篠ノ之とオルコット、この2人を相手にした直後の授業
「そうだ、クラス代表を決めないとな。」
「織斑先生、クラス代表とはなんですか?」
誰が聞いたのかはわからないが、当然の疑問だった。
「クラス代表は、クラス対抗戦などの試合に出場したり、クラスを纏めたりする役職だ。まぁ、クラス委員だとでも思ってくれればいい。1回決まれば1年間は変更できんがな。自薦他薦は問わん、誰か居ないか?」
「はい!相崎くんがいいと思います!」
「私も!」
「同じく!!」
自薦他薦を問わずと聞いた瞬間に、こうなる事を朔月は理解していた。それ故に、対策も講じていたのだ。
「織斑先生!」
「なんだ、相崎。」
「謹んで辞退させていただきます。」
「無理だ。他薦されたのだ、拒否権はない。」
「生徒会に入ろうと考えていましたので、そこを考慮していただけませんか?」
「うむ……、わかった。では、誰か他薦しろ。」
「他薦しろ、と言われましても、まだ交流の浅いクラスメイトを他薦できるかと言われれば、正直……。」
「まぁ、それもそうだな。」
割と正論だったので少し悩む織斑先生。
「………では、私がクジ引きで決めると…「納得いきませんわ!」ん?」
「こういう事は、本来実力を見て判断するべきですわ!それなのに、ただ珍しいからという理由で男を推薦し、あまつクジ引きで決めるなんて、納得いきません!だいたい、文化的にも後進的な国で暮らす事自体、私には耐え難いのですわ!」
「なら、自薦すればよかったじゃないか。」
朔月は正直に言う。
先程絡んで来たのを見て、代表候補生であることを誇らしげに言ってきたことから、他薦されることを待つのは予想がついて居た。
「な、なんですって!!」
「それから、文化が後進的とかなんだか抜かして居たが、そもそもISを開発したのは束さん……篠ノ之博士だし、モンド・グロッソ2連覇の初代ブリュンヒルデはそこに居る織斑教諭だ。どこが後進的なのか、教えてもらいたいね。」
「……フッ!決まってますわ!アニメや特撮なんていう低俗な…ッ!」
刹那、殺気を感じたオルコットは防御姿勢を取った。そのあまりにも強い殺気は、他のクラスメイト達を失神させるギリギリに追い詰めた。
「相崎、更識。殺気を抑えろ。ほぼ全員気絶しかけている。」
「すみません、織斑先生。」
「す、すみません。」
「まぁ良い。」
2人が殺気を消すと、クラスメイト全員が察した。この2人を怒らせたら死ぬと。
「……わ、私にこのような屈辱を……。許せませんわ!……そこのあなた!決闘、決闘を申し込みますが。」
その宣言を受けた朔月は簪と目を合わせて吹き出してしまった。
「な、何がおかしいのですか!」
「え?いやぁ、ごめんごめん。日本で決闘なんてカードゲームくらいでしか言わないからさ…。それに、日本は法律的に決闘とか禁止だし。」
「うぬぬぅっ。で、でしたら!ただの勝負ですわ!私が勝てばあなたは一生小間使い……いえ!奴隷ですわ!」
「……だってさ。織斑先生、どうしますか?」
「ま、いいだろう。相崎相手をしてやれ。」
「はい。」
「では、その勝負の日程は後日連絡する。それでは授業に移る。」
こうして、オルコットvs朔月が幕を開けようとして居た。
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