四宮の料理人兼白銀の親友は近侍さんに告りたい 作:トネッピー
前回に引き続き訳のわからないことになっています
ですが、もう少しだけ私の下らない妄想に付き合って頂けたら幸いです
それでは、どうぞ
はぁ、あれから何もやる気が起きないし、ずっとボーッとしてる気がする
というか、している
でも、今日はかぐや様が花火大会に行く日だからかぐや様に一杯おめかしして行ってもらおう!!
「早坂、大丈夫?だいぶ無理してる用に見えるけど……。誠と何かあった?」
「崇宮君とは何もありませんが?」
「そう?まぁ二人の事にはあまり口出ししないけど」
「そうしてください」
「なんにせよ、無理はしないでね?」
「わかってますよ。それより、かぐや様の準備の方が先決です」
「よろしくね、早坂」
「かしこまりました、かぐや様」
全く、こういう時だけ妙に勘が鋭いんだから
でも、夏祭りかぁ………
私も崇宮君と行きたかったな~~……
って、なに考えてるの?私はもう崇宮君の事は諦めたんだから、そんなことは考えない、考えない
《~~数分後~~》
「かぐや様、終わりましたよ」
「ほんと?完璧よね?私、大丈夫よね?」
「はい。それはもうたいへんお似合いですよ」
「ありがとう、早坂」
「それでは、私は自室で休んでますので」
「ねぇ、早坂」
「はぁ……。行く前にちゃんと最終調整はしに来ますから大丈夫ですよ」
「ほんと!!ありがとう、早坂。なにからなにまで」
「それが私の務めですから。それでは」
ふぃ~~、なんとか準備完了だ~~
何でまだ集合まで時間あるのにこんな早くから準備させるかなぁ?
ま、それだけ楽しみってことだよね!!
さて、私の方ももしもの対策を完璧にしておかないと
《~~早坂さん、対策見直し中~~》
一応、これで完璧……のはず
うん、きっと大丈夫
これを使わなくても良いのが一番良いんだけどね?
多分、使わなきゃいけないよね
あ、時間!!
そろそろかぐや様の所に行かないと
《~~早坂さん、移動中~~》
「かぐや様、調整しに来ましたよ」ガチャッ
「あ、ありがとう。早坂」
「それじゃ、ちゃちゃっと調整するのでそこに立ってください」
「こ、こう?」
「誰が衣紋掛に掛けてる時の真似しろって言ったんですか、普通に立ってるだけで良いですよ」
「なら、最初からそう言ってくれれば……」
えー……
普通わかるでしょ
立ってって言われたら起立でしょ、え?何ですかかぐや様、その私おかしかったかしら?みたいな顔は
私がおかしいの?違うよね?
「とりあえず、さっさと直していきますよ」
「よろしくね!!会長をイチコロ出来るような位可愛く仕上げてね?」
会長をイチコロって……
「やっぱり好きなんじゃないですか、会長の事」
「そそそ、そんなわけないじゃない!!第一、どこにそんな証拠があるっていうの!?///」
どうしてそこで否定しちゃうかなぁ~~
いっそ素直になった方が楽だろうに……
まぁ、証拠って言ったら、ねぇ?
「さっきご自分でおっしゃってたじゃないですか、会長をイチコロ出来るような、って」
「それは……。そのぉ……」
ハァー、全く何でこんなに好きって認めたくないんだろう?
あ、前に言ってた【恋愛は好きになったら負け】っていう意味不明な事言ってたからか
だから、引くに引けないんだ
なるほど……
とりあえず、かぐや様をいじるのはこの辺にして、ここをこうすれば……
「っよし。できましたよ、かぐや様」
「ねぇねぇ早坂!!私、可愛い?」
「それはもう、とっても可愛らしいですよ。これなら会長もイチコロでしょう」
「も、もう!!早坂ぁ……」
「すいません。かぐや様、今日は楽しんで来てくださいね?」
「言われるまでもないです」
やっぱりちょっと前の時も良いけど、かぐや様には今の雰囲気の方が似合ってるね
かぐや様、頑張ってね
私は全力で応援するよ!!
「それじゃ、行ってくるわね」
「行ってらっsy」ガチャッ
っ!!あれはあの爺の使用人、どうして此処に!?
まさか、かぐや様の邪魔をするんじゃ……
「なりません」
「………え?」
「ちょ、ちょっと待っt」
「最近のお嬢様の振る舞いは目に余ります」
………何ですか、それ
「人混みのある場所は、付き人もかぐや様を見失う恐れがあります」
何なんですか
「そんな中でかぐや様に何かあれば、当主様になんと申し述べれば……」
あのクソ爺は何も思いませんよ
かぐや様をあそこまでないがしろにし続けてるのに
「わかりまs「ふざけないでください!!」っ!!早坂……」
「何をおっしゃっているのですか?早坂さん?」
「わかっているんですか!?あなたたちは今、一人の女の子の青春をぶち壊しにしようとしているんですよ!?」
もう、あったま来た!!
言いたいこと全部吐き出してやる!!
「どういう………」
「かぐや様だって四宮家のご令嬢の前に一人の華の女子高生なんですよ!?ちょっとは学生らしいことの1つや2つ位したいに決まってるじゃないですか!!それなのに、毎回毎回かぐや様の予定を滅茶苦茶にしておいて何が、かぐや様になにかあれば、ですか!!かぐや様の事をホントに想ってあげるなら、雁字搦めに縛り付けるんじゃなくて、少しは自由にさせてあげれば良いじゃないですか!!」
「ですが、万が一四宮家のご令嬢であるかぐや様になにかあれば……」
は?ふざけるのも大概にしてくださいよ……
「ほら、結局かぐや様を四宮かぐやとして見てないじゃないですか!!結局、四宮家のご令嬢としか見てないじゃないですか!!それに、向こうには崇宮君もいるんですよ?万が一なんて起きるはずがありませんよ!!それに、あのじj 「早坂、やめなさい」……え?」
か、かぐや様?
どうして……
「わかりました。今日はこの屋敷から出ません。これで良いですね?」
「そうです」
「かぐや様、どうし……」
「早坂、あなたは少し黙っていなさい」
え?私、かぐや様に嫌われちゃった……?
嘘。でも、かぐや様、昔みたいに冷たい目だった
どうしよう……。かぐや様にまで嫌われちゃったら私……
「それでは、私はこれで」
「えぇ、手間をかけさせました。早坂の事は許してあげてちょうだい。この子以外に私の近侍が勤まる子はいないから、ね?」
「それが、お嬢様のご意志なら、私たちは従います」
「ありがとう。それじゃ、下がってちょうだい。早坂と二人になりたいの」
「かしこまりました」ガチャン
ハァ~~、ホントしくじっちゃったなぁ……
何であそこで我慢できなかったんだろ……
あーあ、これでママにも迷惑かけちゃうな……
不幸って続くんだね、今日初めて理解したよ
「早坂?」
「何ですか?かぐや様?」ギュウッ
え?何これ、今私、かぐや様に抱きしめられてる?
「どうしてあんなことしたの!?」
かぐや様、泣いて………
「私は大丈夫だって言ったのに!!なのにどうしてあんな危険な真似するの!?ちょっとは自分のこれからの事も考えて!!」
「だけど、」
「だけどじゃないの!!私にとって、あなたも誠も絶対に側にいてくれなくちゃいけない存在なの!!私にとっては両方家族みたいな二人なの!!だからもっと自分の身を大事にして!!あなたが居なくなったら、私は……」
かぐや様………
そこまで、私と崇宮君の事を………
叱られてるけど、嬉しいな
そんな風に思われて
「わかりました。もうあんなことしませんから、涙を拭いてください。折角の綺麗な顔が台無しですよ?」
「顔はもう良いんです。花火も見に行けないんですし……」
さ、嬉しい気持ちは一旦閉まって、かぐや様を立て直させないと
何時ものやる気は何処へやら状態だし
でも、とりあえず気持ちを整理しよう
《~~約25分後~~》
「所でかぐや様、いつまでそうしてるつもりですか?いつもなら抜け出そうとするじゃないですか」
「きっと何をしたって上手くいかないわ。だって、皆で買い物に行けなかったし……」ブツブツブツブツ
うわぁ~~、さっきの雰囲気は何処へやら
完っ全に弱りまくってるじゃないですか
もう、そんなんじゃ
「何一つとして上手くいかなかったもの!今から抜け出したってどうせ無意味よ!もう皆と一生会えないんだわ!!」
「いえ、学校始まったら嫌でも顔合わせますから」
全く、弱り目に祟り目……
弱るときはとことん弱るんだから、かぐや様は
さて、これで立ち直ってくれるかな?
「確かに……、かぐや様は辛い夏休みをお過ごしになられました」
「………」
反応なし、か………
でも、感覚的にもうちょっとだと思うんだよね
「ですがこの夏休み、白銀会長に一度も会えなかったのは、長期的に見ればむしろ最善の選択であったと言えます」
「!!」
よし!!反応あり、だね
これだったらもうちょっとかな?
「会えない時間が愛を育てる、会長だって今のかぐや様と同じ気持ちでしょう。そんな中!かぐや様と運命的に出会うことが出来れば!?」
「今まで蓄積されてた欲望が……?」
「ッ!!一気に解放される……?」
やった、何時ものかぐや様とやる気帰ってきた!!
これで、
「そうです。良いですよ、何時もの顔に戻りましたよ?かぐや様」
「……でも、今日は本家の執事が二人も居るのよ?なんの準備も無しにここから抜け出すなんて出来る筈……」
「準備?なんの準備です?」
「だから、抜け出す準備がないって……」
ふふーん、私を舐めないでね!!
何年かぐや様と一緒に居ると思ってるの?
それぐらい準備済みだよ!!
「何年一緒に居ると思ってるんです?準備はバッチリですよ」
「ホント!!早坂ありがとう!!大好きー!!」ほっぺたスリスリ
「わかりましたから、今すぐ向かってください」
「うん!!それじゃ、行ってくるわね!!早坂!!」
「行ってらっしゃいませ、かぐや様」
さて、かぐや様が行ったし、私は最後の一手を打たないとね
かぐや様のツイッターで
って、何で私素の自分の口調でツイートしたんだろ?
もしかして、まだ心のどこかで無意識に崇宮君が来てくれる事に期待してるの?
ハハッ、未練ったらしいな私
かぐや様、頑張ってね
というわけで『花火の音は聞こえない』終盤にようやく突入しました!!
本当に待って居られた方が居たのでしたら申し訳ございませんでした
中々、話が纏まらず結局こんなに投稿期間が空いてしまいました
ここからは頑張っていきますので、最後までこの作品を読んで頂けたらと思います