KATEKYO TAIL   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)35 4人目

 

マカロフと連絡を切ると、ツナはマカロフと約束した場所へと向かっていた。ツナが噴水の前に行くとマカロフがすでに待っていた。

 

「すいませんマスター。遅れちゃって。」

 

「気にせずともよい。それより話とはなんじゃ?」

 

「聞きたいことがあって。」

 

「聞ききたいことじゃと?」

 

「はい。」

 

この後、少しだけ沈黙が続いてしまうが、ツナは勇気を出してマスターに聞きたかったことを尋ねる。

 

「ルーメン・イストワールってなんですか?」

 

「な、なぜそれを知っておる!?」

 

「フレアから聞きました。それが何なのかはフレアたちも知らないって言ってたけど…」

 

「そうか…」

 

マカロフはツナとレイヴンのメンバーがルーメン・イストワールが何であるかわかってないことがわかると、少しだけホッとした。

 

「ただルーメン・イストワールが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の闇だって…」

 

「闇ではありません。光の神話(ルーメン・イストワール)。これは我ギルドの光なのです。」

 

「初代!いけませんぞ!」

 

「確か幽霊の…」

 

「私のことは聞いているようですね。私はメイビス・ヴァーミリオン。妖精の尻尾(フェアリーテイル)の初代マスターです。」

 

「さ、沢田綱吉です。気軽にツナって呼んでください。」

 

初めて喋るのでツナとメイビスは、互いに自己紹介した。

 

「ルーメン・イストワールは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターにしか知る権限はないものなのです。だから他言無用でお願いします。」

 

「わかりました…」

 

「そのルーメン・イストワールっていうのは相当、重要なもんらしいな。」

 

3人が振り返ると、リボーンがいた。

 

「リボーン!何でここに!?」

 

「お前が何やら真剣な顔でマカロフに話してたからな。何かあると思って、つけてきたんだぞ。」

 

「すいませんマスター…」

 

「お主のせいじゃないわい…」

 

「彼なら仕方ありませんね…」

 

ルーメン・イストワールのことについて知ったのがリボーンだったのでメイビスもマカロフも仕方ないと思ってしまっていた。

 

「マスターだけにしか知る権限がない…いわゆる最高機密って奴か。」

 

「ええ。これが知れれば今の魔法界は根底から覆されてしまう。」

 

「そんな秘密が妖精の尻尾(フェアリーテイル)に…しかもマスター以外に知られてないなんて…」

 

「当たり前だろ。ゆりかごの事件が最高機密にされてたのを忘れたのか。第一、情報が知られていることの恐ろしさは未来で体験しただろうが。」

 

リボーンの言葉でXANXASの起こしたゆりかごの事件のこと、未来で白蘭の平行世界(パラレルワールド)の知識を共有できる能力で自分たちの居場所がバレていたことについて思い出した。

 

「そんなやべぇ最高機密を、お前の息子が知ってるってことは歴代のマスターの誰かが他言した可能性が高いってことか。」

 

「おそらく2代目(プレヒト)でしょう。」

 

「ありえん話ではないな…」

 

「まさか2代目(プレヒト)が闇に落ちるとは…私の浅はかな人生の結果が情報の漏洩を生んだ。」

 

「いいえ。初代のせいではありませんぞ。」

 

「私のせいです。私が…」

 

「あ、あの初代…?」

 

急に目に涙を溜めるメイビス。そんなメイビスを見てツナは心配するが、メイビスは涙をボロボロと溢し始めた。

 

「泣いてなんかないです…全然…泣いてなんか…」

 

「いや!めちゃくちゃ泣いてますよね!?強がってるだけですよね!」

 

「何をしとるツナ!早く初代をあやさんか!」

 

「ええ!?何で俺!?」

 

マカロフにメイビスをあやせと命令されるが、ツナはどうしていいやらわからずにいた。

 

「しゃあねぇな。このリボーン君ストラップをやるから泣き止め。」

 

「「いや!そんなので泣き止むわけないだろ(じゃろ)!」」

 

リボーンは懐から自分がモデルとなったストラップを取り出すと、メイビスに見せた。ツナとマカロフは絶対に泣き止むはずがない、

 

「わぁ!貰っていいんですか!?」

 

「ああ。」

 

「「泣き止んだ!?」」

 

と思われたが、メイビスはリボーン君ストラップで泣き止んだのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツナとリボーンはハニーボーンに戻った。マカロフと何の話をしたのか尋ねられたか聞かれたが、リボーンが上手く誤魔化した。

 

「これでフレアが狙われることはなくなったね。」

 

「色々とありがとう茶髪…」

 

「俺は何もしてないよ。後、ツナでいいよ。」

 

「じゃ、じゃあ…!!///ツナ…!!///」

 

フレアが勇気をだしてツナの名前を呼ぶと、急に顔を赤くしもじもじし始めた。

 

「お、おい…なんか様子がおかしいと思うのは、俺だけか…?」

 

「気のせいではないな…」

 

「これで4人目…」

 

「しかも全く自覚がないのよね…」

 

「どぅえきぇる~。」

 

「ん?何かあったのか?」

 

「ま、またツナさんに…」

 

この反応を見て、グレイ、エルザ、シャルル、ルーシィハッピーはフレアがツナに好意を抱いていることに気づいた。ナツは全く何のことかわからず、ウェンディはまたライバルが増えて、絶望的な顔をしていた。

 

「これからどうすんだフレア?元いた村に戻んのか?」

 

「それは…」

 

リボーンが村に戻るのか尋ねてみたが、帰りづらいのかフレアは暗い表情(かお)になった。

 

「じゃあボンゴレに入らねぇか?」

 

「だからボンゴレに勧誘するな!もっと他に方法があるだろ!」

 

「ボンゴレ?」

 

いつものごとくボンゴレに勧誘しようとするリボーンにツナがツッコミをいれた。フレアはボンゴレという聞きなれない単語に疑問符を浮かべた。

 

「あ、そうだ!じゃあ大魔闘演武が終ったら、俺のアパートに泊まる?」

 

「え!?」

 

「いやー俺も家に帰りづらい時に、友達の家に泊まったことがあったからさ。気持ちがわかるっていうか…とりあえず村に帰る決心がつくまでいていいよ。」

 

「い、いいの?」

 

「うん。」

 

「この短時間で交際までいって、一つ屋根の下で暮らすことが決まるとはな。もう夫婦といっても過言じゃねぇな。」

 

「俺とフレアはそういう関係じゃないって!」

 

「ふ、夫婦!?///」

 

「夫婦…」

 

夫婦という単語を聞いて、フレアは顔を真っ赤にし、ウェンディは世界が終わったかのような表情(かお)になってしまっていた。

またツナに好意を抱く人物が増えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 




次はユキノ→シェリア→カグラ→ミネルバ→ヒスイ→ウルティアという感じですかね。
次回から2日目です。ツナの出番もあるのでお楽しみに!



高評価をくださった丸刈リータさん、オンリーさん、X(イクス)さんありがとうございます!


感想、評価、活動報告のほうもよろしくお願いします!

活動報告→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=215199&uid=88671

Twitter→https://twitter.com/husuikaduti

以下はツナと戦わせる予定です。どれが楽しみ?

  • ツナvsリオン&シェリア
  • ツナvsミネルバ
  • ツナvsスティング
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