IS 《神器の少女》   作:ピヨえもん

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原作前の流れに違いが出ているので
本流となる原作も大きく流れが変わります


14 クラス代表

side 千冬

 

「---・・・それではこの時間は実戦で使用するための各種兵装についての説明をする」

 

 ようやく初日最後の授業に入った、まったく・・・一夏のいらんボケのせいで思うように進行できなかったではないか。と、その前に・・・

 

「その前に二週間後に行われるクラス対抗戦の代表者を決めねばならんな、自他推薦でも構わんが一年間決まれば変更は無しだ。誰かいないか?」

 

 少し教室内がざわつく、まぁそうだろうな。クラス代表となれば1年間公式の試合などに出ずっぱりになるからかなり忙しくなる。本来ならオルコットか由良川が適任なのだろうが彼女たちにも外せない用事はいくらでもあるだろうからあまり期待はできんな。

 

「はい!私はオルコットさんがいいと思います!イギリスの代表候補生ですし、実力のほうは世界的にも有名ですし!」

 

「私もオルコットさんなら相応しいと思います、日本の候補生との練習試合を何度か見学させていただきましたが実力は別格だと思いますので」

 

 ふむ・・・まぁクラスの皆も分かっているだろうとは思っていた、オルコットの名声はもはや世界規模のものだからな。

 

「私も実力ならオルコットさんだと思うけれど、彼女有名すぎて候補生の仕事の他にもTVやCMにも引っ張りだこでしょう?スケジュールかなり詰まっているんじゃないかな?」

 

「私もそう思うな~、そりゃオルコットさんがクラス代表になってくれればこれで勝つる!て感じだけどー?」

 

「オルコットさんがダメとなると・・・・それじゃあ織斑君とか?」

 

「あー、織斑君もいいね!・・・うん、私は織斑君を推薦します!」

 

「私も私もー!」

 

 おっと、流れが変わったな・・・しかし一夏か・・・。たしか束のやつが一夏の専用機として倉持の開発途中だったやつを引き取って完成させたとかいう話があったな。専用機があるならば、まぁ・・・それもよかろう。

 

「推薦は織斑か、他に誰かいないか?」

 

「ちょ!待ってくれ千冬ねえ!俺は・・ガンッ!!ってええ!?」

 

「お・り・む・ら・せ・ん・せ・い!だと何度言えばわかる?貴様の頭にはおからでも詰まっているのか?」

 

 目の前の愚弟は頭を押さえ悶絶している。ふんっ!大げさなヤツだ!

 

 クラスを見渡せば織斑一色の意見の中に、不安な表情のオルコットと由良川の姿があるな。それもそうだろうな、一夏はISを触っただけの初心者としか言いようがないレベルだ。それに入学前の実戦試験では山田先生に蜂の巣にされ20秒しか持たなかった、現在の実力も他の一般生徒と同等かそれ以下だ。まぁ、オルコットと由良川が代表になるのが一番いいのだがそれは叶わないだろうか?

 

「私からも提案だ、オルコット、由良川。二人はクラス代表を兼任できる程度のスケジュール調整は可能か?」

 

 聞いてみるだけならばタダだからな。

 

「織斑先生、わたくしのケースになりますと移動時間が大きく取られますので・・・やってやれないことはないとは思うのですが、イギリス政府から許可が下りるかどうかが・・・」

 

「私の場合は放課後は整備室に籠りっきりになりそうです。現在受注している案件の納期も近い事ですし・・・機密に関わることなので誰かに手伝ってもらうこともできませんから」

 

 やはりか、予想はしていたがこうなってくると・・・。

 

「ふぅむ・・・・、やはり厳しいか。ならば織斑、クラス代表はお前が推薦されたわけだがどうだ?やれるか?」

 

 本人の意思も尊重せねばならんからな。

 

「・・・・わかりました、俺、やってみます!やらせてください!」

 

 ふむ。決意した目だな。ならば大丈夫か。

 

「そうか、ならばクラス代表は織斑で決定をする!・・・それとオルコット、由良川!すまんが一週間後に放課後2時間ほどだけ空けれるか?」

 

「少々お待ちください、確認しますので・・・・・・ええ、その程度でしたら可能ですわ。」

 

「私のほうも大丈夫です、その代わりすこしだけ整備室の使用時間を延長してくださいませんか?」

 

「整備室のほうは担当の先生に交渉しておこう、すまんな。ではその日に織斑と一戦だけ練習試合を頼めんか?実力差など分かり切っているのだが少しでも実戦経験を積ませたい」

 

「え?まじで?・・・てか二人ともそんな強いのか?」

 

 こいつ今なんと言った・・・?

 

「織斑、由良川のことを知らないのはともかくオルコットは今や世界一有名な候補生だぞ。その実力は折り紙付きだ。それに由良川は入学試験で試験官を打鉄で完封したほどの強さだぞ」

 

「え゛・・・・そ、そうなのか・・・二人とも失礼なこと言ってすまん」

 

「気にしなくていいですよ。私はどっちかというと裏方ですからね♪」

 

「わたくしも気にしてはいませんわ」

 

 

 よし、それでは授業に戻るとするか。

 

 

 


 

 

side 雪華

 

 

「うん!帰宅準備おーわりっ!セシリー、一緒に寮にかえろ?」

 

「ええ、こちらも準備できていますわ。ふふっ、シャルロットさんたちとも合流しませんとね?」

 

 私はセシリーと手を繋いで隣の教室へ向かう。途中で件の織斑さんが黒髪の長いポニーテールの子に連れられて教室を出て行った。なんか見たことがある子だったような・・・かわいい子だし。誰かに似てる・・・・?

 

「えーと、たしか自己紹介で・・・・・あ」

 

 そうだ!あの子はたしか《篠ノ之箒》さんだ!ということは束さんの妹さん!!

 

「そういえば束さん、箒ちゃんのことをよろしくねって私にお願いしてたね・・・ごたごたで忘れていましたよ・・・」

 

「どうしました雪華さん?」

 

「ん~ん、なんでもな~いよっ♪」

 

 セシリーと繋いでいた手を一度放し、すぐに指を絡めて繋ぎなおします。いわゆる、恋人繋ぎ、というやつです////

 

「えへへ♪セシリー。これからもよろしくね!」

 

「はい、雪華さん♪・・・末永く、よろしくお願いいたしますわ♡」

 

 セシリー・・・もうほんと大好き・・・♡

 

 

 

「雪姉さん!セシリアも!」

 

 2組のみんなに囲まれて愛でられていたラウラを確保して連れだします。登校時と髪型が違うのは皆にいろいろといじられていたからなんだって♪今はちょっと手が込んだ編み込みを側面から後ろに流して緩くリボンで結んだストレートヘアですね。来るときはサイドテールにリボン姿だったので印象もかなり違いますがとっても似合ってて可愛いですよ!

 

 さすがラウラ、皆のアイドル。マスコット化まったなしです!

 

 

「「「ラウラちゃん、また明日ね~♪」」」

 

 

 2組のみんなが手を振ってラウラを見送ります、私たちも手を振って3組に向かいます。ラウラもぶんぶん手を振ってますね、この子はほんとに天使だな~♪ラウラが楽しいと私も嬉しいし、シャロも嬉しい、皆で幸せになれるっていいですよね!

 

 

 

 

 3組に到着するとシャロの姿が見えません、どこに行ったのでしょう・・・?きょろきょろとあたりを見回していると4組のほうからかんちゃんと本音を連れたシャロの姿が。

 

 以心伝心、シャロたちと合流して一度寮のほうに向かいます。確か自宅から配送してもらった荷物が届いてるはずです。

 

 私とセシリアのお部屋が1033、シャロはラウラと一緒で1032、かんちゃんと本音が1034、見事に横並びです!なにかの陰謀を感じますよ、むむむ~?刀奈ちゃんかな?

 

 でも3部屋横並びはとっても助かりますね。いろいろ専用機のこともあるので部屋が近いというだけで行き来が楽になりますし♪

 

 

 これが私たちの部屋なんですね~・・・・なかなかの広さ、まるでホテルのようです。広めの1LDKでバストイレ付き、洗濯機とサンルームに乾燥機付き・・・あ、冷蔵庫とドリンク用のクーラーもありますね。それにこれは由良川印のマルチオーブンレンジ!これ一つでいろんな料理やお菓子が作れますよ~♪さっそく材料を買ってこなくちゃ!楽しみですね~♡

 

 わ、ブックシェルフにウォークインクローゼット!?学生寮ですよここ!お金かかってますねー・・・。

 

 女の子二人が普通に生活をするにはこれでもすこ~~~~しだけ手狭ではありますが、学校生活だけならここと食堂と大浴場があれば文句なしですね♪お義父さんが言うにはこの寮は質実剛健をモットーにする由良川グループのホテル用内装を手掛ける会社も噛んでいるそうですから質も保証されていますし。

 

 リビングに運ばれていた私たちの荷物をそれぞれの収納に収めて改めて寝室のほうに行きます。うん、ベッドはシングルより少し大きめ・・・ワイドシングルのロングぐらいかな?自宅で使ってたベッドは特注だそうで私とシャロとラウラの3人が一緒に寝ててもまだ余裕があるくらい大きかったせいか、とても小さく感じますが、いち学生の寮で使用されるものとしてはとても上質なものです。セシリーのお部屋のベッドはたしかクイーンサイズを一人で使っていたので物足りないかもしれないですね?

 

 

「雪華さん、ベッドはどちらのほうを使われますか?」

 

「ん~・・・きっと私のほうが帰ってくるのが遅くなりそうだし、手前を使わせてもらってもいい?」

 

「わかりました、ではわたくし窓側のほうを使わせていただきますわね♪」

 

 

 

 

 部屋でのんびりセシリーと紅茶を飲みつつ休憩(意味深)していると部屋のドアをノックする音が聞こえます。ドアを開ければ遊びに来たシャロたちの姿と刀奈ちゃんと虚ちゃんの姿も。

 

「やっほ~、遊びにきたわよ!雪華ちゃんひっさしぶり~!」

 

「お久しぶりです雪華様、何か不具合などはございませんか?」

 

 二人とも春休みは忙しくて実家に帰れなかったので会うのは冬休みの時以来です!刀奈ちゃんは去年の秋から生徒会長に就任し、虚ちゃんは生徒会会計に。そのおかげで件の織斑さんの一件も含めて春休みは生徒会のお仕事に忙殺され、開放されたときにはすでに入学式二日前だったそうです。

 

「刀奈ちゃん虚ちゃんお久しぶりです♪ちょっと疲れた顔してますけど、大丈夫なんですか?」

 

「あんまり大丈夫じゃないのよ~・・・だから雪華ちゃん癒してぇ~♪」

 

「わわっ・・もう、刀奈ちゃんてば・・・」

 

 飛びつくように私に抱き着いてきた刀奈ちゃんを受け止めてお姫様抱っこでソファーに運びます。

 

「んん~!雪華ちゃんの匂い~♪ハスハスハスハス」

 

 刀奈ちゃんは相変わらず残念な子のようです・・・かんちゃんもジト目で見ていますよ?

 

「皆様こちらへどうぞ、紅茶を淹れますのでお座りになっていてくださいな」

 

 さあ、セシリーと一緒に皆の分の紅茶を淹れて女子会です!

 

 

 

 明日から放課後はジェニオンとセシリーのティアーズを最終調整しなきゃですね、大忙しです!

 

 

 




一夏のいらんボケ:わざとやってるんじゃないかってレベル

クラス代表:セシリアと揉めないだけで流れが変わる

TVやCM:セシリアのポスターや映像は街中いたるところで見ることが出来る

一夏の専用機:原作通り白式だけど束さんのやる気が違う

山田先生に蜂の巣に:原作と違う点がここにも、山田先生もちょろくない

篠ノ之箒:もっぴぃ知ってるよ、まだMob扱いだってこと

恋人繋ぎ:女の子同士の恋人繋ぎは尊い

ラウラ:素直で愛らしいラウラはみんなのアイドル

寮の部屋:原作より至れり尽くせりな充実した内装

休憩:3時間6000円とは違います

ハスハスハスハス:この動き・・・しきにゃん!?


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