ゼウスファミリアの元副団長がオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:虚屋ズク
第1話からは文字数もっと増やせるようにしていきますのでよろしくお願いします。
迷宮都市オラリオ、ここは数多の人間達が理由は違えど冒険者になり英雄を目指す場所
都市の門にてクレスは入場許可を待っていた。入場整理をしているのは人々からの人気も高いガネーシャファミリアであった。
「では次の方!…!?冒険者の方ですか?」
ガネーシャファミリアの団員がクレスの大きさとガタイの良さに驚いたように感じた。
「いや、元冒険者だ知り合いに会いに来たついでにココに住もうと思ってね。」
門番は入場の注意事項の書かれた紙にサインするように差し出した。
「クレス・アルケイデスと…これでいいかい?」
門番に紙を渡した。門番は確認をしてクレスを都市の中に入れる事にした。
「元冒険者の方ならこの都市での勝手はわかると思いますが何かあればギルドにどうぞ。」
「ありがとう。仕事頑張って」
門番に礼を言って都市の中に姿を消していったクレスを見ていたら。
「おーい交代に来たぞー。どうした?中の方を眺めて」
「いや今元冒険者の人が来たんだけどさ図体やガタイが凄いデカいんだけど何か違和感感じてさ」
門番はその違和感が何なのか分からなかった。目が離せなくなってしまうその違和感に。
「どんな奴か俺も見たかったな名前なんて言うんだ?」
どれどれと紙を覗き込んだ
「クレス・アルケイデス…どっかで見た名前だなまあ元冒険者だし後で団長達に聞いてみようぜ」
2人の門番はそう話して仕事に戻っていった。
オラリオを中央広場についたクレスは噴水の前に座りとりあえずこの後どうするかと考えていた。ベルがどこのファミリアにいるかも知らないし、アイズになんて言ってあえばいいかも分からないし
「おい」
それに会わなくちゃならないヤツらも結構いるしなぁ
「おい、聞こえているのか?」
何か声が聞こえた気がしたようなと思い顔をあげた。
「リ、リヴェリアの姫さん…」
クレスは驚いたというよりは焦ったアイズの事考えていたからである。ロキファミリアにアイズを預けたのを知っている者だからである。
「姫はよせ私はもう王族ではない。それで?私はなんと言えばいい拳帝クレスよ。よくも今更帰ってこれたなと言うべきか?」
リヴェリアの目は怒っていた。小さい家族を15年も会いに来ようともしない手紙も寄越さなかったのだから。
「あー……なんて言うか悪いなアイズを任せっぱなしで…「そんなことを聞きたいのではない!」…」
リヴェリアはクレスの言葉につい声をはりあげてしまった。
しかしその声に周囲が反応した。良くも悪くも現在オラリオで二柱に謳われているロキファミリアの九魔姫(ナイン・ヘル)である。目立たないわけがないわけがなかった。
「ナイン・ヘルが男と揉めてる!?」
「どういう関係かなぁ」
「雰囲気的に昔なにかあったとかじゃないのか?」
そういった俗物的な声が聞こえ始めたのでリヴェリアは
「あ……と、とりあえずギルドに一旦行くぞ!」
リヴェリアはクレスを促しギルドへ連れていった。
ギルドにいたエイナにギルドの応接室を借りて話すことになった。
「では改めて聞こうどういうつもりでオラリオに戻ってきた。」
リヴェリアがクレスに事情聴取をしているような形で質問をした。
「知り合いに会いに来た」
「アイズとは言わないのだな」
端的に答えたら心に刺さる感じの返しが来た。
「いや、勿論アイズにも会いに来たんだ」
「ほう、アイズに「も」か他にもいるのだな」
リヴェリアの目がどんどん鋭くなっていく
「そ、そりゃあ俺も15年はたったとはいえオラリオに知り合いは沢山いるさ」
「15年も経っているのに急に会いに来るということはどういう事だ?誰にあいにきたんだ?」
リヴェリアの事情聴取はもはや尋問に感じてきたので答えることにした。
「分かった分かった観念したから言う。勿論アイズに逢いに来たのは嘘じゃないどう会ったものかって迷ってたんだ。それと姫さんが知っているかは知らんないが未完の少年(リトル・ルーキー)は知ってるか?」
大きく息をはいて観念したとお手上げポーズをしながら答えた。
「未完の少年(リトル・ルーキー)と言ったらあのベル・クラネルの事か!まさかクレス知り合いだったのか!」
リヴェリアは汗をかいた何故ならベルがランクアップする要因となった戦いを目の前で見ていたのだから。
「知ってるなら話が早いベル・クラネルいやベルはゼウスファミリアの最後の家族(ラストファミリー)だ恩恵は授けちゃいないがな。」
「!?」
驚きを隠せなかったゼウスファミリアは解散したと知らされていたオラリオからいなくなる時でさえそんな事は知らなかった。
「俺達が隻眼の龍討伐に失敗した際お前達のファミリアとフレイヤファミリアに仲間の子供を託してオラリオを出ていった。さもお前達が追い出すようにしたかに見せて。そこの所はお前達も知っているだろ?「ああ」そうしなければ闇派閥(イビィルス)が俺達の子供を攫おうと画策していたからな」
「それは知っているだからこそ受け入れた、しかし何故ベル・クラネルだけは連れていったのだ?その素性を隠して」
リヴェリアはベルだけを連れていった理由が分からなかった。
「ゼウスが言ったんだベルだけは連れていくと俺もその真意はその時は分からなかった。だが成長するにつれ理解した。ベルは英雄の器だそれどころか世界から闇を祓う「福音」になる可能性を秘めている」
リヴェリアはクレスが何を言っているのか理解出来てしまった。
あの少年の言動や、行動、無謀を承知の冒険、クレスの言葉を聞いて納得してしまった。
「待て、それだけ重要な事!何故私に「姫さんが聞いたんだろ」!?あ…」
自分から問い詰めた事を忘れていたリヴェリアは思わず顔を手で覆った。
「まあいい大丈夫だ直ぐにはバレないようにしてくれるならアイズやベルには特になギルドに手回しすれば大丈夫だろ」
「うう、す、すまない…」
耳を真っ赤にさせて謝った。
「それで?アイズは元気にしてるのか?」
一息ついてからリヴェリアに聞いた。
「あ、ああ元気だ、だがアイズはお前達が何故一緒に連れていってくれなかったのかという理由を自分が弱かったからと考えている早く強くなればお前達が戻って来ると願ってる。」
アイズが考えていることは間違っちゃいないが間違っている
「そうか、アイズには悪いことしたな…連れていかなかったんじゃなくて連れていける力がなかった俺達が悪いんだがな…ありがとうなリヴェリア、アイズを見守ってくれて」
リヴェリアはふっと笑って答えた。
「私だけじゃないさ、ロキやフィン、ガレスだって共にアイズを見守ってくれたのだ。それに今では仲間もいるしあの子を慕う後輩もいる」
「そうか…良かったお前達に預けて正解だった」
嬉しそうに天井を見上げた。
「それに最近はアイズも楽しそうにしている。ベル・クラネルにあってから前より感情が豊かになっている」
「かぁーベルも隅に置けないなあ「リヴェリア様!すいません!今よろしいでしょうか!」ん?」
話の内容が明るくなってきた所で急にエイナが慌てた様子で応接室に入ってきた。
「どうしたのだエイナそんなに慌てて」
怪訝そうな顔をしながらリヴェリアは返事をした。
「そ、それが今ホールにオッタ「ここか…」オッタル氏!?ホールで待っていたのでは!?」
「その様な無駄な事はするつもりは無い…」
そこに現れたのは現在のオラリオ最強と謳われている「猛者(おうじゃ)」オッタルであった。しかも珍しく笑みを浮かべていた。
まるで獲物を見つけた様な目をしていた。
「久しぶりだな拳帝…」
「おお、オッタル坊や立派になったな噂は聞いてるぞ。で、急に何の用だ?今は姫さんと話してる途中なんだが?」
一瞬にして一触即発の空気が出来てしまった。クレスがオッタルの殺気に応えてしまったのである。
「え!?拳帝ってあの!?」
横でエイナが驚愕している
それもその筈「「拳帝」クレス」といえば世界規模の災厄である三大クエストの2つをクリアしたゼウスファミリアの副団長なのだから
つまり災厄を退けた英雄である。
「こんなお嬢さんに知って貰えてるとは光栄だな。まあそれはさておきオッタルお前さんの様はなんだい?」
不敵な笑みを浮かべながらクレスはオッタルを見やった。
「相変わらずだな…簡単だ昔と変わらない、俺と勝負しろ「拳帝」クレス・アルケイデス」
猛者が拳帝に対して宣戦布告したのである。
そのやり取りに頭を手で抑えているリヴェリアがいた。
いかがだったでしょうか1話何となくなオリジナルな要素をぶっ込んでしまいました。
因みにリヴェリアはヒロインではありません!
さて次回は猛者VS拳帝になる予定になったらいいな(希望)と思っております。
それでは今日の所は投稿はありませんので明日以降2話投稿したいと思います
読んで頂いた方本当にありがとうございました。
ご意見、ご感想、質問等受け付けてますのでお気軽にどうぞ
Ps.昨日のオラジオ放送、野澤さん運ないなぁと笑ってました。