真剣で達人に恋しなさい   作:双龍

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3話めの投稿です知らないうちになんとお気に入りが85になってました、これを励みにどんどん書いていきたいと思います、ちなみにこの小説のマジ恋はSの時系列でいきたいと思います、登場人物はAからも出させてもらいます、それでは三話をお楽しみ下さい。


3話

梁山泊を出発した兼一は一時間後川神大橋に到着し鉄橋の天辺で休憩していた。

 

「ほほほ、ケンちゃんよくついてこれたの」

「ハアハア・・・死ぬかと思いましたよ」

「まあ何事も経験じゃよ」

(こんな経験したくなかった・・・)

 

兼一がガクリと肩を落として休んでいると、下から人の声が聞こえてきて二人は下を覗きこんだ。

 

「何だろ?・・・あ!?橋の下で女の子が戦ってる」

「ふむ、あの娘は確か」

「知ってるんですか?長老」

「あの娘が来る途中に話した武神と呼ばれる娘じゃ、名は川神百代」

「ああ、あの娘が(とゆうか長老に引っ張られながらも長老の話を聞けるようになってしまったんだな、異常さに馴れてきてる自分が怖い)」

 

兼一たちが上で見物している中橋の下では川神百代が胴着を着た空手家風の男と戦っていた、だが男は既にボロボロで百代とある程度距離を取っていた。

 

「こんなんで義経ちゃんに挑もうとしてたのか?」

「くっ、武神め貴様さえいなければ義経を血祭りにできるものを」

「いや、私に一撃も当てられない時点で勝ち目はないだろ」

「ぬかせ!!」

 

すると男は一瞬で百代の懐に入り正拳突きを放った、だが百代はその正拳突きをすんでの所で躱し男の側面に回った。

 

「スピードは中々だが攻撃がなってないな、私が本物を見せてやる、川神流 無双正拳突き!!」

 

百代は相手の横っ腹に全力の正拳突きを放った、攻撃を受けた男は吹っ飛ばされ橋の足にぶつかり倒れた。

 

「凄いなあの娘」

「うむ、しかしまだ妙手の域を出とらんようじゃな」

「ええ、それに・・・」

「それになんじゃ?」

「彼女の目に少し闇を見ました」

「恐らくあの娘は飽いておるのじゃろう」

「何に飽きるんですか?」

「自分よりも強いものが少なく、そしてたまに戦う相手は自分よりも各下ばかり、あの娘は抑圧されとるんじゃ、これは川神は闇にはうってつけの土地かもしれんな」

「僕は対戦相手には恵まれていたんですね」

「そうじゃな、じゃがほんとにもったいないケンちゃん以上に武の才能はあるじゃろうにな」

「長老それを言わないで下さいよ」

「すまんかったなケンちゃん、さて川神院に向かうかの」

 

長老たちは橋の天辺から姿を消した、百代は長老たちが移動する時に一瞬だけ気配を感じ橋に目をやったがそのとき既に二人は橋の上には居なかった。

 

「誰かいたような・・・気のせいか、しかし義経ちゃんの露払いもだいぶ数が減ってきたな」

 

百代は身体を伸ばしながら退屈そうに言った、そして百代もその場を後にした。

 

長老たちは橋の上から移動すると程無くして川神院に到着した。

 

「うわぁ、大きい道場ですね」

「この中に鉄心が居るはずじゃ、ケンちゃん離れずについてくんじゃぞ」

「は、はい!!」

 

長老たちが中に入ると袴の老人が二人を出迎えるために待っていた。

 

「おお、隼人待っておったぞ」

「久しぶりじゃの、鉄心」

 

長老と鉄心の二人は出会い頭に握手をした、すると鉄心は兼一の方に目を向けた。

 

「隼人この子が例の」

「そうじゃワシ等梁山泊の一番弟子じゃ、ケンちゃん挨拶をせい」

「あ、はいはじめまして鉄心さん、梁山泊一番弟子の白浜兼一です」

「ワシは川神学園学長兼川神院総代の川神鉄心じゃ、よろしくの兼一君」

 

兼一も鉄心と握手をした、すると鉄心の顔色が突然変わった。

 

(な、なんとすんだ静の気じゃ、この若さでここまでの静の気が練れるとは梁山泊の一番弟子の名は伊達ではないのう)

「あ、あの~鉄心さん」

 

ずっと握手した手を離さない鉄心を心配し、兼一は顔を覗きこんだ。

 

「おおすまんな兼一君、凄い静の気を感じたので驚いただけじゃ、それにしてもすまんな隼人 兼一君お主等に迷惑をかけてしまって」

「いえ、若い武術家が狙われているなら守ってあげたいんです」

「ワシ等も協力は惜しまんよ鉄心」

「重ね重ねすまんな」

「所でお主の孫娘を見かけたんじゃが」

「おお、もう百代に会ったのか」

「直接声をかけたわけではないがの」

「隼人から見て百代はどうじゃ?」

「うむ、才能に溢れ身体も丈夫川神流もほぼマスターしとるようじゃが、心の方がまだまだじゃな妙手を抜けられないのはそのせいじゃろうて」

 

兼一が鉄心を見ると鉄心は苦い顔をしていた、それはまるで長老の答えがわかっていたような顔だった。

 

「なにせ百代と全力で戦えるものが少ないからの、ワシも百代とは簡単には戦えんし」

 

そう鉄心と百代が手合わせをするときは川神市に手続きをしなくてはならず、例え手続きが通っても数秒間位の短い組手しか行えないのである、そんな事を話していると川神院の入り口の方から大きな気が近づいて来るのが兼一たち三人は分かった。

 

「百代が帰って来たようじゃな」

「そうじゃの」

「おーいじじい帰ったぞ、!?」

 

百代は鉄心の隣にいる長老を見た瞬間に分かった、この人は達人だと、百代は走って長老の前に立ったすると百代は深々とお辞儀をした。

 

「はじめまして川神百代です!!」

「おお礼儀正しいの娘さんじゃの、ワシは風林寺隼人じゃ」

「風林寺隼人!?、無敵超人と名高い梁山泊の達人のうちの一人・・・」

「おお、梁山泊を知っとるのか」

「私武人ですよ?知らない方が可笑しいですよ」

「それもそうじゃな、隣にいるのはワシ等梁山泊の一番弟子の白浜兼一君じゃ」

「どうもはじめまして川神さん白浜兼一といいます」

「貴方も知ってますよ、梁山泊全員の教えを受けた最強の弟子・・・いつか会ってみたかった」

「こ、光栄です」

 

すると百代は身震いを始め兼一の目を見た。

 

「お願いがあります兼一さん、私と戦ってください」

「ええ!?」

 

突然の百代からの申し出に戸惑う兼一、だが百代の顔は真剣そのものであった、そして時を同じくして一人の達人が川神入りしていた。

 

「美少女たちがおいちゃんを呼んでるね!」

 

それは兼一の師匠の一人あらゆる中国拳法の達人 馬剣星その人であった。




とりあえずマジ恋といえば百代かと思い百代を出しました、そしてマジ恋と兼一のクロスを書いていて今一番悩んでいるのは兼一と武士娘たちの戦いです、兼一が女性には拳を振るえないので、なので今回は兼一も闇に武士娘たちを狙われてる事から組手では女性と戦えるようにしたいと思います、それではまた四話でお会いしましょう。
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