリス「わかりました」

 

夕方

あれから夕方になった

シ「よ、ようやく85階か~」

俺はもう釘が生成できないのを確認して釘に座った

俺は上をみた

シ「なぁアリス、二時間後に座るのと今座るのとどっちがいい?」

突然の俺の質問にアリスが上を見て気づいた

アリス「はぁ、いざと言う時に取っていましたが今がそのときですね・・・・」

アリスは鎧を二本金の釘に替えた

シ「サンキュー」

俺はまた上の溝に釘を刺して登りアリスを引き上げた

上を見ると石像があった

シ「なぁあれってまさか・・・」

俺が言おうとした途端石像が変色して動き出した

シ(ヤベェ!こんな所で戦えば二人とも真っ逆さまだ!」

シ「アリス!鎖持ってろ!」

アリス「ま、まさか貴方!」

シ「あらよっと!」

俺は鎖に捕まったアリスを上のでっぱりまで引き上げた

その瞬間俺は足を滑らせた

しかし俺は落ちずにアリスに引き上げられた

その衝撃で頭を打った

アリス「何を考えているのですか!」

シ「成功したんだからいいだろ?今はそれより俺は石像だった物を見た

シ「やっぱミニオンだよな」

俺は鎖を外した

シ「何でんなものがごっそりならんでんだよ」

アリス「そんなの私が知りたい!」

シ「考えられるのは・・・・・って来た!そっちに一匹!」

ミニオンが上からアリスを襲ったが即アリスに斬られた

アリス「手伝う必要がありますか?」

シ「いや大丈夫!」

俺はミニオンの間を掻い潜った

シ「もう斬ったから」

そう言って剣を鞘に納めるとミニオン達が真っ二つになった

シ「たく、どうなってやがんだ・・・」

 

その夜

シ「腹減った~!」

アリス「我慢しなさい!」

しかし腹は減ったのだ

シ「たく、お前の妹の手料理が食べたいぜ」

俺はアリスの妹、セルカの料理を思い出した

ちなみに俺は非番の日はルーリッド村にいる

それはおいといて俺はアリスに捕まれた

アリス「シュウ、今何と言いました?」

シ「お前にゃ妹がいるっつったんだ」

アリス「妹?」

シ「・・・・・・・はぁ、今から話すのは多分事実だ。少なくとも俺はそう思ってる」

アリス「・・・・・・・・・」

俺はアリス、俺、キリト、ユージオが幼なじみなこと、アリス・ツーベルクの事、俺とアリスが犯した禁忌のこと、ダークテリトリーの総攻撃のこと、アドミニストレータのことを話した

話したらアリスが口を開いた

アリス「・・・・・・・・・会えますか?」

シ「?」

アリス「もし、奴等に協力し封印された私の記憶を戻せたなら私はもう一度セルカに、妹に会えるのですか?」

俺はその答えに間髪入れずに答えた

シ「会える、会えねぇじゃなくって会うんだ。でもアリス・ツーベルクになったらアリス・シンセシス・サーティじゃなくなっちまうからその前にだな」

アリスが涙を流した

アリス「本当なのね。私に家族が、父が、母が、そして血を分けた妹がこの夜空の下の何処かに・・・・」

シ「・・・・・・・」

俺はアリスが泣いているのを見守るしかなかった

アリス「盗んだものは返さなくてはなりませんね。それがセルカの、両親の、お前の友人達の、それがお前の望みでもあるのでしょうから」

シ「・・・・・・・・・・・・・」

アリス「ただひとつだけ頼みがあります。この体に本来のアリスの人格を復元する前に私をルーリッドの村に連れて行ってくれませんか?そして物陰からほんの一目だけでいい!セルカの、妹の姿をそして家族の姿を見せて欲しいのです。それだけ叶えられれば私は満足です」

シ「・・・・・・・・たりめぇだ」

アリスが立ち上がった

そして深呼吸をすると

アリス「私の心は決まりました。人界とそこに暮らす人々を守る為私アリス・シンセシス・サーティはたった今より整合騎士の指名を捨て!」

いきなりアリスが苦しみ始めた

シ「!どうした!」

俺がアリスを見るとアリスの右目が赤くなりコードのような者が現れた

アリス「右目が・・・・・焼けるようです。それに、文字が、見える」

シ「なんも考えんな!それは教会が施した術式だ!このままだと目玉がふっとんじまう!」

アリスが少し驚いた

アリス「酷い。酷い、こんな・・・記憶だけでなく意識すらも・・・誰かに操られるなん、て。これを、この赤い神聖文字を、私の目に焼き付けたのは最高司祭、様、なのですか?」

シ「いや、チゲェこの世界を作ってじっと見てやがる・・・神さまがしたことだ」

アリス「神・・・・・・」

アリスは泣いていた

アリス「私達整合騎士が神の作りたもうた世界を守る為無限の日々を戦い続けても神は信じて下さらないのですか?私から家族も妹の思い出を奪い、その上このような封印を施し服従を強要する、なんて・・・私は人形では無い!」

アリスが空に叫んだ

アリス「確かに私は作られた存在かも知れない!でも私にも意思はあるのです!私はこの世界を世界に暮らす人々を護りたい!それが私の果たすべき唯一の使命です!」

目の光が激しくなった

シ「もう止めろ!マジで潰れるぞ!」

アリスがこちらに倒れてきた

アリス「シュウ・・・・私を・・・しっかり押さえていて・・・・」

シ「・・・・・・・あぁ」

そう言われ俺はアリスを抱いた

アリス「最高司祭アドミニストレータとそして名を持たぬ神よ。私は私の成すべきことを成す為に貴方と!戦います!」

そしてアリスの気は失った

シ「・・・・・・よく頑張ったな。アリス・・・・」

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