IS〜運命の切り札を掴み取れ!〜   作:proto

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第22話 手加減と激動

楯無と朔月の勝負。お互いの必殺技が炸裂し、ぶつかり合いに耐え、地に足をついていたのは、朔月だった。

霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)、シールドエネルギー エンプティ!よって勝者、相崎 朔月!」

布仏虚が朔月の勝利宣言をする。

「やった、朔月!」

勝利した朔月の元に駆け寄る簪。

反対に虚は、楯無の元へゆっくりと歩みを進める。

「お嬢様、手加減なさいましたね?」

「そう見える?」

沈む床(セックヴァベック)を使用なさらなかった時点で、そう考えました。」

「そう。……………朔月くんのキック、もう一段上のやつがあるの。つまり手加減されてこのザマよ。さらに本体自体、まだ真の力は引き出せてないのよ。そんな状態で沈む床(セックヴァベック)なんて使って、破られたら流石の私も心が折れるわ。」

「なるほど。で、生徒会長は交代を?」

「えぇ、もちろん。生徒会長、即ち全ての生徒の長たる存在は最強であれ。つまり、彼は生徒最強の私に勝った。それ即ち生徒の中で最強に躍り出たということ。それだけよ。」

「では、生徒会のメンバーも一新ですかね。」

「それは、朔月くん次第じゃない?」

「そうですね。」

(さぁ、朔月くん。舞台は整えたわ。あとはあなたの剣を磨きなさい。)

アリーナ中央で立ち尽くす朔月を見ながら、そう思う楯無だった。

 

 

 

アリーナ中央に立ち尽くすブレイドに駆け寄る簪。

「朔月、おめでとう。」

賞賛を送っても、なんの返答もない朔月に違和感を覚える簪。

「ね、ねぇ、朔月?」

正面から肩を叩くと、ブレイドは背中から倒れ、オリハルコンエレメントが体を通過する。

「さ、朔月。ねぇ、目を開けて、朔月、朔月!」

「う、うぅっ。か、かん、ざし?」

「よ、よかった。」

「どうやら、気絶していただけのようだな。」

「あ、千冬姉。こりゃ、無様な姿を見られちゃったな。」

「気にするな。お前は学園最強と戦っていたのだ。それに、ISにはパイロット保護機能があるが、それにはあまりなさそうだからな。」

「そっか、今後とも精進するとよ。」

「それより、オルコットとの勝負、明日の放課後にしようと思っていたのだが、その様子じゃ無理そうだな。」

「いや、大丈夫。学園最強の称号を得てしまったんだ。明日でも問題ないよ。」

「しかし、アーマーがそれでは「それも問題なし。自動的に修復されるから。」そ、そうか。では、明日の放課後とする。全員、解散しろ。」

「「「「はい。」」」」

こうして、楯無との勝負が終わり、学園の新しい生徒会長として朔月が就任した。

 

 

寮の2人の部屋

「朔月、改めて、就任おめでとう。」

「いや、楯無さんはまだ奥の手を持ってただろうから、完璧に勝ったわけじゃない。でも、まずは喜ぶとするよ。ありがとう。それでさ、簪に頼みがあるんだ。」

「な、何?」

「その〜、えーと、あのー……生徒副会長として、俺の仕事を手伝ってくれないか?」

「う、うん。もちろん。」

「そ、そっか〜。よかった、断られたらどうしようかと思ってた。」

「そ、そんな。こ、断るだなんて、しないよ。」

「あ、ありがとう。そ、そ、そろそろ寝よっか?」

「う、うん。そうだね。おやすみ、朔月。」

「あぁ、おやすみ簪。」

こうして、激動の1日目が終わった。




ここまで1日目の出来事だから!
日跨いでないから!

ってか、いつ朔月と簪くっつけようかな。

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