魔法科高校の副風紀委員長   作:伊調

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第四十五話

芺は()()()()翌日、いつも通りの時間に起床していた。着替えや朝の準備を素早く済ませた芺は、すぐ様茅の元へ向かった。

 

「失礼します。母上の容態は」

「おお、芺さん。おはようございます。火夜様は調子こそ崩されていますが、今は寝ているだけでございます。ご心配には至りません。今日中には快復するでしょう」

「……そうですか。お手間をおかけします」

「いえいえ、ご当主様の妹君ですからな」

 

その芝居がかったような喋り方をする医者の風貌をした男の話し方に謎の親近感を感じながら、言葉の内に潜む芺と茅に対する敬意が芺の関心を引いた。

少なくともこの男とは初対面のはずだが、芺の名前を知っていた。恐らく真夜が周知を広めているのだろうとアタリをつけた芺は邪魔にならないようにその場から退出した。

 

芺は言い様もない罪悪感に苛まれていた。一つは寝込むまで自分を看病してくれた茅に対して。もう一つは今も自分を探しているであろう者達に対してだ。自意識過剰かと思われるかもしれないが、芺は柳生家の者達は自分を探していると考えていた。自意識過剰でもなくそれが当たり前の行動である事に気付けていないのは、芺の悪い点でもある。

芺が倒れてから実に一週間以上が経過している。しかし芺は未だ四葉の領域の中に半ば軟禁状態だ。特に肉体的な不自由は無いが、外部との通信は閉ざされている。芺がそんな事を考えながら四葉家の庭を歩いていると、ふと目の前から黒いコートに身を包んだ男が歩み寄ってきた。

 

「おはようございます。貢さん」

「おはよう。元気そうでなによりだよ、芺君」

 

芺は他の者達に比べて幾分か柔らかい調子で挨拶する。貢もお隣の家の子供に挨拶するような雰囲気だった。芺と貢は四葉の関係者の中でも珍しく知り合いである。否、同僚と言った方が正しいのかもしれない。

芺が四葉家からの依頼で動く時は、大抵黒羽家と合同といったパターンが多かった。そのため、黒羽家は四葉の中でも芺の事を実力共々よく知っている部類に入る。貢は最初、嫌に落ち着いた雰囲気と歳の割に達観した様子の芺に特に印象を抱かなかったが、貢の愛する亜夜子と文弥が芺に懐いていた上、任務成功率もほぼ100%、何より自分の子供達が窮地に陥った際に身を呈して守った過去がある事から、芺の事を随分と買っていた。分家の当主の中でも親・柳生派の筆頭である。

 

「倒れた自分を救出していただいたのは黒羽家と聞いています。それが無ければ今自分はここにいませんでした。本当に感謝しています」

「いや、礼には及ばない。寧ろ謝罪させて欲しい。いくらご当主様の命令とは言え、君を見殺しにしたといっても過言では無いのだ。我々がもっと早く集結していれば、君にあんな大怪我を負わせる必要は無かった。すまなかった、この通りだ」

 

貢は自分の息子達と同年代の子供に対して深々と頭を下げる。

 

「顔を上げてください。同時に黒羽家が自分の命を救った事も事実です。それで貸し借りは無しという事にしませんか」

「ああ、そう言って貰えると幾分か気持ちも楽になる。文弥や亜夜子達にもまた機会があれば言っておいてやってくれないか。やはり気にしているようでな」

「約束します。二人とも自分の救出の際には大活躍だったそうですから」

「そうなんだよ!あの時の文弥と言ったら……」

 

黒羽貢は諜報の分野に置いて芺の知る中でもトップクラスの実力者である。黒羽家は四葉家の諜報活動を一手に引き受けているといっても過言では無いのだ。その当主である貢は、もちろん限りなく優秀なのだが……

 

「亜夜子もね、素晴らしい手際で追っ手もつかせず……」

 

黒羽貢は、どうしようもなく親バカだった。

 

───

 

貢の子供自慢が一旦沈静を見せた頃を見計らって、芺は貢に頼みたい事があったのを思い出した。

 

「そういえば、一つお力を貸していただきたい事があるのですが」

「その上文弥は……うん?なんだね、言ってみなさい。君の頼みなら可能な限りではあるが応えよう」

「ありがとうございます。ご当主様から黒羽家はこの吸血鬼事件について調査を開始していると聞きました。差し支えなければ調査で得た情報を自分に流していただきたいのですが……」

 

貢は少し驚いた素振りを見せたが、すぐに答えを返した。

 

「その程度なら構わないが……いいのかい?」

「何がでしょう」

「君は、この事件に関わって君は人としても、魔法師としても瀕死の重傷を負った。それでもまだ大丈夫なのかと……ね」

 

芺は“そんな事か”と相手が貢でなかったら嘲笑の一つでも飛ばしていた所だが、それをおくびにも出さずこう答えた。

 

「もちろんです。吸血鬼は既に柳生家の門徒と俺の後輩に手を出しています。それだけでも……相応の報復行為は受けて然るべきでしょう。何より、奴らの跳梁を止めなければ第二第三の被害者が出る。それは何としても避けなければなりません」

 

芺は強い意志の篭もった眼で貢を見つめた。貢は全てを見通すような視線に一瞬思考が持っていかれたが、すぐに持ち直した。

 

「そういう事なら協力しよう。情報が集まり次第そちらに使者を出す。内容が内容だから紙面のやり取りで構わないかな?」

「ええ、もちろんです。お手間をおかけしてしまいますが、よろしくお願いします」

 

芺は頭を下げる。先程とは対照的な構図だ。

 

「ああ、目的は違えど、黒羽家は君に協力しよう。これからもよろしく頼むよ」

 

そう言って二人は握手を交わし、貢はその場を去っていった。特にすることも無い芺は身体を動かす事に決めた。最近全く運動をしていなかったために、直ぐにでも動けるようにするつもりだった。芺は足早に研究施設へと急いだ。

 

───

 

芺が研究施設に向かった理由は、預けているCADの受け取りと、可能なら設備の利用だった。もし肉体が変質しているなら、それに合わせた魔法式に変更しなければならないからだ。特に『縮地』は自分の肉体へのフィードバックとスピードを完璧なバランスで両立させなければならない。だが、さすがに簡単に施設を使わせて貰えるとは思っていなかった。いくら四葉の血を引いているとはいえ、この四葉の本家がある領域に足を踏み入れた回数は数える程しかない。のだが……

 

「ああ、そういう事なら構いませんよ。既にご当主様より承っております。どうぞこちらへ」

 

芺は伸縮刀剣型CADと篭手型CAD、二丁の拳銃形態の特化型デバイスを受け取り、ダメ元で願い出たところあっさり許可された。自分の行動を叔母に全て読まれているような感覚に陥りながら、芺は魔法式の調整と久方ぶりの運動に入った。

 

──

 

コンコン、と診療施設のドアがノックされる。ゆっくりドアを開けて入ってきたのは、もちろん芺だ。

 

「おや、お帰りなさいませ。丁度今、火夜様が目を覚まされました。今ご連絡差し上げようかと思っていたところです」

 

その言葉を聞いて芺は返事もそこそこにすぐに病室のカーテンを開けた。

 

「芺君?どうしたのそんなに慌てて」

「母上!!お加減は大丈夫ですか?」

 

芺は茅に負担をかけないように、出来るだけ声を張り上げないように語りかける。しかし一目瞭然の芺の心配ようを見て、茅はクスリと笑った。

 

「ふふ、寝てただけだから心配無用よ。芺君こそ、その、大丈夫?」

 

茅は聞き辛そうにしていた。それもそうだろう。少なくとも、今の芺は人間ではないのだから。そしてそうさせてしまった一端が自分にあることに茅は今になって後悔が押し寄せて来た。

 

「ごめんなさい……私ったら、あなたの意思も聞かずに……」

 

芺は涙を流し始めた茅の頬を優しく拭いた。そして力強い調子で茅の目を見る。

 

「俺は自分が人外の存在になったとて、後悔はしていません。むしろあのまま魔法を失い、肉体も満足に扱えない状態になっていれば絶望していたでしょう。守るべき存在から一方的に守られていては、俺はそれに耐えられません」

 

“一方的に”とついたのは芺の成長だろう。横浜事変を経て、芺はある程度相互的な保護を学んでいた。

 

「ふふ、貴方は強いのね。帰ったら貴方の好きなご飯を作ってあげるわ」

「母上の料理はどれも美味ですよ」

「もう、それが母親にとって一番大変なのよ?」

 

病室に親子の仲睦まじい雰囲気が漂う。柳生家における日常会話。しかしそれもつかの間、茅は現実的な問題に移った。

 

「それはそうと、私達は一刻も早くここから出なくちゃね」

「はい……皆を、待たせていますから」

「明日には私も本調子になっているだろうし、明日中にはここを出ましょう。私も皆に黙って出てきちゃったし……あ」

 

茅は芺から控えめな抗議の目線を感じた。控え目なのはもちろんそれが芺の為であったからである。

 

「帰ったらみっちり父上に絞られてください」

「芺君はもちろん私の味方よね!?」

 

二人は思わず笑い出す。その親子の笑顔はとても似ていた。

 

「さて、じゃあ明日中に出発するわ。準備をしておいてね。後は姉様に挨拶してからかしら」

「はい。では明日にまた。今晩はごゆっくりお休みください」

 

茅は礼を述べた後、“じゃ、おやすみなさい”とベッドに潜った。恐らく監視を兼ねているであろうナースに後を任せて、芺は貸し与えられた自室に向かった。

その途中、ふと芺は東京の都心の方を見据える。

 

 

 

 

 

 

 

───パラサイトよ。同胞であろうが、俺の仲間に手を出した以上……手心は加えない

 

芺からは新陰流の術者に相応しくない……『死』を想起させる圧し殺すような殺気が溢れ出していた。もしパラサイト同士の()()()()()が切られていなかったら、他のパラサイト達は突然自分の首と胴体が袂を分かつような、身の毛もよだつ恐怖を味わっていただろう。そして足音も気配もさせずに自室に向かう芺の後ろ姿は、紛うことなき『四葉(アンタッチャブル)』だった。

 

───

 

翌日、規則正しい時間帯に目覚めた芺は、出発の支度していた。帰り支度とも取れるその準備物の中にはここから持ち帰るものもある。整備されたCADや、まるで中山服の様にポケットが多数着いた機能的な黒いアウター、実銃、ナイフ等々物騒な物が勢揃いだった。他にも、芺が四葉の命令で任務をこなしていた際に携行していた品々は一通り揃っている。

それらを携えて、芺は母を迎えに上がった。

 

ドアをノックする。入室を促す声を聞いて、芺は病室へ入った。そこには既に支度を終えた茅がおり、もう体調は回復したようだった。

 

 

「母上、お加減はいかがですか」

「万全よ。心配かけちゃったわね。芺君は?」

「お陰様で問題ありません」

 

真夜が聞いたなら皮肉にも聞こえる一言に、茅は心がチクチクする思いをしながら部屋を出る。行先は血の繋がった姉、四葉家現当主の根城だ。

 

───

 

真夜のいる屋敷とは別棟にいた芺達は、真夜の屋敷に入る。別段止められる事も無い、彼らは四葉真夜の正当なる妹と甥なのだから。

二人は導かれるままに応接室に通される。彼らを先導したのは筆頭執事である葉山。それだけでも破格の対応に思えた。真夜がそれだけ二人を()()見ているという事だ。葉山がドアを開けて中に誘う。葉山に()()()()()()()事が四葉家の人間にとってどれだけの意味を持つのか。芺は警戒心を覚えずにいられなかった。

 

「ご足労おかけしてごめんなさいね。二人とも体調は大丈夫かしら?」

「お陰様で体調は万全でございます」

「私も。姉様がすぐに設備を整えてくれたんですってね。本当に親子共々感謝してもしきれないわ」

 

二人は……主に芺は深く頭を下げる。その様子に満足したのか真夜は笑顔で口を開いた。

 

「ふふ、私も可愛い妹と甥っ子が元気そうで何よりだわ。……それで、ここに来たからには帰りの挨拶かしら」

 

真夜はごく一般的な姉が帰省してきた妹を送り出す時に寂しがるかのように尋ねる。その気持ちに嘘は見えなかった。

 

「ええ、私達を待ってる人達がいるから」

 

自分から抜け出してきた茅からすれば引っ掛かりを覚える発言だが、彼女の当時の精神状態を鑑みればそれも頷けるだろう。

 

「そうね。私も芺さんを治療するという目的は果たせたし、貴方とお話も出来て何も言うことはないわ」

 

もしここに達也がいれば心中で“戯言を”とでも言ってそうだが、二人にそんな様子はない。芺は無言で頭を下げるだけだ。

 

「改めて感謝を申し上げます。私が魔法師として生き永らえる事が出来たのは、叔母上のご尽力の賜物です。本当にありがとうございました」

「いいえ、構わないのよ。家族ですもの。これからも助け合っていきましょう?」

 

そう年相応……ではなく、一回り以上若く見える笑顔で微笑みかける真夜に芺は“こちらこそよろしくお願いします”と答えを返した。

 

「すぐに出立するの?」

「そうね、可能ならすぐにでも」

「分かったわ。またいつでも帰ってらっしゃいね」

 

真夜は“それと……”と言いながら机の下からゴソゴソと何かを取り出す。まるで結婚指輪が入っているような縦開きの小さな箱を、芺の前に差し出した。

 

「これは……?」

「私からの餞別です。受け取ってくださる?」

「……ありがたく頂戴いたします」

 

そう言って芺はその箱を受け取り、真夜の顔を伺う。かの女王は開けても構わないという顔をしていた。

芺はそれに従って箱を開ける。その中には白く輝く勾玉が一つあしらわれているネックレスが入っていた。

 

「それは珂勾玉(かのまがたま)系統の聖遺物(レリック)です」

 

聖遺物……レリックと称されるこの類の物質は魔法的な性質を持つオーパーツという意味合いを持つ。現代技術では合成は不可能とされている、とんだ代物だった。

 

「このレリックは周囲の霊的な波動を抑制する効果があると言われています。今後、芺さんが日常生活を送っていくにあたり持っていて損は無いでしょう。ですが、あくまで抑制するだけ。特殊な知覚能力を持つ人には気取られる可能性があります」

 

芺は自分がパラサイトである事を事実として理解しているものの、現実感はあまりない。だが、他人から見れば巷を騒がせる『吸血鬼事件』の犯人と同類なのだ。徒に正体がバレていい事などなかった。

 

「そんな代物を……誠に感謝致します」

「いいのよ。喜んでくれたようで嬉しいわ」

 

真夜は甥っ子へのプレゼントが上手くいって嬉しいのか、鈴を転がしたような声で笑う。

 

「時に叔母上、一つ質問があるのですが……」

「ええ、何かしら」

「恐らくこの頂いたレリックがあれば、大抵の眼はごまかせるでしょう。ですが、第一高校には私より()が良い者がおります。彼女とは知り合いですが、その視力は見え過ぎるあまり自分自身を蝕む程でした」

「なら、彼女にはパラサイトに気付かれる可能性があると?……うーん……構いませんよ?」

「……はい?」

 

芺は素っ頓狂な声を上げる。茅も芺がそんな声を出したのは珍しいため、どちらかと言えばそこに驚いていた。

 

「すみません、ご無礼を」

「ふふっ、いいのよ。貴方もそんな反応をするのね。質問の答えだけど、構わないのよ。その辺りの対処はあなたに任せます。バレたくないならそう立ち回ればいいし、気付かれても貴方なら大丈夫だと思うわよ?」

 

随分な人任せだが、全くその通りだった。そこは芺が自分の意思を通すべきだった。だが、受け入れてもらえるのか……そこが芺の一番の懸念材料だったが。

 

「あと、休んでいた理由は……そうねえ、事情を知らない人には適当に病欠で誤魔化せるでしょうけど……知っている人は……」

 

真夜は唇に指を沿わして考え込む。一々絵になる人だなという感想を抱いた芺だったが、彼女の血を引くとある妹も似たようなものだったと思い出し、一人納得していた。

 

「パラサイトに拉致されたけど自力で脱出した……なんてどう?」

「信憑性はありませんが……それを否定する材料を持っている人物もいません。それが出来るのはパラサイトのみですから」

「そうね……まぁ、その辺は私達の仕事よ。任せておきなさい」

「ありがとうございます」

 

そういう情報戦は自分達の管轄だと解釈した芺は、目を伏せて礼を述べる。真夜はニコリと笑うと、呼び鈴を鳴らして執事の名を呼んだ。

 

「兵庫さんを呼んでちょうだい」

 

その言葉が部屋の外へ向けられて二秒と経たずに若い男の声が返ってくる。

 

「兵庫でございます。お呼びでしょうか」

「ええ、入ってらっしゃい」

 

真夜の許可を得て入ってきたその執事は、四葉の執事は老年が多い中、若々しい青年だった。芺は初対面ではなく一度顔を見た事がある。

 

「二人とも、改めて紹介するわ。こちら、花菱兵庫さん。花菱但馬さんの息子さんよ。執事としてデビューしたてだからお手柔らかにね」

「ご紹介に預かりました、花菱兵庫でございます。この度は御二方を無事に東京へお送りする任を仰せつかりました。若輩者ではありますが、精一杯任務を果たさせていただきます」

 

そう言って恭しく一礼する兵庫は一見するとただの執事だが、さすがは四葉の執事……良く鍛えられていた。

 

「兵庫さんは今もイギリスのPMSCという民間軍事会社で武者修行しているのだけど、丁度帰国していたから……顔合わせも兼ねてお願いしたの。実力は保証するわ」

 

話を聞くとまたすぐにイギリスに飛ぶそうだ。ここで顔合わせをしたという事はまた今後関わる事があるのかと考えていた芺だが、その時はその時といった結論に落ち着いた。

 

「姉様のお墨付きなら安心ね。よろしくお願いします、兵庫さん」

「はっ。責務を全うします」

 

新人執事の初仕事が幸先よくスタートした事を嬉しく思っているのか、真夜が上機嫌を崩さずに続ける。

 

「じゃ、またしばらくお別れね。いつでも連絡してちょうだい」

「はい、何から何までお世話になりました」

「本当にありがとう、姉様。また来るわね」

 

その言葉を最後に、二人は兵庫に連れられて退出した。

 

「──さて、これからどうなるか楽しみね」

 

三人を見送った真夜は端末を滑らかに操作する。そして優雅にタッチパネルに触れた。

 

時を同じくして芺の携帯端末が通知を知らせる振動を起こしたが、それを知るのはもちろん真夜と芺のみだった。

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