不死身の提督 作:豆乳組ソイラテ
追記:ちょっとだけ内容足しました
はぁい♡
俺の名前は、
好きな食べ物は、アボカドと海老。それからケバブ。
趣味とか、イン○タのアカウントとかそこら辺はもっと仲良くなってからだ。ただし、Tik T○kなら教えてもいい。
見ての通り、まぁ、ここは文章を書くところなので見ても文字が並んでるだけ。なので、
話がそれたな。そう、見てのとおりどこにでもいるちょっぴり顔がいい普通の男だ。
そう。これ、一回言ってみたかったんだ。どこにでもいる普通の人間だ~ってやつ。ネットで見たけど、今、主人公がこれ言うの流行りなんでしょ?俺、流行りには敏感なの。欲を言えば、“転生”ってやつもしてみたかったけど、残念ながら死ねなかった。トラックに轢かれないとダメなんだと知ったのは、病院のベッドの上さ。無駄に痛い思いをしただけだった。数日、ピッチリしたナース服の後ろの下の部分を眺めるだけの退屈な毎日を送る破目になった。
まぁ、ここだけの話、本当のことを言うなら、俺はちょっぴりどころじゃなくかなり顔がいいしスタイルもいい、おまけにセクシーだ。
道を歩けば、10人中10人が振り返る。この前だって……
え?なに?こういうの寒いからやめろ?わかったわかった。早いのも嫌われるが遅いのも嫌われる。何事も適度にイクことが大切だよな。気を付けるよ。ごめんちゃい♡
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鎮守府の入り口は、軍の施設の入り口ということもあり、かなりしっかりと威厳を持って造られている。
しかしながら、今回ばかりは話が違ったらしい。
前任の提督が、他の鎮守府に異動となり、提督の席が空いていたが、本日より、ここ
それを受け、鎮守府の事務担当艦の大淀と
到着時間は○九○○。余裕を持って、10分前には鎮守府正門前にやって来ていた二人だが、待てど暮らせど車は現れない。
現在、時刻は○九一○になっていた。
「遅いね。もしかして事故でもあったのかな?」
「渋滞に巻き込まれた可能性もありますが……それだとしても連絡くらいあるべきでは」
待ち疲れたのか明石が、片足をブラつかせながら言うと、大淀が眉間に皺を寄せながらそう言った。
「どうする?一回、戻る?」
「うーん……戻ってる間に来られても」
「まぁ、そうなんだけどー。こうただ待ってるってのも退屈だなって」
ただ待っててもしょうがないと思ったのか、明石が一旦、執務室がある本棟の方に戻るかと提案してきた。
鎮守府正門から本棟までは、少々、距離があり5分ほど歩くことになる。
大淀としても、明石の言っている事もわからなくないが、戻ってる最中に送迎の車が到着されると、その場ではわからず本棟に着いてから連絡を受け、再び正門に戻らなければならず、二度手間になってしまう。
そういった意味で大淀が返事をすると、明石は先程から立ち疲れを隠すことなく、んーっと、両手を挙げ体を伸ばしながら、また言葉を返してきた。
体を伸ばすことによって、彼女のそこそこ大きい胸部が強調される形になり、それを横目に見た大淀は、自分の慎ましやかな胸部と比べ、
コホン、と咳払いをし気持ちを切り替え、これから新たに着任する上官を迎えるのだから、しっかりしてと伝えようと、明石の方を向くと、彼女は伸びをした体勢のまま、上を向き、ポカンとした表情を浮かべていた。
「明石?ちょっと、どうしたの?」
「大淀……空!空見て!!」
「空?空がどうし……た……の……」
明石の慌てた声に、大淀も言われた通り空を見上げる。すると、彼女も同じように目と口を見開く結果となった。
見上げるとそこには、雲一つない晴れ渡る青空。
透き通る空はどこまでも広がっていて、見ていると心も晴れ渡るような気持ちになる。
そんな空に、ただ一点、妙なものが浮かんでいる。
よくよく目を
明石も大淀も、始めは見間違いかと思ったが、だんだんこちらに近づいてくるにつれ、人のような物体が、本当に人間だということがわかった。
驚いたことに、ファンシーな傘を広げ、ドレスを着た人間が、こちらに向かってゆっくり降りてきていたのである。
おおよそ、この世のものとは思えない光景に絶句した二人は、それが地上に降りてくるまで、目と口を見開いたままなのも無理はない。
しかし、降りてきた人間の詳細がわかるにつれ、二人の困惑はさらに深まることになる。
地面に降り立った人間は、花のアクセサリが付いた黒のハットを被り、スカートがフワリと広がった紺色のドレスを着て、手には柄の先が鷹の頭の意匠がある黒の傘と大きな花柄のカーペット・バックを持っていた。
服装だけ見ると、ヨーロッパの上品な貴婦人のように見えるが、実際は身長180cmほどでよく鍛えられバランスの取れた体、髪は短い30代ほどの男性である。
男は、困惑している二人を、さらに困惑させる言葉を放つ。
「ハローコンニチハーハジメマシテヨロシクー。……俺は“愛の伝道師”川瀬泰之。今日から、ここの提督になる」
明石と大淀の二人は、このときの事を生涯忘れることはなかった。なにせ、空から降りてきた上に何故か片言で挨拶をする女装した
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ソレカラドシタノ
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なんだか心ここにあらずって感じだった二人だが、さては俺のあまりのセクシーさに心奪われたな。それも仕方ない。以前、世界で一番セクシーな顔に選ばれたほどだからな。数ある艦これ作品の中でも、この世でたった一人のセクシー提督だ。後は知ってるだろ?俺は知らないけども。
それに初出勤ということで、服装もバッチリキメてきた。何しろ俺が持ってる服の中でもかなり良いもの、55年もののヴィンテージだ。最近、
さて、二人の名前は覚えた。黒髪ロングの真面目そうな眼鏡が大淀。ピンクの髪をおさげにした明るそうなのが明石。明石、それ髪の毛どうなってるんだ。
「ねぇ、本当にあの人新しい提督なの?どうみても怪しいよ?ドレス着てるし浮いてたし」
「本人がそう言ってる上に、この人以外誰も来てないじゃない……こっちには今、この場では確かめる手段もないし……」
明石の髪型に思いを巡らせていると、二人が何かヒソヒソと相談しあってた。
その気持ちはよくわかる。俺も突然、美人が現れたら色々と質問したくなる。スリーサイズ、恋人の有無、なんで空から落ちてきたのか。知りたいのは、人間の
むしろ、こういうのは始めが肝心。コソコソしてても何も始まらない。むしろ、何モジモジしてるのよと、気持ち悪がられるだけ。大切なのは堂々としていること。
ドーンといけ。初対面の印象が何よりも大事だ。
「どうした?なにか質問があるのか?俺は質問ならいつでも受け付ける主義だ。面と向かって質問するのが恥ずかしいなら、この箱に入れてくれ。匿名で質問できる。その代わり、誹謗中傷はやめてくれよ?マシュマロを投げてくれ」
「あの……すみません。こんなことを聞くのも申し訳無いのですが、本当に今日からこの鎮守府に着任される提督なのですか……?」
意を決したのか大淀が、おずおずと声をかけてきた。
驚いた。まさか質問を受けるために作った箱を使わずに、堂々と質問をしてくるとは。それに、俺が提督だと信じられてなかったとは思わなかった。
「そうだ。俺が新しい提督だ。よく見てみろ。どっからどう見ても提督にしか見えないだろ」
「すみません。どっからどう見ても女装をした変態にしか見えません」
「それは目の前のことしか見えていないからだ。君は目が見えてるだけで、目で見ようとしていない。大切なのは、『見る』ではなく『観る』ことだ。見るからに高そうな服を着てるからって金持ちとは限らないし、安い地味そうな服を着てるからって貧乏とは限らない。事実、世界一の林檎売りのおじさんだって、服は同じもので安物しか着てなかったっていう話だ。さぁ、よく『観て』ごらん」
「どうみても変態ですね」
「眼鏡の度が合ってないんじゃないか?度が合ってない眼鏡をかけ続けていると視力が落ちる。できることなら買い換えた方が良い」
「お言葉ですが、先月買い換えたばかりです」
「道理で似合っていると思ったよ。いいね。春の新作って感じ」
俺は驚きでどうにかなりそうだった。この二人は
言っておくが、俺は健全。この服も礼を尽くした結果である。
かつて、セクシーな紳士、まぁ、俺には負けるけど、とにかく紳士は言った。『マナーが、紳士を作る』。そのとおりだと思うね。良いこと言うよ、さすが
俺もマナーを守る紳士だから、服装もTPOに合わせる。これ大事。
ちなみに、余談だが、この言葉を言った紳士は今、日本に来てるらしい。
なんと空を飛ぶ象に乗って来たそうだ。今の俺に似た者を感じるね。
さて、そんなことは置いておいて、この現状をどうしたものか、と思っていると
「あの、本当に正式な提督だと仰るのなら、大本営からの証書や辞令通知、または身分を証明出来るものはお持ちですか?」
「身分証明できるもの?」
大淀に言われ、そう言えばと鞄のなかを漁る。
服に、パンツ、帽子掛けに鏡。緑のランタンに赤い全身タイツにマスク。黄色のネズミのぬいぐるみ。その他もろもろ……あぁ!!何でこんな荷物が多いんだ!!
ようやくお目当てのものを見つけると、鞄から引っ張り出して大淀に渡す。
「あったあった。ほら、これだ。これで俺がここの提督だって信じて貰えるだろ?あぁ、染みは気にするな。ヨーグルトソースを溢しただけだ」
「失礼します。……たしかに、大本営からの通知ですね。間違いなく、新しい提督……」
大淀が何かブツブツひとり言を言ってるので、少しだけ俺の話をしよう。
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俺が提督になったのは、愛を伝導するがてら馴染みの店で、独り、酒を飲んでいた時だった。
いい感じで酔っぱらっていると、一人の客が店に入ってきた。客ではあるが、
訝しりながら受けとると、貰ったチラシにはポップな美少女のイラストと共に『提督募集!未経験歓迎!アットホームで温かい職場です』、まぁ、大まかに言えばそんなことが書かれてた。
これには流石の俺も驚いた。隣の男、身なりだけではなく渡してきたものすら黒い。きっと擦れ過ぎて、アソコも真っ黒に違いない。きっと自分を慰めるうちに真っ黒になってしまったのだろう。
俺は男とチラシに思いを馳せるうちに、この黒いアソコに愛を教えてあげたいと思った。嘘じゃない。
愛は素晴らしい。愛がなければ人生は、きっとつまらない。噛み続けたガムみたいに味気ないものになってしまう。必要なのは、いつだって、愛だ。
だからこそ、俺は隣の角質男に話しかけたんだ。
「俺にこんなずいぶん立派なもの見せるってことは、その気があるってことだろ?薄暗いこんなところで。おまけにこっちは酒まで入ってる。どこの誰ともわからないアンタのことを受け入れたのは、一夜の
「細かな素性までは明かせん。が、一つだけ言えるのは、俺は海軍所属の者だ。現在、提督の素質があるものにスカウトをかけている。……川瀬泰之。お前の経歴は調べさせて貰った。提督になれば、お前の望むものを与えることができるぞ」
「口説き文句も完璧。しかも、軍所属という高ステータス。おまけに背も高い。経歴まで調べてるってことは、ハナから俺狙いで来たってことね。一歩間違えばストーカーだが、その一途な態度は嫌いじゃない。で、どうする?ホテルで飲み直そうってか?」
「その口ぶりだと、合意、とこちらは受けとるぞ。もっと迷うか考えるかと思えば、随分と軽いやつだ」
「勝手に合意と決めつけるのは、今の世の中危ないぜ。燃え上がるのは嫌いじゃないが、炎上はゴメンだ」
「口の減らない男だ。まぁ、いい。詳しいことは後日、こちらから接触したときに説明する。こちらとしてはありがたいが、もう少し考えてから答えを出すことだな」
そう言うと、男は酒を飲み干すと、金を払い店から出ていった。
残された俺は、チラシを
これが俺が提督になるきっかけになった出来事ってわけ。
この続きは、次回にでもするとしよう。次回もサービスサービス♡
どうでもいいですけど、主人公にはモデルがいます。