FGOを始めてまだ5ヶ月の駆け出しですが毎日楽しませていただいています。さあ、語彙力無し知識不足の作者による物語の始まりです。
ドーン!
寝ていたらいきなり特大の砲をぶっ放したような音が聞こえてきた。驚いて飛び上がるがその音は尚も続いている。
仕方なく開けようとベッドから起き上がりドアを開けようとしたが、突如音が聞こえなくなり何かが床に崩れ落ちる音が聞こえた。
気になって開けてみると、青いタイツを着た男が緋い槍に串刺しにされているのが目に入ってくる。
ランサーが死んだ!
この人でなし!
どこからかそんな声が聞こえてくる。何処かで見たことのある槍に穿たれていたのは、先ほどまで扉を叩いていた張本人であるクー・フーリンその人であった。
「いてぇ…」
串刺しにされた部分を手で抑えながら〈カルデア〉の廊下を歩いていく。
そりゃまあ、あんなもんまともに受けたらひとたまりもないだろう。それでも未だ原形をとどめているのが奇跡と言っていいのかわからないが。
犯人は誰なのかわかっているけどもね。だってすんごい視線を嫌というほど感じるし。
「自業自得だろうさ」
「普通怒るか?俺は別にマスター起こすためにやっただけなのによ」
「迷惑がかかったからじゃないか?」
「まあいいけどよ。マスター素材集めと行こうじゃないか!」
誰も行くとは言っていないのだが有無を言わせない様子なので断らず管制室へと急ぐのであった。
管制室には言葉にしがたい服装の(見た目だけは)女性がせわしなく機器とにらめっこしながら猛烈なスピードでタイピングしている。
「ダ・ウィンチちゃん、頼みがあるんだけど」
「ちょっとだけ待ってほしい。これだけだから三分間だけ待って」
その台詞はこっちが言いたかったのだが邪魔はしたくないから口をつぐんでおいた。そして頼まれた時間とぴったしのタイミングで振り返ってきた。
「は~い、お待たせそれでどうしたのかなマスターくん?」
「ランサーの素材を集めたいからレイシフトお願いしたい」
「いいよ~。で、どこにだい?」
「狂の修羅場【上級】でお願いするよ」
隣では槍を楽しそうに振り回しせわしなく「敵が何であろうがぶっつぶしてやるぜぇ!」と叫んでいるクー・フーリンがいた。先程の怪我は何処へやらというほどの元気さを持っているので気にしたら負けだろうか。
「メンバーはどうする?」
「きよひーとオルタさん、ロビンで行こうかな」
初期からの仲なので一番絆レベルが高い。さらに言えば攻撃力があるからごり押しですぐに終われるだろうしね。
「じゃあコフィンに入って準備しといてね~」
言われたとおりかなり窮屈でまともな動きができない場所に体をめり込ませると、振動音が体に伝わってきて意識が薄れてきた。体が崩れ肉体としての形を薄れさせたと意識したときには、何かを通過して何処かへと転移させられる感覚に苛まれた。
再び体が構成されるような感覚に苛まれ、両足が地面を捉え平衡感覚を取り戻すと眼を開けた。視界に這い入り混んでくるのは荒野と思しき何処までも広がる場所だった。
「マスター、さっさと行こうぜぇ!」
「いや、返事する前に疾走してるからね!?猪突猛進とかいう次元じゃないから!」
髪をなびかせるほどの速度で、遙か遠くに見えたキメラを《ゲイ・ホルク》で貫いている〈ランサー〉のクー・フーリンが見える。とても楽しそうで「大量だぁひゃっはぁ!」とテンションマックスで眼がわりとサイコパスってるので止めるのは不可能そうだ。
「はぁ、なんで来たばっかりでこんなに疲れなきゃダメなんだろ」
「フォウフォウ」
「やあフォウ。また紛れ込んでたな」
肩に飛び乗ってきたのはなんと形容したら良いのかわからない小さな獣だった。毛がもふもふとしているから飽きないしいつまでも触ってられる。
「マスター、どうする?」
右側に現れたのは鎧ではなく優雅なドレスのようなワンピースを身につけた〈セイバー〉のアルトリア【オルタ】さんだった。普段から眼に見えていた白い肌が眩しいです。それをわかってやっているのか顔には隠しきれていない勝ち誇った笑みが浮かんでるし。
「オルタさんも自由にやってくれて構わないよ。〈混沌の爪〉はいくらあっても足りないくらい必要だからね」
「ではマスターが驚くぐらい手に入れてこよう。その代わり満足したらジャンクフードを所望するぞ」
「ははははは、ご期待に添えるよう手配させていただきますよ」
「うむ、では行ってくる」
わーお。数分したら遠くでどす黒い中にも紫っぽい色が混ざった魔力が形成されてるし。初っぱなから《
「よっマスター。俺を連れてくるなんてあんたもなかなか物好きだな」
若干面倒くさそうな声音で言いながらも好青年っぽいさわやかな笑みを浮かべる〈アーチャー〉ロビンフッド通称ロビンは、何処かうずうずしているように見えるのは気のせいかな?
「面倒くさがり屋同士仲良くできるからいいじゃないか」
「ははははは、やっぱマスターは最高だぜ楽しみがなくなるこたぁねえ。まあそれでこそ俺が信頼しているマスターなんだけどな」
「俺はロビンみたいなさわやか笑顔は浮かべることはできないよ」
「そこまで褒められると俺でも照れるぜ。んじゃまあなんだ、俺も仕事こなしてくるぜ!」
フードを取り払って密集しているキメラに向かって隠密行動で接近するロビンに見えないとわかっていながら手を振る。英霊ばかりに任しては悪いと自分も地面に落ちている素材を拾おうとしゃがみ込んだ。
「
「おっと、きよひーどうしたの?」
背中に飛びついてきたのはクエストの同行を頼んだ〈バーサーカー〉の清姫通称きよひーであった。その可愛らしい容姿と行動にマスターたる自分の頬が緩んでいるのがわかる。なんだか甘い香りが漂ってくるし、柔らかくてなんなのか理解できる成長途中である二つの膨らみが服越しにも伝わってくるぜ。
「今此処には誰もいませんので
「素材集めに来てるんだよ?」
「知ってます。
この子もテンションマックスだなぁ。どうしたらいいかなフォウ?
「フォウフォフォウ」
「理解できなくはないがそれはちょっとなぁ」
「
ええいやったらぁ!
「え?きゃっ
「フォウからの提案だ」
「フォウもやればできるのですね!」
「フォウフォウフォウ!」
うん、フォウとじゃれ合ってるきよひーはかわゆす!可愛いは正義である。それは世界共通なのは確かであるぞ!ふははははははは!キメラ共よひれ伏しその爪を捧げるがよい!
「きよひーやっちゃいなさい!」
「はい
変なルビついてなかったぁ!?ひえええええええええ!荒野全体が燃え上がってるよぉ!
「なんだこの炎は!熱いぞ焼ける!ぎゃあああああああ!」
遠くで緋い槍が宙を飛んでるぞ。
ランサーが死んだ!
この人でなし!
うお、また何処からかそんな声が聞こえてくぞ。全面焦土と化した荒野を見渡すがキメラは一体たりとも残ってねぇ。灰すらも残ってないな。きよひーさんよやりすぎではなかろうか。フォウの提案に乗ってみたはいいがここまでとはね。
「か、帰ろうか」
「はい
終始ご機嫌なきよひーであった。
〈カルデア〉に帰還するとダ・ウィンチちゃんに怪訝な表情を浮かべられた。そりゃそうだよな。焼け焦げた青いタイツを着たお兄さんは不機嫌だし、紺色のドレス風ワンピースがほつれたりところどころに穴が開いて扇情的な雰囲気を醸し出している黒い姫君。
緑色のフード付マントが深緑色に変色した面倒くさがり屋のさわやか兄さん。そして無傷な上至福の笑みを浮かべながら自分の腕に抱きついているきよひー。
うん、何があったのか知らない人物が見たらどうしてこうなったのか理解できないよね。
「…なにこれ」
「その表情と聞き方は百点満点だよダ・ウィンチちゃん」
「私の
「ということです」
「いや、わからん!」
ツッコミありがとうございます。いや、一から説明するの面倒だから要約したらその通りなんだよね。だからこれで納得しておいてほしいダ・ウィンチちゃん。
「んまあ、無事に帰って来れたならそれでいいよ。さっきマシュが必死に探してたから機嫌取ってあげてほしい」
「追加ミッションですか。まあ構いませんが」
そうして俺は片腕に抱きついているきよひーを連れてマシュの元へと向かうのであった。
後になってわかったことだが《混沌の爪》の採集量が一番少なかったことで師匠に説教されまた槍で貫かれたそうだ。
誘ったときといい、向こうでといい、帰還後といい今日はクー・フーリンにとっては《カルデア》に召還されてから一番最悪な日であったことに間違いないだろう。
セイバーオルタさんにはジャンクフード五ダースを持って行くと耳元で愛らしきことを囁かれた。その時のきよひーの顔はおよそ女性が浮かべるべき表情ではなかった。それに対してオルタさんはまた勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。
ロビンとはその後同じようにぐーたらする日々を謳歌しておいた。ハンモックで寝ているときよひーが潜り込んできたのは言うまでもない。
不機嫌だったマシュには半日一緒にいてあげることで機嫌を回復させてあげておいた。その時後ろから向けられる視線から炎が立ち上っていたことも間違いじゃない。
全くといって良いほど文才がないではないかもっと励むことだな雑種。
ということで趣旨もわからない作品ですがこれからも宜しくお願いします。
の更新は作者の気分によって変わりますのでご注意ください。