目の前の海岸を照らす朱色の光。
あの小さな島や、海岸の果てまで続く輝きには、誰もが目を奪われるだろう…
まぁ、共感などしたこともされたこともないが。
今、俺は恋ヶ浜海岸に…って言ってもわからないか。
今、俺は神奈川県鎌倉市のとある海岸にいる。
この海岸では時たま富士山も見ることができるが…今日は空気が澄んでないからか、見ることができない。
観光客も多く、リア充が多い。
また、デートスポットとしても有名らしい。
とりあえずリア充は死ね。
「はぁ…」
虚ろな目で斜陽を見つめていたら、ため息が漏れた。
これからの生活を思うとため息を漏らさずにはいられない。
俺、比企谷八幡がこの観光都市、鎌倉に越して4ヶ月。
悠々自適な一人暮らしを送ってきていたのだが…
そんな生活は今日で終わる。
何故かって?
訳あって同年代の異性と同居することになったからだ。
詳しく説明すると…この間親父が再婚し、家族が2人増えた。
新しいお袋は美咲さんという。ちなみにもう1人は美咲さんの娘さんだ。
親父と美咲さんの夫婦2人が新婚旅行も兼ね、何年か海外に出張するため、必然的に今住んでる家で、その娘さんと同居をすることになったのだ。
幼い頃に俺は美咲さんの娘さんとも会ったことがあるらしいのだが…その娘の顔を思い出そうにも、霞みがかって思い出せない。
おっとこれはどうでもいい話だな。
まあ、つまるところ俺は今、その娘さんのことを待っているのだ。
ん?まだ会っていなかったのかって?
親父曰く、世間一般的には芸能人と呼ばれているめっちゃ可愛い娘、なその娘さんはやはり忙しいのか、今日やっと対面することになったんだよ。
全く、ただでさえ人とコミュニケーションをとることが苦手な俺だぞ?
俺が鬱になる気持ちを、誰かわかってもらえないものだろうか…
無理だな。
俺に友達なんていないし、てかいらないし。
まぁ待ち合わせには少し時間がある。
マックスコーヒーでも飲んで待ちますかね…
あと、親父は死ね。
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いつのことだろう。
私が彼と出会ったのは。
いつのことだろう。
私が彼を目で追うようになったのは。
いつのことだろう。
私が彼のことをもっと知りたいと思ったのは。
いつのことだろう。
私が彼に心惹かれたのは。
いつのことだろう。
私が彼に恋をしたのは。
思い出そう。
懐かしいあの日の思い出を。
決して忘れることのなかった、
愛おしい彼との思い出を。
だって今日は特別な日。
私と彼の2人の生活が始まる日。
次の駅を降りたら、また彼に会える。
まっていてね、八幡くん。
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今日のマックスコーヒーはやたらと甘い気がする。
まるでこれからの俺の人生を、神々が哀れんでいるかのように…
まぁ親父には世話になっている分、俺が頑張らないといけないな。
そう決心した俺の背後で、誰かが立ち止まった音がした。
2月下旬に本格始動
恋染紅葉好き増えろ