ラプラスの事は前々から変なやつだと思っていたが、遂に遂に遂に気が狂ったのかと後ずさるがラプラスは気にせず話を続ける。
「
「……ちょっと前にティアが話していた気がするな、確か新しい魔王になる予定だった奴か」
「せや、もう死んどるから失敗したんやけどな」
合点がいった、そのオークロードを討伐したのがそのスライムと言ったわけか。
今まで一方的に話しかけてきてきた、道化達の意図が少しずつ紐解けた。
確かジュラの大森林に魔物の国を作り、何万もの
「別にそのスライムを殺せとか言うわけやないで、ただ潜り込んで情報を集めるだけでええんや」
ラプラスが提示する事はーー
・ただその国に行けばいい。
・気がのったら情報教えてくれればいい。
・それ以外に制約は無い。
・誰を殺そうが敵対しようが構わない。
「こっちのメリット云々は言わんが、そっちにメリットが全く無いんじゃないか?」
「話は最後まで聞きや、あんたにはこれの実験台になってもらうん」
ラプラスの手から小瓶が手渡される。
中身は
ろくな物ではない事は重々承知してるが、
「これは……?」
「なんの変哲もあらへん! ただ、
ろくな物をつくらないな、こいつら。
ラプラスが語るにはこの柘榴色の粘液は肉体を持つ生き物の3つの位相体をかき混ぜて置き換えるらしい。
「けどな、あんたは生きて復讐するんやろ。それぐらい乗り越えられる筈、その為の力になる物やし、あんたが自由の身になった餞別でもあるんや」
言うだけ言うとラプラスは背を向けて何処かに去っていく。
ラプラスにかける言葉は無い、向こうからしたら自分は只の
こんな世界に、こんな自分に、こんな境遇に、変化をもたらして復讐できるならば。
小瓶の蓋を開けて躊躇なく中身を飲み干す。
喉を焼くような痛みが走り抜ける、気が狂うどころか高揚感が視界を一変させる。
「■■■■■!!」
手足が、身体が、頭が、精神が、自分が、何かが、全てが、世界が。
変わる、変わっていく次第に墜ちていく意識の中で最後に見たのはこちらに振り返って笑うラプラスの姿だった。
これもう…幸せになれるかわかんねぇなぁ…。
何とか幸せにします、リムル様助けて!(丸投げ)