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二万爆死でした。
「で、その逃げたホムンクルスを探せばいいんですの?」
私がキャスターの工房に来ると既にキャスターとロシェさん、ダーニックさんとランサーまでもが揃っていた。
「まぁ、そうなるね。君の分身達を使って無傷で捉えてくれないか」
「それは別に構いませんけど、その前にランサー?これはどの程度重要な案件ですの?」
「それはどういう意味だアサシン」
「今、私の分身は赤側のサーヴァント、主に赤のアサシン対策でこの城塞周辺を展開中ですがその内のどの程度をこちらの捜索に回すかを聞いていますの」
そういうとランサーは少し考え込むがキャスターの考えはどうやら違うらしく
「僕としては最優先にして欲しい。何しろ、このホムンクルスは僕の宝具の炉心に使える可能性が高いからね」
「ですが、それではアーチャーに言われた警備網に穴が空きますわ」
と私が反対意見を言うと今度はランサーが口を開く。
「アサシン、今新たに分身は何人作り出せる?」
「そうですわね、10人程度でしょうか」
本当はもっと多いが私は今後の事を考え、手札を晒し過ぎない最低限の人数を伝えると
「ならば、それで構わん。その10人で逃げたホムンクルスを探し出せ」
という話になり私は分身を新たに作り出して逃げたホムンクルスの捜索に当てた。
「というのが3時間前の出来事ですわマスター」
私は一旦、マスターの元に戻ってきていた。
キャスターの話の後すぐにマスターの部屋に戻るとまだ作業をしていたマスターに横になるように言いつけて再び3時間後に戻ってきて今までの話の流れをマスターに報告しに来ていた。
「なるほどな。俺が休んでる間にそんな事になってたのか」
「ええ、ですが私の分身達がこれだけ探して城内で見つからないとなると・・・」
「アサシンはどう思う?」
「どうとは、どういう意味でしょうか」
「本当はもうどこに逃げたホムンクスがいるのか解っているんじゃないのか」
以外にマスターは鋭いと内心驚く
「逃げたホムンクルスが城の外にいる可能性はない、でも城の中でも見つからない・・・ならアサシンが探せない場所」
「誰かが匿っているということですわね」
マスターは頷いてから
「ああ、多分他のマスターはないと思うメリットがない、今は聖杯大戦が始まったばかりだ。おそらくキャスターの宝具の製作を妨害はしないだろう・・なら」
「損得で動いていない人物、つまり」
「「ライダー(さん)だろうな(でしょね)」」
この状況で損得なく人助けをするような人はあのライダーさんだけでしょうね。
「もっと言うのでしたらライダーさんがアーチャーさんに助けを求めてアーチャーさんの部屋に匿っているとかでしょうか」
「なるほどな」
城内に配している私の分身の報告ではライダーさんの部屋は頻繁にマスターであるセレニケさんが出入りしていますからあそこに匿うのは不可能、だからライダーさんは他の誰かに助けを求めるはずならば可能性が一番高いのはアーチャーさんしかいません。
「それでアサシン、そのホムンクルスは何で逃げたんだ?理由は分かるか」
マスターが疑問に思うのも不思議ではない。
本来ホムンクルスは製造者の命令に充実な存在のはずなのに何故と思うは当たり前ですわね。
「それが・・・」
私の宝具、刻々帝の10の弾【ユッド】によって知り得たことをマスターに話した。
「ただそれだけの理由で消費される・・生きていたい・・・か」
正直、話したくは無かった。
これを知ればおそらくマスターは
「狂三、このホムンクルスを見逃してやれないか」
私のことを真名で呼ぶほどマスターはあのホムンクルスの事を気にしているのですね。
「お言葉ですがマスター、それは無意味なことですわよ?もしここで万が一逃げられてもホムンクルスである彼の寿命は3年あるかないかしかありませんわ」
「分かってる。でも生きたいって願ってる奴を犠牲にしなくてもいいだろう」
悲痛な面持ちでマスターが私に話しかける。
「マスター、それは優しさではありませんわ。甘いのです。この戦いで勝つには・・・」
「お話の最中に申し訳ありませんが私、どうやら赤側が動き出したみたいですわ」
間の悪いことにこの聖杯戦争は私の思い通りにはならないらしい
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あの後、私は分身の一人が赤のサーヴァントを発見したと言う報告を受けた。
しばらく監視してみた所、言動と行動を見るにおそらく赤のバーサーカーだと断定し私はダーニックとランサーに報告すると何とダーニックはこの赤のバーサーカーを捕獲しこちらのサーヴァントとして強制的に契約すると言い出した。
そして、私の分身達で赤のバーサーカーをさらに監視しているとどうやら赤側はこれを機会に威力偵察にするようで他にも二体のサーヴァントをこちらに送り込まれてきたのを私の分身達が発見、黒側である私達もその二体の赤のサーヴァントの足止め係としてセイバーさんとバーサーカーさんと私で行うことになったが赤側はさらに前衛と後衛に別れたのでこちらも二手に渡れ私は後方に待機している赤のサーヴァントの足止めということになった。
鬱蒼とした森の中
私は一人、標的となる赤のサーヴァントを相手にしなければならない。
私は内心ため息をつく。
アサシンクラスの私がサーヴァント相手に足止めとはアーチャー、いやケイローンも無理を言ってきたものですわ。
何が貴女なら可能でしょうですか!
出来ればセイバーさんとバーサーカーさんのお二人が早めに赤のサーヴァントを倒して私に合流して3対1の流れに持ち込めれば最高ですがそれは高望みでしょうならば少しでも私が相手より有利に立てるようにしなければ、まずは観察し相手の真名を探る。
相手の真名が分かれば宝具と弱点も自ずと判明するからである。
そして相手の姿は特徴的だった。
まぁ、英霊ともなれば大体特徴の一つや二つは持っているものでしょうけど。
姿から女性そして武器は弓、ならばあの女性のクラスはアーチャーでほぼ間違いない。
それだけなら大した特徴ではないが一番の特徴は頭に耳と尻尾がある。
しかし私はさっぱり相手の真名が分からない。
あとでマスターに聞いてみますか、もしくは隙を見て私の宝具を使いますか。と考えつつ私は赤のアーチャーの背後に回りつつ機会を待つ。
正確にはあの赤のアーチャーが弓でこちらのセイバーかバーサーカーを攻撃した直後を狙うつもりだ。
おそらくあの赤のアーチャーは今、戦闘している同じく赤側のサーヴァントを支援するためにこちらのセイバーかバーサーカーを隙を見て攻撃するはずだ。
そしてより脅威になりそうなセイバーさんの方を攻撃するはず。あの赤のランサーとの戦闘を見る限りセイバーさんの耐久力なら赤のアーチャーの攻撃を一度くらい受けても死にはしないでしょうし、そして再び赤のアーチャーが弓を番える前に私が襲うという作戦だ。
その時のために私は隙を伺う。
そして時はきた。
アーチャーが矢を放つ。
放たれた矢はやはり真っ直ぐ恐ろしい速度でセイバーに向かっている。
その瞬間に私は赤のアーチャーに向けて銃を撃った。
鮮血が飛び散る。
赤のアーチャーは被弾したが間一髪で急所当たる直前に体を捻ることで避けた。
私も元々避けられることは分かっていた。
アサシンの気配遮断は攻撃体制に入るとランクが低くなる弱点がある
おそらく赤のアーチャーは直前で気付いて私の攻撃を躱すだろうと
だから私は当たりにくい頭でなく胴体を狙った。
頭は的が小さく避けられるが胴体は頭より大きくかつ当たれば身体の器官が臓器にダメージが入るので私はそこを狙ったのだ。
案の定、赤のアーチャーは当たった左肩を抑えながら私を睨む。
「くっ!汝は黒のアサシンか!」
それを知った所でもう遅い既に私の影が赤のアーチャーを捉えている。
赤のアーチャーの足を掴む無数の手、さらに手の数は増え伸びた手はさらに赤のアーチャーの両腕を抑えようと動く。
赤のアーチャーは影の拘束から逃れようともがく。
「さあ、残念ですが私も時間をあまり掛けたくありませんので貴女はココでご退場願いましょうか。赤のアーチャー」
そして私は短銃を身動きができなくなっている赤のアーチャーの額に押し付け引き金に指をかけた。
狂三とアタランテならいい勝負ができると思ってます。
まぁ、それ以外がチート過ぎるんですがねw