ソードゲンソウオンライン   作:ヘタレ寝癖人間

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第五十三話:剣の巨人

アド「ま、退屈なショーではあったけどもそれなりに良い意味のあるデータを少しばかり拾えたわね」

そう言うとアドミニストレータはチュデルキンを壁に飛ばしてこちらに歩いてきた

シ「おいおいおいおいおいおい!そいつぁお前のために闘ったんじゃねーのかよ!」

俺は叫んだアド「イレギュラーな坊や達。詳細プロパティを参照出来ないのは非正規な根因から発生した未登録ユニットだからかな。なんて思っていたんだけど・・・違うのね。貴方達あっちから来たのよね?向こう側の人間、そうなんでしょ?」

俺の言葉を無視したアドミニストレータの発言に少し息を飲んだ

キ「そうだ!とは言え俺に与えられた権限レベルのこの世界の人達と全く同等で貴女のそれには遠く及ばないんだけどな」

アドミニストレータはクスクス笑うと

アド「そう・・・・。シュウの方は・・・言わないでも分かるわね」

シ「アドミニストレータ。このままじゃあ人界は闇の軍勢に飲まれちまう。今の騎士団じゃあ力不足だ」

アド「哀れね。ちびっこに騙された貴方が不憫だわ」

アリス「お言葉ですが最高祠祭様。来るべき闇の総進行に現在の整合騎士団では通し切れないとお思いになっていたのは騎士長ベルクーリ閣下も副長ファナティオ殿もご同様でした。そして、この私も・・・・」

俺はアリスを見た後で直ぐにアドミニストレータを見据えた

シ「もし整合騎士団が壊滅したらあんたには人界の奴等を護る手立てはあるのか?お前は整合騎士達を親から嫁に旦那に兄弟姉妹、無理矢理引き離して記憶を封じて起きながらありもしねぇ神の世界から召喚したとか言う嘘の記憶を植え付けた!テメェは!こいつらの忠誠も敬愛も信じずに魂に服従を強制する術式を掛けやがった!」

また叫んでいた

シ「ならテメェはクソだ!テメェはパイエティモジュールが姿を変えらず悩みとか苦しみ悩まされねぇって本当に思ってんのか!んな訳ねぇ!おっさんも、ファナティオさんもデュソルバートのおっさんもフィゼルもリネルもエルドリエもアリスも!他の整合騎士だって、なやみ苦しんでんだ!それが人間なんだ!テメェのそれは単なる生き人形じゃねーかよ!」

ここまで叫んだのは久しぶりだ

喉が痛い

しかしアドミニストレータの

アド「知ってたわよ」

笑っても今の俺の言葉を足蹴にした

シ「っ!」

俺は剣を構えて強く握った

シ「テメェだって人間だ。間違いはある。それはもう直す事も出来ねぇ。なら何が起こるか?外の世界の奴がボタンをひとつ押してこの世界は消える!」

アリスとユージオもこちらを見た

シ「正直俺は外の世界も気に食わねぇ。・・・・・戯れで命創って気に食わない結果なら消す?命をなんだと思ってやがんだって話だ」

アドミニストレータが降りてきた

するとアドミニストレータはパイエティモジュールを掲げた

アド「目覚めなさい!私の忠実なる下部!魂なき殺戮者よ!リリース・リコレクション!」

アドミニストレータが術式を唱えると周りの飾りの武器が光り一塊になった

それの腹部にパイエティモジュールは嵌め込まれた

そして降りてきたのは剣で出来た化けものだった

アド「これこそ私の求めた力。永遠に戦い続ける純粋なる攻撃力!名前は・・・・そうね。ソードゴーレムとでもしておきましょうか?」

 

ソードゴーレムが向かってくるとユージオは剣を抜いた

しかしユージオが動けずアリスが剣を弾いたが次の瞬間アリスが刺された

次にキリトがソードゴーレムに向かうが刺され壁まで飛ばされた

シ「・・・・・・・・・・・・」

俺は自らの血の海に浸かるキリトとアリスを見た後ゆらゆらとソードゴーレムに歩き出した

ソードゴーレムが立てに斬ろうとするが俺は剣で防いだ

しかしソードゴーレムはもう片方で腹俺を斬る

俺はそれを耐えながら下がった

シ(どうやって倒すんだよ!クソ!)

俺がソードゴーレムを睨んでいると巨大な蜘蛛が現れた

しかし蜘蛛はソードゴーレムに手足を斬られた後腹を刺されて絶命した

それを見ていると隣が光り始めた

見るとユージオが短剣を床に指していた

そして光の柱が伸びその中から扉が出てきた

そこから出てきたのはカーディナルだった

カーディナルはソードゴーレムに雷を放ち吹き飛ばした

カーディナルは辺りを見るとアリスとキリト傷を治した

次にカーディナルは今は小さくなった蜘蛛を拾った

カーディナル「この頑固者。・・・任務を解き労をねぎらいお前の好きな本棚の片隅で望む様に生きよと言うたじゃろうに・・・」

キ「シャーロットはフラクトライトを持っていたのか?」

カーディナル「いや、お主の世界の言葉を借りればNPCと同じ存在じゃ」

シ「・・・・・なら何でキリトを護る為に、キリトの為に戦ったんだ?」

カーディナル「こやつはもう200年生きておったのじゃ」

シ「・・・・・たとえNPCでも長い間色んな者に触れあえばフラクトライトの様に感情を持つ・・・・。プレミアみたいに・・・」

キ「・・・・・・・・・・・・・・・」

カーディナル「その通りじゃ。・・・・貴様には永遠に分からぬ事じゃがな!アドミニストレータ!虚ろなる者よ!」

俺、キリト、アリス、ユージオ、カーディナルはアドミニストレータを見据えた

カーディナル「さぁ、5人対一人じゃ」

アド「5人対一人?いいえ。その計算はちょっとだけ間違えてるわね」

そう言うとソードゴーレムが立ち上がった

アド「正しくは5人対300人なのよ?私を加え無くてもね」

キ「300人・・・・・・・?」

シ「おい。・・・・・・まさかテメェ!」

カーディナル「護るべき民を生け贄にしたのか!?」

俺達は血の気が引くのが分かった

ユージオ「人って・・・・人間?」

アリス「人、だと言うのですか?」

アド「護るべき民とか私がそんな低次元な事を気にする訳ないじゃない」

シ「テメェまさかそれで・・・・闇の軍勢を凌ぐ・・・のか?」

アド「そうね・・・・これはまだプロトタイプだから人界の約八万人の内ざっと半分は必要かしら。これで満足したかしら?アリスちゃん?」

アリス「最高祠祭様。もはや貴女に人の言葉は届かない・・・故に神聖術師として尋ねます。その人形を作っている30本の剣。その所持者は今は何処にいるのです?」

アドミニストレータの代わりに俺が口を開いた

シ「なぁ、あの天井・・・・・もしかして・・・・・・」

全員が天井ー見た

ユージオ「そうか・・・・そうだったのか・・・・。あの天井の水晶・・・・あれは整合騎士達から奪った記憶の欠片なんだ・・・」

シ「あぁそうだよ!野郎はあれを擬似的に人間ユニットにしてやがんだ!」

ソードゴーレムがこちらにゆっくり歩いてきた

シ「しかも整合騎士達の愛する奴の記憶をリソースに動いてる。あいつは・・・・・人の感情を利用してんだよ!」

アド「そう、つまりその事実を知ってしまった今、貴女は人形を決して破壊出来ない。何故なら人形の剣達は形を変えただけの生きた人間どもなのだから!」

カーディナルが膝を付いた

俺はカーディナルの前に出た

シ「カーディナル・・・・・・。折れたなら退け。また立ち直ったら言いやがれ」

カーディナル「!」

シ「アドミニストレータ・・・・・テメェはこの世界の命を改竄可能なデータだと思ってるかもしれねぇ。だがなこの世界の奴は生きてんだ!テメェが人形に使って言い命なんて断じてねぇ!」

アドミニストレータが俺に剣を向けて黒い雷を撃たれた

シ「!」

それは何度も撃たれた

キ「シュウ!」

キリトが近づこうとした

アド「さようなら・・・・」

そう言うと最大出力の雷を撃たれた

しかし次の瞬間俺はカーディナルに吹き飛ばされてカーディナルが吹き飛んだ

シ「ちく・・・ しょう・・・」

俺は気を失い次に目が覚めたとき

 

 

 

 

 

ユージオの体が二つに別れており青薔薇の剣も折れていた

しかしその代わりソードゴーレムとアドミニストレータの右腕が無くなっていた

シ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

そしてアドミニストレータがキリトに留めをさそうとしていた

シ「っ!」

俺は急いでアリスの前に出て剣を防ごうとすると同時にキリトも同じ行動に出た

そして俺とアリスとキリトは吹き飛ばされた

アリス「なんだ・・・まだ動けるでは、ないですか・・・」

シ「・・・・・後は俺らに任せろ。ゆっくり休んでくれ」

そう言うとアリスは安心したように目を閉じた

キ「・・・・・シャーロット、カーディナル、そしてユージオから預かったこの命は・・・俺達は君に繋ぐ」

キリトがそう言うと俺は立ちあがりアドミニストレータを見据えた

シキ「「騎士(剣士)シュウ(キリト)。参る!」」

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