KATEKYO TAIL   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)4 大空(ツナ)vs妖精最強魔導士(ギルダーツ)

 

 

 

 

 

「今の勝負、ツナの勝ちじゃ!」

 

マカロフが宣言する。妖精の尻尾(フェアリーテイル)の中でもトップクラスの実力を持つナツを倒したことにより、妖精の尻尾(フェアリーテイル)メンバーから歓声が上がった。

 

「サンキューナッツ。」

 

そう言うとツナはナッツをマントの状態から、通常の姿へと戻りツナの肩に乗った。

 

「大丈夫かナツ?」

 

ツナは倒れたままウェンディの治療を受けているナツを心配する。

 

「だーーー!ツナ!もう1回勝負だ!」

 

「な!?」

 

「ちょっとナツさん!まだ治療の途中ですよ!」

 

ナツは治療の途中であるにも関わらず、急に起き上がりもう一度ツナに宣戦布告した。

 

「勘弁してくれ…もうお前と戦う気はないんだ…」

 

「うるせぇ!3回勝負だ!」

 

「止めんか。」

 

「ギャフ!?」

 

ここでエルザの正拳による制裁が加えられ、ナツの頭に大きなタンコブができた。そして、そのまま地面にうつ伏せの状態で気絶してしまった。

 

「今の勝負は完璧にツナの勝ちだ。今のお前では勝機はない。勝負するなら腕を上げてだな…」

 

ナツに説教を始めるエルザであるが、当のナツは気絶している為、話を聞くことはできていない。

 

「聞いているのかナツ!」

 

「り、理不尽だ…」

 

気絶しているのにも関わらず、エルザは聞いているのかと尋ねた。そんなエルザを見てツナは、エルザが家庭教師(リボーン)鬼教官(ラル)と同じような人種だということを理解した。そしてエルザを怒らせないようにしようと心に誓った。

 

「というわけだ。今度は私と勝負してくれツナ。」

 

「なぜそうなる…」

 

「あっ!ズルいぞエルザ!」

 

「俺にも勝負させろ!」

 

「いや!俺だ!」

 

エルザがツナに勝負したのがきっかけで、グレイ、ガジル、ミラの弟であるエルフマンが誰がツナと勝負するか争い始めた。その光景を見て、ツナは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーが元いた世界の仲間と変わらないということを理解した。

そんな中、

 

「なら俺と勝負してくれねぇか。」

 

「ギルダーツ!?」

 

「おいおいマジかよ…」

 

ギルダーツと呼ばれた40代くらいの男性がツナに勝負を申し込むと、ギルドのメンバーがざわざわと騒ぎだし、喧嘩していたメンバーも喧嘩を止める。その光景にギルダーツがただ者でないということを感じ取った。

 

「誰だ…?」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の魔道士、ギルダーツよ。」

 

「成る程…」

 

ルーシィからギルダーツが妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の魔道士であるということを聞いて、なぜメンバー全員が騒ぎ始めたのかということを理解した。

 

「強いのか?」

 

「当たり前だよ!ナツが全力でやっても、ギルダーツを数センチ移動させるのがやっとだったんだよ!」

 

「それは強いな…」

 

ハッピーはS級魔道士昇格試験での出来事を語る。

 

「どうする?別に嫌なら断っても構わないぜ。」

 

「…わかった。」

 

勝負を断ろうとしたツナであったが、ギルダーツの真剣な眼差しを見て、勝負することを承諾した。

 

「ギルダーツ!あんまりやりすぎんなよ!」

 

「何だカナちゃ~ん?もしかしてお父さんのことを心配してくれてんのか?」

 

「あんたの心配なんかしてねぇよ!私が心配してんのはツナのほうだよ!」

 

「が~ん!そりゃないぜ!」

 

娘のカナに、自分よりもツナの方を心配してることにギルダーツはショックを隠せないようであった。

 

「まぁいいか!カナちゃんの前だし、お父さん頑張っちゃうぞ!」

 

「デレデレしてんじゃねぇ!」

 

「カナちゃーん!愛してるぜぇー!」

 

「うぜぇ!」

 

「うちのダメ親父とそっくりだ…」

 

「おい!そう言うことは口で思っても、声に出すんじゃねぇ!」

 

カナにデレデレするギルダーツを見てツナは、自分の家光(ちちおや)と同じ雰囲気の人間がいることに頭を抱えてしまっていた。

そしてなんやかやでツナとギルダーツの戦いが始まる。

 

「それじゃいざ尋常に…始め!」

 

マカロフの合図すると勝負が始まる。しかし、両者共に戦闘態勢を取ったまま動く気配はなく、膠着状態が続いていく。互いに隙をうかがっているのである。

 

(全く隙がない…このままじゃ埒が明かないな…)

 

ツナはこのまま動かずにいてもしょうがないと判断した。

 

「ナッツ!形態変化(カンビオ・フォルマ)!」

 

「ガウ!」

 

ナッツを形態変化(カンビオ・フォルマ)させると、腕のパーツが変化し、炎圧がさらに上昇する。

 

「いくぞ。」

 

「どこからでも、かかってきな。」

 

ツナは死ぬ気の炎を逆噴射させて後方に移動し、さらに死ぬ気の炎を逆噴射させ勢いをつけて真正面からギルダーツにパンチを喰らわせた。ギルダーツは両腕をクロスさせて防御するも、衝撃まで防ぐことはできなかった為、後方へと吹っ飛んでいく。

 

「やるな。こいつは油断できねぇな。」

 

「それはこっちも同じだ。」

 

ツナは吹っ飛ばしたギルダーツの前に一瞬で移動すると、ラッシュを喰らわせ地面に叩きつける。だがギルダーツはツナの攻撃を全て捌き、右足を蹴り上げてツナを上空へと吹き飛ばした。ツナは死ぬ気の炎を逆噴射させて空中で踏みとどまった。

 

X(イクス)カノン!」

 

弾丸と化した死ぬ気の炎がギルダーツに迫る。ギルダーツは慌てることなく右腕を前に出すと、X(イクス)カノンが全て消え去った。それを見たツナはすぐに高速移動で地上へ移動した。

 

「触れた物を破壊する…それがお前の魔法か。」

 

「ご明察。あの一瞬で俺の魔法が危険だと判断した上に、俺の魔法を見破るとはさすがだな。」

 

ツナの洞察力にギルダーツは感心していた。

 

「だが、高速移動はお前さんだけの専売特許じゃないぜ。」

 

そう言うと、今度はギルダーツが一瞬にしてツナの背後に移動し、後ろから拳を叩きこむ。

 

「だろうな。」

 

「なっ!?」

 

だがツナは一切背後を向くことなくギルダーツの拳を受け止めていた。

 

「この程度の速さ、俺には通じないぞ。」

 

そう言うとツナは2年前に戦ったバミューダのことを思い出す。バミューダの短距離瞬間移動(ショート・ワープ)光速(・・)の速さであった。なのでギルダーツに背後を取られてもツナは、一切慌てることなく対応できたのである。

ギルダーツの拳を捕らえツナは、即座にギルダーツの顔面に拳を叩きこんだ。

 

「いい拳だ…だが!」

 

「がはっ!?」

 

ツナのパンチは完璧にギルダーツに決まっていたが、これくらいでは倒れず、逆に腹部に拳を叩きこまれてしまった。ギルダーツの一撃を喰らって決着がついたであろうと誰もが思っていたが、

 

「まだだ!」

 

「ぐっ!?やるな!」

 

さらにツナはギルダーツの腹部に拳を叩きこんだ。だがギルダーツもさらに反撃する。ここからツナとギルダーツの殴り合いが始まっていく。互いの拳が完璧に決まっているのにも関わらず、両者共に倒れる様子はない。この戦いを見ていたメンバーは、今の状況に何も言葉が出ず、ただただこの戦いの行く末を見守っていた。

そして殴り合いが始まって1分が経過した。

 

「はぁ!」

 

「フン!」

 

同時に互いの拳が顔面に決まると、二人は殴り合いを中断した。

 

「はぁはぁ…降参だ…」

 

ここでツナが降参を宣言した。降参を宣言すると、ゆっくりとうつ伏せの状態で倒れ、額の死ぬ気の炎が消えて、ボンゴレギアが27と書かれた手袋に戻っていく。

 

ツナvsギルダーツ、勝者はギルダーツ。

 

 

 




REBORN TAILとは違う展開にしてみました。次回はツナが仕事に行く話を書きたいと思います。

高評価くださった、ムラオクさん、サン&ムーンさんありがとうございます!

後、REBORN TAILのほうは削除させてもらいます。なのでREBORN TAILで評価してくれてる方は、このKATEKYO TAILに評価してもらえるとありがたいです。


この中でツナと結ばせるなら誰?

  • ウェンディ・マーベル
  • シェリア・ブレンディ
  • カグラ・ミカヅチ
  • ユキノ・アグリア
  • ミラジェーン・ストラウス
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