KATEKYO TAIL   作:薔薇餓鬼

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最近、更新が遅れてすいません…


標的(ターゲット)48 大空(ツナ)激昂

ミネルバによって傷めつけられ瀕死になったルーシィを助けたツナ。タイマーは00:01で止まっていた。

 

「ルーシィ!しっかりしろ!」

 

「…」

 

「頼む!返事をしてくれ!ルーシィ!」

 

「…」

 

「頼む…頼むから…返事を…ルーシィ…」

 

何度もルーシィに呼び掛けるも、ルーシィはピクリとも動くこともなかった。ツナは涙をボロボロと流していた。

 

「やべぇな…早く応急措置しねぇと…」

 

「私が傷を治すよ!」

 

「頼む…」

 

リボーンがルーシィの体を見て、ルーシィが相当重症だということを理解した。幸いにも選手として参加していらシェリアが治癒魔法で応急措置してくれた。ルーシィはその場いたシェリアとウェンディと王国の回復役(ヒーラー)に引き渡された。ツナは方膝をついたまま、動かなかった。

後からルーシィの元に駆けつけたナツ、グレイ、エルザはミネルバたちに敵意を向けていた。

 

「なんてことするんだコノヤロウ!!」

 

「何だその目は?妾はルールにのっとり競技を行ったまでよ。ルール違反したのはそちらの方ではないか。それにあの男はなぜ泣いておるのだ?泣きたいのは妾の方だだというのに。」

 

「何だと!?」

 

「当然であろう。せっかくの試合(・・)をその男に邪魔されたのだからな。。」

 

「貴様!!」

 

この発言を聞いてエルザはミネルバを睨みつける。ミネルバは臆することなく、余裕な笑みを浮かべていた。他のメンバーもミネルバを護るように前に立っていた。

 

「何で…何で…ルーシィをこんな目に…ルーシィが何したっていうんだよ…」

 

「したではないか。あの小娘がフィオーレ1のギルドである我ら剣咬の虎(セイバートゥース)に偉そうな態度を取ったから躾をしてやったまでのこと。むしろ感謝して欲しいものだ。」

 

「躾だと!?ふざけるな!!」

 

このミネルバの発言でツナが怒りが爆発する。未来でユニが死んだ時のようにツナは涙を流し、周りに竜巻が発生させた。

これには会場内にいた全ての人たちが腕をクロスさせ吹き飛ばされないよう踏ん張っていた。

 

剣咬の虎(セイバートゥース)!!俺はお前らを許さない!!」

 

(こ、こやつ!?)

 

(嘘だろ!?何もしてもねぇってのに!?)

 

(こんな力、記憶にない!?)

 

(こいつ、一体何者だ!?)

 

(本当に魔導士じゃねぇのかよ!?)

 

未来でユニが死んだ時のようにツナは涙を流し、周りに竜巻が発生させた。これには会場内にいた全ての人たちが腕をクロスさせ吹き飛ばされないよう踏ん張っていた。ツナの力を目の前にして、先程まで余裕の表情を見せていた剣咬の虎(セイバートゥース)も驚きを隠せないでいた。

 

「ルーシィを傷つけたことも!!たった1回の敗北でユキノの辞めさせて、ユキノの心を傷つけたことも!!お前らの下らない自己顕示欲のせいであの二人は傷ついたんだ!!」

 

(ユキノだと!?)

 

(あいつはお前に関係ねぇだろ!)

 

ここでユキノの名前が出たことにローグとスティングは、驚きを禁じ得ないかった。

 

剣咬の虎(セイバートゥース)!!お前ら…お前だけは!!」

 

ツナの怒りに比例して、さらに暴風が強くなっていく。剣咬の虎(セイバートゥース)に手を出しそうな勢いのツナであったが、なんとか思い留まり(ハイパー)死ぬ気モードからノーマル状態へと戻った。ノーマル状態に戻ったことで竜巻も止んだ。

 

「俺は手を出すつもりはねぇ。これは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の戦いだからな。だがお前らは俺の生徒をここまで怒らせたんだ。もう優勝できると思うんじゃねぇぞ。それと…」

 

そう言うとリボーンはレオンを銃に変形させた。

 

「あんまり調子に乗るんじゃねぇぞ。俺はてめぇらを一片の肉片を残さずこの世から消すくらいわけねぇからな。そのことを忘れんじゃねぇぞ。」

 

「「「「「!?」」」」」

 

リボーンのドスの効いた口調で言うと、ジュラと戦った時に放っていた殺気よりもさらに凄い殺気を放っていた。このリボーンに殺気に会場の人たちと、会場外の人たちが震え始めた。リボーンが殺気を放つのを止めると、闘技場にいた者たちは観覧席へ戻っていく。

だがツナだけは顔を俯けたまま、立ち尽くしていた。

 

「ツナ…」

 

「あいつ大丈夫か…」

 

「今はそっとしておいてやれ。我々には何もできん。」

 

立ち尽くしているツナを見て、ナツとグレイは心配していた。エルザが二人の肩に両手を置き、そっとしておいてあげることを勧めた。

 

「とっとと戻るぞ!」

 

「いでっ!?」

 

「「「なっ!?」」」

 

落ち込んでいるツナにリボーンがドロップキックを喰らわせた。まさかツナがあんな状態なのにも関わらず、リボーンがドロップキックを喰らわせたことに3人は驚きを隠せないでいた。

 

「いつまでもここにいたら、バトルパートが始められねぇぞ。」

 

「何でいちいち蹴るんだよ!」

 

「なんかムシャクシャしたんだ。」

 

「どんな理由だよ!ていうか2年前と同じじゃん!このやり取り!」

 

2年前のヴァリアーとの戦いでも、このようなやり取りをしたことをツナは思い出した。

 

(そうだったな。これがツナとリボーンの信頼関係だったな。)

 

リボーンのお陰で少しだけ元気になったツナを見て、エルザが少しだけ安心していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後味が悪くなったが競技パートが終了した。AチームもBチームもミネルバによって傷つけられたルーシィの元に駆けつけた。幸いにも命に別状はなかった。

 

「ごめんルーシィ…本当は俺…水の中でも炎が使えたんだ…でもルーシィの覚悟を無駄にできなくて…」

 

「何でツナが謝るの…?それよりありがとうツナ…助けてくれて…」

 

「礼なんて言われる筋合いなんてないよ…俺が出てれば…ルーシィがこんな目には…」

 

助けてくれたお礼を言うルーシィであったが、ツナはルーシィが傷ついたことに後悔していた。この後ルーシィは自身の鍵の入ったポーチを両手で握ったまま、静かに眠ってしまった。

 

「みんなもごめん…俺のせいで不利になって…俺、みんなに迷惑かけて…」

 

ツナは自分のせいで点数が入らなかったことをチームのメンバーに謝る。今回の試合はツナがルーシィを途中で助けてしまった為、点数が入らなかった。

 

「謝る必要なんてねぇよ。」

 

「悪いのは剣咬の虎(セイバートゥース)だ。お前は何一つ間違ったことなんてしちゃいねぇよ。」

 

「二人の言う通りだ。それに点数ではまだ我々が勝っている。優勝への道が閉ざされたわけじゃない。」

 

「みんな…ありがとう…」

 

自分のせいでポイントが入らなかったのにも関わらず、3人は一切、ツナを責めることはなかった。

 

「Aチーム、B全員集まっとったか。丁度よかった。」

 

「何だ?なんかあったのか?」

 

「ああ。たった今、AB両チームの統合命令が運営側から言い渡された。」

 

運営側の統合命令と聞いて、その場にいた者たちは全員驚いた。大鴉の尻尾(レイヴンテイル)が失格になったことでバトルパートの組合わせが困るということで統合命令が出されたという。点数はAチームの37ポイントになるという。

 

「それとツナが乱入した件じゃが、事が事じゃったから運営側からも退場の判断は下らんかった。」

 

「よかった…」

 

「だが点数は入らん。ルール違反をしたことには変わりはないからのう。だから今回の競技の点数は0ポイントじゃ。」

 

「そうか。じゃあ後はメンバー選びだけだな。慎重に選べよ。奴らは勝つ為なら手段を選ばねぇ。ポイントで勝ってるとはいえ、油断はできねぇ。こっちも最高戦力を揃えなくちゃならねぇ。」

 

「厳しくなろうとやらなくちゃ…」

 

「ツナ?」

 

「俺、戦いは嫌いだけど…でも…でも…」

 

少しだけ様子のおかしいツナにミラは驚いていた。拳を握りしていた。

 

「あんな酷い奴らを優勝させたくない!あいつらだけには負けたくない!」

 

「よく言ったぞツナ!ルーシィの仇を取るぞ!」

 

「当たり前だろ!」

 

「無論だ!」

 

「当然だぜ!」

 

「俺たちの家族を傷つけたこと、後悔させてやるぜ。」

 

ツナの一言にナツ、グレイ、エルザ、ガジル、ラクサスも賛同する。他のメンバーも同じ想いだった。

 

「それで?誰が出るんだ?5人しか出れねぇんだぞ。さっき言った通り俺は出ねぇからな。」

 

「私はいいわ。」

 

「私もです。」

 

リボーンが出場しないことを宣言すると、ミラとジュビアも右手を上げて出場しないという意思表示を見せた。

 

「リボーンとミラさんとジュビアが出なくて、ルーシィは出れないから残りは6人か…じゃあ俺も…「何、アホなこと言ってんだよお前は。」え?」

 

ツナの言葉をグレイを遮り、ツナの肩に手を置いた。

 

「さっきあいつらに負けたくないって言ったのはお前だけだろうが。それにあれだけ剣咬の虎(セイバートゥース)に対して怒ってた奴を出さねぇわけにはいかねぇだろうが。」

 

「でもそれじゃ…メンバーが…」

 

「俺の代わりに出場しろ。」

 

「え?」

 

「エルザ、ラクサス、ツナの3人が出場すんのは絶対条件だ。残りは俺とナツとガジルだが、俺はこいつら二人と口喧嘩しても、勝ち目がねぇのは目に見えているからな。だから代わってやるよ。」

 

「グレイ…」

 

「その代わり、絶対に負けんじゃねぇぞ。」

 

「うん!わかった!」

 

「これでメンバーが決まりだな。」

 

グレイが出場を辞退したことで、出場メンバーはツナ、ラクサス、エルザ、ナツ、ガジルの5人に決定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競技がパートが終わった為、バトルパートとなる。闘技場には他のギルドが集結していた。いよいよ統合し新たにチームを組み直した妖精の尻尾(フェアリーテイル)が反撃に出る時が来る。

 

「我らの思いは一つになった。この想い。主らに託すぞ。」

 

「今こそ見せる時です。私たちの絆の力を。」

 

「おもいっきり暴れてこい。お前ら。」

 

マカロフ、メイビス、リボーンがそう言うと、メンバー全員の視線は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の入場口に注目する。

 

『会場が震えるー!今ここに…妖精の尻尾(フェアリーテイル)参上!』

 

チャパティがそう言うと妖精の尻尾(フェアリーテイル)が入場し、会場中から歓声が上がる。入場するとメンバーたちは剣咬の虎(セイバートゥース)のほうを向いていた。

 

「燃えてきたぞ。」

 

今こそ反撃の狼煙を上げる時!

 

 

 




感想、評価、活動報告のほうもよろしくお願いします!

活動報告→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=215199&uid=88671

Twitter→https://twitter.com/husuikaduti

以下はツナと戦わせる予定です。どれが楽しみ?

  • ツナvsリオン&シェリア
  • ツナvsミネルバ
  • ツナvsスティング
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