中学生時のイベントは起きていません、鈴と一夏はライバル関係になります(料理の)
そしてもっぴぃようやく出番ダヨ・・・
お気に入り登録いつのまにか100人突破していました
ありがとうございます!励みになります!
拙い文章ではありますが引き続き精進してまいります!
side ???
「やっとたどり着いたわ、ここがIS学園ね!」
私は事前に配布されていた《IS学園案内図》なるものを見ながら入り口を潜る。ひたすら広い敷地と馬鹿でかい校舎、附随している建物の数も多く遠くにはアリーナがいくつも見える。中国から飛行機で羽田までやってきて本来なら東京のホテルで一泊する予定だった、でも気ばかりが急いてそのままモノレールを乗り継いで一気にIS学園へ来てしまった。
おかげでもう夜、時刻は20時を回っている。
「それにしても・・・総合受付ってどこよ?案内図みてもさっぱりわかんないんだけど!」
晩御飯もまだ食べてないからお腹も空いてる。くうぅ・・・何か買ってから来ればよかった・・・!時間が遅いせいでこの建物に学生や職員らしき影も見当たらない、本格的に困った、どうしよう・・・。
「ああもう、せめてもっと解りやすい案内図よこしなさいよ~!」
私はひたすら受付を探し回る。あっちへフラフラこっちにフラフラ、動き回ったせいで余計にお腹が空いてくる。
「はあぁ~・・・、もう、どうなってんのよこれ。いくらなんでも広すぎじゃない!?」
学園内で遭難とかシャレにならないんだけど!?現在地も分からなくなって壁に背中を預けてへたり込んでしまう。私ってばいっつもそう・・・思いつきで行動して手痛いしっぺ返しを食らう。もっと冷静になれって教官たちにも言われてたのに・・・。
「ああ、もうダメだぁ・・・お腹空いたぁ・・・こんなところで遭難なんて・・・、ん?」
コテンとそのまま体を倒して遠くを見つめる、その視線の先に白いIS学園の制服を着た女の子が歩いているのが見えた。これは!天の助け!!!
「あああああ~~~~!!!ちょ、ちょっとそこのアンタ!待って待って!!」
必死に大声を出してその生徒を呼び止めようとする、生徒はふとこちらに気付き、顔を向けて驚いたようにこちらにやってきた。タタタっと小走りで駆けてくるその女の子は小柄な私よりずっと背が高くて遠目にでもわかるほど抜群のスタイル、
っていうか脚、なっが~~~~!?大人びた美しい顔なのにどこか子供っぽさが残るあどけなさも混じったような不思議な雰囲気ね。
「どうしたんですか!?どこか具合が悪いんですか!?」
「うう、ごめんね~。アンタ、総合受付ってどこにあるかわかる・・・?悪いけれど案内してくれないかしら・・・。それと、あの~、えっと・・・」
「総合受付でしたら案内できます、ご一緒に行きましょう!それと、なんです??」
「・・・なにか食べ物持ってない?晩御飯食べそこなってお腹が空きすぎて・・・////」
グウゥゥゥ~~~
とドンピシャのタイミングで私のお腹が鳴る。もう少し乙女らしく恥じらいを持ってほしい私のお腹!!(涙目)
目の前の子は「ポカーン」とした表情で私を見ている、ううっ。
「わ、笑いなさいよ・・・自分でもカッコ悪いのわかってるし////」
すると彼女は「クスクス」と鈴の鳴るような綺麗な声と共に私に手を差し伸べてきた。
「今食べるものはありませんが、よかったらお食事もご一緒にいかがですか?もう食堂の時間は終わっていますが 部屋にはキッチンもありますから、何か振舞いますよ♪」
すっと私の手を握って立たせてくれる、そして後ろを向いて私に乗れと言う。いわゆる「おんぶ」というものだ・・・うう、高校生にもなって////
「さあ、どうぞ遠慮なく。結構距離がありますから私が運びますよ、動けないほど疲れているのですよね?」
なんなの!?この子は天使なの!?
「あ、ありがとう~~!アンタ良い人ね!じゃあ・・・」
ぽふっ、と背中に体を預ける。私よりずっと背が高くて立ち上がるとまるで別人の視点になったようだわ。こ、これが大人の目線・・・・。
「うわ・・うわあ・・・、世界が変わるわね~。あ、そうだ。まだ自己紹介してなかったわね。私は《
「鈴さんですね!私は《由良川 雪華》と申します、私も雪華って呼んでください♪」
由良川?って、《あの》由良川??たしか北京を出るとき政府の人に「IS学園に入ったらDEMの由良川に取り入ってこい」って指示があったわねそういえば・・・。まぁ政府の言いなりなんて御免なんだけど、この子は良い子みたいだし個人的には友達になりたいわね。
「ほんとは明日転入予定だったんだけど・・・ちょっと早く来ちゃったせいでひどい目にあったわ~」
「あ、だから総合受付なんですね!でもこんな時間から手続きってできましたっけ・・・?」
うえぇ?ちょ、ちょっとまって・・・!?
「え?総合受付って何時までやってるもんなの???」
「確か18時で業務は終了なんじゃ・・・?」
「ちょ!?それって早く来た意味ないじゃないの!?え、まってまって?じゃあ私今日は野宿!?」
冗談じゃないわよ!?ここまで来たあげく入学手続きできなくて寝る場所もないなんて!これじゃあ私まるっきりバカじゃない!!
「あああああ・・・・・、どうしよう・・・・」
「う~ん・・・、私の部屋でよければ一泊ぐらいベッド貸しますから織斑先生に相談してみますね。寮長ですし!」
アンタは神か!?
「ホント!?ありがとう!!今日初めて会った私にこんなに優しくしてくれるなんて・・・すごく嬉しいわ!」
「いえいえ、困ったときはお互い様ですから、気にしないでくださいね♪」
うう、ほんと助かるわ~・・・。
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そんなこんなで総合受付までおんぶで連れていかれたわけだけど、結構距離あったわね・・・。しかも建物の形が8の字型なせいで現在位置がわかりにくいったらないわ!一体だれがこんなデザインにしたのよ!
受付時間は過ぎてたけど雪華が先生に掛け合ってくれてなんとか手続きも完了したわ!そして今は雪華のお部屋に招待されてリビングで晩御飯を振舞ってもらって、ルームメイトだっていうセシリア・オルコットと3人で食事中なの。
一応お客さんである私に気を使ってくれたのか、献立は日本の中華料理店で食べれる家庭料理の定番、麻婆豆腐と
「はふはふ・・・むぐむぐ・・・、うん、すごく美味しいわね!うちのお母さんも料理上手だけどまったく負けてないわよ!」
「わあ♪ありがとうございます、あまり中華料理は作らないほうなので自信はそんなになかったのですが褒めてもらえて嬉しいです!」
「はむはむ・・・、わたくしもお国柄なのかあまり中華料理は頂きませんが美味しいですわね♪鈴さんのお母様が作られたお料理もとても素晴らしいのでしょうね♪」
3人で楽しく夕飯を食べた後、取り留めのない会話に花を咲かせたら、コンコンとドアをノックする音がしてセシリアが出ると、両隣の部屋から雪華たちの姉妹であるシャルロットとラウラ、それに幼馴染だっていう簪と本音がやってきた。雪華のルームメイトで従姉妹関係のセシリアも、超有名人だし貴族だからもっと高慢な性格かと思ってたんだけど、全然そんなことなくてすっごく礼儀正しい良い子ね、先入観は良くないわね!
それにシャルロットたちも本当に良い人たちだわ・・・やっぱ今日来て良かったわね~。明日からの学園生活が楽しみだわ!
side 一夏
「ううっ・・・昨日はひどい目にあった・・・」
「情けないぞ一夏!いくらオルコットたちが相手だったとはいえ一方的だったではないか!今日から私が鍛えなおしてやる、毎日放課後は特訓漬けだと思え!」
「ちょ、待ってくれよ箒!勉強だってしないといけないんだぜ、毎日ってのはいくらなんでもあんまりだ!」
「ええいうるさい!このままでは来週のクラス対抗戦で勝つことなどできんぞ!」
なんて横暴なんだ!?それに白式は昨日由良川さんにボロボロにされてオーバーホール中なんだぞ。由良川さんなんだか責任感じて修理を進んでやってくれることになったけどさすがにすぐは無理だろう!箒と喧々諤々と押し問答していると隣の女子グループから気になる話が聞こえてきた。
「ねえねえ、2組の転校生の話って聞いた?」
「え、何それ?この時期に?入学が遅れたんじゃなくて?」
「うん、聞いた話によると中国から来たんだって~」
「へえ~」
なんだ、中国からの転校生?中国・・・中国か~・・・、なんだかアイツのことを思い出すなぁ~・・・。
「中国か・・・鈴のやつ元気してるかな」
「誰だそいつは・・・?」
「そっか、ちょうど入れ違いになったんだから箒は知らないんだったか。幼馴染だよ、箒が転校していったすぐ後に日本に来て・・・」
「なっ!?お、幼馴染は私だけではないのか!?」
「箒がファースト幼馴染なら鈴はセカンド幼馴染だな!」
「私が・・・ファースト・・・、ならば、まぁ・・・いやしかし・・・うぐぐ」
変なヤツだなー、幼馴染に上も下もないだろ?鈴は気が合うダチって感じで接しやすいんだよな~。それにアイツ、中国に帰ったのは鈴の親父さんが特級調理師免状の取得のためだったし。鈴のやつもついでに1級の免状取りに行くって言ってたなそういえば。「男のアンタに料理の腕で負けるわけにはいかないのよ!1級取得して帰ったら勝負よ!」とかなんとか、へへっ、ISはともかく料理の腕では負けるわけにはいかねぇな!
「一夏ァ!!」
バーン!って教室のドアが開け放たれてそこから飛び出てきたのは件の鈴だった、っつーか、俺ェ!?
「り、鈴!?鈴なのか!?」
「そうよ一夏!2組の新しいクラス代表に就任した《凰 鈴音》、修行から帰ってきたわ!さあ、料理も含めて勝負するわよ!!中学の時の決着付けてやるんだから!」
鈴は小さな体を目いっぱい大きく見せようと両手を腰に当てて無い胸を逸らせながら仁王立ちスタイルだ。子供の背伸びにしか見えねえな、言ったら殺されそうだが。
「うっわー、久ぶりだな鈴!あとお前相変わらずちっちゃいな~、すげえドヤ顔似合ってねぇぞ?」
「う、うっさいわね!そんなことより来週のクラス対抗戦、負けないからね一夏!生まれ変わった私の実力を思い知らせてやるわ!」
「あれ?2組ってたしかアメリカの候補生がクラス代表じゃなかったか?俺の記憶違いか?」
「ああ、それなら私のルームメイトだったし変わってってお願いしたら快く変わってくれたわ!それと・・・あ!」
鈴はきょろきょろと教室内を見回して何かを探し始めた、少しすると発見したようで小走りで近づいて行ったその先には。
「んあ?鈴のやつオルコットさんと由良川さんは知り合いなのか?」
1組随一のお嬢様コンビの二人がいた、一体どんな接点があるんだ?
「雪華、セシリア、昨日はありがとね!おかげで助かったわ~♪それと改めてこれからよろしくね!寮の部屋は簪たちの隣だったから遊びに行くからね!」
「うふふ、こちらこそよろしくお願いしますわ♪鈴さん、織斑さんとの再会のお話しはもうよろしいので?」
「こちらこそよろしくね鈴!もうすぐ予鈴だからそろそろ教室戻ったほうがいいよ、織斑先生時間ピッタリに教室来るから、それじゃあまた一緒に女子会しようね~♪」
なんだ?昨日?女子会??二人に挨拶した鈴は手を振って教室から出て行った、帰り際に俺に改めて宣戦布告をしていったけどな。
ほとんど入れ違いで千冬ねえが教室に入ってくる、本当にギリギリだったな・・・。
しかし俺は寮が千冬ねえと同室だからな・・・一緒にいると恐ろしくて外出なんてできねぇ・・・。くそう、俺だって寮の探検とかしてみてえな~、広いしいろんな設備があるし男心をめちゃくちゃ刺激すんだよな~・・・。なんで一人部屋にしてくれなかったんだ?俺は訝しんだ。
side 箒
「これはまずい・・・」
私は今焦っている。ここは学園の食堂、現在はランチタイムで一夏と共に昼食に来ている。一夏は大盛の和風ハンバーグ定食、私は焼き魚定食の食券を購入して受付けしてもらい座れる場所を探している。
そこを例の2組の転校生、凰鈴音に見つかって相席させられている。そのテーブルには凰の他に由良川三姉妹とオルコット、4組の更識と布仏が座っていた。2つの4人掛けテーブルをくっつけて私は一夏の隣に座る、一夏の正面には割と豪快に醤油ラーメンを食べている凰が、私の正面には彩りサンドウィッチランチを優雅に食すオルコット、反対隣にきつねうどんをすする
そしてテーブルをくっつけて出来たいわゆる《お誕生席》に2組の
「どうした箒、それ不味かったのか?鯖の塩焼きだろ?」
「ああ、いや・・・鯖は美味いぞ。いや、こっちの話だ」
「?・・・変なヤツだな」
凰は要警戒だ、ライバルを名乗ってはいるが一夏の周囲にいる女というだけで怪しいものだ。4組の二人は安全だ、まったく心配することはないだろう。由良川三姉妹は・・・・正直わからん、姉と妹は安全だろう・・・だが
私は自分が嫌になってきた・・・これではまるで嫉妬に狂う女ではないか!姉さんがISを開発したせいで世界中から追われ姿をくらまし、私は両親と共に日本各地を転々と移動して生活するはめになった。
元々私は社交的とは言い難い・・・小学校のときも一夏が居なければ友達などできなかったかもしれない。そしてあの日一夏と別れた時から私は、他に一人として友達などできなかったし作ろうとも思えなかった。つまり私が家族以外で唯一心許せる人間が一夏だということだ。
このままではまずい・・・。私の心の拠り所となってしまっている一夏がもしも奪われるようなことがあれば私はどうなってしまうのだ!?
嗚呼、嫌だ嫌だ!想像するのも嫌だ!
それもこれも全部一夏が悪い!私というものが居ながら他の女と楽しそうに会話をするなど!!こうなったら放課後は全部の時間を使って私が剣道で鍛えてやる!!他の女が入る余地など与えてなるものか!
ここがIS学園ね!:「ここがあの女のハウスね!」に通じるものがある
IS学園案内図:実物は知らないが鈴ちゃんは方向音痴説も疑われている
羽田:モノレールと空港という関係から一番最初に浮かんだだけ
お腹が減って力がでない:アンパンマンは居ない
受付:単純に考えて夜に受付やってるわけがない
8の字:8の字型の大きな建物は現在位置がわからないと迷子確定
昨日はひどい目にあった:絶対防御様様ですね
鈴の両親:この世界線では離婚していない、中国で一流シェフとして雇われている
鈴の料理の腕前:一夏と互角
鈴のおっぱい:慎ましやかながらも存在はしている
2組のクラス代表:鈴のルームメイトのティナ・ハミルトンだったがめんどくさいことを代わりにやってくれると思って渡りに船とばかりに譲渡した
男心:未知の建造物の探検は心躍る、つまりロマン
もっぴぃ:やっと出番が・・・
篠ノ之家:一家離散まではいかなかった、どこかの大企業からの口添えがあったらしい
おひとりさま:よく考えなくても箒ちゃん友達出来ないタイプですよね