ゼウスファミリアの元副団長がオラリオにいるのは間違っているだろうか   作:虚屋ズク

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はじめまして虚屋ズクと申します。

ダンメモをやっていたらふと考えついた作品です。

どのようにキャラクターを絡ませていくか定まらないことはありますが生暖かい目で見て貰えたら幸いです。


プロローグ

小さい家の扉が開いた

「どうしたんだ?親父?」

 

身長が2mに届きそうな体格のいい男が頭を低くしながら家に入りながら白い髪と髭が似合う老人に話しかけた。

 

「クレス、ワシはそろそろヘラから逃げなければならんからそろそろ雲隠れをしようとおもっとっての。じゃからベルの事を頼んだ。」

 

老神の名はゼウス、かつて三大クエストを2つクリアしたファミリアの主神である。

 

そして…

 

「それは主神としての命令か?それとも孫を甘やかしたいの爺の戯言か?」

 

クレスはゼウスファミリアの副団長であった。

 

「ファミリアは既に解散しとるのに主神命令もあるわけなかろう。ベルはきっと英雄になる儂らを越えるくらいのな。」

 

ベルが寝ている部屋に目配せをしながら優しく言った。

 

「英雄ね…その理由は?」

 

クレスは部屋を見つめながら聞いた。

 

「あの子はワシに似てきっとモテる、じゃからハーレムを作れる素質を持っとる!ワシの英才教育のお陰じゃな」

 

自慢気に話すゼウスだがクレスは大きくため息をついた。

 

「冒険譚の読み聞かせついでに何教えてんだ親父。まあいい分かった頼まれてやるよ」

 

呆れてはいたがクレス自身もベルが心配である。2人が話していると部屋の扉が開き

 

「お爺さん誰か来てるの?」

 

目を擦りながら寝起きのベルが出てきた。

 

「ようベルおはようさん」

 

クレスはベルに声を掛けた

 

「叔父さん!いつ旅から帰ってきたの!また冒険の話聞かせてよ!」

 

さっきまで寝惚けていたにも関わらずベルは驚きながらも喜んでクレスに近づいた。

 

クレスは普段村にはいなく世界中を回っているある目的を果たす為に。

 

「ああいいぞ、とりあえず顔洗ってこい今日は俺が料理作ってやろう爺の肉料理だけだとキツかったろ。ちゃんと野菜も食わせてやるからな。」

 

クレスはベルの頭を多少乱暴に撫でながら喋った。

 

「「ええー!野菜食べたくなーい!!」」

 

ベルとゼウスは同時にブーイングをだした

 

「やかましい!栄養が偏るんだよ!肉も出してやるから野菜も食え肉食系ども。」

 

そんな楽しいやり取りがある日々が続けば幸せだろう

 

だが少年の旅立ちの時は近づく

 

半年後ゼウスは失踪した。予め仕組んだ出来事に乗じて

 

 

「ベル、俺はまた旅に出ようと思うがお前はどうする?俺と来るか?」

 

クレスがベルの肩を屈んで両手で掴みながら提案した。

 

「叔父さんと旅に行くのは楽しそうだけどボク、オラリオに行ってみたい!冒険者になってみたい!それで、冒険譚に出てくるような英雄になりたい!」

 

ベルは覚悟を決めた目をしていた。クレスは口を小さく開けて驚いた。いつもゼウスやクレスに基本べったりだった少年が1人立ちを本気でしようとしていたからである。

 

「そうか、なら一旦お別れだなベル俺は明日にでもこの村を出る。お前はしっかりと準備してからオラリオに行くといい」

 

クレスはベルの頭を優しく撫でた。

 

「あ……ねえ、叔父さん…オラリオまで一緒についてきてよ…僕道に迷うかもしれないし…だから「ベル」あ…」

 

クレスはベルを抱きしめた。

 

「お前はこれから冒険者になって英雄を目指すんだろ?なら、この村から出た時点で冒険は始まってるんだ。お前が英雄になった時にオラリオまで家族に一緒に着いてきてもらいましたじゃ格好がつかない冒険譚になるぞ?だから、ベル今度あった時はお前が今より格好良くなってるのを楽しみにしてるぞ?」

 

クレスの言葉にベルは不安だが納得した。

 

「うん分かった…ねぇ、叔父さんまた会えるんだよね?」

 

「ああ勿論……」

 

クレスは旅立つ前にベルと一緒に村での最後の夜を楽しんだ。

 

 

そしてその数ヶ月後ベルはオラリオへと旅だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

更にその数ヶ月後ベルがミノタウロスを倒しレベル2へとレベルアップし最速記録を出した頃

 

港町エレンにクレスはいた。

 

「メレンにいつまでいるかなぁ」

 

モーニングコーヒーを飲みながら思案していたら店のマスターが話しかけて来た。

 

「お客さん、知ってるかい?オラリオの冒険者がランクアップの期間をあの剣姫を抜いたんだってさ。」

 

クレスも剣姫の事は知っていた。というより「隻眼の龍」討伐に出発する前に声を掛けた。大事な仲間の娘なのだから。

 

アイズがランクアップした時はお祝いの言葉を送りたかったがやめた。きっと彼女はまだ俺達の事を忘れてないから。

 

「それで?レコードホルダーはなんて言う名前なんだ?」

 

クレスはマスターに興味なさげに聞いた。

 

「2つ名が「未完の少年(リトルルーキー)」で名前がベル・クラネル14歳だとさ凄いねぇ最近の若い「ぶふっ」子はって、お客さん大丈夫かい!」

 

思いっきり身内じゃねえか!驚きのあまりコーヒーを吹いてしまった。

 

「ゲホッえホッ!大丈夫、大丈夫だからなんでもない。」

 

クレスは驚きはしたがその反面とても嬉しかった。

 

ベルが…俺達(ゼウスファミリア)の最後の家族が、英雄に相応しい序章の小さい偉業を成し遂げたのだから。

 

そしてクレスは先程まで思案していた答えを出した。

 

「ご馳走さんマスターコーヒー美味しかったよ。」

 

「お粗末さま、お客さんどこに行くのか決めたのかい?」

 

 

 

クレスは店の扉を、開けながら答えた。

 

「ああ、オラリオに行く。」

 

期間にして約15年、オラリオに伝説の1人が帰還しようとしていた。

 




いかがだったでしょうか?まだプロローグの段階なので軽く作りました。

ベルのじいちゃんゼウスなの!とかそういつネタバレがキツイかなと思う方は読むのにオススメしませんのでご了承ください。

1話はなるべく早く書けたらと思います。

読んでいただきありがとうございます。

ご意見、ご感想、質問等受け付けてますのでお気軽にどうぞ。

Ps.作者はダンメモ初めて10日ですが現在バレンタインリューをカンストしました。ダンメモ進行についても報告していきます。
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