リオンに色々と聞かれてツナはかなり、ヘトヘトになってしまっていた。ツナはグレイたちより先に飲食店を出て、観光の続きを再開する。
「なんか疲れた…」
「ガウ…」
「心配してくれてありがとうナッツ…」
ヘトヘトになっている自分を元気づけようとしてくれるナッツにお礼を言うツナ。とりあえずナッツを連れて、近くのベンチに座って休憩する。
「ちょっと休憩…」
「あー!ネコネコだー!」
「え…?」
「ガウ…?」
とりあえずベンチに座って休憩しようとしたツナであったが、猫のコスプレをした女の子が目をキラキラと輝かせながら近づいてきた。
(コ、コスプレイヤー…?)
目の前に現れた女の子は髪型も猫のような耳の形をしており、茶色の尻尾までがついていた。傍から見れば誰であろうと、猫のコスプレをしている女の子にしか見えない。
「あ、あの…」
「ミャー!近くで見ると可愛い!」
「あ、あの!」
「あれ?人がいる?」
(ナッツに夢中になりすぎて、俺が見えてなかった!?)
ツナはナッツに夢中になりすぎの女の子に驚きを隠せていなかった。この後、二人は互いに自己紹介する。彼女の名はミリアーナといい、
「そっかぁ~。ツナは魚だからネコネコに好かれるんだね。」
「いや!意味わかんないから!」
初めてハッピーに出会った時に同じようなことを言われたことをツナは思い出した。
「そういえば大魔闘演武に参加するって言ってたけど。」
「うん!それに
「エルちゃん…もしかしてエルザのこと?」
「エルちゃんのこと知ってるの!?」
「うん。俺も
「そうなの!?あ~!早くエルちゃんに会いたいな~!」
「エルザはなら俺たちの泊まってるホテルにいるよ。会いに行く?」
「会いにはいきたいけど。大魔闘演武に優勝した時に正体を明かして驚かせたいんだ。だから私のことは秘密にして欲しいんだ。」
「わかったよ。」
ツナはミリアーナのお願いを了承した。
するとミリアーナは膝の上に乗せているナッツの頭を撫でながら、ツナにあるお願いをする。
「ねぇツナ、お願いがあるんだけど。」
「お願い?」
「うん。あのね私、ナッツが欲しいの!」
「へ…?」
「ガウ!?」
ミリアーナは両手を合わせて、ナッツが欲しいと懇願してきた。これにはツナもナッツも驚きを隠せずにいた。
「だから頂戴!」
「いやいやダメだって!ナッツは俺の大事な相棒なんだから!」
「そこをなんとか!」
「そこをなんとかって言われても…」
「もう一声!」
「もう一声って何!?値切りの交渉!?」
この後、ツナはナッツをくれないかとミリアーナに何度もお願いされて大変だったという。
ミリアーナと別れたツナ。ミリアーナが何度も何度も頼んできたので、ツナは精神的に疲れてしまっていた。
「もう宿に帰ろう…」
リオン、ミリアーナとダブルコンボでツナの精神的ヒットポイントは残り少なくなってしまっていた。このまま観光を続ければ、また先程のようなことがまた起こるのではないのかと思ったツナは自分たちの指定されている宿へと帰ることを決める。
「あれってウェンディとシャルル?」
宿に帰る途中、王城である華灯宮メルクリアスの近くを通ったツナ。城の近くにある花畑にウェンディとシャルルを遠目であるが確認した。
「何だ…あれ?」
ウェンディとシャルルの後ろに黒くて小さな生物が、不気味な笑みを浮かべながら二人のことを見守っていた。
その生物は段々、二人、近づいていく。
(何だあれ…?何かもの凄く嫌な感じがする…)
ツナは超直感で、あの生物が危険であるということを理解し、二人の元に走り出す。
「綺麗だねシャルル。」
「そうね。」
王城の周りにある花畑に感動している二人。
(どうせならツナさんと一緒に見たかったな…)
「顔に出てるわよ。」
「え!?」
ツナと一緒に観光したかったと後悔するウェンディ。しかしそれが顔に出てしまい、シャルルに自分の思っていることがバレてしまっていた。その間にも黒い生物は少しずつ二人に近づいていく。
「ウェンディー!シャルルー!」
「ツ、ツナさん!?///」
血相を変えたツナが自分たちのところへ走って来る。丁度
顔を赤くしてしまった。
「ウェンディ!シャルル!こっち!」
「ツツツツ、ツナさん!?///」
ツナはウェンディの手を取り、そのまま走って行く。
「ちょっと!いきなりなんなのよ!」
「二人の後ろに黒い生物がいたんだ!」
「黒い生物!?」
「うん!その生物が二人のことを狙ってた!」
3人はこのまま走り続け、人通りが多い場所まで走り続けた。
「失敗したか…マカロフめ、妙なガキをギルドに入れよって…まぁいい。我らの目的は別にある。」
「ここまで来れば大丈夫…」
「あ、あのツナさん…!?///」
「何?ウェンディ?」
「そ、その…!!///手が…!!///」
「あ!ご、ごめん!」
ウェンディに言われて、手を握ったままだったということに気づいて慌てて、手を離した。
「それより何なのよ。黒い生物が私たちのことを狙ってたって。」
「わからない。でもなんか不気味な笑みを浮かべながら二人に近づいてた。なんかすっごい嫌な予感がしたんだ。」
「一体、何が目的だったんでしょう…?」
「わかんない。もしかして
「ウォーレンを探しましょう。ウォーレンの念話ならギルドのみんなにすぐに連絡できるわよ。」
シャルルの言葉にツナとウェンディは首を縦に頷く。この後、3人はウォーレンを探し出し、念話で単独行動をしないように連絡してもらった。
「とりあえず俺たちも一緒に行動しようか。」
「え…!?///」
「いや、合宿の時に一緒に遊ぼうって約束したけど、ウェンディたち星霊界に行っちゃったりして結局、遊べなかったしさ。」
「ツナさん…!?///」
「ご、ごめん!こんな非常時に変なこと言って!」
「い、いいですよ…!!///ツナさんと行動すれば狙われることもないですし…!!///」
ツナからの誘いにウェンディは応じる。合宿の時に叶わなかったことが叶ったウェンディはこの後、ツナと幸せな時間を過ごしたのだった。
「
ミリアーナを登場させましたが、次はスティングとローグを出したいと思います。
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