俺とアリスは春雨と雨縁に乗ってルーリット村に来た
火を見た後キリトは一人で剣を立て掛けている壁まで這いずっていた
そんなのを見たら助けない訳には行かない
やはり村はゴブリンが練り歩いていた
ゴブリンの進む先に人がいる
しかし後ろにはゴブリンがいない
逃げれるのに逃げないのだ
シュウ「アリス、春雨達を待機させて地上に降りるぞ!」
アリス「わかりました!」
俺達は村の住民が集まる広場に集まった
アリスは地上に着くとすぐにガスフトまで歩いていき俺もそれを追いかけた
アリス「ここではやつらを防ぎきれません。今すぐに皆の通りから全住民を避難させて下さい」
バルゴッサ「バカ言うな!屋敷を!いや、村を捨てて逃げられるか!」
アリスの指示にバルゴッサが反発した
シュウ「あんたは命と金、どっちが大切なんだ!今ならまだゴブリンどもから安全に逃げられんだ!」
ガスフト「・・・・・広場は円陣を組んで守りを固めろと言うのだ。衛士長ジンクの指示なのだ。この状況では村長の私とてその命令には従わなければならない。それが帝国の法なのだ」
どうやらこいつらは頑なに動かないでいるらしい
俺達がどうするか考えていると
セルカ「姉様達の言う通りにしましょう」
セルカが口を開いた
セルカ「お父様!昔から姉様が一度でも間違えた事があった?ううん。私にだって分かる。このままじゃ・・・皆殺されちゃう!」
バルゴッサ「逃げるだと?」
セルカの言葉に反発したのはまたもバルゴッサ
バルゴッサ「子供が!でしゃばるでない!村を守るんじゃ!」
バルゴッサのセルカへの威圧的な態度に俺とアリスはバルゴッサに睨んだ
それに気付いたのかバルゴッサは
バルゴッサ「そ、そうか。分かったぞ!村に闇の国の怪物を招き入れたのはお前じゃなアリス!昔果ての山脈を超えた時闇の力に汚されたのじゃ!魔女じゃ!この嬢は恐ろしい魔女じゃ!」
今度はアリスがゴブリンどもを連れてきたと戯れ言をいい始めた
もう呆れを通り越して関心してしまう
シュウ「・・・・・・セルカとお前の父ちゃんと母ちゃん、ガリッタ爺さんとキリトまでなら連れて行ける。どうする?」
俺はアリスに耳打ちした
アリス「・・・・・私も同じことを考えました。しかし・・・・」
シュウ「ま、そうだよな」
俺は覚悟を決めると口を開いた
シュウ「騎士の名において衛士長ジンクの命令は破棄する!」
そう叫んだ
シュウ「この広場にいる人は全員武器を持った奴を先頭に南の森に避難しろ!」
バルゴッサ「き、騎士とはなんじゃ!そんな定則この村にはないぞ!ちょっと剣が使えるかと言って勝手に騎士と名告るなんぞ央都の騎士様に知れたらどうなるな・・・・」
俺はそれを聞いて
シュウ「と、おっしゃっておりますが。アリス殿?」
俺とアリスは羽織ってきたマントを取った
アリス「私の名はアリス!セントリア市域統轄!公理教会!整合騎士!第三位!アリス・シンセシス・サーティ!」
シュウ「同じく整合騎士第四位!シュウ・シンセシス・ゼロ!」
バルゴッサが倒れた
バルゴッサ「せせ、整合騎士!?」
シュウ「たく、何でこうなるかな・・・・」
ガスフトが膝をついた
ガスフト「ご命令、確かに承知した。整合騎士殿」
ガスフトが指示を始めた
シュウ「先に俺は行ってる」
アリス「分かりました」
俺は走った
シュウ「ジンク!ここは引き受けた!とっとと逃げろ!」
ジンク「は、はい!」
ジンクが周りに指示すると衛士達が離れてゴブリン達が侵入してきた
その時雨縁と春雨のブレス攻撃でゴブリン達を焼き払った
シュウ「もう良いのか?」
アリス「はい。後は戦争を終わらせてからにするつもりです」
そう言うとゴブリンが剣を振ったがアリスが素手で掴んだ
ゴブリン「エルムの女!殺して食う!」
アリスはそのまま剣を折りそして斬った
しかしまだゴブリンが来る
どうやらゴブリンだけではなくオークも居るようだ
アリス「・・・・・・これから私は私自身が求める物の為に戦う。妹と父、母を守る為。そしてキリトとユージオ、そして彼方が守ろうとした人界の人々を守る為。戦う」
アリスは自分の右目に着けた眼帯にしていた布を外した
シュウ「・・・・・それ要らないならくれ。左目塞いだ方が調子出る」
アリスは俺に眼帯にしていた布を渡した
ゴブリンが走ってきた
アリス「ありがとうシュウ。私はもう大丈夫。これからも色々と迷ったりするでしょうけど・・・でも前に進むわ。彼方とそして私が求める物の為に」
シュウ「いい顔になったじゃねーか・・・・我ら人界の騎士シュウ!及びアリス!」
アリス「私達がここにいる限りお前達が求める血と殺戮はない!今すぐに洞窟を通って自分の国に帰るがいい」
俺達は剣を上に上げた
シュウアリス「「エンハンス・アーマメント!」」
シュウアリス「「降り乱れろ(吹き荒れろ)!星ども(花達)!」」
アリスの金木犀の剣から出来た花がが前衛を壊滅させ俺の明星の剣が落とした星が後衛を壊滅させた
そしてこの日俺は始めて武装完全支配術を使う決心がついた