ドラゴンクエスト~邪神の眠るダンジョンと夢見る戦士~   作:モゾモゾ

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少しでも早くいろんな人に自分の作品を見て評価してもらいたい。
そんな、気持ちで仕上げました。


それでは、見ていってください。

【圧倒的筋肉】


圧倒的筋肉

「もう、みっともないわね。鼻の下伸ばし過ぎよ」

 

酒場を出て、すぐに怒られた。面目ないと思うがあれは、仕方がないと思う。

彼女とはぐれないように、再度手を繋ぎなおして近くにある店を回り始めた。

 

「彼女が美しかったのもあるが、彼女の装備というか、アクセサリーをしっかり見たか?」

 

「アクセサリー?見たわよ。あれ、高そうよねー。将来ああいうの、一度でいいから付けてみたいわ」

 

「やっぱり、お前も魅了されたか。彼女、紫色の派手できれいなドレス姿をしていたよな。そっちの方は、たぶんだが軽い挑発の特殊能力が付与してあると思うんだ。昔あのタイプの衣装を触ったことがあってな、俺の記憶が正しければ、あれ一着で一軒家くらい普通に買えるんじゃないのか?胸のアクセサリー自体は、高めの宝石っぽいが問題の本命は腕のバングルと指輪だな。ドレスと宝石の印象を強めに出して、対象が気をそらしている間に異性の魅了に対するデバフが腕のバングル。同性の方は指輪の能力で足止め…恐ろしいくらいガッチガチのフル装備だったな、彼女」

 

「あんた、ただただ、胸を見ていただけじゃなかったの!?」

 

「ベロニカー、お前俺をちょっと見くびり過ぎだぜ。店入って彼女の姿を捉えたときにお前は、少し後ろから歩いてきたから分からなかっただろうけど、あの手の魅了特化は下手に目をそらさず、胸を中心に全体像を見た方が襲われた時に対処しやすいんだよ。それに、彼女一言も注意もしなかったし、あまつさえ、完全に魅了がかかってないとみると俺に触ろうとしただろ。生憎、お前さんが指に針を刺したから少しは目を覚ましたが、自力が違い過ぎるな。絶対、彼女一流の冒険者だろ」

 

「ほへー。そうだったんだ。あんた凄いわね!疑ってごめんなさい」

 

「ルイーダさんの見た目は、好みだけど一緒にいたいのはベロニカの方だよ。君の方が親しみやすいしね」

 

「そ…そう。……ありがとう」

 

ルイーダさんの魅力にヤキモキしていたんだろう。店を出てから語気が荒かったが、彼女自身の魅力を伝えると嬉しそうに微笑んでくれた。

 

 

「さっ、飯でも食いに行こう。朝から何も食っていないから腹減ってきたよ」

 

「ふふっ、そうね。私もおなかがすいたわ。美味しそうなところをちゃんと案内してね」

 

機嫌が直ったのか彼女の顔に笑顔がもどった。

 

 

「素材があれば俺が料理しても良かったんだがな」

 

「えっ!あんた料理できるの!?食べてみたいわね。ビルダーって料理もできる職業なの?」

 

「まあな。元々、戦闘とはかけ離れている職業なんだよ。どちらかといえば、僧侶みたいに後ろから援護や補給がメインで普通前に出て戦うのは稀なんじゃないのか?俺も戦術家の様な戦い方を好むしな」

 

「へー。明日のダンジョン楽しみにしてるわ。二人で挑むんだから私をしっかり守ってね」

 

「へいへい、わかったよ。よしっ。明日のダンジョンや昼飯の準備とかも兼ねて、野菜や肉を買いに行くか。そのついでに空いた場所があればビルダーが何なのかを教えてやるよ」

 

「本当!?なら、善は急げよ。ほら、西側の大通りに向かうわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

****

 

西の通りは、宿泊施設や青果店、精肉店など日常に使う物が売られている場所や施設が多そうだ。

東側と違い中央の広場を境に人の種類、客層が変わっているように見える。

西側は、一般人や、仕事休みの冒険者らしき人達があふれかえっている。

東側は、酒場に行って情報収集。武器、防具店で買い物。そして一番の目玉であろう、カジノがある。

さすがに、昼間だと東側が空いているが、夜に掛けて一気にあふれかえるだろう。

逆に西側になると昼は多く夜に掛けて少なくなるのだろう。

この町はよくできている。

南には、畑や牧畜、農業が盛んっぽいし。

北が、行政や金持ちたちの豪邸らしき建物がちらほら見える。

私事だったら、一番向かいたいのは、南だが目的は西。

時間を見つけて見に行ってみよう。

 

 

 

 

 

「こんなに買って良かったの?割引効かないのに」

 

「構わないさ。今使うか、後で使うかの違いだから。それより、ベロニカの分のお金も俺が預かっているけどいいのか?」

 

「別にいいわよ。ちょっとタイジュのこと気に入っているし。それに、同じパーティになるんでしょ。あなたのこと信用しているわよ。パーティー共通のお金としてあなたが管理しといて。あたしは、少しだけで十分だし。買いたいものができたらあなたにねだりにいくわね」

 

少しは、信頼してもらったのか?態度が軟化している。

その気持ちを裏切らないようにしなくてはな。

 

 

「買い物していたときに、店のおばちゃんから野外で料理していい場所を教えて貰った。そこで、昼飯作ろうか。何が、食べたい?」

 

「うーん。あなたが得意な料理で、いいわよ。私、好き嫌いはないし」

 

「なかなかプレッシャー、かかるなー。卵を多目に買っておいたからオムライスにするか」

 

「あら、いいわね。早くごはんが食べたいわ」

 

彼女と話ながらキャンプ場向かうと、そこは、遠くから見てわかるくらい荒れていた。

 

「えー!まさか、ここ!?キャンプ地って聞いたけど荒れ地じゃない。しかも、作業場もボロボロだし。どうする?お店にしとく?」

 

「ちょっと待っとけ。せっかくだから、整備するよ」

 

「整備するって...」

 

先程、ルイーダさんにもらった、ひのきの棒を四次元収納からとりだした。

 

「うわ!あんたそれ、どこにしまってたのよ。本当、変わった職業ね」

 

まぁ、自分でも説明が難しい職だわな。

そう思いながら、草に向けて棒を振ると素材となって地面に落ちた。

それを繰り返して、周り一面きれいな整地にし、落ちていた木材で作業台を作った。

 

 

「なんで、腐っていた木材で、そんなきれいな台ができるのよ」

 

彼女があきれながら呟いているのを後ろに石窯を作り、先程買ってきた、鉄鉱石と石炭をくべて鉄のインゴットを作り始めた。

それと、平行作業で、料理の準備に取りかかる。幸いにも水源は、キレイなもので十分料理に使えるものだ。

野菜を切り分けている最中に、鉄のインゴットができ、まだ熱が抜けきらないままに急いでフライパンへと形成する。余ったインゴットは、後々使うだろうから収納しておいた。

すると、ベロニカの叫び声が聞こえてた。

 

 

「ぎゃー!!変態!」

 

「おい、嬢ちゃん!人聞きわりぃぜ!?この格好は、動きやすいように、作られているんだから立派な正装だぞ」

 

あぁ、武闘家の人にあったのかって...あの筋肉とモヒカン。後ろ姿でもわかるあの巨体。もしかして、彼か?

 

「ビックリさせないように、声をかけたのに。これじゃ、意味なかったな」

 

苦笑いしながら、こちらをみてきた。

 

 

野性的なイイオトコに遭遇した。

 

 

「おまえさん、面白いことしてんな。昔は、ここがまだ使われていたときは整備されていたから、人気だったんがな。トレーニングがてら、走っていると音がしてて、気になって見に来たんだ。飯作るにしては、本格的すぎるからな」

 

「こういう作業が得意な職業についているんです。俺の名はタイジュです。あなたが、驚かしたのがベロニカです」

 

「ベロニカよ。さっきは、驚いてごめんなさい。あなた、すごい筋肉ね。魔物と間違えて魔法打ちそうになったわ」

 

「俺の名は、ハッサン。魔物と間違えられたのは、初めてだ。これからは、もう少し厚着しながらトレーニングするよ」

 

ばつが悪そうな顔をしながら頭をかいている。

 

 

「俺達は、今から飯なんですけど、ハッサンは、どうする?一緒に食うか?」

 

「お?本当か?実は、少し期待してたんだ。こんだけ、本格的に作ってっからうまそうにみえたんだよ」

 

「た、だ、し。賭けをしないか?」

 

「賭け?」

 

「はい、今から作る料理ガチで作るので、もしその料理に不満をもったら、今回作る料理の材料代を全額負担してください。店で作られそうなレベルと思ったら、それもこちらの負けでいいです」

 

「いいねぇ!面白そうだな。俺は、結構味にうるさいぞ。冒険帰りに色んな店を歩き回るからな。男の約束な。俺が感動するような料理楽しみに待っているぜ。先に、何を作るのか聞いていいか?」

 

「今回の料理は、戦激のオムライスって言う特殊料理ですね」

 

「特殊料理ってなに?」

 

ベロニカが興味をもってこちらに聞いてきた。

 

 

「特殊料理とは、飯を食べたらバイキルトや、スカラ見たいにバフのつく料理だよ。本当は明日の昼ように材料買っていたんだが、材料代が浮くなら今作って、料理の効果を見せるのもいいかと思ったんだ。今回のは、素早さと体力を上げる料理だ。食べた後、確かめてみてくれ」

 

「おいおい、早く作ってみてくれ!食べてみたくて腹がうずうずするよ」

 

「わかった。ちょっと待っててくれ、作業事態は魔法料理に入るから時間はかからないから」

 

様子が気になるのか、ハッサンとベロニカが近くに寄ってきて作業を見るようだ。

丁寧に初心者に教えようにゆっくりと作業を始めた。

さっき、形成したフライパンに魔力でコーティング。

魔力の質を上げることで、下の石窯からの熱で焦げることのない特殊な道具となり、野菜や兎の肉を炒め始める。

肉に火が通るなか溶けた野菜と魔力が混ざり合い味に深みが増す。

そこに、別の場所で炊いていた米を混ぜ、植物油と卵に全力で魔力を流した。

 

 

「この時、あまり長時間、魔力を流し続けると味に変化を生んでしまうので気を付けるんだ」

 

興味津々な二人の目の前で魔力を流す。卵と油が魔力により黄金色に変わる瞬間に一気にフライパンで炒めていた物と絡め見た目を整えると準備していた皿に盛り最後に薄く伸ばした甘めの卵の生地で包んで完成した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

****

 

「俺の敗けだ」

 

「いや、食べる前に言われても困るぞ」

 

「わかるさ、そのくらい。明らかに、その辺の料理人との技量の格の違いを見せつけられたぜ。材料代程度ぜひとも、払わさしてくれ」

 

達観した顔で、こちらに言いながら食べ始めた。

すると、彼の周囲に風がふわりと舞い上がりバフがついたような仕草が出た。肌の艶も良くなり、乾燥していた唇にも潤いがましちょっと、オカマっぽい。

 

 

「うまい。うますぎる。力が溢れてくるのが食べる度に実感できるよ。もしよかったら、また作ってくれないか。今度は、仲間にも食べさせてやりたいんだ」

 

「まぁ、構いませんけど。貰うものは物は、しっかりもらいますからね。今作って見て、わかりましたけど、レベルが低いのも合間って一気にMPがもってかれました。今度作るときは、冒険者としてもうすこしせいちょうしてからですね」

 

「おう!楽しみにしているぜ。なんか困ったことや助けがいるときは、いつでも言ってくれよ」

 

そう言いながら、完食していた。

早すぎる。

まだ、一口も手をつけてないので食べながら、聞いてみた。

 

 

「足りませんでした?材料は、多目に作ったんですけど」

 

「いや、こんなものだろう。今は、体を動かしたくてうずうずしてんだ。材料代は、どれくらいかは、わからんが多目に渡しとくな。そしたら、また会おうな。あそこで、泣いているベロニカにもよろしくいっといてくれ。しっかり、話聞いてやれよ。そんじゃ!」

 

そうやって、500Gと今の俺達にとって大金を渡され素早さが上がっているのか、風のように去っていった。

やつめ、逃げたな…

材料代の50倍ほどの利益が出るとは。まさか、今日中に目標金額に達するとは思わなかった。

おもわぬ、大金が貰えて嬉しかったが、地面にうずくまりながら泣いている彼女に、おそるおそる近寄り話しかけた。

 

 

「ベロニカ、美味しくなかったのか?」

 

そんなことはないとか細い声でいいながら、首を振る。

さっき食べる前までは、笑顔で作業様子を見ていたのにオムライスを食べてから、急に頭を押さえてうずくまったのだ。

涙を流す彼女に、どのように対応すればいいか今までの記憶を掘り返したが、余り思い付かない。

こんな行動ばっかりとっていた所を、前の世界の友人に叱られたのだ。

生まれ変わった今の俺なら、前の俺より一歩だけ踏み込めるかもしれない。

意を決して、彼女と向き合った。

嫌われたら、宿屋で枕を濡らそう。

 

 

「ベロニカ、もしよければ少し話をしないか?俺は、君のことをあまり知らない。君のことを、もっと知りたいと思うし。君がなぜ、泣いているのかを煩わしいと思われようが聞きたいんだ。まだ、あったばっかりの俺に話すことじゃないかもしれない。でも、泣いている君を慰めることや、共感したり悩みを解決できるかもしれないんだ。俺に話すのが嫌ならすこし時間を空けてもいい。どうする?」

 

「...私ね。実は記憶喪失なの」

 

「記憶喪失?いつから?」

 

「記憶喪失て言ってもおぼろげながら何をしたのか、してきたかは、わかってるの。でもそれ以外のことがおもいだせないの!!仲間がいたらしいのも覚えている。でも顔が思い出せない。妹らしい女性。便りになる味方。しまいには、親の顔すら分からない。この世界に来た時、なぜここにいるのかが分からなくて、不思議だった。私という存在はここに、いるはずではない。だいじな使命があったはず」

 

そう言いながら、胸に飛び込んできた。

彼女の体は、細かく震え感情が安定しないのか泣きながら笑っている。

頭と背中をゆっくり撫でながら話を聞いているとこう呟いた。

 

 

「本当にここにいるのが本来の私じゃない気がして、たまらないの。記憶と身体能力が一致しない。さっき冒険者のカードを貰ったでしょ。あそこに、書いてあった数値が正しいなら、私のレベル、1になってた。今までの記憶も全部偽物かもしれない。もう、何が本当かが分からないの」

 

そう呟く彼女の顔を見ると、悲壮な顔をしていた。

このままなにもしないと、明日には死んでしまいそうなほど思い悩んでいる。

 

 

「ベロニカ、今この瞬間の君は、本物のベロニカだ。何かを悩むこともできるし、誰かを思いやれる優しい心を持っている。可愛くて心のキレイな少女がいまのきみじゃないのか?それに昔の記憶がないのなら今から一緒に色んなことをして、思い出をたくさん作ろう。それに今は、思い出せないけど、完全に忘れてしまったわけじゃないんだろう?ふとした瞬間に思い出すさ。困っている仲間をを支えてあげるのも、パーティの仲間の役割さ」

 

「でも、わたし弱いわよ」

 

「強さなんて、最初から気にしていない。酒場出た後でもいっただろ?他の誰でもない君だから誘っているんだ」

 

「...ばか。後悔しても知らないんだから」

 

泣きつかれて、寝てしまったのか意識を落とした。

最後は、少し元気が戻ってきているように見えたから大丈夫とは思うが。

思わぬところで、彼女の隠していた秘密を知ってしまったが、そもそもなぜこんなにも、感情が荒ぶったのだろう。

彼女を抱き抱えながら周りを見てみると元凶がわかった。

彼女の食べた料理だ。俺の作った料理から、少し変わった魔力を感じた。

もしかして、彼女完成した料理に魔力を流してみて色々実験していたんだろうか。

それならば、今回の状況も納得がいく。

なんだか、マッチポンプみたいなことした気がしたが、深く考えないようにした。

ベロニカが、起きたら注意しとかなくてはいけないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

****

 

あの後、料理の後片づけをした。

彼女を抱きかかえ、ひとまず宿を探しに向かった。

歩く最中、微笑ましい視線を感じたが、全部無視してさまよう。

まるで、初代勇者が、ローラ姫を救った時の様だ。

そうして、今後の拠点になるだろう宿屋を見つけた。

名前は【ダンカン停】だいぶ年月の経ってそうな宿屋だが一泊当たりの宿泊代が安いのと料理を作るときに厨房を貸してくれる。この点に引かれ、ここに決めた。

後、娘さんが可愛い。

彼女が可愛いから決めたわけじゃないが、起こしに来てくれる子が、可愛い子だとその日一日頑張れそうだ。

チップ払ったら身の回りの世話してくれないかなぁ。

というか、彼女見覚えしかないんだけど…

俺のお嫁さん候補になってもらえないかな。

 

 

 

 

 

 

ステータス変動なし

 

所持G  620G

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                            続く……




正解は、ハッサンでした。
彼とのレベル差は、だいぶ離れているので
次出てくれる時は、何か月後だろう…
でも、ほかの仲間も出したい。

どこで切ろうかと考えて2000を大幅に越しての終了。
3000くらいの細かいやつをたくさん作って投稿してますよ、アピールしたいのに。

会話が長続きするのって、もどかしい感じがして難しいです。
あと、自分でくっさ、と思いながら主人公に言わせる鬼畜さ。
もっと、うまく書けるようにしたいなー。

早くダンジョンに行ってくれないかなー。
ダンジョン物なのになかなか、書けないハリネズミのジレンマ状態が続く
今日この頃でしたとさ。



感想、お気に入り登録、待ってます。
あなたの応援メッセージが私の書く力になるので、評価もお願いします。

誤字があったら、ささっと直しときますね。



次回

「ダンジョン探索」







果たして、そこまで書けるのだろうか。



ちなみに、次回予告を考えてから書き始めるの、文字数がなかなか、減らせないと最近気付いた。
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