KATEKYO TAIL   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)44 雷竜(ラクサス)vs大鴉の尻尾(レイヴンテイル)

 

 

 

 

 

 

ついにラクサスと大鴉の尻尾(レイヴンテイル)が戦うこととなった。

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)B 観覧席

 

「とうとう来やがったな。」

 

「フレアの言う通りなら、あいつらが幻影魔法を使って…」

 

「見えなくなったところで大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の奴らがラクサスを…」

 

「ラクサス…」

 

「問題ねぇ。とっと片付けてやる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)A観覧席

 

「とうとう来たか…」

 

「いよいよね…」

 

「大丈夫でしょうかラクサスさん…」

 

「大丈夫に決まってんだろ!ラクサスだぜ!」

 

「それに自分でカタをつけるってあいつが言ったんだ。俺たちは信じて待つしかねぇ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして運命の戦いが始まる。アレクセイが先に攻撃を喰らわせると、そこから何もできずラクサスは攻撃を受け続ける。

 

「どうやら本当らしいな…」

 

ラクサスはアレクセイ(イワン)にボコボコにされている自分(・・)を見て、本当にこれが幻覚であり、フレアが言っていた計画が本当であるということを確信した。

 

「ククク…驚いたか?」

 

「別に驚きはしねぇよクソ親父。」

 

「ほう…気づいていたのか。」

 

そう言うとアレクセイはゆっくりと仮面を外した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)応援席

 

「今、鎧の人が正体を明かした。」

 

「それと他の奴らも出て来たな。」

 

「そうか…」

 

「あいつら中の様子までわかんのかよ…」

 

「つーか俺たちはあれが本当に幻覚だってことすら見破れねぇのによ…」

 

「とんでもない二人ね…」

 

マカロフはクロームとリボーンの状況を聞いて、頷いた。しかし他のメンバーは幻覚の世界での出来事はおろか、あれが本当に幻覚なのかすらわからない状態なのであの二人の凄さに驚いていた。今、この会場において中の様子がわかっているのはこの二人だけなので、驚くのは当然と言えば当然なのであるが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻覚世界

 

「それで?俺にある物の在りかを聞きに来たんだろ?この幻覚は目眩まし。俺がそれを教えれば幻覚で俺が勝ったことにして、教えなければてめぇらが俺を袋叩きにするんだろ。」

 

「き、貴様!なぜそれを知っている!?」

 

「そこの嬢ちゃんが俺たちに教えてくれたんだよ。お前らが大魔闘演武に参加した本当の理由をな。」

 

「何だと!?フレア!どういうことだ!?」

 

イワンはフレアが妖精の尻尾(フェアリーテイル)に今回の計画について話したと知り、フレアに向かって叫んだ。他のメンバーもフレアが裏切ったことに驚きを隠せないでいた。

 

「フフフ…フフフ…フフフフ…」

 

「な、何がおかしい!」

 

「だって面白いんですもの…だって…ずっと僕がなりすましているのに、あなたたちは全く気づいていないのですから。」

 

途中から女の声が急に男の声に変わり、さらにフレアの姿が変わり、三叉槍を持った青年が現れた。急に知らない青年が現れたことに全員、驚きを隠せないでいた。

 

「だ、誰だ!?貴様は!?」

 

「クフフ。幻覚を使ってあなたたちの仲間になりすましていた者…とでも言いましょうか。」

 

「なりすましていただと!?この俺が幻覚に気づかないわけが…」

 

「クハハ!生憎ですがあなた程度の力では、僕の幻覚は見破れませんよ。現にこの幻覚も大したことはありませんし、このくらいの幻覚なら簡単に解くことができますよ。」

 

「おい。」

 

「冗談ですよ。」

 

幻覚を解くという発言にラクサスが反応するが、骸はラクサスの言いたいことがわかっており、冗談だと言う。

 

「クソ!フレアめ!なぜ我々の計画を漏らすようなことを…」

 

「ツナが町でフレアと出会って助けたのさ。」

 

「何!?」

 

「戦いで負った傷が治されてねぇ上に、暴行を受けているのを知ったツナがフレアをウェンディの所に連れて治して貰ったんだよ。その時にフレアは気づいちまったのさ。大鴉の尻尾(レイヴンテイル)が間違ったことしていることに。それでフレアが今回の計画について俺たちに話してくれたのさ。」

 

「それで1日目の夜から、僕がフレアになりすましていたというのですよ。」

 

「あの小童!余計なことを!」

 

「元はと言えば、てめぇのせいだろうが。」

 

イワンは今回の計画がバレた元凶であるツナを恨む。しかし本当の元凶はフレアにこのような仕打ちをしたイワンである為、まさに自業自得である。

 

「だがわからんな。どうしてそこまで情報を掴んでいながら何もしなかった?そもそも1日目でフレアがルール違反をしていた証拠を押さえていながら、なぜ大会側に知らせなかった?」

 

「簡単な話だ。この大会で失格にしたとしてもお前がこれで終わると思わねぇからな。その目的の為ならギルドの奴らに手を出そうとするだろ。だったらここでてめぇらの復讐心を折って、二度とギルドに手を出させねぇようにするしかないだろうが。」

 

そう言うとラクサスはジャケットを脱ぐと、全身から雷を迸らせる。

 

「来いよ。マスターの敵は俺の敵だからよ。」

 

「随分と余裕だな…俺たちを一人で片けるとは。どうやら教えてやる必要があるみてぇだな…対妖精の尻尾(フェアリーテイル)特化型のギルド、大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の力を。」

 

「愚かな連中だ。ここで彼に勝ったとしても、あなた方に、未来はないのというのに。」

 

「どういう意味だ?」

 

「僕があなた方を騙す為だけに動いていなかったということですよ。」

 

イワンが聞き返すと、骸は懐から紙の束を取り出した。

 

「何だそれは?」

 

大鴉の尻尾(レイヴンテイル)が評議員にギルドと認めれている前に活動していた記録ですよ。」

 

「な!?」

 

「この世界では評議員に認められていないギルドは闇ギルドとして扱われる。評議院の許可されていないのにギルドとして活動するのは法を破ることになる。現在ギルドと認められているとはいっても、過去に闇ギルドとして活動していたことが評議院にバレたら、あなたはどうなるのでしょうか?」

 

骸が不気味な笑みを浮かべながらそう言うと、イワンは怒りを隠しきれなかったのか、骸を睨んでいた。

 

「なぜだ!なぜ貴様が我々のギルドの位置を知っている!?」

 

「とことん愚かな男ですね。ガジルという男がスパイだと気づいていないとは。」

 

「ガジルが…2重スパイだったのか!」

 

「ええ。マカロフは彼から情報を得ていた。それで僕は2日目の夜に大鴉の尻尾(レイヴンテイル)に向かい、この書類を入手したのですよ。マスターであるあなたは大魔闘演武に参加していて潜入は簡単でしたよ。ついでにギルドの方は壊滅しておいて差し上げましたよ。」

 

「壊滅だと!?いくらお前程の幻術使いでも、一人でギルドを壊滅できるわけないだろ!」

 

「なんなら自分の目で確かめればいいでしょう。おっとそれはできませんでしたね。この証拠を評議院に見せればあなたは間違いなく捕まるんですから。」

 

「貴様!」

 

(とことん愚かな男だ。消されるかもしれない証拠をここに持って来るわけないことに気づかないとは…)

 

イワンがこの証拠の書類が偽物だということに気づいていないことに骸は呆れていた。この書類は先程、骸が懐に手を入れた時に作った幻覚なのである。すでに証拠は妖精の尻尾(フェアリーテイル)に渡っている。

 

「ご安心下さい。マスターが全ての責任を負うように細工しておきましたから。よかったですね部下の皆さん。責任は全部、マスターが負ってくれるそうですよ。優しいマスターを持って幸せですね。まさに上司の鏡。僕も見習いたいものです。では僕はこれで。」

 

「逃すわけないだろうが!」

 

イワンは骸に向かって、大量の人型の紙を放ったが、骸は攻撃が当たる前に、この場から去って行ってしまった。

 

「不気味な野郎だぜ。まぁこれであんたの人生は終わりだ。もう諦めるんだな。」

 

「黙れ!こうなったらお前を人質にして逃げてや

るよ!」

 

そう言うとイワンは、人形の紙を大量にラクサスに放った。ラクサスは大量の紙に身動きが取れなくなってしまった。

 

「俺はこの日の為に日陰で暮らしてきたんだよ!全てはルーメン・イストワールを手に入れる為に!」

 

「ルーメン・イストワール…それが目的の物か…」

 

イワンが語る。ルーメン・イストワールを手にいれる為に妖精の尻尾(フェアリーテイル)のゆかりのある場所は全て探したが、それでも見つからなかったという。

 

「この期に及んで懲りねぇ野郎だ。ジジィは7年間、誰にも手を出してねぇと知って、事を荒立てようとはしなかったってのによ。」

 

「当たり前だろ!残ったカスどもがルーメン・イストワールの情報を持ってるわけねぇからな!言え!ラクサス!俺の息子だろうが!」

 

「言うわけねぇだろ!」

 

「オーブラやれ!今こそ対妖精の尻尾(フェアリーテイル)特化型ギルドの力を解放せよ!」

 

イワンがオーブラが命令した。ラクサスは雷を纏い、そのまま大量の紙の中を突っ切って行くとイワンを攻撃せず、オーブラを蹴り飛ばした。

 

「ニードルブラスト!」

 

「これはグレイの分だ!」

 

「ぐぉおおお!」

 

ナルプティングが刺の生えた腕で攻撃するが、ラクサスは全て躱し雷を纏った拳で喰らわせた。その後、闘技場の砂に擬態していたクロヘビが背後からラクサスを攻撃しようとするが、

 

「お前は…よくわからん。」

 

「ぬぁあああ!」

 

攻撃する前に呆気なく吹き飛ばされてしまう。これで残りはイワンだけとなった。

 

「ま、待て!俺はお前の父親だぞ!家族だ!父を殴ると言うのか!」

 

「俺の家族は妖精の尻尾(フェアリーテイル)だ。家族の敵は俺が潰す!」

 

命乞いをする父親(イワン)を見ても容赦することなく、雷を纏った拳を叩きつけた。イワンは闘技場の壁に叩きつけられ、幻覚のイワンとラクサスも消え、ラクサスによって倒されたナルプティング、オーブラ、クロヘビの姿が露となった。突然のことで観客たちは戸惑いを隠せずにいたが、ラクサスが大鴉の尻尾(レイヴンテイル)を一人で倒したと知ると動揺が喝采に変わっていく。ルール違反をしていたことが判明した大鴉の尻尾(レイヴンテイル)は運営側から失格と大魔闘演武に3年間出場権を剥奪されることが決定した。これによって妖精の尻尾(フェアリーテイル)Bは10ポイントを獲得した。

 

「これだけは覚えておけ…ルーメン・イストワールは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の闇…いずれ知る時が来る…妖精の尻尾(フェアリーテイル)の正体を…」

 

観覧席に戻ろうとするラクサスにルーメン・イストワールのことを告げるイワン。この後、イワンたちは王国兵に捕まり連行された。しかしイワンは王国兵に捕まるも不気味な声で笑っていた。

後日大鴉の尻尾(レイヴンテイル)は骸によって闇ギルドとして活動していた証拠が評議院に提出され、イワンは評議院に捕まってしまうのであった。

 

「また会おうキキ…妖精の尻尾(フェアリーテイル)キキ…」

 

オーブラの肩に乗っていた使い魔が闘技場の高台から不気味な笑みを浮かべながら呟いた。この使い魔が逃げたことによって後に世界に危機が訪れることは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)応援席

 

「終わったな。」

 

「ああ…」

 

リボーンがそう言うがマカロフの表情は暗かった。息子(イワン)のしたことは許せないものであったが、やはり心配なのであろう。

 

「心配すんのはいいが、変な気を起こすんじゃねぇぞ。たとえ息子であっても、お前はあの野郎がしたことを忘れちゃならねぇんだ。」

 

「わかっておる…」

 

大丈夫とは思っているもののマカロフに釘を指した。

 

「じゃあ私も行くわ。」

 

「フレア…」

 

フレアが王国に自首することを告げると、ツナは暗い表情(かお)になってしまう。フレアはツナたちに今回の計画を話した時から王国に自首しに行くことを決めていた。

 

「大丈夫。私はちゃんと戻って来るから。だから…」

 

そう言うとフレアは顔を赤くし、もじもじとし始めた。

 

「戻った時は…!!///ツナのアパートに行っていい…!?///」

 

「うん!いいよ!」

 

そう言うとフレアはクロームに自分にかけられた幻覚を解いてもらい、闘技場を去って行くのであった。

 

「私の仕事はこれで終わり。私も帰るねボス。」

 

「ありがとうクローム。みんなによろしくね。」

 

「うん。」

 

クロームも仕事を終えたので、フレアに続いて闘技場を去って行く。

 

「お主は凄いのツナ…」

 

「え?」

 

「ワシはイワンと向き合おうとせず、ギルドに災いを招いてしまった。じゃがお前は家族に手を出そうとしたフレアを拒まず、受け入れ、改心させギルドを護った。ガキ共を護るのが親の役目だというのにワシ自身がガキ共を危険な目に遭わせてしまった…ワシはマスター失格じゃ…」

 

「マスター…」

 

「ワシはこれからイワンと向き合っていこうと思う。評議院に捕まるといっても、面談ぐらいはできるはずじゃからの。」

 

「それが自分に課した贖罪か?」

 

「ああ。今回のことはワシが不甲斐ないばかりに起こってしまったことじゃからの。」

 

マカロフはツナの行動を受けて、イワンと向き合っていくことを決意した。

そして本日最後の対戦カードが発表される。

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)Aウェンディ・マーベルvs蛇姫の鱗(ラミア・スケイル)シェリア・ブレンディ!』

 

3日目最後の戦い!勝負の行方は!?

 

 

 

 

 




原作とは大分違った形にしましたが、いかだったでしょうか?骸がフレアになりすましているだけっていうのもアレだと思ったんので、こういう形にしました。それに原作だとこれで大鴉の尻尾(レイヴンテイル)は解散になったわけではないので、また狙って来る可能性もあると思ったのがあったのでこういう形にしたというのもあります。


次回は天空の滅竜魔導士(ウェンディ・マーベル)vs天空の滅神魔導士(シェリア・ブレンディ)です。


高評価をくださったken2kaさん。ありがとうございます!


感想、評価、活動報告のほうもよろしくお願いします!

活動報告→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=215199&uid=88671

Twitter→https://twitter.com/husuikaduti

以下はツナと戦わせる予定です。どれが楽しみ?

  • ツナvsリオン&シェリア
  • ツナvsミネルバ
  • ツナvsスティング
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