IS〜運命の切り札を掴み取れ!〜   作:proto
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第6話 説明とギャレン

一夏は病みに病んでる千冬の元へ行ったので、ラボに主の束と連れてこられた簪が残った。

「さてさて、色々説明しないとね〜。改めて、篠ノ之束さんだよ〜。」

「さ、更識簪……です。」

「更識簪かぁ〜。なら、かんちゃんだね。」

「それ……。」

「ん?」

「私の、……友達と同じ、呼び方。」

「そっか〜。なら、カッちゃん。」

「野球漫画っぽいけど、まぁ。」

「よし、じゃあカッちゃん!」

「は、はい!」

「とりあえず、そこ座って。」

束が指差した椅子に簪はチョコンと座る。

「とりあえず剣付けるね〜。」

モニターには仮面ライダー剣 第1話が流れ始めた。

簪の目がキラキラと輝く。

(この娘……。)

「ねぇ、カッちゃん。……ヒーローになってみたくない?」

「え?」

束はバックルとカードを見せた。

「これって……。」

「御察しの通り、ギャレンバックルとダイヤスートのカテゴリーA。」

「アンデッドってTVの中の…。」

「うん。実際に封印されてるわけじゃないよ。まぁ、ギャレンバックルを使うための鍵……みたいなものだよ。」

「それ、本当に変身できるんですか?」

「うん、いっくんみたいにね。」

「………でも、どうして?」

「いっくんには口止めって言われてたんだけどね〜、ブレイドは超近接型だからサポート……中・遠距離があった方がいいって束さんは思うんだ〜。だから…ね?」

「そんな大事なこと、なんで、初対面の私、なんかに?」

「束さんがブレイドかけ始めた瞬間、カッちゃんの目がキラキラした。……女尊男卑になって、女性差別って言って特撮が潰されたこの世の中で、そんな反応を示してくれる娘が悪い娘とは思えないからね〜。」

「わ、私は、ただ、好きな事は好きって、ちゃんと、……理解してほしいわけじゃ、なくて……。」

「うん。わからくてもいい。でも、バカにはされたくないよね?」

「……はい!」

「いっくんにはね、もう一つお願いしてることがあるんだ。ISのコアを回収してほしいってね。あの子たちを、宇宙(そら)に、本来あるべき姿に戻したいって。」

「ISを宇宙に、元に戻す。

 

 

………わ、私も……元に戻してあげたい。ISもこの世界も……と、特撮も。」

「なら、決まりだね。今からカッちゃんが、仮面ライダーギャレンだ。」

束はギャレンバックルとダイヤスートAのカードを差し出す。

「はい!」

自身に差し出されたものを受け取る。

「よーし、じゃあ早速特訓と行こうか〜。精密射撃に動体視力、格闘訓練とやる事はいっぱいあるからね〜。」

メニューを聞いて若干後悔した簪だった。



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