ゼルネルコンビを送り届けて空を飛んでいると大量のミニオンが見えた
シュウ「おいおいおいおい!」
流石にこの数は処理出来ない
どうしようか考えて居るといきなりミニオンが小間切れになり始めた
シュウ「これは・・・・」
これを俺はしっている
おっさんの空切りだ
シュウ「流石だぜ。おっさん・・・」
もうミニオンが居なくなった
そのまま進んで居ると雨縁に乗ったアリスを見つけた
シュウ「アリス!」
アリス「シュウ・・・・・」
アリスは元気が無かった
シュウ「・・・・・どうした?」
アリスは下を見ている
下では人界軍やゴブリンが戦っている
死体もゴロゴロ転がっている
アリス「・・・・・・何故人界人だけでなく亜人の魂から生まれてくる神聖力がその全てが温かく清らかなの?」
アリスの問いにしばらく答えられなかった
シュウ「俺も始めてダークテリトリーに来た時に思ったんだ。たぶん亜人も人界人も持ってる魂は全部同じなんだ・・・。ただ生まれたのがこっちかそっちだけの違い・・・」
アリス「じゃあ何故私達は戦ってるの?」
この問いにはしばらくしても答えられない
アリス「シュウ・・・お前がずっといられたら・・・」
アリスが首を振り
アリス「ごめんなさい。今のは忘れて」
アリス(これは私の役目!最高祠祭に剣を向け公理教会の支配態勢を揺るがした私の責任・・・)
俺はアリスを見た後また下を見た
シュウ「!来た」
下にはオーガと闇黒術士団が構えている
シュウ(アリスだけじゃ数千を越える闇黒術士の素因保持量にかなわねぇ。それに神聖力をただ熱素やとうそにするだけじゃ峡谷の空間神聖力が刈らしきる程の神聖術は出来ない。でも酵素を鏡で閉じ込めて無限に反射させれば・・・・)
強大な神聖術になる
アリス「たった一人の為に数多の命を奪う罪は己の両肩に背負ってみせる」
シュウ「お前にだけに背負わねぇ。俺も背負う」
アリスがこちらを見て少し笑った
そして剣を抜いた
アリス「咲け!花達!」
剣がおおきな金木犀になった
アリス「バーストエレメント」
そう言うと金木犀から巨大なレーザーは発せられオーガ隊、闇黒術士隊を焼き付くした
後にはもう何も残っていない
俺達が降りると喊声が巻き起こった
ファナティオ「お帰りなさい。よくやってくれましたね」
アリスが雨縁から滑り落ちた
シュウ「アリス!」
ファナティオ「大丈夫よ」
どうやらファナティオさんが受け止めてくれたらしい
ファナティオ「敵は撤退したわ。貴女が導いた勝利よ」
アリス「ファナティオ殿。戦いはまだ終わった訳ではありません。今の術式が新に発生させた神聖力を敵に再利用させないように治癒術で消費させておかねば・・・」
アリスが辛そうに立ち上がった
アリス「向こうはまだ主力の闇黒騎士団と拳闘士団が健在ですから・・・」
全員が後退してもアリスはまだ焼け跡を見ている
シュウ「アリス・・・・」
そんなアリスの背中を俺は見るしかなかった
近くにいた春雨と雨縁を寝床に戻してまたアリスに近づいた
エルドリエ「師よ」
そこはエルドリエが居た
鎧は血まみれだった
アリス「エルドリエ!?怪我はないのですか?」
エルドリエ「はい。大きな傷は受けておりません。しかしいっそ戦いの中で命を落とすべきでした」
それを聞いた時俺は自然とエルドリエを殴っていた
アリス「シュウ!」
シュウ「テメェ・・・それを死んだ奴の前で言えんのか?」
エルドリエ「・・・・・・・」
さらに俺はエルドリエの胸ぐらを掴んだ
シュウ「死んだ奴も死にたくねぇって思って死んでったんだ!それを死んだ方が良かった?ふざけんのも大概にしやがれ!」
エルドリエ「私は衛士達を率いて戦うと言う使命を果たせなかった・・・。ゴブリンどもに陣を突破されたうえ敵の族長をレンリ殿に打たれてしまった・・・アリス様の期待を私は裏切った。このざまで師の心を、愛を得ようなどと滑稽にも程がある!」
シュウ「・・・・・・・・」
俺はエルドリエの胸ぐらを離した
エルドリエ「私には!アリス様の弟子を名告る資格などないのです!」
アリス「そなたは、そなたはよくやりました!私にも守備軍にも、そして人界の民達にもそなたは必要な者です。何故そのように自分を責めるのですか?
エルドリエ「必要?それは、戦力として、ですか?それとも・・・」
エルドリエが言いかけると焼け跡から唸り声が聞こえた
そこから出てきたのはオーガだった
傷からしてすでに天命は残っていない
シュウ「その様子じゃあ天命はほとんどねぇよな?何で丸腰で立ってやがる?」
武器でも持っていたらまだ斬ることに躊躇いは無かった
???「俺は・・・オーガの長フルグル」
俺達はさらに警戒を深めた
フルグル「俺、見た。あの光の術、放ったの、お前。あの力、その姿、お前、光の巫女。お前連れていけば戦争終わる。オーガ、草原帰れる。そして、そっちのお前」
今度は俺を見てきた
フルグル「最初の戦い、見た。お前、闇の夜叉。お前連れていっても同じ。戦争終わる」
アリス「何を、言っている?」
シュウ「アリスが光の巫女?俺が闇の夜叉?戦争が終わる?」
エルドリエ「おのれ!獣風情が!何を言うか!」
エルドリエがフルグルが斬ろうとするとアリスが止めた
エルドリエ「し、師よ!何故・・・」
アリスはエルドリエの腕を下ろすと前に出た
アリス「いかにも、私こそが光の巫女。さぁ、私をどこにも連れて行くのです?私を求めるのは誰なのですか?」
フルグル「皇帝ベクタ。皇帝欲しいの光の巫女と闇の夜叉だけ。巫女と夜叉を捕まえ届けた者の願い何でも聞く。オーガ、草原帰る。馬飼って鶏捕まえて暮らす」
アリス「私を恨まないのですか?そなたの民を皆殺しにしたのはこの私です」
フルグル「強いもの、強さと同じだけ背負う。俺、長の役目背負っている。だから、お前捕まえて、連れて、行く!」
フルグルがアリスに飛び掛かってきた
しかしアリスに斬られ死んだ
俺は死んだフルグルから神聖力を取った
シュウ「せめて、その魂を草原に飛ばしな」
俺はフルグルの魂を飛ばして考えた
シュウ「皇帝ベクタ・・・・」
アリスがおっさんに報告しに行った
シュウ(あいつは俺を夜叉と言った。つまり皇帝ベクタって奴は外の俺を知ってることになる。・・・・・皇帝ベクタは外の世界の人間ってこと)
それがラースという可能性だがそれは考えにくい
つまり
シュウ「相手はラースを責めた方って事か・・・」
アリス「何をぶつぶつ言っているのですか?」
声が聞こえて振り向くと近くにアリスがいた
シュウ「な、なんだアリスか・・・。何でもねぇよ。で、おっさんはどうだって?」
アリス「私とシュウ、叔父様が三割の兵を連れて東の大門から北に行きます」
そこで分かった
シュウ「!ワールドエンドオルターに向かう気か?」
アリス「はい」
シュウ「・・・・・・・・分かった。出発は?」
アリス「今からです」
という訳で俺は春雨に載って跳んだ
キリトは下の補給隊の馬車に乗っている
しばらく進むとある音が聞こえた
アリス「この音・・・術式の多重詠唱!?」
シュウ「あ?神聖力は枯らしたんじゃねぇのか!」
俺が叫ぶと
ベルクーリ「!奴ら、何てことを!」
シュウ「何かあんのかおっさん!」
ベルクーリ「通常神聖力は地力と陽光が必要だ。だが別の方法で神聖力を造る方法がある」
別の方法・・・・すなわち人の死だ
つまりあいつらは
シュウ「仲間を殺して、神聖力をつくってんのか・・・・?」
ベルクーリ「恐らくな」
俺は血が出る程唇を噛み締めた
シュウ「ふざけ、やがって・・・・・。テメェら仲間をナンだと思ってやがんだァァァァァァァ!!!!!」
それはもう咆哮に近かった
ようやく見えた力の源は丸く虫が集まった者だった
しばらくすると虫が一気に向かってきた
ベルクーリ「接近してこちらに引き付ける!」
おっさんの後に着いていき上昇した
しかし全てが来たわけではなかった
シュウ「!ヤベェ!まだ残ってる!」
俺がそう言うとアリスが下降していった
ベルクーリ「待て嬢ちゃん!その技じゃ無理だ!」
シュウ「!もう一人いるぞ!」
アリス「エルドリエ!?」
エルドリエは上昇すると全ての虫がエルドリエに向かった
エルドリエが無視の武装完全支配術で応戦しているが遂に腕に絡み付かれエルドリエはさらに上昇し爆発した
落ちてくる上半身だけのエルドリエを抱えたアリスが降りてきた
アリス「エルドリエ!目を開けなさい!ゆるしません。このような所で私を置いて行くなど・・・」
エルドリエが少し目を開けた
エルドリエ「師よ・・・。ご無事で?」
アリス「ええ、無事ですとも。そなたのお陰で。言ったでしょ。私にはそなたが必要なのです」
アリスがエルドリエに抱き付いた
エルドリエ「アリス様・・・。貴女はもっとずっと多くの人びとに必要とされております。私はなんと小さかったのでしょうね。貴女を・・・独り占めしようなどと・・・」
アリス「そなたが求めるなら何でもあげます!だから帰ってきなさい!私の弟子なのでしょう!」
エルドリエ「もう・・・・十分に頂きました」
アリス「エルドリエ?エルドリエ!」
エルドリエ「泣かない、で。母、さん」
これを見て俺は嫌でも分かった
エルドリエは死んだ
シュウ「・・・・・・・・アリス雨縁借りるぞ」
アリス「・・・・・・・・許可します・・・」
アリスはエルドリエの鞭を持って泣いていた
シュウ「春雨!雨縁!滝栗!全速突撃!」
三匹の飛竜が跳んだ
闇黒術士団が逃げ始めた
シュウ「逃がすか!撃て!」
三匹のブレスで辺りを破壊した
シュウ「テメェらは生きる事も死ぬ事も許されない!」
俺が剣を抜くと剣は黒くなった
シュウ「エンハンス・アーマメント!」
俺は空を斬った
すると空が歪んで穴が現れた
闇黒術士団がその穴にどんどん吸い込まれている
シュウ「我名はシュウ!整合騎士、シュウ・シンセシス・ゼロ!人界を守護する三神の代行者!光の巫女と対を為す者である!我前に立つものはことごとく邪正の意向に打ち砕かれると覚悟せよ!」