とある魔術の禁書目録~模倣、再現の意《ミメーシス》~ 作:美由紀
曲夜「不幸だ。」
???「不幸だ。」
同じように隣のベッドに横たわる包帯だらけのぼさぼさ頭はこちらをジッと見つめ何かを悟ったかのようにこう続けた。
ぼさぼさ頭「あの~、もしかしてオタクも誰かを助けようとした口?」
はぁとため息をこぼし続けた。
曲夜「てこたぁアンタもか…。」
二人「はぁ…不幸だ…」
同時にため息をつき「はぁ」っと二度目のため息をするとガラッ—っとドアが開いた。
白井「あら、お元気そうで何よりですの」
曲夜より先に反応したのは隣りのやつだった。
ぼさぼさ「んなぁ!?白井?知り合いなのか…。」
曲夜「なんだ知り合いだったのか…。」
白井「どうしてあなたがここに?まーた包帯だらけですわね…。」
二人のやり取りをしばらく見ていることにした曲夜はその親しげなやり取りに耳を傾けた。
ぼさぼさ「おい、その年中ボロボロ見たいな言い方をしたらいくら上条さんでも傷つくんですからね!」
白井「あら、あなたのような低俗な人間に構っている暇はありませんの」
上条?「誰が低俗だ!はぁ…もういい諦めたあちこちいたい…」
「はぁ」と諦めたようにため息をつくと上条は黙って目をつぶった。
白井「そもそもあなたに会いに来たのではありませんわ!こちらの…。」
曲夜「ん?あぁ昨日のわざわざお見舞いに来てくれたのか?ありがとうな」ニコ
白井(うっ…分かってはいましたが中性的な顔立ちをしているから不覚にも心がときめきましたわ…。)
白井「フン!フン!」
壁に頭を打ち付ける白井を冷ややかな目で見つめる曲夜
曲夜「あの…大丈夫か?白井?」
白井「だっ!…大丈夫ですの…それよりも貴方こそおかげんよろしくて?」
そこから一部始終を白井に伝えた、急に宿った謎の能力のこと、推定LEVEL5ということ、そしてこのことは極秘ということ。
白井「そうだったんですの…でもそのようなことを私に話していいんですの?」
曲夜「あぁ、まぁ白井のことは信用してるしな。」
恥ずかしげもなくあっさりとそう言ってのける曲夜
白井「!?///…。」
曲夜「何照れてるんだ?」
白井「みないでくださいまし!」
バチン!という音をたてて曲夜の頬を痛みが走った。
~数日後~
様々な事情を白井に説明し病院の先生にはくれぐれも能力のことはと念を押されたが
正直今の曲夜はそれどころではなかった…。
退院した曲夜は大切なことを忘れていた…そう…それは…
曲夜「うん、色々あって忘れてたけど…住むところがねえ!」
第2章「電撃少女」
第2章へ続きます。