IS〜運命の切り札を掴み取れ!〜   作:proto

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第39話 自由への道と黒の真実

シャルロット・デュノアが自由への狼煙となる咆哮を上げた5分後、生徒会室に入ってきたのは織斑先生だった。

「待たせたな。」

なんともダンボールに入ってきた感のあるセリフだが、千冬が言うと違和感はない。

「千冬姉、何してたの?」

「ん?何、デュノアが自由になる為の準備だ。6分前に一度来たんだが、まぁ色々聞こえてな。一旦職員室に戻り、それっぽい書類を取って来た。」

と、紙の束を机に置く。

「さてさて、どーやってデュノアさんを自由にしようかね?日本に亡命、自由国籍の取得、更識で保護してもらう、束さんに頼む。これらの内どれかだよなぁ〜。」

手段について悩む朔月。

「一番手っ取り早いのは(アイツ)に頼むことだろう。」

「アフターケアも考えれば更識(ウチ)もアリだと、おねーさんは思うなぁ〜。」

「国際問題を、考えるなら、最初の2つもしっかり、視野に入れるべきだ思うよ、朔月。」

打ち合わせでもしてあったように別々の方法に関しての意見を述べてくれた3人。これが打ち合わせしてないのだから、語彙力はないが凄いと思う。

「どの方法を取ってもメリット・デメリットは発生する。だから、本人が選ぶのが一番いい。デュノアさん、どう自由になるかは君の選択次第だ。」

「僕は………。ごめん、この場ですぐには答えが出そうにないや。」

「……うん、それがいい。今日は色々あって疲れたでしょう。この辺で終わりにしておきましょうか。それではデュノアさん、気をつけてお帰りください。」

「うん、ありがとう。」

デュノアは退室した。

「…………はぁ〜、疲れたぁ〜。生徒会長モード?みたいな感じでやったけど、肩凝るなぁ〜。」

「お疲れ、朔月。はい、オ〇ナミンC。」

「ありがとう、簪。」

蓋をあけると、キュポン!という小気味よい音を立てる。

「あぁ〜。疲れた体に染み渡るこの味、堪んないなぁ〜。」

程よい炭酸が朔月の体にちょうど良い刺激を与える。

「さて、次はボーデヴィッヒの件についてなんだけど。」

「私から説明しよう。」

「千冬姉。」

「アイツは、ドイツ軍所属の人間でな。いつかの日独合同訓練を覚えているか?」

「あぁ、そこでか。」

「そんなところだ。さて、ここからが本題だ。ボーデヴィッヒは、……私たちと同じ存在だ。」

「試験管ベビー……か。」

「……そして、ISへの適合率を上げるための手術が行われていた。それが、ラウラの左目の眼帯の奥にある真実。人体実験の物証にして、彼女をどん底へと貶めた根元でもある。」

千冬はラウラの過去を語るのだが、運命の切り札を摑み取れ 第39話 まずはここまで。

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