KATEKYO TAIL   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)33 真の目的

 

 

 

 

 

「こんなところで思わぬ収穫…」

 

「お前は大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の!」

 

「金髪を傷めつけることは失敗したけど…今度は茶髪を傷めつけて遊ぼう…フフフ…」

 

そう言うとフレアの髪がウネウネと動き始め、ゆっくりとツナのほうへと向かっていく。ツナはポケットから手袋を取り出して、(ハイパー)死ぬ気モードになろうとする。

 

(あれ?この人…)

 

(ハイパー)死ぬ気モードになろうとしたツナであったが、ある異変に気づいた。ツナはそのままフレアの元へ駆け寄り、フレアの右手首を掴んだ。まさか接近するとは思ってもみなかったのか、驚きを隠せない様子だった。

 

「は、放せ!」

 

手首の拘束を解こうと抵抗するが、ツナは手首を掴んだが放すことはなかった。

そしてツナは静かに呟く。

 

「どうしたのこの怪我…?」

 

「え…!?」

 

「この傷、ルーシィから受けたダメージだけじゃないよね…?そもそもルーシィから受けた傷の手当てがされてない…もしかしてレイヴンのマスターに…」

 

「う、うるさい!お前には関係ないだろ!」

 

「早く手当てしないと…付いて来て!ウェンディなら傷を治してくれるから!」

 

「な、何言ってるのよ!私はお前を…「そんなのどうだっていいよ!」え…?」

 

ツナはフレアの言葉を遮った。このツナ言葉に驚いたのか、フレアは抵抗するのを止めた。

 

「そりゃ君がルーシィとアスカちゃんにしたことは許せないよ!でもこんなに傷だらけになってる女の子を目の前にして、何もせずに放っておくなんて、できるわけないじゃないか!」

 

「え…!?」

 

敵でありながら、こんなにも真剣に自分のことを心配してくれるツナにフレアは驚きを隠せずにいた。

 

「切傷が…ちょっと待ってて!絆創膏、持ってるから!」

 

ツナはフレアの右手首に切傷があることに気づき、ポケットから絆創膏を取り出し、傷の部分に貼った。

 

「わからない…」

 

「え?」

 

「私、ギルドのみんなが妖精の尻尾(フェアリーテイル)のことを嫌ってるから、お前たちは悪い人たちだと思ってた…」

 

「その言い方だと、君は妖精の尻尾(フェアリーテイル)に恨みがあるわけじゃないみたいな感じに聞こえるんだけど…」

 

「私、住んでた村から家出してきて…でも家出したのはいいけど、住んでた村から出たことないから、どうやって生きていけばいいかわからなくて…とりあえず大鴉の尻尾(レイヴンテイル)に入って…ギルドのみんなは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のことを嫌ってたから、それが当たり前だと思ってた…」

 

「そっだったんだ…じゃあ君は心の底から妖精の尻尾(フェアリーテイル)のことを恨んでるわけじゃないんだね。」

 

「し、信じてくれるの…?」

 

「え?何を疑う意味があるの?」

 

自分が言ったことに対して、疑うことすらしなかったことにフレアは驚いていた。

 

「とりあえず一緒に付いて来て。ウェンディの魔法で傷を治してもらうから。」

 

「う、うん…」

 

ツナが信じられる人物だと思ったのか、フレアはツナと一緒に付いていくことを決める。

 

「それとこれ使って。」

 

「え…?」

 

「体中が傷だらけだし、そんなんじゃ街中を歩けないでしょ。全部の傷は隠せないけど、ないよりはいいかなって思ったから。」

 

「あ、ありがとう…」

 

ツナは自分のジャケットを脱いでフレアに渡した。フレアはツナのジャケットを着て、一緒にツナと歩き出していく。

 

「えっと…フレアって呼んでいい?」

 

「うん…」

 

「フレア。悪いことは言わない。もう大鴉の尻尾(レイヴンテイル)を止めて、村に帰ったほうがいいよ。」

 

「でも私…」

 

「家出したから帰りにくいっていうのもわかるよ。でも大鴉の尻尾(レイヴンテイル)のマスターはフレアのことを妖精の尻尾(フェアリーテイル)に復讐するの為の道具としか思ってないよ。」

 

「違う…」

 

「え?」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)に復讐することも目的の一つでもあるけど、私たちの本当の目的は別にあるの。」

 

「復讐じゃない!?じゃあ君たちの目的は何なの!?」

 

大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の目的が復讐じゃないと知り、ツナは本当の目的について尋ねる。フレアは答えるのを迷ったが、答えることを決める。

 

「ルーメン・イストワール。」

 

「ルーメン…イストワール?」

 

聞いたことない単語にツナは疑問符を浮かべる。

 

「それが一体、何のかは私も、ギルドのみんなも知らない…ただマスターは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の闇だって言ってた…」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の闇…?」

 

もっと詳しく聞こうとするが、その前に自分たちが泊まってる宿屋に着いてしまい、聞きそびれてしまった。

大鴉の尻尾(レイヴンテイル)真の目的が判明した。ルーメン・イストワールとは一体、何なのだろうか!?

 

 

 

 




ツナなら敵だろうと傷ついた女の子がいれば、絶対に助ける。これはリボーン好きの人にはわかりますよね。



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