IS 男子校出身者の非日常   作:あめん

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第9話 天誅侍外道丸 前編

あの戦いの日の3日後、俺は第1アリーナにいた。

というのもクラス代表に就任した一夏についていた自称教官2人があまりにも説明下手なので俺が補助教官になったからである。

ちなみに本来代表は俺がやるはずだったが、生徒会に入ったため逃れられた。

まぁ勝者特権だな。オルコットを抱き込んで面倒臭いことを一夏に押し付けたと言うのが正解だろう。

 

「今日の練習は

「なんで貴様が仕切っているのだ、進‼︎」

「そうですわ!一夏さんの本来の教官はわたくしなのですわ‼︎」

「違う!本来の教官は私だ。そうだろう、一夏?」

「いいえ、違いませんわ。そうでしょう、一夏さん?」

「え…ああ…」

「全く話が進まないんだが…帰って良い?」

「やめてくれ、俺が死ぬ」

「死ぬなら勝手に死んでくれ。可愛い女の子とならいいが野郎との心中はゴメンだね!てな訳で、おつかれしたー」

「後でなんか奢るから。」

「よっしゃやるか」

「変わり身早いな」

「あっちで喧嘩してる2人は置いといて、今日の練習はh…

 

俺のところに実弾が飛んできた。

向こうでやってる6人組の上級生の流れ弾のようだ。

内訳はラファール4機に打鉄2機だ。真ん中の打鉄の女生徒が撃ったようだ。

 

「あぶねー。それじゃ気をとr…

 

再びの弾丸。下手かよ。

ハイパーセンサーで上級生の首もとのスカーフを見る ふむ…3年か

俺は中心人物と思われる3年生にオープンチャンネルをつなぐ。

 

「あのー、すみません、先程から流れ弾がすごいのですが…」

「で?」

「え、ああ、気をつけていただければと思いまして」

「ふーん」

「よろしくおねがいしますね」

 

殺すぞ、クソアマ。

俺はオープンチャンネルを閉じる。

 

「それじゃあ気をとりなおして。今日はh

 

また流れ弾、今度は肩の装甲にヒットする。漸くワンヒットか…

向こうを見ると周りの女たちはニタニタと笑っている。

コレはわざとですねぇ。

 

「それzy

「お、おい大丈夫か?」

 

ガキみてぇな嫌がらせだな。

誰に喧嘩を売ったのか分からせてやるよ。

俺は幽鬼を展開。

 

「大丈夫だ。問題無い。それじゃあ今日は飛び道具回避の練習をしよう」

 

弾が飛んでくるが気にしない。

 

「お、おう」

 

俺はにっこり笑い、言う。

 

「今からこれを撃つからかわしてくれ」

 

やられたらやり返す。やられっぱなしは性にあわない。

後に一夏は言う。絶対に進を怒らせてはいけないと。

 

「それじゃあ、始めよう」

 

俺は一夏に向けて射出すると見せ掛け、狙いはあのクソアマどもにつける。当然一夏の頭上を超え弾は狙い通り上級生の集団のど真ん中に着弾。そこから更に爆発する。

目には目を、歯には歯を、流れ弾なら流れ弾を。

 

「すまんな、一夏。やっぱ使いなれない武器はあんまり使うもんじゃねえな」

「いや、1番か2番の高頻度で使ってるじゃねぇかよ...」

「いやぁISって難しい!」

 

 

物凄い形相の上級生達がこちらに向かってくる。

 

「どうかしましたか?」

「何すんのよ‼」

 

大層ご立腹のようだ。俺は先に言われた事をそのまま返す。

 

「流れ弾です。気にしないで下さい」

「は!?気にしないで下さいですって!!まず謝るのがスジってもんでしょうが。これだから男ってやつは...」

「そーよ、そーよ」

 

うーむ…今世紀稀に見る大型のブーメラン。

先に喧嘩をふっかけてきたのはお前さん方だろうに。

 

「で?」

「で、って何よ。謝りなさいよ」

「そーよ、そーよ」

 

それしか言えねえのか、外野ァ!

 

「先輩方はさっき流れ弾がこちらに来た時、謝りましたか?」

「その事は関係ないでしょ、そもそも、何で私たちが謝らなきゃいけないのよ。流れ弾って言ってるでしょ」

 

ん?なんだこいつ、薬でもやってんのか?話が全く通じないぞ??

 

「流れ弾飛ばしたら謝るのがスジって自分で言ってたじゃないっスかぁ?」

「わた

「それに明らかにわざとっスよね?あんなに的に当たらないなんて、まずありえねーッスわ」

「ッッ!!」

「あ、もしかして、射撃がクッソ下手くそなだけっスか?そうでしたのなら謝ります、すんません。でも、3年生にもなって仮にも、ISパイロットになろうって人が、その射撃能力って...ま、まぁ的と真逆に弾飛ばすのって一種の才能ッスよね」

「ちg

「まあ俺のこと狙ったにしろあの距離から狙って俺の肩にしか当たらない時点で辞めるべきなんですがね」

 

必殺 孝久直伝、反論無視-正論を添えて-!!

怒濤の早口に対して相手はタジタジになるのが狙いだ。

ん?どこら辺が正論かだって?

射撃が下手で引退した方が良いって所だヨ?

 

先輩の顔を見ると真っ赤になっている。

 

「どうしたんですか、先輩?顔が真っ赤ですよ?熱でも有るんじゃないですか?」

 

どうや、気遣いの出来る男、最高でしょう、彼氏にいかがですか?...要らない?そうですか...。

 

「良いから謝りなさいよ」

 

取り巻き共が援護に入る。

リーダー格の女が復活した。

 

「嫌ッス」

 

まぁ当たり前だよなぁ

 

「強情ね。なら、模擬戦で決着を付けましょう。負けた方が謝る...それでいいわね」

「それで結論が出るならそれで良いですよ。何なら自分も量産機に乗りましょうか?」

「フン 精々言ってなさい」

 

先輩が担当教員に許可を取る。

 

「それじゃ、私たち6人相手に頑張ってちょうだい」

「は?」

「誰も1対1なんて言ってないでしょう?」

 

このアマ...

 

「フフ、それに私は模擬戦で合計2000回勝利のスペシャル様よ。精々惨めな姿を曝さないように頑張ってね」

「いえいえ、たった6人で大丈夫なのかなと思っただけですよ。それではお互いに頑張りましょう」

 

そう言って俺はピットに入る。ピットには3人が既に戻ってきていた。

 

「おい、6対1って大丈夫なのか?もしなんだったら力貸すぞ?」

「流石に酷すぎますわね。わたくしも手伝いますわ」

「足を引っ張ってしまうかも知れないが私も手伝おう」

「いや~良い友人を持ったな~。せっかくだが気持ちだけ頂こう。6対1、確かに俺の方が数的には圧倒的不利だ。しかーし!多対一は酒呑童子が本領発揮できる最高の状況なのだ。前回よりちゃんと暴れられるし楽しみで楽しみで仕方がない」

「本当に大丈夫か?」

「統率の取れてない烏合の衆を叩きのめすだけの簡単なお仕事さ。余裕ですわ」

 

 

「アリーナの準備が出来ました。至急、模擬戦を行う生徒は出てきて下さい。」

 

「ヨッシャ、叩きのめしてやるわ」

「あんなやつらに負けんなよ」

「大和男子ならあの程度のやつらに勝ってこい!!」

「わたくし達の申し出を断ったのですから負けることは絶対に許しませんわ!!」

 

俺はカタパルトに足を乗せ発射を待つ。

ホントにあいつらいいやつだな。感動して泣きそう。俺には勿体無いぐらいいい友達だ...

今までの友人はもれなくゴミだった。

 

~回想~

?「ここは任せた!俺は先に行く!」(後退する)

??「ココは俺に任せて先に行け」(敵は全然いない)

???「援護呼んでくるわ」(その後戻ってこない)

????「お前ごと行くわ」(毒ガス、串刺し、射撃etc…)

?????「そこです。自爆なさい」(スイッチポチー)

??????「まとめてお陀仏」

~回想終了~

 

…マジでろくでもねぇ。アイツら早く○ね

 

 

カタパルト射出までのカウントが始まった。

 

良い友人達の前だ。ここ一番の武者働きを見せなきゃな。

いざ行かん!!

 

「外道進、酒呑童子出るぞ!!」

 

さあ簡単に殺られんでくれよ、先輩方!?

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