朔月たちが授業の準備をしている裏では…
「ラウラ、昨日の事聞いたぞ。なぜあの様な愚行をした。」
「それは、奴が織斑を捨てたからです。教官「織斑先生だ(バシィッ!」お、織斑先生との繋がりの一つを捨て、相崎 朔月などという名で何事もなかったかの様に……。」
「そうか。では、お前に課題を与えよう。」
「はい。」
「……相崎を、一夏を見て感じろ。アイツが何を思っているのか。何を考えているのかをな。その為にも、次のタッグトーナメントは都合がいいだろうな。恐らく更識簪と出るだろうからな。本気でぶつかって来るぞ?……それでは、教室に戻れ。それから、タッグトーナメントまで、私闘は厳禁だ。いいな?」
「はっ!織斑きょ……先生。」
ラウラは教室へと戻っていった。
(後は、頼んだ。きっと戦いの中で何かを見出すだろう。)
自身の弟子の行く末を、選ぶ道を見守る。一夏から、朔月から何かを学ぶ事を願っている千冬だった。
そうして迎えた、学年別タッグトーナメント。
1回戦の当たりが出ていた。
「なるほど、そう当てて来るか。千冬姉も人が悪い。」
「朔月、準備は?」
「万全に決まってるよ。簪に見っともない格好は見せられないからな。(後は、この嫌な予感だけ外れてくれれば。)」
「朔月、出番みたい。」
「あぁ、今行く。」
朔月と簪はアリーナへと向かった。
アリーナでは既にIS《シュバルツェア・レーゲン》を展開したボーデヴィッヒと、《打鉄》を纏った篠ノ之箒が居た。
「しかし、なんであのペアなんだ?」
「余ったらランダムでペアになるらしいよ。でも2人とも協調性皆無だから、連携攻撃はなさそう。」
「だな。」
『1回戦 第3試合
相崎 朔月、更識 簪ペアvsラウラ・ボーデヴィッヒ&篠ノ之 箒ペアの試合を開始します。』
放送がかかり各々のバックルにChangeを挿入し、シャッフルラップからなる早でベルトが巻かれる。
「「変身。」」『『Turn Up!』』
静かな変身コールでレバーを引きゆったりとオリハルコンエレメントを通る。
ブレイドとギャレンは、それぞれのラウザーに手を添える。
『それでは、試合……開始!!』
ラウザーを引き抜くと、ブレイドがラウザーで砂煙をあげる。
「煙幕などISの前では無意味!ハァッ!」
手刀の要領で砂煙を払うが、既にブレイドたちの姿はなかった。
「何!」
そして後方から「しまった!」という声が聞こえた時にはもう手遅れだった。
篠ノ之にもう接近した2人は、ギャレンラウザーで篠ノ之を牽制しつつしっかりダメージを与え、ブレイラウザーをSlashの効果で切れ味を増幅させ、確実にSEを削り切った。見本とも言えるほど綺麗で完璧な連携を見せた2人だった。
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