わたくしが黒のアサシンですわ。   作:六導

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更新遅くてすいません。
どうしてこの季節は辛いので


第5話 動き出す物語

「凄まじいですわね」

その光景を見た私の開口一番口はそれだった。

 

私はルーラーを見つけた後、ゴルドさんとセイバーにルーラーが車で通るルートを教えた後、ゴルドさんにもうお前に用はないだから帰れと言われてしまい仕方なく城塞に帰ろうとした所で私の分身からルーラーの通るルートに同じく赤のサーヴァントが居るという情報を聞き急いで戻って来た所でこの戦闘を目にすることができた。

 

槍の一突きで地面が抉れ

 

剣の一振りで地面が割れる

 

そうした二つの巨大な力と力が拮抗している次元の違う戦闘が繰り広げられていた。

そうした戦闘の中でマスターであるゴルドさんはと言うと

「フン、あれだけ大口叩いておいて棒立ちなんてどうかと思いますわよゴルドさん」

私が独り言を呟くがそれも仕方ないと思う。

サーヴァントである私が目でようやく何をしていたのか推察することが出来るレベルの戦闘なのだからただの人間たとえ魔術師だとしてもこの人外の戦闘中に何か支援をしてやれという方が無理な話だということは

 

「本当に凄まじいですわね。ここまで離れていても余波が来そうなくらいですわ」

現在、私がいるのはセイバーさん達からおよそ800メートルほどの離れた地点でマスターからもらった望遠鏡で戦闘を眺めていた。

残念ながら私はサーヴァントとして人間以上の力を手に入れ眼も生前に比べ大分強化されているが流石にこの距離で詳細な観察などはできないのでマスターからいつくかの道具を借りている。

そのうちの一つがこの骨董品のような望遠鏡、一応魔術的な強化がなされている代物である。

「さて、あちらのランサーもセイバーさんと同様に宝具を使う気は無いようですし」

まぁ、当然でしょうね。

こんな聖杯大戦の序盤に宝具を使い真名を晒すような真似は流石にしてくれませんか

「でも、これではお互いに決定打に欠けますわね・・・それに」

もし仮にあちらのランサーのマスターが近くにいるならアサシンとしてそちらを狙いたいのですがそちらもどうやら無理そうですわ。

先程から私達を使い辺りを探していますがマスターからしき人は見つかる様子はない。

「手詰まりですわね私も・・・おや、もう戦闘は終わりのようですわね」

どうやらランサーはこれ以上の戦闘は無駄と踏んだのか朝日とともに撤退したようだ。

そして私はランサーに向けていた望遠鏡を今度はルーラーに向けると

 

「!?」

 

私は思わず望遠鏡を落としそうになり慌てて手で取り落とさずに済んだ。

まさかルーラーと目が合うとは思いもしませんでした。

この後、私は戦闘のゴタゴタを利用してルーラーを尾行するつもりでしたがやはりルーラーの監視は無理だと考えを改めた私はそのまま霊体化してマスターの元に戻ることにしました。

 

 

 

side士道

 

部屋のカーテンの隙間から光が差し、だんだんと部屋が明るくなってきた。

徹夜明けのせいか体が凄く怠い、体はもう休んでもいいのではと訴えかけてくるが

「いや、あと一つ作ってから少し横になるか」

そう、俺には時間がない。

偶然とはいえ聖杯大戦に参加することになったからにはまだまだこれが必要になって・・・

 

「まだ起きていましたのねマスター」

 

俺はここ数日で後ろから急に声を掛けられる事に慣れ始めていていた。

いつもはここで俺が驚いてビクつくとアサシンに笑われるというのがいつものパターンになりつつあるので俺は内心かなり驚いていたがそれを表に出さないようにアサシンに声をかける。

「ああ、帰ってきたんだなアサシン」

そういうとアサシンは少し唇を尖らせる。

「ど、どうかしたか?」

「いいえ、せっかくマスターを驚かしましたのにあまりに反応が薄いのでそれを嘆いていましたの」

これは困りましたわといった感じで顔に手を当てて困った表情をしている。

その態度に俺はため息をつくのをグッと堪えながら俺は自身が召喚したサーヴァントについて想いを馳せる。

 

あの日、俺が聖遺物もなしに召喚したサーヴァント

アサシン

 

聖杯戦争に参加する兄が召喚しようとしていたクラスなのでどう行ったクラスなのかはある程度は知っているつもりだった。

サーヴァント同士の戦闘に特化した三騎士とは違い、マスターを暗殺することに特化したサーヴァント

本来なら山の翁が該当するらしいが俺が召喚したのはそれとは全く異なるアサシン、真名 時崎狂三

どんな人物なのか、どんな逸話を持つのかはさっぱり分からない。

狂三の過去について聞こうとすると決まって話を誤魔化して自身のことをまったく話してくれない。

調べようにも真名を晒すに等しいため他の魔術師に聞くわけにもいかないし既に開戦した聖杯大戦中に自分で外に調べに行くこともできないし、それに自分は全くと言っていいほど聖杯大戦に関する準備をしていないのでそんな時間さえ惜しい。

幸いアサシンは自身の過去に関すること以外の命令は聞いてくれるので今はよしとする事にして自分を納得させているのが現状だ。

 

「マスター、急に黙ってどうかしましたの?」

 

アサシンが少し心配したように眉をひそめつつ聞いてきた。

「いや、何でもないんだ。アサシンそれよりもどうだったんだルーラーは?」

慌てて俺は話をかえる。

「それがルーラーの発見はすぐに出来ましたがゴルドさんの勧誘は失敗、加えて私の追跡は無理ですわね。遠目で見ていた私の存在にルーラーは気付いていたみたいですの」

「やっぱりルーラーの追跡は難しいか」

ルーラーの動向を探れというのはダーニックさんからの指示だが追跡できないのであればどうするかと俺は頭を悩ませているとアサシンが誰と念話が届いたようで少し話込んでから

「申し訳ありませんマスター、何やらキャスターが急ぎこちらに来て欲しいそうですの、ですから少し席を外しますわね。マスターは少し横になって下さいな。お話はその後で」

そう言ってアサシンが霊体化して再び一人になった部屋で俺は

「アサシンがユグドミレニアの役に立ってるなら俺はアサシンを少しでもサポートをしてやらないとな!」

と再び自分に喝を入れて礼装作りに力を入れた。

 

その後、キャスターの要件を聞き再び戻ってきたアサシンにいい加減寝て下さいまし!と怒られる一時間前の事だ。

 

 

 

 

 

 




ようやくあの人達が出てくる所までかけるかな
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