四宮の料理人兼白銀の親友は近侍さんに告りたい   作:トネッピー

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1ヶ月位お待たせいたしました!!

無事に期末テストも終わりましたので、これから頑張って再開したいと思います。

お気に入り450名突破、並びにUA50000突破ありがとうございます!!

今回は、「かぐや様は送りたい」になっています。

ちょっとした改変もありますがどうぞお楽しみください。


四宮かぐやは一緒に帰りたい

ピシャァァァァァァァァ

 

「っ!?」

「うへああああああ!!」

 

っくりしたぁ~‥‥‥‥。

今のは落ちたな絶対に。

 

「いやあぁぁぁ~!!おちました!かみなりおちましたよいま!!」

「藤原、落ち着い‥‥‥‥」

「おへそとられちゃいますーー!!」

 

うっせぇぇぇぇぇぇぇ!!

藤原って、結構騒がしいんだよな。

もうちょっと静かにしてくんねぇかな?

 

「誠、藤原書記も、雷がそんなに怖いか?」

「怖いというよりはビックリするんですよ」

「なるほどな、藤原書記はどうなんだ?」

「だって、急にドーンって来てバーンって言うじゃないですか!」

「まぁ、そうですね」

「おっきい音嫌いなんですよ~~っ!!」

 

なるほどな。

そういうのもわかるけど、本気かわからねぇけど母さんがそんな感じの反応するからなぁ‥‥‥‥。

 

《~~崇宮君、回想中~~》

 

ピシャァァァァァァァァ

 

『ッヒィィィィ!!響也さぁ~ん!!雷怖いわぁ~!!』

『うぇ!?母さん!?一旦落ち着こう?な?おっきい音が怖かったんだな?』

『そうです‥‥‥‥』ウルウル

『わかった。わかった。怖かったな?』

『はい‥‥‥‥』

『大丈夫だから安心して、な?』

『ありがとうございます。響也さん』

『気にするほどのことじゃないよ』

 

《~~崇宮君、回想終了~~》

 

でも、藤原?

そんなんだったらさ?

 

「「じゃあ、耳を塞げば‥‥‥‥」」

「耳塞いだらおへそ隠せないじゃないですか!!普通考えたらわかるでしょ!!」

 

あるぇぇぇ~~??

普通ってなんだったっけ~~??

 

「普通って何?」ティティン!!

【いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま】

 

う~~む、わからん。

普通ってなんだったっけ??

 

「うっわ!!電車止まってやがる!!」

「会長、それは不味いですね」

「あぁ‥‥‥‥、これじゃ帰れん‥‥‥‥!」

「それは困りましたね。家に連絡した方が‥‥‥‥」

 

あー、なるほどな。

俺も迎えに来てもらおっかな~。

あれ?御行ん家って確か‥‥‥‥。

 

「会長って電話しても意味ないんじゃないですか?」

「そうなんだ。電話した所でウチには車ないからなんにもならん。あーどうしたもんか‥‥‥‥」

 

う~~む。連絡してみたけど、二人とも今日は忙しいみたいだな。

どうしたものか‥‥‥‥。

かぐや嬢はぁ~~、あ、あの顔は御行と一緒に帰ろうとか思ってる顔だし。

どうしたものか。

 

「あれ?もしかして会長帰れないんですか?」

「そうみたいですね?」

「だったら、途中まで一緒に‥‥‥‥」

「あ、外ピカッてしましたよ」

「へっ!?」

「きゃーーーー!!!」

 

んだよ。嘘じゃねぇか。ビックリさせんなよなぁ。かぐや嬢。

全く、嘘つきやがってこのやろう。

なんか、かぐや嬢は藤原と戯れてるし。

あ、出ていった。

 

「なぁ、誠?お前どうする?」

「俺は知り合いに送ってもらうかな?」

「それじゃ、俺も‥‥‥‥」

「やめてくんねぇかな?」

「どうしてだ?」

「そいつの家お前の家と逆方向なんだよ」

「なるほど‥‥‥‥」

「それに、そろそろ電車も復旧するだろ?雨脚弱くなってきてるし」

「そうか‥‥‥‥」

「悪いな?御行」

「いいや、大丈夫だ。こっちこそすまんな。それじゃ、また明日」

「おう、また明日~~」

 

うっし、これでかぐや嬢と御行は二人きりにできたな。

悪いな、御行。

あの状況でオッケーしたら俺がかぐや嬢に殺されかねんからな。

すまん!!

さて、あてもないしその辺ふらふらすっか~。

 

《その後、かぐやさんが会長となんやかんやあって。正門で待っている所までバッサリカットします》

 

お、かぐや嬢と早坂が正門で待ってる、って!!

なんであの二人両方傘指してんの!?

この大雨だよ!?

ま、とりあえず合流するか。

 

「かぐや嬢に早坂もなにしてんの?御行待ち?」

「そうよ。誠」

「‥‥‥‥そうですよ」

「早坂?なんで傘なんだ?」

「うぇ!?そ、それは、こんなに降ると思わなくて‥‥‥‥」

 

《嘘である。このときの早坂さんの心境は‥‥‥‥》

 

(言えないよぉ~‥‥‥‥。実は、崇宮君と相合い傘できたらなぁ~、って考えててこんなに大雨になるって予報気にしてなかったなんて言えないよぉ~‥‥‥‥。)

 

《自分の好意に素直になってからこんな事ばっかりの早坂さんである》

 

全く、なぁんでそういうとこの準備はバッチリじゃねぇんだよ。

はぁ~。しゃあねぇな。

風邪引かれたらやだし。

 

「ホラよ。早坂」パサッ

「え?これ、崇宮君のじゃ‥‥‥‥」

「俺はお前の傘借りるからいいよ」

「え、でも‥‥‥‥」

「だからいいっての。風邪引かれたら俺がやなんだよ」

「わかりました///でも、そんな台詞むやみに異性に言っちゃいけませんよ?///」

「特別に思ってねぇ奴にこんなこっ恥ずかしい事言わねぇよ」

「と、特別‥‥‥‥///」

 

なんか柄にもねぇこと言ってんなぁ‥‥‥‥。

まぁ、事実だし別にいいけどさ?

所で‥‥‥‥。

 

「かぐや嬢?もし、あんたと御行が一緒に帰ることになったら俺と早坂はどうなるんだ?」

「え?」

「そうです。かぐや様どうやって帰ればいいんですか?」

「歩き?」

「「鬼かよ(ですか)」」

 

全く、なんてこと言い出すんだよこの人は。

鬼じゃねぇかよ。マジやめてくれよな?

 

「もっと、私と崇宮君を大切にしないとそのうち天罰が下りますからね」

「天罰だなんてそんな」メギャァァ×2

「うっそだろおい‥‥‥‥」

 

せっかく、早坂から借りた大事な傘なのに~。

うっそぉ~~~‥‥‥‥。

 

「冗談なのに‥‥‥‥。二人にはちゃんとタクシー呼んでおいたのに‥‥‥‥」

「あ、白銀会長来たみたいですよ」

 

え、マジで?俺なんにも見えねぇんだけど。

でも、御行ってこういうとき大抵‥‥‥‥。

 

「え、ホント?雨でよく見えなくて‥‥‥‥」

「‥‥残念ながら、呼んだタクシーは無駄になりそうですね」

「‥‥‥‥ぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

やっぱり!!

 

「早坂!!あぶねぇ!!」ダキッ

「ふぇ!?///崇宮君!?///」

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」バッシャァァ!!

 

あんにゃろぉ~!!マジでやりやがった!!

こんちくしょー、ビッショビショじゃねぇか。

あ、そうだ。

 

「早坂?濡れてねぇか?」

「‥‥‥‥///。うん、大丈夫///」

 

《早坂さんの心境はというと‥‥‥‥》

 

(崇宮君に抱き締められた‥‥‥‥。それに守られた、濡れないように‥‥‥‥。そんなの、反則だよぅ‥‥///カッパの件も、そうだし、やっぱり惚れちゃうよぉ‥‥)

 

《なんてことを考えてたりしていた》

 

 

「もー!!どうしてこうなるのー!!」




因みに、早坂さんと崇宮君は前回の話から更に頻繁に連絡したり、映画を観に行ったりしています。


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