夜が明けた
シュウ「えっと・・・・何これ?」
シュウとキリトの近くにはアリス、ロニエ、リーナ、ユウキ、アスナが居る
そしてそのアスナとユウキが問題なのだ
シュウ「え!?ステイシア様!?アマテラス様!?何故この人界・・・・て、ここ何処!?」
シュウは走って天幕を出た
空が赤く草木も生えていない
シュウ「ダーク・・・テリトリー・・・」
ここに来るのは始めてでは無い
ユウキ「兄ちゃん起きたの?」
後ろには先程おきたユウキが居た
シュウ「アマテラス・・・様?」
ユウキ「う~ん。兄ちゃんは今僕を忘れてるんだよね。僕はユウキ。神様じゃなくって人間だよ」
シュウ「ユウ、キ・・・・・・」
何処かで聞いたことがある名前だと思った
何処か別のそれもこの世界よりも技術が進歩した何処か
シュウは頭を抱えていた
ユウキ「無理に思い出そうとしなくても大丈夫だよ」
そう言われシュウは考えるのを止めた
シュウ「では貴女方は我々の敵ですか?」
ユウキは頭を横に振る
シュウ「では貴女方は我々の救世主です。誰が何と言おうと自分にとって貴女はアマテラス様でありあの方はステイシア様です」
シュウは笑って答えた
そして作戦が始まった
暗黒騎士団と拳闘士がアスナの作った裂け目を綱渡りで渡って来ている
それの綱をレンリの神器で断ち切ろうとしているのだ
馬で走り裂け目に着くと既に何人も綱を渡っていた
シュウたちに気付いた暗黒騎士と拳闘士が向かってきた
シュウには人を斬った経験が無い
だから斬る勇気が無い
アリス「シュウ!今は戦の最中です!覚悟を決めなさい!」
シュウ「!」
シュウは剣を振り上げて二人斬った
ユウキ「兄ちゃん・・・・・」
シュウ(ゴメン・・・)
シュウが裂け目を見ると既に紐が何本か切られており渡って居る暗黒軍が落ちていく
シュウ(もうすぐ・・・・紐も全部切れる。早く!早く!)
シュウはその行く末を見送るしかなかった
そんな事とは裏腹に皇帝ベクタのリアル、ガブリエル・ミラーはアンダーワールドにアメリカ人プレーヤーを入れダークテリトリー軍と人界軍を襲わそうとしていた
その頃ALOではリズ、シリカ、クライン、エギル、フィリア、ニトリ、ユイ、エネがシュウやキリトを助ける相談をしていた
そしてALOのアバターをアンダーワールドにコンバートする事になったのだが今日本は午前三時、ログイン人数が最も少ない。そしてアメリカがモッとも多い時間である
のでALOプレーヤーにも手伝ってもらおうと言う事になり今中立都市アルンとなる
リズ「これは決して嘘でも冗談でもないわ。日本のとある研究機関が日本の支援を受けて作ったザ・シード企画の仮想世界、アンダーワールドにもうすぐ何万人って数のアメリカ人プレイヤー達がそれと知らずにダイブしてその世界の住民達を皆殺しにしようとしているのよ!アンダーワールドに暮らしているのは只のNPCじゃないわ!私たちと同じ感情、同じ魂を持っているの!お願いです。彼らの命を守るために皆の力を貸して!皆が今使っているキャラクターデータをアンダーワールドにコンバートしてください!」
周囲がざわめき始めた
サクヤ「リズベット、君や君の友人達が早朝から単なる悪ふざけでこんな事をするとは思えないし何よりあのキリトやシュウがもう十日近くもログインしていないのは確かにただ事では無いだろう。しかし・・・正直にわかに信じがたい。人間と同じ魂を持つAI、それを奪おうとするアメリカ軍?どちらも現実味が無さ過ぎる話だ」
ニトリはラースに協力している
それはシュウやキリトが命の危機に晒された時の保険である
ニトリも初めてフラクトライトを見た時こう思った
本当にAIなのか、と
それほど彼らは人間なのだ
サクヤ「それに先程君はコンバートするに当たっていくつかの問題点があるとも言ったな。まずその問題とやらを説明してくれないか?」
ニトリ「それは私から」
そしてニトリは前に出た
ニトリ「アンダーワールドにコンバートするに当たっての問題点は一、自発的ログアウトができない。方法は内部での死亡のみ。そして二、ペインアブソーバーが存在しない。つまりリアルと同じ位の痛みが生じる。最後に三、今そこは開発者すら干渉できない。つまりコンバートしたキャラデータはサイコンバートできるか分からない」
さっきよりも大きくざわめき出した
「ふ、ふざけんなよ!」
この言葉と共に大きな批判が漏れた
「キャラロスするだ!消えたらお前らが保証出来んのかよ?」
「それとも種族事弱体化させようとか言う罠か!」
クライン「な!」
クラインが声をあげる前にリズが制止した
リズ「ごめんなさい。保証は出来ないわ。貴方達の育て上げたキャラクターはお金に変えられない事は良く分かってる!だからお願いしてるの。私達を助けてって。今アンダーワールドで必死になって戦っている、アメリカからの攻撃を防いでいる私達の仲間を助けて下さいって!」
「あんたらの言う仲間って言うのはSAOサバイバーの事だろ!分かってんだよ!お前ら元SAO組が心の中じゃ他のプレイヤーを見下してる事くらい!」
「侵略とか人工知能だとか魂だとか知るかよ!」
「VRMMOにリアルの話持ち込んで勝手な事いってんじゃねぇ!」
ニトリは強く手を握った
そうしないと押さえられなかった
リズ「えぇ!これはリアルの話よ。そして貴方達の言う通りSAO出身者はリアルとバーチャルを混同しがちなのかも知れない。でも決して私達は自分達が英雄だなんて、特別だなんて思ってない!私とこの子達はサバイバー達だけが集められた学校に通ってるわ!その生徒は月に一回必ずカウンセリングを受けなきゃいけないの。嫌な質問もいっぱいされるし飲みたくない薬を飲まされてる子だって何人もいる。私達は皆政府にとって監視対象の犯罪者予備軍なの!」
ニトリ「それは君たちだって同じだ。VRMMOプレイヤーは多かれ少なかれそんな扱いさ。言うなれば社会不適合とか思われてる訳さ。でも、現実はここにある。この世界とここに繋がってる沢山の仮想世界は絶対に虚構の逃げ場所なんかじゃない。私達にとっては本当の生活と本当の友達と本当の出会いや別れや笑顔が涙がある現実だ。 皆だってそうだろ?この世界がもうひとつの現実だと思ってる。だから何だって頑張る。それでも君たちはこれは只のゲームって、所詮は偽物って言ってる。じゃあ私達の現実は何処にある?この世界樹みたいに集まって出来たアンダーワールドを私は護りたい。お願いだ。
力を貸してほしい」
ニトリが頭を下げた
そしてそれに続いてクライン達も前に出て頭を下げた