四宮の料理人兼白銀の親友は近侍さんに告りたい 作:トネッピー
最近ハーメルンでかぐや様は告らせたいの小説が増えてきて、とても楽しく読ませてもらっています。
というわけで今回はこんな事しか書くことがございません。
それではどうぞ‥‥‥‥
いやぁ、最近ジメジメするなぁ。
みんな衣替えするよな~。
それにしても、かぐや嬢と御行が相合い傘するために嘘つかなきゃいいけど‥‥。
多分するだろーな。かぐや嬢昨日、タイヤに穴開けてたし。
それにしても生徒会のソファーは座ってて気持ちいいなぁ~。
「衣替えです~!!」
「そろそろ、そんな時期ですね。」
「そうなんですよ~。崇宮君♪最近ジメジメしてましたからねぇ~。半袖になるだけでも快適です~」
「‥‥‥‥。」ドドドドドド
かぐや嬢?そんな、胸をガン見しないの。
自分のが貧相だからって。
「フンッ!!」メキッ
「ぐおぉぉぉ!!」ガタッ
ぎにゃぁぁぁぁぁ!!
イッテェ、うっそだろおい。
ヤッベェ、机もぶっとばしちまった。
「どうした!?誠、大丈夫か!?いきなり机が跳ねたが。」
「崇宮君!?いきなりどうしたんですか!?」
「いっいえ、どうもしませんよ。ただ、机に足をぶつけてしまって‥‥。」
「そっそうか。それならいいんだが‥‥。」
「かぐや嬢?何て事すんだ!?あんたは。」小声
「あら?あなたが失礼な事を考えたからですよ。」小声
なんで、この人読心術使えんだよ‥‥。
これから、女の人の前でこんなこと考えんの止めよ。
なんか、良いこと無さそうだからな。
「さて、先のフランス交流会はみんなの尽力の甲斐あり無事に成功した。」
「そうですね。」
「ええ。無事に成功して良かったです。」
「そうですね~。なんとか無事に終わりましたね~」
「そうだ。だから、ひとまずお疲れ様でした。」
「「「お疲れ様でしたー」」」
それにしても、今日ってなんかやることあるか?
事後処理は俺と優の二人でほとんど終わらした筈だが?
「今日は事後処理する筈だったんだが‥‥。石上会計と誠が既に二人であらかた終わらせていたので、特にすることがない。ありがとうな、誠。石上会計にも伝えておいてくれ。」
「いいえ、気にしないでください。自分が出来る事を石上会計と二人でしただけなので。後、石上会計に伝えるのは任せてください。」
「というわけで、連日の疲れもあるだろうから今日はオフにするか。」
「わ~い!!」
よっしゃー!!
フランス交流会以外ときつかったからなぁ~。
休みは普通にありがてぇ~。ということは‥‥。
「じゃあ、かぐやさんお迎えの電話しなきゃですね。」
「それが‥‥。今日は今日は送迎の車がパンクしたとかで迎えはないんです。なので歩きで帰ろうかと。」
「えっ!!」
あんた、これを見越してそんな事したの!?
てか、藤原はなんでそんな心配したような声なんだよ。
「大丈夫なんですか?誘拐されません?」
「いや、藤原?普通そんなこt‥‥」
「雨の日は証拠残りにくいから狙われやすいんですよ?」
「不安になるようなこと言わないでください‥‥‥」
「副会長、普通はそんなことまずありませんから。」
「私が送ってあげたいんですが今日は用事が‥‥。」
「気持ちだけで十分ですよ。」
やっぱり、断りますよねぇ。
それじゃ、こっちはこっちで手を打つか。
御行も聞こえて(今日は四宮は歩いて帰るのか‥‥。)とか思ってるんだろうしな。
「だ、そうだぜ?今日は何故か電車で登校してきた御行くぅ~ん?」小声
「茶化すな。お前ならわかるだろ?」小声
「わかるぜ?相合い傘は男の憧れだもんなぁ?」小声
「あぁ。だから今回も協力してやるよ。」小声
「ああ、頼む。」小声
よっしゃぁぁぁ!任しとけ!!
それじゃ、今回は大事な親友のために頑張りますか!!
「会長?それに崇宮君も何をヒソヒソ話してるんですか?」
「なんでもありませんよ副会長。自分も今日は予定があるんで。ほれ、藤原もさっさと行くぞ~。それじゃ、会長も副会長もさようなら~」
「わぁ~!?崇宮さん引っ張らないでくださぁ~い。あ、会長もかぐやさんもさようなら~」
さて、藤原を二人からひっぺがすのは成功だ。
あれ?あんなところに早坂がいるじゃん。
あ、藤原を離しちまった。
「ちょっと!!崇宮さん!!いきなりなんなんですか!!いくら私でも怒りますよ!!」プクー
「悪い悪い。でも、」
「あれぇ?書記ちゃんじゃん。どしたし?今日は用事があるんじゃなかったっけ?」
「そーでした!!早坂さんありがとうございます。それじゃさようなら~。」
ふぃー、助かった~。
でも、なんで早坂が此処にいるんだ?
「ありがとうな。早坂、助けてくれて」
「いえ、気にしないでください。崇宮君、私はたまたま居合わせただけなので。それでは、これで。」
「おう、それじゃあな。早坂」
ところで、あの二人は~っと。
あ~、ありゃダメだわ。まぁ、多分二人とも傘を忘れた~っとか言ったんだろうな。
さぁ~て、そろそろ行きますか。
こういう事しないようにしたいんだけど‥‥。
まぁしゃーねぇな俺も気合い入れて頑張るか。
「あれ?二人とも傘を忘れたんですか?全く、天気予報ぐらい見ましょうよ、会長も副会長も。それだったら、自分の傘を使ってください。」
「でも、崇宮君は」
「自分はそこのコンビニまで走っていくので問題ないです。」
「誠、しかしだな‥‥。」
「自分は濡れて困るモン無いんで。ついでにほしい漫画の新刊買ってくるわ。それじゃ、二人ともさいなら~」タッタッタッタ
それに今だったらあいつに追い付けるかもしんねぇしな。
それじゃ、お二人さん?場は用意してやったんだからあとはあんたら次第だぜ?頑張れよ。
《そんなことを崇宮誠が思っているときの件の二人はというと‥‥》
「なぁ、四宮?」
「なんですか。会長?」
「傘1つしかないし、二人で半分こして帰ろうか。」
「っ!!はい。会長!!」
(誠~、マジでサンキューな!!今回はマジで危なかったから助かった~。今度なんか良いことしてやろう。うん絶対にしてやろう。それにしたって、)
(誠、いいところだったのによくも邪魔してくれたわね!!でも、会長から誘って相合い傘できたからいいか。それにしても、)
((すごくカッコよかったな。))
《割といい雰囲気で相合い傘していた。そして話は崇宮誠に戻る、前に少し早坂さんのことを‥‥》
(はぁ、いいなぁ。かぐや様、好きな人と相合い傘かぁ。私も誰か好きな人とやってみたいなぁ‥‥。ん?誰かこの雨のなかを走ってる)
《そして、場面はようやく崇宮誠に戻る‥‥》
うっへぇ。カッコつけたけど、結構濡れんな。
お、やっぱりいたいた。
「早坂ぁ!悪ぃけど、そこのコンビニまで入れてくれねぇか?」
「うぇ!?崇宮君!?一体傘はどうしたんですか。」
「え?あーー。‥‥忘れた。」
「全く、何してるんですか‥‥。」
少し歩いて考えたが、早坂はやっぱ好きでもねぇ奴と一緒の傘にはいるの嫌だよな‥‥。
んじゃ、走って帰るか。
少しの間だけでも、早坂と相合い傘できたし。
今回はこれで良しとしよう。
「やっぱ、嫌だよな。」小声
「え?崇宮君、今何て‥‥。」
「サンキュー!!早坂、こんな好きでもない奴を傘に入れてくれて。」
「あ、ちょっと‥‥。」
「それじゃ。」タッタッタッタ
「行っちゃった‥‥。」
《この時、早坂さんの心情は‥‥》
(あのまま行って、風邪引かなきゃいいけど‥‥。それにしても、崇宮君が好きでもない奴って言ったとき胸がチクリとしたような気がしたけど気のせいだよね?きっと。)
《そして、走って帰ってきた崇宮誠は‥‥》
うわぁ、ビチョビチョだ。
これ、明日までに乾くかな。
とりあえず風呂入って飯食って寝よ。
風邪引きたくないし。
まぁ、でもここ三年位風邪引いてないしダイジョブだろ。
この時の俺は思ってもみなかった。
この選択が、俺にとってトンデモナイ事を引き起こす要因だったとは思いもよらなかった。
次回は完全オリジナル回です。
中身がある程度固まっているのでなるべく早めに投稿できればと思います。
では、次回もお楽しみにしてくれたら私の励みになります。