四宮の料理人兼白銀の親友は近侍さんに告りたい   作:トネッピー

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前回のラストを少々変更しました
見なくても何の問題もありません

『ドキドキお見舞い編』3話目に突入しました

なんでこんなに長くなったんだ‥‥‥‥

どうでもいいですけど早くfg○の水着イベントの情報来ないかな‥‥‥‥

それでは、どうぞ


白銀御行は我慢したい

《かぐやさんの部屋の前にて》

 

「うっし!!それじゃ、入るか!!」

「そうですね。それじゃ」コンコン

「昴さん?崇宮と早坂ですけど‥‥‥‥」

 

昴さん、大丈夫かな?

かぐや嬢がめちゃくちゃなこと言ってなけりゃいいけど‥‥‥‥

 

「やっと来てくれましたか‥‥‥‥。おや?早坂さん?お体の方はもう大丈夫なんですか?」

「えぇ、崇宮君のお陰で」

「そうですか、良かったですね?」

「全快ではないですけれどね?」

「で、大丈夫でしたか?昴さん」

 

見たところ、ちょっと疲れてるように見えるけど?

大丈夫かな?物心ついた時からお世話になってるから心配だなぁ

 

「誠君、大丈夫ですよ。只、同じ話を何度も読まされたのてちょっとおかしくなりそうになっていただけです」

「お疲れ様です。昴さん」

「後は、私と崇宮君に任せてください」

「はい、お願いしますね。お二人とも」

「あ、そういえば誠君」

「なんです?昴さん」

「先に入ってますね~」

「おう」ガチャン

 

ん?昴さんが話があるなんて珍しいな

うちが四宮家に取り込まれてからそんなに絡むことなかったのに

 

「で、なんですか?昴さん」

「いえ、別に大したことではないんですけど」

 

なんだよ、勿体ぶって

 

「早坂さんとずいぶんと仲が良くなられたんですね?」

「うん?」

「告白はまだなんでしょう?私には脈アリに見えますけど?」

 

え?

 

「はぁ!?///」

「おや、やはり当たりですか」

「なんで、あんた知ってんのぉ!?」

「やはり、そちらの方が誠君らしいですよ」

 

やっぱこっちの方が良いのかな?

じゃなくて!!

 

「昴さん?この事は‥‥」

「わかっていますよ。もちろん誰にも言いふらしませんよ」

「ありがとうございます!!で、なんでそんな質問を?」

「少し気になっただけですよ。それでは、ごゆっくり」

「そうですか。まぁ、お疲れ様です。それでは」

 

ホント、あの人にどこまで見透かされてるんだ?俺

まぁ、今はそんなことは置いておいて

入るか!!

 

「うーっす」ガチャッ

「あー!!まことだ、どうしたの?」

「早坂と一緒にあんたの看病だよ」

「ありがとー」

「何かして欲しいことはありますか?かぐや様」

「んーとねー、絵本読んで欲しい」

「何の本だ?」

「眠り姫!!」

「ホラよ、早坂」ポイッ

「ありがと、崇宮君」

「なんか、夫婦みたいだね」

「「はぁ!?///どこが!!」」

「そういうとこだよ?さっきも息ピッタリだったし」

 

うぐぅ、なんも言い返せねぇ‥‥‥‥

こういう爆弾を落とすから俺は苦手なんだよ!!

風邪引いてるかぐや嬢とか特にな!!

にしても、やっぱこの反応ってことは俺異性として見られてねみたいだなぁ‥‥‥‥

ちょっとショックかも

 

《一方早坂さんは‥‥‥‥》

 

(何も言い返せない‥‥‥‥。普段からこんなにかわいければ良いとは思うけど、書記ちゃんみたいに爆弾を落とすからなぁ‥‥‥‥。でも、崇宮君のあの反応からして異性として見られてないのかなぁ、私。けっこうショックなんだけど)

 

《そして、視点は崇宮君へ戻る》

 

「ねぇ~、早くよんでよぉ」

「だってさ、早く読んでやれよ。早坂」

「は、はい。それでは読みますね?かぐや様」

「うん」

 

《早坂さん読み聞かせ中》

 

「‥‥‥‥とさ、めでたし、めでたし」

「ねぇー、もう一回よんで?」

「んじゃ、今度は俺が読むよ。貸しな、早坂」

「お願いします。崇宮君」

「はいよ。それでは、昔々‥‥‥‥」

 

《崇宮君、読み聞かせ中》

 

「‥‥‥‥とさ、おしまい」

「はやさかと違った感じでよかったよー」

「良かったですね?崇宮君」

「え、なんか怒ってね?」

「別に、怒ってなんかいませんよ?只、少し私より褒められて嬉しそうにしてるなぁって思っただけです」

 

えー‥‥‥‥

どうすればいいの?それ

どうフォローすればいいの?わからんのだけど?

 

「はやさかも、うまかったよー。もう一回よんでー」

「はい、わかりました。かぐや様」

「良かったな?早坂。どうやらお前の方がお気に入りみたいだぞ?」

「はぁ~、そんなことないと思いますよ。こんなのお世辞ですよ、お世辞」

「今のかぐや嬢はお世辞を言えねぇよ」ピロリンッ

「誰からです?崇宮君」

「はやさか~、はやくよんで~」

「はいはい、わかりましたよ。昔々‥‥‥‥」

 

ん?こんな時間に誰からだ?

お、我らが御行さんじゃないですか何々‥‥‥‥

 

『四宮の家にお見舞いに行くことになったんだが、何を持っていけばいいだろうか?』

『普通にポカリとかゼリーの方が喜ぶんじゃないか?副会長って、お金持ちだからそういうのあんまり食べたことないだろうしな』

『ありがとう!!助かる。所でお前はなんで休んでるんだ?』

『ちょっと、腹の調子が悪すぎてトイレから出れんのよ』

『なるほど、正露丸でも持っていこうか?』

『いや、大分おさまってきたから大丈夫。ありがとな、心配してくれて』

『それじゃ、行ってくる』

『おう、行ってらっしゃい』

 

あっぶね~‥‥‥‥

そういえば俺今日休んでるんだった

でも、料理してるものとしてお腹痛は大丈夫なのか?

まぁ、御行は気にして無さそうだしいいけどさ

 

「誰からだったんです?」

「おう、実は‥‥」

「はーやーさーかー!!はやくつづきー」

「わかりましたから。で、誰なんです?」

「御行だよ。此処来るって」

「おやおやそれは、変装しないとですね」ニヤリ

「持ってんの?」

「えぇ、ありますよ?」

 

なんで、持ってんの?

あ~、そうか。藤原が泊まりに来るときか、なるほどな

貸してくれるかな?

 

「じゃ、御行が来る前でいいから貸してくんね?」

「‥‥‥‥めでたし、めでたし。で、服を貸せばいいんですね。わかりました」

「ありがと」

 

《それから、交互にいろんな本を読んであげて》

 

「はやさかもまことも、二人で一緒にもういっかいよんでー」

「「勘弁してくれ(下さい)‥‥‥‥。もう十回近く読んでるぞ」」

「えー、もういっかいだけー」ピンポーン

「ちょい待ち、来客だな?」

「そうですね。おや‥‥‥‥」

「御行だな」

「そうですね」

「「どうぞお進みください」」ニヤリ

 

さて、変装、変装

早坂は‥‥‥‥って、早っ!!

もうできてんじゃん俺どうしよう‥‥‥‥

 

「崇宮君は、とりあえずこれつけて後はメガネでもかけてください」

「オッケー、似合ってる?」カチャッ

「似合ってますよ」

「名前どうしよ‥‥‥‥」

「う~ん‥‥‥‥。マコト・スーミヤとかでいいんじゃないですか?」

「なんで、スーミヤ?」

「知らないんですか?崇宮君を変換するときってすうみやって打ったら出るんですよ?」

「そうなん!?」

 

そうだったんだ

でも、自分で打つときないもんなぁ‥‥‥‥

それでスーミヤね、なるほど

っし!!オッケー、それでいこう!!

 

「んじゃ、行くか!!」

「行きましょうか」ガチャッ

 

《四宮邸前にて》

 

「かぐや様のご学友の白銀様ですね?」

「は、はい!!」

「当主様に変わり歓迎いたします」

「「ようこそおいでくださいました」」

「あなた方は‥‥‥‥?」

「自己紹介がまだでしたね。私、かぐや様のお世話係をしております、スミシー・A・ハーサカともうします。それで、こっちが‥‥‥‥」

「お嬢様やこの屋敷の方の料理を出すお手伝いをしている料理人見習い、マコト・スーミヤです。よろしく」

「ハーサカさんとスーミヤさんですか」

 

意外と騙せるもんなんだな

口調どうしようかな、こんな感じでいっか

にしても、早坂の奴ちょっと入れてんな

 

「スーミヤ君、後で少しお話があります」

「え、あ、はい」

 

やっべ、絶対考えてることバレてんじゃん

最悪だ、不幸だ‥‥‥‥

 

「今日は、お嬢様のお見舞いですか?」

「あっ、はい、その通りです‥‥‥‥」

「では、かぐや様の部屋にご案内致します」

「あ、いや、その‥‥‥‥」

「どうしました?」

 

まさか、ここまで来てビビってんじゃねぇだろうな?

あり得そうだよなぁ‥‥‥‥

モンスター童貞だし

 

「俺、四宮にプリント届けに来ただけというか。今日も連絡もせず突然来たわけだし、これハーサカさんとスーミヤさんのどちらかから渡して貰えればとか‥‥‥‥」

「ここに来てビビるなよ‥‥」小声

 

あ、やっぱりビビってた

それに早坂も同じこと思うよな

うーん、そうだ!!

 

「俺に任しときな」小声

「え?」

「いえいえ白銀様~、そんなことおっしゃらずに行って直接渡してあげてくださいよ~。その方がお嬢様も喜ぶでしょうし」

「そうですか?」

「そうです!!じゃ、行きましょ~!!」グイグイ

「あ、ちょ、待って‥‥‥‥」

 

よしっ!!やっぱ、こういうときの藤原みたいなゴリ押しは効くなぁ~

俺は絶対に使われたくないけど

まぁ、いい感じにことが運びそうだし、いっか

 

「かぐや様」コンコン

「お客人がお見えです、入りますよ?」ガチャッ

「「「っ!!」」」ごっちゃり

「「こらーっ!!何してるんですか、かぐや様!(お嬢様!)」」

 

めっちゃ、グッチャグチャじゃん

なにしてんの?かぐや嬢

 

「だって、みつからないんだもん」

「?何を探してるんですか?」

「はなび」

 

は?花火ぃ?

 

「そんなとこに花火はありませんよ?お嬢様」

「はやさかもまこともはなび‥‥。いっしょにするでしょ?」

「「今はしません」」

「ほら、ベッドから出ては行けませんよ?風邪を治すのが先決なんですから」

「いじわるぅぅぅぅ‥‥‥‥」

「それより、おお客人がお見えですよ、お嬢様」

「かいちょうだ!!」

 

《会長とかぐやさんが何か言い合ってる最中と早坂さんがエゴとイドの説明をしている最中の崇宮君》

 

ま~た何か言い合ってるよ

ホント、アホになるよなかぐや嬢って風邪引くと

やっぱ、毎日フルで頭使ってるとこうなるんかな?

あ、何か早坂がワケわからん説明してる

ま、難しくてわからんが、要約すれば

 

「「すなわち(つまり)アホになるという事です」」

「白銀様、お嬢様、一見起きているように見えますけど今なにしても記憶には残りませんよ?」

「そうなんですか?」

「今は寝惚けてるみたいなもんなんですよ?お嬢様」

「そうです。元気になったら今の記憶なんてきれいさっぱり残らないんです。要は酔っぱらいと同じです」

 

さて、そろそろ二人にしてやろうか

かぐや嬢と御行をな

早坂はわかってくれんだろ、早坂だし

 

「それじゃ、僕はそろそろ夕食の準備に取り掛からないとなんでこれで」

「私もそろそろ仕事に戻らないと‥‥‥‥。かぐや様のお相手をお願いします」

「わかりました」

 

《崇宮君、調理場にて》

 

「はぁ~~」

 

意外と変装って疲れるんだな

 

「崇宮君、居ますか?」

 

あら、早坂さん、とっても怒ってらっしゃる

 

「はい」

「何の事かわかりますか?」

「それは、そのぅ、あのぅ、ちょっと胸を」

「もういいです。わかってるみたいですので」

「ホント、すみません」

「女の子はそういう視線に敏感なんですよ?」

「これからはしないようにします」

「別に私にならいいんだけどな」ボソッ

「え?今なんて‥‥‥‥」

「うるさいですよ///早くかぐや様と会長さんのご飯を作ってください///」

「お、おう。わかった」

 

今、私にならいいんだけどなって言ったのか?

いや、あり得ないよな

さ、ご飯作ろ

 

《崇宮君、調理中》

 

「かぐや嬢にはお粥、御行には鰻重したけどよかったかな?ま、いいか。持ってこ」

 

うっし、行くか!!

 

《崇宮君、移動中》

 

「最低!!今すぐ出てってください!!」

 

何事だ!?何事だ!?

 

「どうしました!?お嬢様!!」

「あぁ、大丈夫ですよ。こうなるとは思ってたので」

「は‥‥、早坂‥‥、私、どこまで会長と‥‥‥‥」

「さぁ?」

「とりあえず現場を見てみるか」

「そうですね」

 

《崇宮君と早坂さん、現場を確認中》

 

「「んー‥‥、まぁ、白かなぁー‥‥」」

 




これにて、『ドキドキお見舞い編』完結となります

書いてる最中にUA60000を突破しました

こんな作品を読んでもらえて嬉しいです

ありがとうございます!!

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