IS 男子校出身者の非日常   作:あめん

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旧題 男子校出身者の受難のリメイクです
よろしくお願いします!


第1話 起動

 

「何でせっかくの休みに出勤せにゃならんの?」

と俺は教室に着くなり言った。

今日は3月の第2日曜日。本来ならばテストが終わり、結果が帰って来るまで何も考えずに遊べるこの期間。全員が全員、めんどくさそうに登校している。

俺の嘆きに律儀に反応したのは通路を挟んで隣の席のロリコン、清口。

 

「なんかしばらく前に俺らとタメぐらいの男がIS動かしたろ?」

「あー、有ったか?そんなこと」

「ニュース見ろよ…そんで他の男にも適性が有るんじゃないかって探してんだってさ」

「へぇー。つーかなんで知ってんの?」

「さっき職員室行った時に聞いた」

「なんで今更職員室行くん?呼び出しか?」

「夏休みの宿題見つけたから出しに行った」

「は!?」

「なんか出してないの癪じゃん。まあクッソ怒られたけどね」

「当然だろ…しらばっくれれば良いものを…どうせ教師側だって忘れてるだろ…」

 

そんな下らない話をしてると、チャイムが鳴り、我らが担任、体育教師の寺沢が教室に入ってきて言った。

 

「今日お前らに来てもらったのは他でもない。お前らにはISの適性検査を受けてもらう。前のクラスが終わったら呼びに来るのでそれまで待機だ。呼ばれたら体育館へ行け。分かったな!!それと、清口は放課後残るように!!」

 

そしてすぐに教室から出ていった。

さりげなく死刑宣告をされた清口を煽っていると隣のクラスから使者が来てウチのクラスの番だと伝えた。

俺達は体育館へ向かった。そこにはISが3機有った。どれも雑誌で見たことのある機体で1機が打鉄、後はラファール・リヴァイブだった。俺は打鉄の列にならんだ。だって打鉄の方がかっこいいじゃん?

俺は同じ列に並んでいた狩谷貫太(タヌキチ)に話しかける。

 

「やっぱ日本男児と言えば打鉄だよなア?」

「当たり前よ」とタヌキチ

「は?同担拒否だわ。〇ね」は?同担拒否だわ。〇ね 

おっと本音と建て前が逆になってしまった。

「は?やんのか?てめえ?」

 

面倒くさいのでシカトをすることにする。

 

「どうでもいいからはよ終わらせて飯食いに行きてー」

そう言うのは俺の後ろに並んだ森下大和(ヤマト)

「そろそろ一発ラーメン食いに行きてえよな」

「分かるわー。昨日食ったけど」

「いやー要するに、いつものラーメン屋だろ。あそこはラーメンにあってラーメンにあらずだからな」

「テスト明けから食ってないしそろそろ手の震えがな」

 

手を震わせる大和。それはもう病気の域だ。まあわかるけど

 

「お前らもしIS動かしたらどうする?」

するとタヌキチが待ってましたと言わんばかりに答える。

「俺はハーレムを作る」

「なぁ、鏡って知ってるか?」

「あぁ知らないのか。なら知らなくていいんじゃないか。その方が幸せだもの」

俺と大和のコンビネーションがバッチリなのが証明された。

「なんでや。夢くらい見させてくれよ」

「夢のまた夢のまた夢のまた夢ぐらいなんだよなぁ…。大和は?」

大和は少し考えた後

「まぁ、憧れるよな。女子高。でもどうせ動かせないからなあ。考えてもムダムダ。」

「それもそうなんだけどな。一時の夢的な?」

 

 

周りでは検査が終わった生徒たちが嘆いている。

 

「ああ~俺のハーレムが...」とか

「これはなにかの間違いです。このIS壊れてますよ」とか

 

てか、なんでここの生徒皆ハーレム作る前提で動いてんの?

その内に俺の前のやつ、すなわちタヌキチの番になった。

 

「お前らのような雑魚どもにISが動かせるわけねえだろ。ISを動かすのはこの俺だけなんだよ!!」

 

と言いながらISに触れた。しかし何も起こらない。

 

「…」

何度も触り直すタヌキ。非常に滑稽である。

 

「チクショーーーーーーー」

 

と叫びながら目に涙を浮かべたタヌキが走って行った。

うるせえ…マジで動かせると思ってたんかよ。

 

「次!」

 

次は俺の番なので前に行き、名前をいい、女性の指示を待った。

 

「早く触んなさいよ。あんたは指示を出さなきゃ何も出来ないの?」

 

差別主義者かよ。よく敵地にきてそんな態度取れるな。ま、俺はてめえらと同じレベルに落ちるのは死んでもごめんだからな。今の発言は聞かなかったことにしてやろう。

ISに触れるとキンッと言う金属音が頭に響いた。そして頭にたくさんの情報が流れ込み、一瞬ブラックアウトした。そして次に見えたのは後ろに並んだ大和の驚いた顔だった。

ん?後ろに並んだ?

すると横からとても驚いた声で

 

「なんで、男の分際で乗れるのよ…」

 

ファッ!?俺ISに乗れたのか?

俺はもしや女の子だったのか?

一輝じゃあるまいしそりゃないな…(確信)

一応ズボンの中を確認する。うん、異常なし。

 

とりあえず外に出ようとするタヌキチやその他男子生徒に向かって中指を立て一言

「え?IS乗れないやつとかいるんですかwwwwww」

タヌキを含めた数人がこちらに向かって走ってこようとするが体育教師達に連行されてゆく。ざまあみろ

 

「は、早く降りなさい!」

 

ヒステリックな女の声が俺の思考を邪魔した。

ンな事言われたってどうやって降りればいいんだよ?「降りま〜す」とか言えば降りれんのか?

 

…降りれたわ。

しかし直後待機していた担任の寺沢を含む体育教師の群れに取り押さえられた。

辞めろ、触んな!うわっ!

結局俺は3人の体育教師に引きずられながら面談室へと連行されたのであった…

畜生、俺もかよ…

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