IS〜運命の切り札を掴み取れ!〜   作:proto

30 / 42
第30話 告白と嫉妬

引き続き屋上からお送りしまーす。

 

懐かしの幼馴染と再会した朔月。昔話に花を咲かせ、弁当を消化していくら。

「で、アンタ。その子いつになったら紹介してくれんの?」

「え?あ、してなかったっけ?」

「うん。ずっとアンタが作った弁当を幸せそうに食べてたわよ。」

そう言われた簪はカァーっと擬音が出そうな感じで赤くなった。

「彼女は更識 簪。……俺の相棒だ。」

「へぇ〜。改めて凰鈴音よ、よろしく。」

「さ、更識 か、簪。簪でいい、よろしく。」

「で、朔月。その子と付き合ってるの?」

「ふぇ?い、いやいやいや!べ、別にそ、そ、そういう関係ではないからぁ!!」

「そ、そ、そ、そう!べ、別にそんな関係ではないから!!」

「そ、そうなんだ。」

そこまで全否定するとは思ってなかったのか、鈴は内心……若干引いた。

「……ねぇ、一夏。私が言った約束、覚えてる?」

「……『料理が上達したら、毎日あたしの酢豚を食べてくれる?』……だったよな。」

「うん。」

「……ごめん。最初、タダ飯食わしてくれるくらいに思ってた。」

その告白を聞いた鈴はこうリアクションを取った。

ウソダドンドコドーン!(嘘だそんなことー)

「でも!今は違う……。今ならわかる。でも、今……俺は側に居たいと思う人がいる。その人に寄り添いたいって、そう思える人がいる。その人が受け入れてくれるかそれはわからないけど………だからごめん。」

「そっか……でも、ありがとう。返事くれただけでも嬉しかった。生きていてくれて、嬉しかった。」

そう言って今でも泣き出しそうな鈴を抱き寄せる朔月。そこで大泣きする鈴。

 

 

 

 

 

……それを見て、胸の奥がモヤモヤする簪。

三者三様の状態だったが、簪はそれで完璧に自身の気持ちに気が付いた。

(私、やっぱり朔月が好きなんだ。LikeじゃないLoveか……。)

しかし、簪は迷った。先程の朔月の言葉、

【側に居たいと思う人がいる。その人に寄り添いたいって、そう思える人がいる。】

それが自分だとしたら嬉しいが、自分でなかった場合、それが怖かった。

だから、簪は………

 

 

 

 

 

 

 

 

その気持ちを心の奥底に仕舞い込んだ。

 

 

 

 

 

鈴も泣き止み、鐘が鳴った。

「ヤバッ!片付けないと。簪は先に戻っててくれ。俺これ片付けてからすぐ戻るから!」

「う、うん。わかった。」

「鈴もまたな!」

「またなって。もう、いつでも会えるんだから。また仲良くしましょ!昔みたいにゲームしたり、特撮見たり!」

「そうだな、簪も特撮好きなんだ。みんなで見て語ろう。」

「……アンタの好きな人わかった。でも、早く気持ちを伝えないと、あの子……壊れちゃうかもよ?」

「え?」

「時間ヤバッ!じゃあ、おっ先〜!」

「ちょっと!俺も急がないと!」

無事、授業に1分遅刻し、ありがたく頭頂部に出席簿を食らいましたとさ。




ウソダドンドコドーン!のくだり、入れるか迷ったんですけど、
ブレイド要素欲しさに本来入れるべきではなかったところに
入れてしまったような気がする。申し訳な……だが私は謝らない

本作の投稿時間、皆さんは何時がいい?

  • 0:00
  • 8:00
  • 15:00
  • 18:00
  • 20:00
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。