魔法科高校の副風紀委員長   作:伊調

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第二十二話

九校戦の三日目となる今日。三回戦を終えた芺のアイス・ピラーズ・ブレイクは残すところは決勝リーグのみとなった。アイス・ピラーズ・ブレイクの決勝リーグは三名が出場し、総当たり戦で順位を決定する。つまり……

 

「決勝リーグ二回戦の相手は会頭か……」

 

当然勝ち上がってきた十文字。当初懸念していた……いや、恐れていた事態が起こってしまった。それとは別に芺は試合開始が早かったことと、想像以上にスピーディな試合展開となったために摩利のバトル・ボード準決勝の開始に間に合うだけの時間が辛うじて残っていた。

基本的に芺は一度の戦闘にかける時間は短い。特に長引かせる必要は感じない上に、芺は想子量は平均的であるからだ。それに加え、長時間魔法を視認し続けるといくらコントロールを修得したとはいえ霊子放射光過敏症のお陰で眼が痛むので、彼は素早く、最小限の力で、最大の威力を……といったスタイルを取るのである。そのため試合時間は短いとはいえ、フィールドを直視し続ける必要があるアイス・ピラーズ・ブレイクは眼に悪いのだった。という訳で作戦スタッフはわざわざオーラカットレンズの着用を命じたのだ。芺もそこまで眼に異常はないとはいえ、可能な限り現地で観戦したかったので眼鏡をかけたままだった。

一旦試合を終えた芺は一度テントに戻るつもりだったが、時間が時間なのでそのままバトル・ボードの会場に向かっていた。

 

「間に合ったんだね。さっきの試合は驚いたよ、お疲れ様」

「お疲れー、席空けといたわよー」

 

芺の姿を見つけると五十里は少し声を弾ませながら芺を労う。千代田は声こそ間延びしているが心の中では芺を褒めているだろう。少なくとも五十里はそう思っている。

 

「中条さんもお疲れ様。CADの調整が上手くいってるようでよかったよ」

「あ、ありがとうございます」

 

五十里は同じく今回の九校戦でエンジニアを担当するあずさにも声をかける。あずさも謙遜しながらもまた礼を述べて席に座った。芺達が席に着いてすぐにスターターの声が聞こえ、それに合わせて会場が静まる。

 

「オン・ユア・マーク……」

 

スターターのピストルで各選手は一斉にスタートダッシュを切る。中でも一歩先へ出たのは摩利。しかし七高の選手が背後に迫る。摩利とこの日高という七高の選手は昨年のバトル・ボードの決勝カードでもある。さながら開幕からデッドヒートだった。

 

「さすがに手強いね」

「海の七高、ね……」

 

許嫁二人が話している中、リードを保つ摩利は最初のカーブに差し掛かる。彼女はそこで減速し、方向を変える。七高の選手もそれに続くと思われたが……

 

「……!何をしている……!」

 

芺は思わず少し体を前に乗り出して声が出た。七高の選手が本来減速しターンを行う場所であろうことか更に加速をかけたのだ。加速した七高の選手は真っ直ぐに摩利の方向へと突き進んでいく。

それに気づいた摩利は咄嗟に加速をキャンセルし、魔法で半円上に回転する。そして七高の選手の乗っていたボードに移動魔法を、選手自身に慣性中和魔法をマルチキャストで発動し被害を食い止めようとした。その咄嗟の判断力とそれを可能にする彼女の能力は誇るべきだろう。だがしかし、摩利と七高の選手が衝突するかと思われた瞬間、少なくとも芺からは摩利の身体が不自然に沈み込んだように見えた。それにより慣性中和のタイミングが崩れ、猛スピードで突っ込んできた七高の選手と摩利はそのまま激突し、壁を突破ってコース外へ吹き飛ばされてしまった。

 

「摩利さん!!」

 

会場からは悲鳴が起こる。芺からも珍しく大きな声が出た事に驚く人間もいたが、観戦席に座る人達は皆ざわめいており、摩利を心配する声が飛び交っていた。

 

(今のはなんだ……七高の女がCADの操作を間違えたのか……?それになぜ慣性中和が発動しなかった。摩利さんのボードが不自然に沈み込んだように見えたが……)

 

芺は思考の渦に飲まれそうになったが、それを振り払って行動に移そうとする。

 

「とりあえず摩利さんの所へ行ってくる。状況を確認しなければ」

 

芺は普段と変わらず落ち着いているように見えたが、その言葉の調子には怒りと焦りが見え隠れしていた。

 

「待って下さい芺君!」

「なんだ」

 

感情を押し殺した声で聞き返す芺。普段のあずさなら怯んでいるところだが、ここでは引き下がらなかった。

 

「落ち着いて下さい!午後からは決勝リーグなんですよ?今ここで芺君がどこかに行っちゃったら困ります!」

 

あずさの意見はもっともである。芺は“摩利さんの安否と決勝リーグどちらが大事だ”と口に出さんばかりだったが五十里が口を開く。

 

「中条さんの言う通りだよ、芺君。少し落ち着いて。渡辺先輩の状況は僕達が責任もって確認してくる。必ず君には伝えるから、今は決勝リーグに」

「そうよ。まず目の前の事を片付けなさい」

 

少し強い声で語る二人を前に、芺は落ち着きを取り戻したのか少し俯く。

 

「……すまない。よろしく頼む」

「うん、決勝リーグ頑張ってね。行くよ花音」

 

そう言って五十里と千代田はこの事故の状況を確認しに現場へ向かっていった。残された芺は少し大きめのため息を吐いたあと、担当エンジニアに話しかける。

 

「非常時とは言え、不躾な態度を取ってしまった。その、すまなかった……」

「……大丈夫です。気持ちは分かりますから。難しいかもしれませんが、一度切り替えて目の前の試合に集中しましょう。一度テントに寄って行きますか?」

 

あずさは芺を咎めることなく彼を許し、話を切り替えるために別の提案をした。

 

「ああ、そうしてくれるか」

 

あずさは笑顔で返事をする。芺は彼女に心の中で惜しみない感謝を送り、作戦スタッフの待つテントへと向かった。そこにはテントで観戦をしていた市原が立っていた。

 

「柳生君でしたか。今はそんな気分ではないかもしれませんが、とりあえず決勝リーグ進出おめでとうございます。さすがですね」

「恐縮です。市原先輩、その事でご相談なのですが」

「なんでしょう」

「決勝リーグの十文字先輩との試合は辞退させていただこうかと思います。もちろん三高とは戦いますが、同校で潰し合う必要は無いかと」

 

その言葉の裏には一刻も早く摩利さんの安否を確認したいという思いがあったのだが、十文字とわざわざ戦う必要も無いと考えているのもまた本心であった。

芺が一息で言い切った後、市原は淡々とした調子で告げる。

 

「そちらに関しては既に十文字君から伝言を預かっています。……“かかってこい、柳生。苦手を克服するためにこの種目に出たのなら、俺との勝負は有意義な物になるはずだ”との事でした」

 

芺は目を見開いて固まる。伝言があった事よりも芺の考えが先読みされていた事への驚きの方が強かった。隣にいるあずさも十文字の性格は知っているので、この伝言は事実上の宣戦である事を理解した。

 

「渡辺委員長の事は心配でしょうが、表彰台を同一高が独占でもしない限り棄権はあまりおすすめは出来ません。士気にも関わってきますから。出場してくれますね」

「……はい。全力を尽くします」

 

そう言って芺は頭を下げる。何故か釣られてあずさも少し礼をした所で彼らは会場に向かっていった。

 

───

 

入場が始まる。芺は三高の選手との試合は可能な限り迅速に終わらせるつもりだった。二人の選手がフィールドに現われ、歓声が響く。先程あんな事故があったのにも関わらずひどい熱狂ぶりだった。しかしそんな事は芺の思考に影響を及ぼさない。彼の頭は今第一に次の十文字との試合。次に摩利の事である。

芺は先程の一件を落ち着いて考え直してみても不可解な点が多すぎる事に気が付いた。あの海の七高とも呼ばれるかの高校の選手が魔法の選択を間違えるとも思えない。それに摩利の足元が揺らいだのもどうも見間違いではないような気もしていた。七高の方はどうであれ、摩利さんの方は五十里達に話を聞いてからではあるが、どうも怪しさが拭いきれなかった。

そう声考えているうちにブザーに光が点る。試合の開幕だ。

 

(観客には悪いが、今回は面白味のない試合になりかねんな)

 

芺は今回は対策されてあるだろう『不可視の弾丸(インビジブル・ブリット)』は使わず、もう一方の汎用型CADを開幕から抜く。選択した魔法は『極光』。対戦相手の氷柱を覆うそれは先程よりも規模が大きく見えた。それにより芺自身の氷柱にも影響が出ていたが、そちらは意に介す様子は無かった。その程度損害にはならないと考えているのだろう。

続いて『領域干渉』をフィールド全体に発動。『極光』との同時使用は規模的にギリギリであり、ステージの端は覆えなかったが今回の試合においては特に問題なかった。

魔法師の戦いにおいて干渉力の差は如何ともし難い。三高の選手の氷柱の瓦解はとどまることを知らなかった。相手選手は冷や汗を流しながらもCADを操作し続けるが、魔法は発動しなかった。芺は両方の魔法を行使し続ける。

結果、三高の選手の氷柱は全て原型をとどめておらず、芺の氷柱は自らの魔法による損失のみで終わるという形で、決勝リーグにも関わらず実質完勝を収めた。

 

「圧倒的」

「さすがは芺先輩ね」

 

新人戦ではあるがアイス・ピラーズ・ブレイクに出場する雫と深雪は自分が出る種目の決勝リーグという事でこの試合を観戦しに来ていた。

テントで作戦スタッフと共に試合を確認する市原はこれによりアイス・ピラーズ・ブレイクの優勝、準優勝を一高の選手で埋めることが出来たことに喜びながら、作戦スタッフの二年生と会話していた。

 

「凄いですね、彼。まさか私も柳生が準優勝するとは思っていませんでしたよ」

「そうですね。この試合に関しては勝ち目など介在しない事を見せつけたといえるでしょう。ですが、まだ準優勝と決まったわけではありませんよ」

「……失礼しました」

 

作戦スタッフは照れ笑いをするが、彼がそう考えるのも無理はないだろう。再三になるが、次の芺の試合相手は三巨頭の一角、十文字なのである。

 

───

 

芺は一試合の間を置いて十文字との試合であった。芺はその間に作戦を立てていた。この試合に関しては作戦スタッフの手を借りないつもりなのである。

 

「と言っても、勝ち目が見えないな」

「そうです……あぁ!ごめんなさい!」

 

同意を示してしまったあずさはそう言って凄い速度で頭を下げる。それに対して芺は笑いながら頭を上げるように言い、こう続けた。

 

「だが会頭が“かかってこい”と言ったんだ。確かにあの十師族と真正面から競える大切な機会だ。いい経験にさせてもらう」

 

そう語る芺の目は摩利の事など忘れて、胸踊る戦を待つ戦士の目に見えた。実際はそんなことはないのだが、少し振り切れて楽しみになってきたのも事実である。

大きな歓声が上がる。十文字が勝利したのだろう。ここでアイス・ピラーズ・ブレイクにおける一高の一位、二位独占が決定した。この時点で芺は相応の働きはしたと言えるだろう。そうこうしているうちに十文字が降りてきており、芺に声を掛けに来た。彼は芺の目の前に立つと、彼を見下ろし──そこに侮蔑はない──深みのある声で言い放つ。

 

「柳生、本気で来い」

「……はい。胸をお借りします、会頭」

 

十文字は不敵に笑うとすぐに入場に向かっていった。激励のつもりのはずが、完全にただの宣戦布告だった事は十文字の人柄と言うか天然な部分なのかもしれない。

 

「芺君、頑張ってね」

「一本でも倒せるかどうかだが、やれるだけやってくるさ」

 

そう言い残して芺も入場口に向かう。アイス・ピラーズ・ブレイク決勝リーグ最終試合の開幕であった。

 

───

 

九校戦の本戦の決勝リーグともなればそれはもう大盛況である。何を隠そう一方の選手はあの十師族の人間なのだ、それも頷ける。それに加えその相手はどちらかと言えば古式魔法や剣術家、マーシャル・マジック・アーツの世界で知られている人間なのだ。その男が現代魔法を駆使し真正面からの魔法の撃ち合いを余儀なくされる種目でここまで勝ち進んで来た。この九校戦で初めて彼を知った人間も多いはずである。いわば十文字の影に隠れていたダークホース的な存在な彼にジャイアントキリングを期待する人間もいたのだった。

 

「下馬評では十文字君の圧勝ですが、ここまでの試合を見て柳生君にかける人もいるようですね」

「そんなの会頭の勝利に決まってるじゃない。ねー?啓」

「どうかな、僕は芺君にも勝機はあると思うけどね」

 

花音は訝しげな顔をするが、それも一瞬である。啓がそう言うならそうなのだろう、と彼女は飲みこんで試合を中継するテレビに目を戻した。

先程のバトル・ボードでの事故にあたり二人は現場に向かったが、すぐに摩利は運び出されてしまい、その場は達也が主導している事くらいしか分からなかった。しかしこの後、達也と事故の録画を見て分析する事にもなったのでそこに芺も連れていくつもりだった。

その達也も摩利の事故において適切な指示を出し、病院に送り届けた後は会場に戻って観戦に来ていた。

 

「お兄様、この勝負はさすがに芺先輩とはいえ……」

「まぁ、十中八九そうだろうな」

 

(だが……)

 

達也は以前、芺のCADの調整にばったり出くわした際に彼のCADの調整内容を見ていた。その際に登録してある起動式も目に入ったのだが、芺の汎用型CAD──あの時点では分からなかった──に入っていた起動式の数は少なくとも二つだけではなかった。九つには満たなかったため特化型と勘違いする要因にもなっていたのだが、その事からまだ芺には隠している奥の手があると思っていた。それが十文字に通じるかはまた別問題ではある。

 

今日一番の歓声に包まれる会場──ランプに点された赤い光と共に試合がスタートした。

 

芺はすぐさまCADを構えるが、十文字はその動作を必要としないタイプのCADのため芺よりほんの数瞬早く魔法を発動する。その魔法はもちろん『ファランクス』……彼の代名詞とも言える魔法だ。十文字は『ファランクス』を自陣の氷柱を隠す壁の様に展開した。

芺は『不可視の弾丸』を選択するが、展開された『ファランクス』により氷柱を視認することが出来なくなり、不発に終わる。芺はすかさずもう一方のCADで『極光』を発動した。美しいオーロラが発生するが、それを防ぐように十文字はドーム状にファランクスを展開し直し、『極光』の影響を防ぐ。結果、芺が与えた影響はほとんど見られず、氷柱は一つも融解を起こさなかった。しかし今なら前方の氷柱を視認することが可能だった。芺は二つのCADを構える。魔法による相克現象を起こさないように片方のCADをサスペンドし、『不可視の弾丸』を行使しようとする……がしかし不発に終わった。『ファランクス』には『領域干渉』の効果も付随しているのである。

 

(厳しいな……)

 

芺は顔をしかめる。だがまだ諦めは見られなかった。現在の状況も大衆からしてみれば十文字は防戦一方なのである。実際は十文字が攻撃をしていないだけなのだが、諦めるにはまだ早い時間帯だった。

ここで十文字が動き出す。彼は自陣に『領域干渉』を展開し『ファランクス』で芺の氷柱を叩き潰し始めた。それに対して芺が講じれる手段は無かった。物理障壁を展開してもいいが、十文字の『ファランクス』……彼の空間における干渉力は芺より上である。芺の物理障壁は『ファランクス』に対して防御的な意味をなさなかった。

 

「やっぱり、力押しは通じないね」

「どういう事?芺君はあんな高度な魔法使ってたのに」

「確かに彼が使っていた魔法は高い技術が求められますが、やっていた事はそれによる力押しです。干渉力で捩じ伏せる戦い方では十文字君には勝てないでしょうね」

 

千代田の疑問に市原が答える。市原の言う事は正しく、今まで芺が取ってきた戦法は自分が相手より強い干渉力を持つことが大前提なのである。だが十文字は空間における干渉力が異常なまでに高い。他の魔法ならともかく、芺には『ファランクス』を正面から砕く事は不可能であった。

 

この攻防だけで、勝負は決したかと思われた。だが芺は特化型CADをホルスターにしまい、片手に汎用型CADを持つ。既に残り半数に到達しようとしている自陣の氷柱は頭に入れず、相手の氷柱を砕く事に集中する。

『ファランクス』が氷柱を砕かんとする瞬間に、芺から魔法発動の兆候が見えた。『ファランクス』は攻撃と防御の切り替えに一瞬のラグがある。そのため『ファランクス』は処理速度を補助するCADを必要とする魔法なのだが、芺はそこを突くつもりのようだった。しかし、自分の使う魔法の弱点を本人が知らないはずがない。芺が汎用型CADでの攻撃態勢に入ったことに気づき、十文字は上空を覆うように『ファランクス』を展開しようとする。『極光』への対策だった。同時に『領域干渉』の効果も発揮されるため、十文字の氷柱に何らかの魔法が飛んでくることも無い。そして芺の魔法発動より早く、十文字の氷柱の上に『ファランクス』が展開された。やはり無理か、と皆が一様に思う。

 

しかし、それこそが……芺の狙いだった。

 

芺は()()()()()に『縮地』を使用する。使い慣れたその魔法は一秒未満で発動し、芺の残り四分の一となった氷柱の内の二本が殺人的な加速を帯びて十文字の氷柱に向かって半ば吹き飛ぶように進む。

 

観客や達也達はその砲弾とも見える氷柱に目を釘付けにされた。十文字の氷柱に肉迫した芺の氷柱は、十文字の陣の中で大きな音と共に砕け散った。氷柱の破片が飛び散り、ここにきて初めて十文字の氷柱が破壊されたのか、と観客席からは熱狂的な歓声が上がった。

 

(いや……あれは)

 

達也はその一瞬で視えていた。十文字は咄嗟に『ファランクス』を氷柱の前に展開しており、砕かれたのは芺の氷柱のみだったのだ。

 

(……危なかった。もう少し反応が遅れていたら俺の氷柱は砕かれていただろう。だがここまでだ)

 

十文字はそう賞賛する。その上で芺は万策尽きた、とも十文字は推測していた。

 

(やはり届かなかったか……)

 

芺はこの展開を予測していた。否、予測していたと言うよりかは防がれてもよかったというのが正しかったのかもしれない。

 

(だが、一矢は報いさせてもらう)

 

──彼はCADを構えている。まだ芺の目は諦めていなかった。


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