楯無と朔月の勝負。お互いの必殺技が炸裂し、ぶつかり合いに耐え、地に足をついていたのは、朔月だった。
「
布仏虚が朔月の勝利宣言をする。
「やった、朔月!」
勝利した朔月の元に駆け寄る簪。
反対に虚は、楯無の元へゆっくりと歩みを進める。
「お嬢様、手加減なさいましたね?」
「そう見える?」
「
「そう。……………朔月くんのキック、もう一段上のやつがあるの。つまり手加減されてこのザマよ。さらに本体自体、まだ真の力は引き出せてないのよ。そんな状態で
「なるほど。で、生徒会長は交代を?」
「えぇ、もちろん。生徒会長、即ち全ての生徒の長たる存在は最強であれ。つまり、彼は生徒最強の私に勝った。それ即ち生徒の中で最強に躍り出たということ。それだけよ。」
「では、生徒会のメンバーも一新ですかね。」
「それは、朔月くん次第じゃない?」
「そうですね。」
(さぁ、朔月くん。舞台は整えたわ。あとはあなたの剣を磨きなさい。)
アリーナ中央で立ち尽くす朔月を見ながら、そう思う楯無だった。
アリーナ中央に立ち尽くすブレイドに駆け寄る簪。
「朔月、おめでとう。」
賞賛を送っても、なんの返答もない朔月に違和感を覚える簪。
「ね、ねぇ、朔月?」
正面から肩を叩くと、ブレイドは背中から倒れ、オリハルコンエレメントが体を通過する。
「さ、朔月。ねぇ、目を開けて、朔月、朔月!」
「う、うぅっ。か、かん、ざし?」
「よ、よかった。」
「どうやら、気絶していただけのようだな。」
「あ、千冬姉。こりゃ、無様な姿を見られちゃったな。」
「気にするな。お前は学園最強と戦っていたのだ。それに、ISにはパイロット保護機能があるが、それにはあまりなさそうだからな。」
「そっか、今後とも精進するとよ。」
「それより、オルコットとの勝負、明日の放課後にしようと思っていたのだが、その様子じゃ無理そうだな。」
「いや、大丈夫。学園最強の称号を得てしまったんだ。明日でも問題ないよ。」
「しかし、アーマーがそれでは「それも問題なし。自動的に修復されるから。」そ、そうか。では、明日の放課後とする。全員、解散しろ。」
「「「「はい。」」」」
こうして、楯無との勝負が終わり、学園の新しい生徒会長として朔月が就任した。
寮の2人の部屋
「朔月、改めて、就任おめでとう。」
「いや、楯無さんはまだ奥の手を持ってただろうから、完璧に勝ったわけじゃない。でも、まずは喜ぶとするよ。ありがとう。それでさ、簪に頼みがあるんだ。」
「な、何?」
「その〜、えーと、あのー……生徒副会長として、俺の仕事を手伝ってくれないか?」
「う、うん。もちろん。」
「そ、そっか〜。よかった、断られたらどうしようかと思ってた。」
「そ、そんな。こ、断るだなんて、しないよ。」
「あ、ありがとう。そ、そ、そろそろ寝よっか?」
「う、うん。そうだね。おやすみ、朔月。」
「あぁ、おやすみ簪。」
こうして、激動の1日目が終わった。
ここまで1日目の出来事だから!
日跨いでないから!
ってか、いつ朔月と簪くっつけようかな。
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