デビルサマナー 須賀京太郎   作:マグナなんてなかったんや

16 / 58

ちょっと内容に悩んだため遅くなりました。
お気に入り登録、感想、評価、誤字報告いつも有難うございます。

次の投稿ですが多分水曜日か木曜日予定です。


『天江衣』

 依頼を受けると宣言した京太郎に透華が一つのアクセサリを手渡していた。

 それは雷の異能を強化する指輪である。

 

「まずは一つ目。龍門渕まで来ていただいたことへの報酬ですわ。これには電撃魔法の威力を高めてくれる効果がありますから須賀さんには有用な装備だと思いますわ」

 

 京太郎は受け取った指輪を眺めながら一人納得していた。

 

「異能封印があるならこういった装備もそりゃありますよね」

「封印できるなら増幅できない道理はありませんもの。むしろ増幅するほうが楽ですもの」

「そりゃ確かに」

「次に情報交換の報酬ですわ。こちらについては回復アイテムを渡させていただきますわね」

 

 報酬と透華は言っているが実質これから衣を助けに向かう京太郎への支援である。

 当然そのことを京太郎も気づいており「もし依頼を受けないって言ったら何渡してました?」と問いかけると「もし、なんて考えてませんわよ?」と自信満々に言ってのける透華に京太郎は笑った。

 

 京太郎は左手の指に指輪を装備すると透華から受け取った回復アイテムの説明を受けた。回復アイテムの中には京太郎が知らない物があったためだ。効果がわからなければどんな有用なアイテムでもゴミと変わらない。

 

「アークエンジェルですけど送還しときますね。フリンのとこに行かれても困りますし」

 

 COMPを操作しながら京太郎が言った。

 透華が不満げな表情を見せているのはこの天使を生かしておく必要が無いからだろう。だが京太郎からすれば半日共に過ごした存在であり手にかけるのは忍びなかった。

 ただ野放しにすることは出来ない。だから一時的な契約を結んでいる京太郎がCOMPへと送還したわけである。

 これで準備は完了と思ったところに透華が取り出したスマホを操作し悪魔を召喚した。

 覚醒していなくても悪魔の召喚・送還自体は可能だ。ただ覚醒していないものが悪魔と新規に契約を結べるかと言うと話は別だ。力のない人間に悪魔は決して振り向かない。

 

「こちらはハギヨシからのプレゼントです。今召喚した悪魔と貴方の仲魔を合体してから行ってください」

 

 透華が召喚したのはニギミタマとサキミタマと呼ばれる、勾玉の形をした悪魔である。

 神道において神は二面性を持つと言われている。その二面性を荒魂と和魂と言うが更にそこから細かく分類することが出来、ではいま召喚した悪魔はと言うと和魂に分類される。

 だがサマナーにとってこの悪魔たちの詳細なんてものはどうでもいいもので、一部のサマナーたちを夢中にさせる特異性がこの悪魔にはあるのだ。

 

「この悪魔たちは特殊でして、悪魔合体ではなく御魂合体と呼ばれる合体法を行いますわ。悪魔合体は新たな悪魔を生み出すものですが、御魂合体は合体させた悪魔のパラメータのみ変化し、通常の悪魔合体同様スキル継承も可能としますわ」

「……それ、嫌な予感がするんですけど悪魔合体繰り返してパラメータ上昇させたり、好きなスキルを継承させてるために合体させたりとかしません?」

「当たりですわ。悪魔全書があるので登録すればこの悪魔たちを呼び出せますがマッカを大量に消費します。それで身持ちを崩す人が時々いますのでお気を付け下さいましね」

「……気持ちは分かります。すっごーく」

 

 いらっとする笑みを浮かべ浮かび続けるニギミタマと細めでぼーっとしているサキミタマを京太郎は突いた。意外とぷるぷるしており触り心地は良いがどうにもイラッとする表情をしている。

 

「ニギミタマには、ラクカジャとメディラマと回復ブースタを、サキミタマはタルンダの魔法を覚えてますわ。この悪魔たちと合体させれば強敵が相手でも対処できるはずです」

「準備、良いですね?」

「えぇ。この衣が居なくなったときにハギヨシがすぐに動いたんですの。それで『須賀くんがもし依頼を受けるならこの悪魔たちを』と」

「ハギヨシさんが……」

 

 感謝すると同時に嫌な予感を京太郎は抱いていた。

 ハギヨシは京太郎よりもかなり上の実力者だ。そのハギヨシが『これぐらい用意しなければ須賀京太郎は勝利できない』と判断した悪魔が奥地にいる。そう判断したのではないかと。

 そのことを頭の片隅に追いやって一つの問題点をあげた。

 

「分かりました。でも合体はどうすれば? パラケルススは邪教の館だと思うけど館は異界に落ちてますよね?」

「それですが……」

 

 透華が答えようとした時だ。

 バンと大きな音を立てて現れたのはパラケルスス、マチコ、それと車椅子に乗った少女の三人だ。

 

「ふぅーはっはー! はぁ……」

 

 テンション高く登場しながら一気に下がったパラケルススはノートパソコンとディスクを手に持っていた。

 

「お嬢さん、これを本当に彼のCOMPにインストールしなければ駄目かい?」

「現在の状況でそれを使わず合体できるなら良いですわよ?」

「……チッ。サマナー、COMPを渡してくれ」

 

 COMPを受け取ったパラケルススはノートパソコンと接続し、ディスクをノートパソコンに入れた。

 端末を少し操作したあと、COMPを京太郎に手渡した。

 

「悪魔合体アプリをインストールさせてもらった」

「悪魔合体アプリってことはCOMPで合体できるってことですか?」

「遺憾ながらね。とはいえ合体事故が起こりやすい問題もあるし今の君にはあまり有用ではないだろうけど」

「依頼の関係で邪教の館にはよく行きますからねぇ……」

 

 3日に一度のペースで邪教の館に行く京太郎からすればCOMPで合体出来ることはあまり有用ではない。

 京太郎は受け取った二体の悪魔と合体させる悪魔を考えた。

 ニギミタマは考えるまでもなく、ハイピクシーと合体させる。多くの耐性を持つハイピクシーは回復役として仲魔の中で最も有用である。

 対してサキミタマだが、トウビョウを選択した。ジャックフロストは天女アプサラスから継承したディアラマを持っているため状況によってはタルンダを使用できない可能性があるからだ。

 

 悪魔合体を終え装備の最終確認を終えた京太郎が小屋を出ようとしたときだ。

 ギュッと京太郎の服を掴む者が居た。

 誰だろうと確認した時、京太郎は驚きから眼を大きく見開いた。

 

 未だ感情はない、けれど確かに名もない少女が京太郎の服を掴み首を振っていた。

 

「これって」

 

 驚いた京太郎はパラケルススを見るが、彼もまたこの状況に驚いているのだろう。口に手を当ててぶつぶつと独り言をしながら思考にふけっていた。

 

「興味深いな。もしかしたら君が危ない目にあうと本能で気づいたのかもしれん。いや、だとすると……」

 

 京太郎は仕方がないなと苦笑いしてから、少女の目の前にしゃがみこんで微笑みかけた。

 

「大丈夫。絶対帰ってくる。そしたらまた話そう」

 

 自分の服を掴む少女の手を優しく解き京太郎は立ち上がった。その時少女の車椅子の後ろに居たマチコと眼があうと。

 

「須賀さん。お帰りをお待ちしています」

「はい。マチコさんも気をつけてくださいね」

 

 小屋から出ていく京太郎とその仲魔たちを見送りながらも透華の心中を大きく占めるのは衣の無事を祈る心だ。

 どこからか取り出した赤い布をギュッと握りしめる。

 

「衣……」

 

 それは天江衣がいつもつけている赤いウサギ耳のカチューシャだった。

 

 *** ***

 

 異界の最奥へと向かう道の途中でふらっと来た京太郎は壁に手をついて持ってきた水を喉に流し込んだ。

 奥へ向かうほどに京太郎の体調は悪くなり、逆に仲魔たちの体調は良くなっている。だがそれも無理のない話だ。奥へ向かうほどにマグネタイトの量と密度が明らかに濃くなっている。

 京太郎の体調をおかしくしているのはマグネタイトから感じる怨嗟の声だ。生者である京太郎に嫉妬する死者の想念が京太郎を押しつぶそうとしている。

 

「こんなマグネタイトの量と密度おかしいよ! おじいちゃんどうなってるの?」

「ヒホー……」

 

 トウビョウに問いかけるピクシーと、心配そうに京太郎を見上げるジャックフロスト。

 問いかけられたトウビョウはと言うと現状の把握に努めていた。

 

「間違いないわい。どうやらドリーカドモンに蓄えられたマグネタイトはいい方法で蓄えられた訳では無いようじゃ」

「う……。分かるよ。だってさっきからずっと聞こえてる。『助けて』とか『殺してくれ』とか『なんで俺が』とか。声だけじゃない。伝わるんだよ、なんとなく」

 

 怨嗟の声の末路は共通しているが末路に至る経過が異なる。

 とある男は四肢をもがれながらも回復魔法で生かされ目玉をくり抜かれ精神が死んだのを確認され死亡した。

 とある女は女性としての尊厳すべてを汚され悪魔に喰われた。

 とある家族は幸せに暮らしているところを悪魔に襲われ、両親は子どもたちをかばい死に、兄は悪魔を操る者たちに連れ去られ弟の行方は分からない。無念と憎しみと少しの他者を慈しむ心が京太郎を乱す。

 

「自分を保て! 死者の想念に押し流されるでないぞ」

「……わかってる」

 

 声の主たちには同情するが京太郎がそれらと同じになるわけにはいかない。

 そんな中でマグネタイトにより活性化し暴れる悪魔たちが京太郎たちを襲った。

 

「ヒャハハハハ!! いいぜいいぜ! チカラがみなぎる!」

 

 マグネタイトの影響でハイになった邪鬼ラームジェルグが京太郎に向けて拳を振るう。体調が悪いと言っても素直にその攻撃をくらうわけはなく、京太郎は拳を避けると懐から取り出したハンドガンに氷結弾を装填しラームジェルグに向かって発砲した。

 発射された弾丸から解き放たれた氷結の魔力がラームジェルグを襲う。続いてジャックフロストの放ったブフーラがラームジェルグの命を確かに奪った。

 値段の高さがネックだが属性持ちの弾丸は電撃属性しか使えない京太郎にとって確かな戦力だ。当然パラケルススから受け取ったハンドガンの力でもあり変態相手に真正面から感謝しづらい京太郎は心中で感謝の言葉を綴った。

 

 その後も京太郎たちを悪魔たちが襲い掛かった。

 

「マハジオ!」

 

 指輪により威力が強化された電撃が襲いかかる悪魔たちに向かって放たれた。

 流石にジオンガレベルの威力は出ないが、それでも十分な破壊力を持つ電撃は悪魔たちに襲いかかる。

 その中で意外と役に立ったのが合体材料扱いで仲魔にしたコカクチョウである。

 今の京太郎たちよりもレベルが高い悪魔たちを相手に、追加戦力として召喚したのが彼女である。

 合体はしていないのでコカクチョウが覚える以外のスキルはないが、それでも中級火炎魔法アギラオの火力と能力増強魔法マカカジャは大きな助けになった。

 

 悪魔と戦いながら前へと進む京太郎たちだが途中で見つけたヒールスポットで一時的に休憩をしていた。

 マッスルドリンコを飲みながら仲魔たちと会話をしていた京太郎だったが、目の前の景色が霞んだため目をこすった。

 

「ぬぅ、これは……!」

 

 トウビョウの声がかき消され、京太郎の目に見えてきたのは一人の男と今とあまり見た目が変わらない天江衣だ。

 衣と男が居るのは斎場だ。本来一人娘の衣が葬儀を取り仕切らなければならないが、幼い衣には無理だと龍門渕透が代わりに取り仕切っている姿が遠くに見えた。

 透たちから少し離れた場所で男が衣に言う。

 

『……とーさまとかーさまが?』

『そうだ。飛行機事故で死んだ。お前を狙ったメシア教の人間の手によって』

『うそだ……うそだ!』

 

 衣は聡明な子供だった。だから男が言いたいことも理解してしまい大声を上げて否定することしか出来ない。

 少女の叫びに男は嘲笑する。自身に感情をぶつける幼女を楽しむかのように男は続ける。

 

『お前が殺した』

『あ、う……』

『お前が居たから二人は死んだ』

『あぁぁぁぁぁ』

 

 頭を抱え縋るようにカチューシャを抱きしめる衣に近づき男はカチューシャを放り捨てた。

 

『必要ないだろう? 親殺しがよくも親の愛にすがれるなぁ?』

 

 泣き叫ぶ少女に高笑いをする男。その光景は男の孫娘が姿を現すその時まで終わらなかった。

 それからの衣はひどいものだった。笑みを浮かべることもなく、ただただ毎日人形のように過ごす日々。

 衣を守るために雇われたハギヨシが常に彼女のそばにいるが、それでも衣の憂いは晴れない。そんな衣が唯一夢中になれたものが麻雀だった。

 両親が死ぬ前に父が友人と麻雀を打つ姿を衣はよく見ていた。

 時々父親の膝の上に座り一緒に麻雀を打つこともあり、父から漂うお酒の匂いが衣は嫌いだったけれど父を近くに感じる事のできる麻雀はとても好きだった。

 だがその麻雀も衣にとっては救いにならなかった。ただ麻雀を打ちたい衣を邪魔したのはオカルト能力である。圧倒的すぎるその力は同時に他者を遠ざける要因にもなり、自分を救うために行動した透華だったが事情を知らない人から見れば理不尽とも言える行動から一部の人達に嫌われてしまった。

 それでも麻雀が打てるようになった衣だったが、本気で打つことは出来ないでいた。強力すぎるオカルト能力が傍にいようとする彼女たちまで拒絶するかのようにトラウマを与えたのだ。

 孤独ではなくなった衣だが、相も変わらず麻雀では孤独だった。県大会の決勝で咲と麻雀を打つまでは。

 

 天江衣は大勢の人に救われた。孤独から自分を救おうとする透華たち、そして衣をも上回る打ち手宮永咲。それでも。

 

 衣に与えられた屋敷に十日夜の月の光が差し込む。

 衣の手にはいつも付けているカチューシャと京太郎から受け取った『親子ウサギ』のぬいぐるみがあった。

 

『とーさま、かーさま……』

 

 天江衣から伝わるのは父母を思うこの郷愁。

 たとえ孤独から救われても天江衣は完全には救われていない。

 衣の眼から涙がこぼれ落ちた時、衣とは違う少女の声が京太郎の耳に届いた。 

 

「……さま、サマナー!」

 

 ハイピクシーの声で我に返った京太郎は辺りを見回すも先程見た光景はどこにもない。あるのは、ヒールスポットを象徴する緑の風景のみだ。

 疲れているのか? と頭を抱えた京太郎だが、トウビョウがそれを否定した。

 

「おそらくは異界の最奥にいる天江衣の記憶じゃろう。しかしこれほどまでに鮮明な記憶を見せるには誰かが指向性を与えねば無理なはずだが」

 

 考え込むトウビョウとは別に京太郎は一人納得していた。

 なぜあの日一人で居た衣が親子のウサギぬいぐるみに興味を示していたのかその答えを得たからだ。

 

「だから欲しがったんだな」

「サマナーがあげたうさぎのぬいぐるみのことホ?」

「え? サマナー女の子にプレゼントあげたの? やるじゃん!」

 

 京太郎のパーティで一番女の子をしているコカクチョウが楽しそうに言った。

 女の子女の子している子が近くにいるのに少し奇妙な感じを受けつつ京太郎は「そんなんじゃない」と言った。

 

「ビジョンクエストとは違うが似たようなものかの」

「なんだそれ?」

「少し前にとある事件が起きたのじゃがその時とあるサマナーに対して過去の人物の記憶を体験させた。それがビジョンクエストと言うんじゃが……」

「少し似てはいるよな。体験したわけじゃないけどさ」

「サマナーになにかを伝えようとしたのかもしれん。そうじゃの、昔の記憶映像を見せる……パストビジョンとでも言おうか。いくらマグネタイトが濃くとも何者かの意思がなければあれを見せることはできんよ」

「でも誰が? 龍門渕さんたちでもなければフリンでもないだろ? 伝えたければ前もって教えてくれるだろうし、衣さんの記憶を見せてフリンは得するか?」

「それなら誰がこんなことしたんだホ?」

 

 頭を悩ませ少しの間悩んだあと京太郎は分からん! と音を上げた。

 

「俺たちの知らないやつが見せたって可能性が一番濃いと思うけどさ。どうでもいいよ。戦う理由が増えたそんだけ! 知らないやつが来たらその時はその時だ!」

「うーん、シンプル! でもそれぐらいが丁度いいね」

「ヒホー」

「思考停止は良くないが現状はそれが一番かの……」

 

 ヒールスポットから出た京太郎はこれまで感じていた怨嗟の声による体調不良が全く無い事に気づいた。

 回復と休憩が原因だなと結論づけて深奥へ向けて歩き出す。

 知らない道だが迷うことは一切ない。マグネタイトが濃い場所へと向かえばいいだけなのだから。

 

 たどり着いた大きな扉を力づくで開く。

 ゴゴゴと低い音を立てて開いた扉の先には大広間があり、そこから感じる圧倒的までのマグネタイトの密度が京太郎たちを威圧する。それでも前を向く京太郎の眼に入ってきたのは祭壇の上に横たわる天江衣だ。

 

 だが。

 

「なんだよあれ」

 

 京太郎の目の前に天江衣は二人いた。

 祭壇の上で横たわるカチューシャこそないがいつもの衣と蒼く淡い光で輝き宙に浮く『コロモ』の二人だ。

 宙に浮く『コロモ』と寝転がる衣は光の管のような物で繋がっている。

 だが衣と『コロモ』には大きく違う点がある。『コロモ』が淡く輝いているのもそうだが彼女に巻き付くように八匹の蛇が絡みついていた。

 

「構えよサマナー! 大蛇と聞いていたがヤマタノオロチか! 本来のチカラはまだ振るえんようじゃが今のワシらよりも格上じゃぞ!」

 

 トウビョウの声に反応したのか眠っていた『コロモ』が目を見開き京太郎たちを射抜くような視線で見ていた。

 『コロモ』の周囲に漂うマグネタイトが振り払われると同時に強烈な殺気が京太郎たちに向けられる。

 

「……いくぞ皆!」

 

 『大蛇の化身 アマエコロモ』が放った強大な水撃が戦いの始まりを告げる狼煙代わりとなった。




衣が本章の区切りとなる役割にするのは予定通り。
ステモモのヒロインムーブとカブソは想定外。

ちなみにとーかが爺さん嫌ってるのは斎場での出来事が原因。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。