放課後……
「相崎、更識。少しいいか?」
「はい。」「は、はい。」
「よし、では付いて来い。」
織斑先生は2人をどこかに連れて行く。
「織斑先生、どこに連れて行くんです?」
「寮、そして生徒会室だ。あと、もういつも通りでいいぞ?他の生徒が通らなければな。」
「わかったよ、千冬姉。……でもなんで先に寮なんだ?生徒会室の方が近いだろ?」
「大人の事情ってやつだと思っててくれ。」
「そっか。」
しばらく歩き続けると寮に到着。
「お前達の部屋は1070だ。一緒の部屋だからといって、不純異性交友はするなよ。」
「ふ、ふ、ふ、不純異性交友!?な、な、な、なんでそんなことを!」
「そ、そ、そ、そうでしゅよ!……///」
動揺しすぎて噛んだ簪はより一層赤くなった。
(この2人、見てて飽きないが、早くくっつかないかな〜)
「さて、お前達の荷物は束から、更識には実家の方から追加の荷物がある。後で確認してくれ。」
「「はい。」」
急に業務連絡じみたことを言われ、2人とも正気に戻る。
「さて、では向かうとするか。」
再び校舎へと足を運ぶ。時間も時間だからなのだろうか、少し急ぎ足のように感じた。
数分で生徒会室の前に到着する。
「さて、そろそろ終わってるといいが…。」
千冬のその呟きは、2人の頭にハテナを浮かべさせた。
軽くノックをし、「入るぞ」とドアを開ける。
部屋には3人、中心にいる1人は見たことがある。
対暗部用暗部 更識家17代目当主で簪の姉 更識楯無だ。前にここの生徒会長をやってると聞き、誤解による入学直後の襲撃を回避するため、話をし和解した。
他の2人は見たことあるような、ないような感じがする。
「ハァ…ハァ…ハァ…。朔月くん、久しぶり。」
「えぇ、ご無沙汰してます。……えっと、どうかされたんですか?」
「コイツは、生徒会の仕事をよく溜め込む。」
「あ、なるほど。」
「申し訳ありません。当主がこのような格好で。」
「当主が…、という事はあなたも更識家の関係者?」
「はい。代々更識家に仕え、当主専属従者という形で、仕えております。布仏 虚と申します。……簪様を救っていただきありがとうございました。」
と、深々と頭を下げる。
「い、いえ。偶々そこに行っただけなので、そ、そんな…頭をあげてください。」
「えー、サッチー?私はねぇ〜、布仏 本音〜。かんちゃんの専属従者だよぉ〜。かんちゃんを助けてくれてありがと〜。」
ブカブカの服を着ている少女も頭を下げるが、割とすぐ上げるのだった。
「さて、そのことに関しては改めてお礼を言うわ。ありがとう、朔月くん。それで、本題なのだけど……朔月くん、オネーさんと勝負して♪」
「「え?」」「やはりな。」
楯無は不敵な笑みを浮かべるのだった。
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