四宮の料理人兼白銀の親友は近侍さんに告りたい   作:トネッピー

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今回は、メール回です。

やっと、漫画を5巻まで買うことが出来たのでこれからは漫画を買いつつ投稿していきたいと思います。

それでは、どうぞ。



四宮かぐやは掛けられたい

~四宮邸にて~

 

悲しいな。

俺は、今キッチンを借りてあるものを作らされている。

それは、スイーツだ!!

確かに、俺は料理はできる。だが、スイーツはダメなのだ。どうあがいても上手くそして旨く作れない。

のだがな。今日のゲームでかぐや嬢をいじりすぎたな。

まぁ、クッキーはできるようにはなったし。

おとなしくクッキーにしよ。

 

《崇宮誠、クッキー制作中》

 

でっきたー。味は~と。パクッ

うん、良くも悪くも普通だな。

さぁ~て、届けるついでに謝るか。

 

《少年、移動中。》

 

「かぐや嬢?崇宮ですけど‥‥。」

 

あ?なんで出てこねぇんだ?

まぁ、いいけど。勝手に入らしてもらうし。

 

「勝手に入らして貰うぜ~っと。あ、かぐや嬢?今日はすいませんでした。それと頼まれたスイーツ‥‥。」

「ですが‥‥。」

 

ん?早坂と愛用のケータイ持って何話してんだ?

 

「待てど、暮らせど一向に連絡が来ない。会長は自分からメールを始める気がないのよ!」

 

え~、っと。とりあえず‥‥。

 

「クッキーここ置いときますんで、良ければ食べてくださいね。では。」シュバッ

「逃がしませんよ。崇宮君。」サッ

 

マジかよ。なんでだよ、嫌だよかぐや嬢のあれは面倒くさい状態なんだよ?だから‥‥。

 

「離してくれよ、早坂。後、弁当はどうだった?」

「絶対に離しません。崇宮君も手伝ってください。そうですね、お弁当は大変、美味でした。これからもよろしく頼みますね?」

 

おうさ、それは良かった。

これからも‥‥

 

「任しとけ!!早坂。後、ここに残るから安心して離してくれ。」

「ええ、お願いします。ですが、離すのはできません。絶対に。」

 

だがなぁ、この体制は抱きついてるようにしか見えねぇんだよなぁ。

 

「早坂?私の話を聞いてる‥‥。って誠も居たのね。早坂?なぜ誠に抱きついてるの?」

「っ!!いえ、なんでもありません。気にしないください。」

「ちょっと、強引に引き留められてただけだ。気にすんなや、かぐや嬢。」

「えぇ、それはわかったけれども‥‥そうだ誠、あなたはどう思う?会長は自分からメールを始める気がないと思うわよね?」

 

悪いが、かぐや嬢?

俺の知る限り、白銀御行はそんなくだらねぇことはしない男だぜ?

信じてみろよお前の好きな会長を。

どうせ風呂でも入ってるんだろうよ。

 

「そうか?たぶん、何か理由があるんだろうと俺は思うんだが?」

「いいえ、会長はきっと十時前後までは決してメールを送ってきません。」

 

なんかもう、そこまで考えを巡らせるのがすげぇわ。

単純に信じてやればいいのに。御行のことを。

早坂?なんでかぐや嬢の携帯弄ってんの?

 

「か い ちょ う あ し た た の し み に し て ‥‥」

「何してるの!?」

「やるな早坂。俺はそんなお前を尊敬するよ。」

「いや、そんなに送るのが嫌なら代わりに送ってあげようかと‥‥。」

 

その発想はなかった。

そういう方法もありなのか。

そんなことより、かぐや嬢?それは‥‥

 

「「かぐや嬢(様)、まどろっこしいぞ?(ですね。)」」

「う、うるさいですよ誠も早坂も。メールだろうと告白だろうと今時女からなんてフツーですよ。それに、あなたには言われたくないわ。」

 

それを言われちゃうとなんとも言えんのだよなぁ‥‥。

でもさ、あんたは好きなんだろ?御行のこと。

って言っても俺は聞けないがな。

 

「かぐや様、白銀会長の事好きなんでしょう?」

「‥‥また、その話ですか。」

「え?かぐや嬢、好きなんじゃねぇの?」

「この際、はっきり言っておきましょう。私だって会長の事は憎からず思っています。」

「なら‥‥。」

「だったら‥‥。」

「ですが、それはあくまで人間性に対しての敬意です。私に欠けている要素をあの人が持っていると判断したから興味があるだけ‥‥。それは決して恋愛感情ではありません。」

 

ふぅーん、そう言う考えだったんだな。

だったらさ‥‥

 

「んなら、藤原と会長が付き合ってもいいんだよな?」

「じゃあ、書記ちゃんと白銀会長が付き合ったら?」

「‥‥‥‥。」(°д゚)ジー

 

怖いって、怖いって。無言はやめろって。

なんだよ、結局好きなんじゃねぇかよ。

なぁんでかぐや嬢も御行も、もっと素直にならんのかね?

だとしてもだ、その反応は‥‥

 

「「どっちなんすか」」

「違います!会長に藤原さんをとられるのが嫌なだけなんです!あれでも私の大事な友達なんですから!」

「あれでもって、ひでぇなかg‥‥」ヴーッヴーッ

「はっ!!」バッ

 

かぐや嬢、動きはやいっすねぇ。

あ、ポイって捨てた。

んじゃ、あれは藤原からだな‥‥って!!

 

「大事な友達じゃ?」

「大事な友達なんじゃねぇの?」

「どうする?早坂、あれは面倒くさい位送る気ねぇぞ?」小声

「そうですね。どうしましょうか‥‥。ッハ!!私にいい考えがあります。かぐや様の携帯をとっておいてもらっていいですか?崇宮君。」小声

「おう、任された。」小声

 

ここは、早坂の閃きの発想に託すしかないな。

っと、かぐや嬢の携帯はこれでよし。

 

「かぐや様?メールでなく、電話なら?」

 

なるほど、それはいい発想だな。

んじゃ、御行の電話番号ちゃっちゃと打つか。

 

「で、でんわ‥‥?」

「向こうはメールが来ると思っています。その油断を突いた攻めの一手です。」

「‥‥?それなら、確かに‥‥?」

「完璧なプランですって。」

 

さて、打ち終わったな。

かぐや嬢が変な理屈並べる前にキメたいだろーな。早坂は。

 

「ほい、早坂。番号打っといたぜ。」小声

「ありがとうございます崇宮君。かぐや様がまた理屈こねる前にキメたかったので助かりました‥‥ックシ」小声

「大丈夫かよ。朝からそんな感じだったろ?」小声

「大丈夫ですよ。たぶん‥‥。」小声

 

たぶんって、早坂?体は大事にしなきゃダメだよ?

俺が言えたことでもねぇけど‥‥。

 

「二人とも、何か言いました?」

「「いえ、なんにも。」」

「そんなことより、はいどうぞ。」ポイッ

「え?」プルルルルルップルルルルル

「ちょっと待って、心の準備が‥‥!」

「早くしねぇと御行が出ちまうぞ?」

 

ったく、こんなことしなきゃまともに連絡もできねぇのかよ。

全く、面倒くさい奴らだな。

おっ、電話に出たみたいだな。

 

「あ‥‥っ、四宮ですが‥‥。会長ですか?」

 

まぁ、こっからは早坂に任せるか。

明日は、買ったのにまだあんまり乗れてないバイク乗ろーっと。んじゃ、帰ろー。

 

《崇宮誠、限りなく空気と同じくらいに気配を消して帰宅。》

 

あ、そういえば。今日はまた冷えるって言ってたな。

早坂の奴、風邪っぽかったしな。

まぁ、一応念のため送っとくか。

 

『今日も寒くなるらしいいから、暖かくして寝ろよ?後、風邪なんて引くんじゃねぇぞ。んじゃ、気ぃつけろよ?おやすみ』

 

こんな感じでいいだろ。ピロリンッ

ん?もう返信か?早いな。

 

『それは、かぐや様のメールで知りました』

 

そっか~、んじゃ無駄なことしちまったな。

もしかして、迷惑だったか?

こんな男に心配されるnピロリンッ

なんだ?

 

 

『ですが、ありがとうございます。私の体を気遣ってくださって。おやすみなさい崇宮君。』

 

まぁ、世辞でもいいか。こんなもんは。ヴーッヴーッ

ん?メール?かぐや嬢からだ。

何々‥‥

 

『誠?何故か、早坂が顔を赤くして恥ずかしがっているけれど、それでいて嬉しそうにもしているのあなた何か知らないかしら?(写真付き)』

 

え?なんで顔赤くしてんの?

これってもしかして、気があるのか?

でも、そんなことないだろうな。

 

『たぶん、かぐや嬢の御行からメールが来たときと同じなんじゃないか?俺にはわっかんねぇが。』

『そう、わかりました。ありがとうね、誠。』

『ああ、かぐや嬢明日は楽しんでこいよ。』

 

さぁて寝るか!!

明日は久しぶりにゆっくり出来るだろうし。

 

《この時、崇宮誠は知るよしもなかった。明日はかなり疲れる日になると言うことを‥‥。》

 

 

 

 

 

 




お待たせしました。

すいませんが、ここで一旦区切らせてもらいます。

次は、また思い付き次第投稿します。

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