真剣で達人に恋しなさい   作:双龍

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お気に入りが三話で百件達成しました、ほんとに嬉しい限りです、少し小説が軌道に乗るまではこの小説にかかりきりになると思います、他の小説をお待ちの方はもう少しお待ち下さい、それでは四話をお楽しみ下さい。


4話

突然の戦いたいという百代の提案に兼一は戸惑っていた、兼一は女性を殴ることをしないことを信念としているからである。

 

(参ったな、川神さんは戦闘好きだと聞いてたけどいきなり勝負を挑まれるとは考えてなかったよ)

「お願いします!!私はもっと強くなりたいんです」

「川神さん貴女は何で強くなりたいんですか?」

「な、何でって考えたことは無いですけど、しいていえば武人だからですかね?」

「そうですか(ただ闇雲に強さを求めるか・・・川神さんは闇に誘われる可能性が高いかな)」

「お願いします!!」

「分かりました、ただし今回僕は貴女に手をかけるようなことはしません」

「は?」

「貴女の戦う意欲を無くして見せます」

「兼一さん私を舐めてます?」

 

武神と呼ばれている自分にたいして手をかけないと言う兼一の言動に百代は苛立ちを隠せないでいた。

 

「別に舐めてませんよただ」

「ただ?」

「今の川神さんにはこういう戦いが必要だと感じたんです」

「言ってる意味が分からないんですが」

「今は分からないでしょうが、貴女なら必ず分かる時がきますよ、どうします?それでも良ければ貴女の相手をします」

(実際手をかけないとは言ってるが私と戦っているうちにそんな気は無くなるか・・・)

「分かりました、それで構いません」

「ではこの勝負見届け人はワシと鉄心が勤めよう」

 

いままで黙っていた長老と鉄心が兼一たちの間に入った、兼一たちもそれを了承し長老たちに見守られる中兼一と百代は勝負の準備を始めた。

 

時は少しさかのぼり川神入りしていた剣星は河原を歩いていた。

 

「いやー川神はおいちゃんに向いてる町ね川神学園の制服も可愛いし、いろんな服を着てる子もいるしね軍服にメイド服に和服に袴、川神学園の学長の意向でお金を出せば服装が自由になるらしいね、ここの学長とはおいちゃん話が合いそうね、さて着いたね」

 

剣星が川神に来て最初に訪れたのは世界でもトップクラスの大企業九鬼極東本部ビルだった、そして剣星がビルの中に入ると、三人の九鬼の従者たちの間に戦慄が走った。

 

「何でしょうこの気は?」

「ファック!!何かヤバい感じだ、あずみもヒュームのじじいも居ねぇし参ったな」

「この気はまさか!?」

 

剣星は手近なメイドを捕まえて話しかけた。

 

「お嬢ちゃん♪ちょっと頼みがあるんだけどね?」

「は、はい何でしょうか?」

「従者部隊の序列16位の李静初を呼んできてくれんかね?」

「李さんですね?」

「うむ馬と言えば分かる筈ね」

 

メイドが探しに行こうとした時九鬼のエレベーターが開く音がして剣星はそっちを見た、するとメイド服に身を包んだアジア系の女性が降りてきて剣星に近づいて来た。

 

「お久しぶりです、師父」

「元気そうだね静初」

「はいお陰さまで序列も上がり十六位にまでなれました」

「強くなっているようね、体つきや目を見れば分かるよ」

「私は師に恵まれました、師父に指導していただき、こちらに来てからも良い師に会えました」

「それは良かったね」

「李、お客様を客間にお通ししたらどうですか?」

 

静初の後ろから声が聞こえ剣星は静初の後ろを覗きこんだ、すると白髪の燕尾服を着た老人が近づいて来た。

 

「お初にお目にかかります、馬剣星様」

「おいちゃんを知ってるのかね?」

「梁山泊の達人の御一人であらゆる中国拳法の達人、申し遅れました私九鬼家従者部隊序列三位クラウディオ ネエロと申します」

(九鬼家従者部隊でヒューム ヘルシングと並ぶクラウディオとはこの男かね、中々の実力者のようね)

「では客間にご案内しましょう」

「せっかくだけど今回はこれで失礼させてもらうね、静初に伝言しにきただけだからね」

「何ですか?」

「今度からおいちゃんたちの弟子が川神学園に通うことになってね」

「兼一さんがですか」

 

李やクラウディオ九鬼の主要人間は前の任務の時に兼一を紹介されたので面識があった。

 

「実は川神学園の生徒を闇の連中が狙っとるらしいね」

「闇が・・・」

「紋様や九鬼の皆様は私が守ります」

「私がじゃねぇだろ、私たちだろ李」

 

李の後ろから金髪のメイドが突然現れ、剣星はカメラを構えた。

 

「なんと金髪メイドかね、しかも美人ね!!」

「うわ!?なんだこのじいさんは」

「師父カメラをしまってください、紹介します私の九鬼に入る前の師匠で」

「馬 剣星ね!!」

「アタシは九鬼家従者部隊序列十五位ステイシー コナーだ、このビルに入った凄い気の正体はあんただったんだな」

「そうね、さすがに気づいたかね」

「ステイシー剣星様は梁山泊の達人のお一人ですよ」

「梁山泊!?こりゃまた最高にロックなお客様だな!!」

(この子も中々の死線を潜り抜けて来ているようね、傭兵といったところかね)

 

静初はステイシーに剣星の紹介をするため二人で話しこんだ、それを剣星はクラウディオと一緒に見ていた。

 

「闇がとうとう川神に来ますか・・・これはマズイことになりましたね」

「でも川神には良い若者が揃っているようね」

「ええ、それは私もそう思います」

「おいちゃんたちの出番は無いかもしれんね」

「そうかもしれませんね」

「それじゃおいちゃんは行くね、静初それじゃあね」

「あ、はいわざわざありがとうございました」

「あ、それとケンちゃんに何か困ったことがあったら力を貸してやってほしいね」

 

剣星のお願いに静初たち三人はコクりと頷いて答えた、剣星は安心したように九鬼のビルを後にした。

 

そして時を同じくして川神院では川神百代対白浜兼一の勝負の火蓋が切られようとしていた。

 




次回はとうとうバトルになります、どんな感じにするか今考え中ですがなるべく早く投稿したいと思います、それではまた五話でお会いしましょう、感想、評価お待ちしています。
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