IS〜運命の切り札を掴み取れ!〜   作:proto

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なんか、破茶滅茶やっておりますが、
温かい目で見守ってくださるとありがたいです。


第10話 機影と困惑

ブレイドとギャレンの模擬戦は時間切れとなり引き分けとして、互いの実力を認めるのと高いデータを得ることができた。

「お疲れ様〜。いや〜、良いデータが取れたよ。」

「本当ですか?」

「うん!さっくんも、カッちゃんも凄い戦いだったよ〜。」

「そ、それは、よ、よかったです。」

「そこで、2人には連携力を高めてもらうために、晩御飯の買い出しに行ってもらいまぁ〜す。お金は束さんが持つからメニューは好きなように決めてね♪」

「はい!」「は、はい。」

こうして2人で買い出しに行くこととなった。

 

 

シャワーで模擬戦の汗を流し、スーパーに向かう。朔月はそのままだと織斑一夏であるとバレてしまうことを危惧し、剣崎のように茶髪にし、メガネをかけることにした。

スーパーに入る直前で朔月は何かを感じ取ったのか、「さて、それじゃあ……ちょっと下がっててね。」と簪に告げ、「え?」と驚いている簪を自分の背後に引っ張る。

すると、「やぁぁぁぁぁ!」という叫び声をあげ、槍を構えて突っ込んでくる機影が一つ。

「ヘシン!」

朔月は突っ込んでくる影に向けてオリハルコンエレメントを展開、機影を弾いて、そのままブレイドに変身する。

()()()()人がいなくて顔を見られたりすることは無かったが、少し危ない行為だった。

「お前、一体何なんだ!何故、俺たちを襲う!」

「狙いはあんただけよ!この……

 

 

 

 

 

誘拐犯!恐喝マン!」

「「は?」」

全くもって身に覚えのない事に対する怒りの矛先を向けられて疑問符頭に浮かべる一夏と、なんだか聞き覚えのある声が変なことを述べている事に対し、これまた疑問符を浮かべている簪。

簪は目を凝らしてその聞き覚えのある声を発する人物を見る。

そして……

「お、お姉ちゃん!」

どうやら、ISを纏った簪の姉(仮)らしい。

「あ、簪ちゃ〜〜〜ん!待っててねぇ〜!すぐにこんな奴、叩き潰しちゃうからぁ〜!」

と、やる気満々の姉にかける言葉を失った簪は朔月に「さ、朔月さぁぁん!その人、叩き潰しちゃって大丈夫でぇ〜す!」

「り、了解。」

急に大声で呼ばれて、叩き潰して大丈夫と言われ、若干戸惑いを隠せて居ない朔月だったが、いざブレイラウザーを構えると、その表情は真剣そのものだったが、残念ながらマスクで隠れているため相手には見えない。

再び簪姉(仮)は刺突を繰り出してきたので、カードを2枚ラウズすると、ブレイドはラウザーを収めた。

簪姉(仮)の槍はブレイドの胴体を貫通……

 

 

 

 

 

は、せずに弾かれた。メタルのカードで攻撃を弾いたのだ?そして、体勢を崩した簪姉(仮)にパンチを叩き込む。ただし、ただの拳ではない。スペードスートの3 ビートライオンの効果で強化されたパンチを装甲部に叩き込んだのだ。

ISはぶっ飛び操縦者である簪姉(仮)は気絶した。

 

 

「……これ、どうすればいいの?」

涙目の朔月であった。




と、とりあえずブレイド編には間に合った

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